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2026年8月22日土曜日

周囲が気を揉む高市早苗という奇々怪々(日刊ゲンダイ)

 日刊ゲンダイが掲題の記事を出しました。
 高市政権に代わってからの臨時国会が7月17日に終わりました。28日には2016年から10年をおいて再び熊本を震度7の大地震が襲いました。
 8月に入ると6日に広島原爆忌と9日に長崎原爆忌、15日に全国戦没者追悼式が行われました。
 問題が山積のままで終わった臨時国会では、高市首相の実像の一部が国民に明らかにされた結果高市政権の支持率は急速に落ちました。この後支持が再び上がる可能性はないと見られています。
 遅きには失しましたが 漸く高市氏が退陣し、政治が正常化に向かう期待が持てる段階になりそうです(奇々怪々の高市氏が首相の座にいては正常化など期待出来ませんが)。
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周囲が気を揉む高市早苗という奇々怪々
                         日刊ゲンダイ 2026/08/19
                       (記事集約サイト「阿修羅」より転載)
 マスコミ不信、異様な自己顕示欲と全能感、それでいて、余裕がないのか、「歯を食いしばる」とか言う場違いの大仰。奇行ばかりが話題になる首相が意固地で働く危うさ、怖さ。
 結局、「この人、大丈夫なのか」に行き着くエキセントリックを周囲はどう見ているのか
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 まるで「ツイ廃(ツイッター廃人)」だ。
 高市首相が13日以降、自身のX(旧ツイッター)で長文を連投。お盆期間で公務が少なく、公邸で暇を持て余しているのか、「これでもか」と自らの実績をアピールしまくっているのだ。
 注目されているのは、公邸で終日過ごした14日の投稿だ。午後2時1分から5分間で、「物価高対策」をテーマに5連投。〈高市内閣では、国民の皆様が直面されている「物価高」への対応に最優先で取り組んできました〉との文言を皮切りに、成果をグラフ付きで2900字にわたって延々と書き連ねている。
 例えば、〈高市内閣は、国民の皆様が苦しむ「物価高対策」をないがしろにして、自らの政治的信念の実現を優先しているように見えるとのご意見があるようですが、それは私の認識とは異なります〉と投稿しているのだが、これは先の特別国会で国民が強く求めていない皇室典範改正や国旗損壊罪創設、日本維新の会肝いりの「副首都」構想関連法に血道をあげ、肝心の物価高対策は二の次だった──、複数メディアのこんな指摘を気にしているのは明らかだ。
 どうも、高市周辺は「物価高対策に取り組んでいるのに、マスコミが書いてくれない」なんてこぼしているらしいが、要するにこんなに成果を出しているのに、なんで報じないんだ”と、ブーたれているわけだ。
 一連の投稿からは、高市のマスコミ不信、異様なまでの自己顕示欲と全能感が透けて見える。それでいて、余裕がないのか〈日本列島を強く豊かに〉するため、〈歯を食いしばって頑張る〉と強調。場違いで大袈裟な表現を使って“努力してます”と主張しているわけだが、一般の社会人にとって「歯を食いしばって頑張る」のは当たり前のこと。わざわざ強調するなんて恥ずかしい話で、まるで「中二病」である。まあ、高市は先月にはXで〈首相就任後は0~3時間睡眠が常態化〉と寝てないアピールをしていたくらいだから、さもありなんだ。

