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2018年7月6日金曜日

安倍晋三について後藤田正晴が言った言葉

 ブログ「半歩前へ」が、ネット上に氾濫している情報として「後藤田正晴が『安倍晋三だけは首相にしてはならない』と語った」ことを紹介しました。
 
 後藤田氏は警察庁長官から政界に転身し、中曽根内閣時代には請われて内閣官房長官に就きました。それ以後「カミソリ後藤田」と周囲から畏怖されて、保守政党(現自民党)の重鎮としての地位を築きました。
 4年ほどの陸軍従軍と半年強の中国軍捕虜生活の体験を持ち、ハト派として知られました。1988年、イラン・イラク戦争終結に当たり米国から海上自衛隊の掃海艇をペルシャ湾に派遣するようにとの要求を受けたとき、「私は閣議でサインしない」と強硬に反対し、中曽根首相に派遣を断念させました。
 1990年(海部俊樹内閣)に湾岸戦争が勃発し、やはり米国から自衛隊派遣の要請があったときにも一貫して反対姿勢を貫きました。
 
 ブログ「半歩前へ」が、「岸信介は、軍国主義者A級戦犯として逮捕されたが、米国の操り人形”になることを条件に釈放された云々」と述べているのは、岸がCIAのエージェントを務めたことを指すもので、当時CIAから莫大な資金が、彼を通じて自民党の前身の保守政党に投入されたことが知られています。
 
 後藤田氏の『安倍晋三だけは首相にしてはならない』の言葉は5月初めにもネット上で話題になり、安倍応援団は出典の記載がないからデマだと応戦しましたが、書かれていることはあまりにもリアルで、後藤田氏がそう警告したであろうことは誰しもが納得できることです。
 その出どころですが、オーラル・ヒストリー(口述記録歴史)を専門分野に持つ
御厨 貴・東大名誉教授は生前の後藤田氏からの沢山の口述を聞いているので、多分そこであろうと思われます。
 6日付の、安倍首相に関するもう一つのブログも併せて紹介します。
 
追記) 岸とCIAの関係については、「CIA Name Files - 2nd Release 」(CIA名簿 第2次公開)の「K」の項目に「KISHI  NOBUSUKE 066 230/86/23/03」と記載されているのが確認できます。 
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安倍晋三について後藤田正晴が言った言葉!
半歩前へ 2018/07/05 
▼安倍晋三について後藤田正晴が言った言葉!
 
安倍晋三だけは首相にしてはならない。
あいつには岸の血が流れている。
みんなは岸の恐ろしさをしらない。
岸の血って、血縁っていうだけじゃないんだよね。
人としての情がない。恥を知らない。
岸信介と安倍晋三に共通しているのは、その恐ろしさなんだ。
                          後藤田正晴
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 こんな情報がネット上に氾濫している。
 岸信介は戦前の官僚。
 のちに甘粕正彦と組んで、帝国陸軍が中国東北部を植民地にし、そこに建設した傀儡国家「満州国」を牛耳った男だ。
 岸信介は、東条英機内閣の商工大臣を務めた軍国主義者。A級戦犯として逮捕されたが米国の”操り人形”になることを条件に釈放された。その孫が安倍晋三である。
 甘粕正彦は陸軍憲兵大尉の時に、無政府主義者の大杉栄らを殺害したことで知られている。世に言う甘粕事件である。
 その後、甘粕は突然、日本を離れて満州に渡り、関東軍の特務工作を陣頭指揮。その時、岸と知り合い意気投合。いわく因縁の「闇のつながり」である。
 後藤田正晴は内務官僚だが長年、岸信介を垣間見て来ただけに、本性を知り尽くしている。その人物が岸信介の「汚れ、ただれた血」を語ったと言うのだから、まんざらデマでもなかろう。私はさもありなん、と思う。
 
 安倍晋三の血も涙もない「国民に冷たい政治」は、6月の沖縄の慰霊の日や8月の広島、長崎での平和記念式典でのあいさつを聞けば一目瞭然だ。人々の琴線に触れる文言など、どこにも見当たらない。
 不戦の誓いを削除し、爺さんの岸信介が果たせなかった「改憲の実現」にまい進するのが安倍晋三だ。
 
 
安倍首相が頻繁に外遊する本当の目的!
半歩前へ 2018年7月6日
▼安倍首相が頻繁に外遊する本当の目的!
 安倍晋三は嫁の“闇の手配師”昭惠を伴って11日から18日までベルギー、フランス、サウジアラビアとエジプトを訪れる。中東には民間企業幹部も同行し、両国とインフラやエネルギー分野でビジネスの関係を強化する。
 安倍夫婦は4~5月にもアラブ首長国連邦などを訪れており、中東訪問は今年2回目となる。
 多額の税金を浪費して、これほど頻繁に海外を訪ねる総理は過去に例がない。なぜ、なのか? 首相の外遊にはマスコミ各社が同行するので、新聞、テレビが一斉に報道するのでPR効果は抜群だ。
 
 しかし本当の目的は別にある、と指摘する向きがある。
 事情通によると、安倍政府の海外支援金の多くは受注する日本企業に還流する。そこから仮に、領収書不要のキックバックがあれば、あれだけ大量の政府資金を惜しげもなく投入する意味がわかると指摘した。なるほど、そういうことか。
 明確な証拠がないので断定はできないが、十分考えられる仕掛けではある。以前、田中角栄に頼みごとをすれば3%が“手数料”だと永田町で言われていた。
 100億円の仕事なら3億円、1000億円のプロジェクトなら30億円と言う計算だから莫大な金額だ。
 
 とにかく政治家が頻繁に外用(遊?)するなど異常な行動をする時は、裏で何か動きがあると考えた方がいい。政界には謎が多い。その謎を解明するのがメディアの仕事だ。一層の奮起を期待したい。
 特にNHKにその役を期待したい。なぜなら国民から多額の受信料を徴収して潤沢な予算を確保しているからだ。公共放送だと言うなら権力の露払いをするのではなく、監視役に徹してもらいたい。
 
 同じ公共放送の英国BBCは強姦魔・山口敬之の伊藤詩織さん事件を「レイプ、日本の隠された恥」と題して特集番組を全世界に放映、各国の注目を集めた。
 他国が報道する前になぜ、日本でやらないのか? やれないのか? その訳は何か? NHKはなぜ、触れない?あれほどサッカーでは大報道するNHKが音なしの構えだ。そんな日本を、世界は奇異な目で見つめている。
 今回の安倍の外遊にNHKも多数の記者が同行する。彼らは、そこで何を報道するか? これまで通りの提灯報道を繰り返すのか? それともワサビが効いた生放送をするのか? 視聴者はじっと見つめている。(敬称略)