2021年11月30日火曜日

自社製品をそこまで卑下したら立憲の存在価値が無くなる(まるこ姫)

 立民党代表選は、共同通信の調査では議員票では泉健太氏がリードしているということです(最後は決選投票の見込み)。最近泉氏が与党を批判するだけではダメだとの発言をしたようですが、それは国民党の玉木代表が何時もいっているセリフです。泉氏はもともと前原誠司氏や国民党に近いと言われているので、そんな人が代表になったのでは先行きは一層暗くなります。
 まるこ姫が取り上げました。
 ところで立民党・国民党といえば直ぐに連合が連想されるほど、枝野代表時代には連合会館詣でをしていました。
 反共で知られた神津氏が会長を退いたのは良かったのですが、代わりに登場した芳野友子会長が神津氏に負けず劣らずの反共の権化であったのには驚きました。会長候補者は何人かいたようなのですが、いずれも出身企業との関係から辞退したために、最後に芳野氏に辿りついたのでした。
 その芳野氏ですが盛んに立民党と国民党の合流を勧めているようです。それなりの経緯があって別れたのですから、また一緒になれというのは土台無理な話です。このことと言い、また「新しい資本主義実現会議」のメンバーに何の抵抗もなくなったことと言い、彼女は何処か大いにズレています。
 立民党の新指導部も連合会館詣でを続けるのでしょうか。続けるにしても筋を通すべきで、ズレた芳野会長との共同歩調だけは止めて欲しいものです。
 まるこ姫の記事「連合芳野は立憲と国民を合流させたがっているが何が目的?」を併せて紹介します。
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自社製品をそこまで卑下したら立憲の存在価値が無くなる
                      まるこ姫の独り言 2021.11.29
泉の考え考えは理解に苦しむ。
立憲所属議員とも思えぬ、他党を評価し、自党を貶める思考。
自虐的。

立憲代表選、決選投票の公算大 4候補が混戦 30日に投開票
                 11/28(日) 19:07配信 毎日新聞
>泉氏は「権力は監視するが、他社製品をこき下ろしても自社製品は売れない」と述べ、政策提案を強化すると強調。党所属の地方議員が国会質疑を評価する仕組みの導入も提案した。

「権力を監視するが」とアリバイ作りは入念にやるが、他党を批判しないと。
監視しただけで終わりは、安倍の「私にすべての責任がある」の発言と同じく、責任があると言っただけ、泉は監視すると言っただけ。
監視するだけで批判はしないでは、野党の役割を遂行したと言えるのだろうか。

野党は、自公の出して来た法案に対してそれの法案の不備を指摘してきたが、泉はそれをすべて他社製品をこき下ろすと思っているのなら野党の役目はなんなんだろう。

当然、法案の不備を突くことが国民の利益になりそれが野党の役目で、例えば最近では、検察官の定年を引き上げる検察庁法改正案は、野党が散々不備を指摘したことで芸能人も声を上げ、世論の大きなうねりを受け、政府はこの法案を降ろした経緯がある。

野党が法案の不備を突くことや、批判の声を上げることは、何も悪い事ではない。
それが仕事なのだから。
それを否定する泉の思考は、国民や維新と同じだ。
提案型?

そんな生易しい事を言っていて一番喜ぶのは自公政権じゃないか。
それで自民党に飼い殺しにされるのか。

そもそも、他者から自社製品をボロクソに言われているのに、他者の言い分を大人しく聞いて反省の弁を述べる。みたいな思考はいかにも自虐的だ。

今まで、安保法制、モリカケ桜など、多くの国民の声を代弁してきた野党を評価している国民も大勢いる。

その声はどうでもいいのか。

泉を支援している立憲の支援者は大勢いると聞くが、この人が代表になったら、批判はしない提案型の「国民民主党」に歩み寄っていくのだろうか。
連合もそれを望んでいるみたいだし。

なんか権力者にとって都合の良い筋書きになる展開で、少しもワクワクしないし、泉が代表になったら与党に擦り寄っていく気がして堪らない気持ちになる。


連合芳野は立憲と国民を合流させたがっているが何が目的?
                         まるこ姫の独り言 2021.11.28
連合の吉野は、しつこいほど立憲と国民の合流にこだわる。
連合の影響力を維持するためだろうが、真の野党支持者にしたら迷惑な話だ。

連合・芳野会長「立民と国民民主の合流求めていく」 
                        11/28(日) 10:43配信 産経新聞
>連合の芳野友子会長は28日のBSテレ東番組に出演し、来年夏の参院選に向けて「立憲民主党、国民民主党、連合が協力し合って戦える関係をつくっていきたい」と述べ、「立民と国民民主の合流は今後、求めていきたい」と強調した。
>立民と共産党が選挙で共闘することについては「連合の立場としてはあり得ない。そのことは言い続けていきたい」と立共共闘を牽制(けんせい)した。

最近、やたら連合の吉野会長が表に出てくる場面が多い。

連合が、常に立憲に対して注文ばかり付けて、立憲を自分達の思い通りにしようとする。
別に立憲は連合の子飼いではない筈なのなぜそこまで影響力を行使しようとするのか。

今度は、立憲と国民の合流にまでクチバシを挟む。

そもそも、国民民主党は、野党は批判をしてはいけないとか、野党ヒアリングは無意味だと思っている政党で、思考はむしろ維新に近い。

国民からしたら、野党が批判を止めたら何のための野党なのか野党の役割が無くなるし、野党ヒアも権力者の腐敗を暴いた面も多々あり重要で無くす必要などさらさらないと思っているのに。。

それを誰に刷り込まれたのか国民民主は急に野党は批判もいらないし、野党ヒアも必要ないと言い出している。
ここへ来てそうとう維新寄りの思考になっている。
国民民主の代表玉木は、やけにあちら側の人と意気投合しているし。

第三者的に言えば、むしろ国民と維新が合流した方がよほど理にかなっている。

立憲の代表選で、地方幹部は泉を大きく支持しているそうで、その泉は国民民主党に近い考えの持ち主で、泉が代表になったときのことを考えて、今、連合の吉野が、立憲と国民の合流を呼び掛けているのだろうか。
そんな感じがしてきた。

泉が代表になれば国民民主との合流は現実味を帯びてくる。

国民と立憲が合流すれば、与党批判もしないし、野党ヒアも中止で、野党にとって存在感を示すものは何になるのだろう。

これではいつまでたっても野党は野党、与党は与党の椅子は不動になり、政権交代は今以上に夢のまた夢で国民の利益もないし、国の未来も見えてこない。

連合芳野は、立憲と国民をくっつけて何をしたいのか、何を目指しているのか。