「冗漫」な長文を誰が読むのか
 長文投稿は他にもある。18日は〈本日は、「稼げる農林水産業・食品産業」の話もしておこうと思います〉と投稿。16日には、経済安全保障について、ツラツラと書いていた。一体どういうつもりなのか。
 高千穂大教授の五野井郁夫氏(国際政治学)はこう指摘する。
「そんなに自らの政策の成果を強調したいのであれば、会見など、記者の前で自分の言葉で説明すればいい話です。しかし、反論されたり批判されたりするとボロを出してしまうと考えているのでしょう。だから、SNSで一方的な発信ばかり繰り返しているわけです。ハッキリ言って、異常な行動だと思います。ただ、最近は世間一般で長文を読む習慣が薄れてきています。高市首相は支持を得たいのでしょうが、ここまで冗漫な文章をどれだけの国民が読むか。効果は薄いのではないか」
 長文投稿のみならず、高市のおかしな行動は枚挙にいとまがない。3月の日米首脳会談では、トランプ大統領にいきなり抱きつき、手をつなぎながら歩いたかと思えば、大好きな曲の演奏に狂喜乱舞。5月に国賓として来日したフィリピンのマルコス大統領との夕食会では、マルコスが歌声を披露するや「どこかプロダクション紹介しましょうか?」と、失礼なことを言っていた。高市の公式サイトに掲載されていた1000本ものブログには危うい記述もあったが、シレッと全消しである。熊本地震の被災地を利用したPR動画」は悪評ふんぷんで、今なお批判を招いている。
 ここまでくると、もはや「この人、大丈夫なのか」というレベルである。周囲は、高市の奇行をどう見ているのか。先の特別国会では、いわゆる「中傷動画」問題を巡る審議を徹底的に嫌がり、自民党国対の説得にも耳を貸さず、国会を大混乱に陥れていた。「あの時は大変でしたよ……」と言うのは、衆院自民党の国対関係者だ。
「国対は総力をあげて総理に国会審議に対応するよう説得を試みましたが、全く色よい返事がなかった。官邸は『とにかく答弁に立たないで済むように野党と交渉してこい』と言うばかり。うまく話をまとめられないと官邸幹部に嫌な顔をされる。このやり方は禍根を残すと思いました。そもそも、中傷動画を巡っては、初めから総理が低姿勢で一部の非を認めていれば、混乱することはなかった。初動対応から間違っていたということでしょう」

官邸内から漏れる「このままで大丈夫か」の声
 官邸官僚の一部も、高市に距離を置いているという。
官邸官僚が政策面で助言をしても、総理は一顧だにしない。そのため、『話を聞いてくれているのだろうか』との声も聞こえてきます。まあ、側近中の側近としかコミュニケーションをとらないため、他の官邸官僚とは距離ができてしまっている。結果的に『総理が何を考えているか分からない』状態。『このままで大丈夫か』と気をもむ官邸官僚も複数いるようです」(官邸事情通)
 こんな奇行ばかりが話題になる高市に「歯を食いしばって」働かれても、国民にとっては危うさ、怖さしかないのではないか。
「高市首相がおかしな行動を繰り返す原因は、側近以外とは話をせず、外部とも接点を持とうとしないことにあると思います。本来、一国の総理大臣なのですから、耳の痛いことまで含めて幅広く多くの意見を聞き入れなければなりません。ところが、高市首相は聞きたくないことには耳をふさいでしまう自民党との意思疎通も希薄だといいますから、当然ながら考えが独り善がりになり、客観的に見て奇怪な言動も平然とやってのける。全国戦没者追悼式に出席した際、日本武道館の駐車場から遥拝したのも、その表れです。首相が人の意見に耳を貸さなければ、この国はおかしな方向に行きかねません。高市首相が『正しい』と思っている極右的な政策ばかりが進んでいくことになるでしょう」(五野井郁夫=前出)
 立正大名誉教授の金子勝氏(憲法)はこう言った。
「一国の首相や国会議員にとって最も重要な役割は、くみ取った国民の声を真摯に政策に反映させることです。ところが、高市首相は上から『自分の言っていることこそが正しい』と国民に押し付け、異論を許さないスタンスです。批判や反論を聞く気がありませんから、一方的に主張することができるSNSを多用しているわけです。これは、米国のトランプ大統領と全く同じ。彼もまた異論を許しませんから、2人の政治姿勢はよく似ています。高市首相に関して言えば、先の特別国会でも『異論を許さない』姿勢をあらわにしました。象徴的だったのが、皇室典範改正を巡る議論です。政府は『立法府の総意』を無視する形で『男系男子ありき』の改正案を閣議決定。短時間の審議で可決・成立となりました。これは、国民の代表である国会議員で構成される立法府の総意を踏みにじる蛮行で、議会制民主主義の破壊と言えます。こうした政治姿勢は戦前の大政翼賛会に向かっていくでしょう。極めて危ういと思います

 高市早苗という奇々怪々──、国民は目を凝らすべきだ。