2023年10月21日土曜日

岸田内閣「若者の支持率」ついに10%! 安倍、菅内閣と真逆…

 岸田内閣の支持率は、10月(中旬)の世論調査では更に下落し朝日(29%)、毎日(25%)、読売(34%)、共同(32.3%)、時事(26.3%)と軒並み過去最低を更新しました。猛烈な物価上昇が続くなかで、肝心の経済対策に『期待できない』が約7割に達しました。日刊ゲンダイが報じました。
 時事通信によれば、男女別の支持率は「男性」が29.9%に対して「女性」が22.5%と、7.4ポイントの差がありました。そして特徴的なのは若者の支持が極端に低いことで、年代別の支持率を比較すると、40歳代と50歳代で僅かの差で逆転している以外は、綺麗に若い世代ほど支持率が低いという傾向が見られました(本文参照)。
 日刊ゲンダイは、それは「貯蓄の乏しい若者に物価高は切実だから」と見ているのですが、同時に、「今回は分かりやすい下落原因が見当たらないのに下がっている」という見方をしています。裏を返せば、岸田政権は常に失政の連続であったということです。
 「岸田首相には思想や信条がない」ことは既に言い古されていますが、いまや「自分の考えがない」という言われ方をされるようになりました。
 井田正明大教授は、「岸田内閣からは、なにをやりたいのか、ビジョンやメッセージが見えてこない」と述べています。これでは支持率が上がりようもありません。

 琉球新報は19日付の社説:「過去最低の内閣支持率 国民の生活苦に向き合え」で、支持率低下の要因を下記のように指摘しています。
マイナンバーカードを巡り、健康保険証の廃止には国民の不安が根強いにもかかわらずマイナカードとの一本化による健康保険証の廃止を来年秋に断行する方針である
旧統一協会との関係についても多くの自民党議員が選挙で支援を受けていたことなどが発覚しつながりのあった議員の多くは教団との関係を断ったとされているが、世論調査では、関係を「断てていない」「あまり断てていない」が合計で6割に達している
細田博之衆院議長が説明責任を果たしていないとの批判が放置されている
防衛増税の開始時期についても示されないまま臨時国会を迎える

 併せてまるこ姫のブログを紹介します。
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岸田内閣「若者の支持率」ついに10%! 安倍、菅内閣と真逆…
       大醜聞ないのにダダ下がりのナゼ
                          日刊ゲンダイ 2023/10/19
 こうなると衆院解散どころか、早期退陣もあり得るのではないか。低迷していた岸田内閣の支持率が、もう一段、下落しはじめた。朝日(29%)、毎日(25%)、読売(34%)、共同(32.3%)、時事(26.3%)と、軒並み過去最低を更新している。

 自民党議員が慌てているのは、大きなスキャンダルもないのに支持率が下がっていることだ。自民党の支持率も落ちている。
「首相秘書官だった岸田首相の長男が不祥事を起こした時も、内閣支持率は下落しています。でも今回は、分かりやすい下落原因が見当たらないのに下がっている。しかも、支持率をアップさせるために、女性閣僚を5人も登用し、ガソリン補助金も延長した。旧統一教会の解散命令請求も提出した。それでも過去最低を記録してしまった。心配なのは、経済対策に『期待できない』が約7割に達していることです。もし、国民生活の悪化が支持率の下落要因だとすると、もはや小手先の人気取りでは支持率の回復は難しくなります」(自民党関係者)
 特徴的なのは、若者の支持が極端に低いことだ。
 時事通信の10月調査によると、「18~29歳」の支持率は10.3%だった。「30歳代」も18.1%と低かった。支持率は、年齢にほぼ比例し、「70歳以上」が36.0%と一番高かった。世代間ギャップが大きく、「70歳以上」と「18~29歳」の間には25.7ポイントもの開きがあった。
 男女別では、「男性」29.9%、「女性」22.5%と、7.4ポイントの差があった。全体の内閣支持率は26.3%と過去最低だが、相対的に「高齢者」「男性」の支持が高く、「若者」「女性」の支持が低いのが岸田内閣の特徴だ。「若者」の支持が高かった安倍内閣や菅内閣とは真逆である。



 明大教授の井田正道氏(計量政治学)はこう言う。
「安倍内閣はキャッチフレーズがうまく、なにか新しいことをやっているイメージがありました。若者の雇用も改善した。菅内閣には携帯電話の料金を大幅に下げるという実績があった。だから、若者の支持が高かったのでしょう。ところが岸田内閣からは、なにをやりたいのか、ビジョンやメッセージが見えてこない。若者は、そこにモノ足りなさを感じているのだと思います。
 物価高もあります。貯蓄の乏しい若者に物価高は切実ですからね。その一方、安倍、菅政権の時は、賛否が分かれ、国民世論が分裂することが多かったのに比べ、合意型の岸田政権は安心感がある。高齢者の支持が高いのは、そのためでしょう。それと、かつて高齢者が経験した古き良き時代を象徴する“宏池会”の出身総理だという思いもあるのだと思います」

 岸田支持層には、景気のいい時代に人生を謳歌し、十分な退職金と相当の年金をもらっている恵まれた高齢者が多いのかも知れない。しかし、この先、高齢者の支持も離れる可能性がある。
多少の貯蓄があった高齢者も、物価高が2年に及び、不安が強まっているはずです。後期高齢者は医療費負担も大幅に増やされた。岸田内閣の発足時は、宏池会出身という期待も高かったが、少しずつ失望に変わりはじめてもいます。高齢者は投票率が高いだけに、野党に一票を投じたり、棄権すると、自民党は思わぬ敗北を喫する可能性があります」(立正大名誉教授・金子勝氏=憲法)
 若者が大挙して投票所に足を運んだら、自民党は真っ青になるに違いない


田崎「自公が所得税減税を提言書に明記しないワケ」アホらしくなる理由
                        まるこ姫の独り言 2023.10.19
昨日の続き(⇒田崎史郎「岸田総理はキャラ立ちしてない」キャラのせいにしている)、
久しぶりにモーニングショーに出てきた自民広報の田崎が、(見てきたような嘘を付き)じゃないが自分が自民党議員でもあるかのようにその場にいたような臨場感たっぷりの話が飛び出したので、またまたびっくりしてしまった。
そこまで言うか?
自民党の提言書から「所得税減税」がなぜ消えたかというと・・・・
ああ、そういうことかと合点は行ったが。

田崎史郎氏 所得税減税を提言に明記しないワケ「岸田首相が増税メガネ払しょくのため自分で言いたいから」
                   10/18(水) 13:27配信 スポニチアネックス
>自民、公明両党が17日、経済対策の内容を岸田文雄首相に提言したことについて言及した。
> 焦点の所得税減税は提言書に明記されなかった。
>田崎氏は、自公の経済対策提言に所得税減税が明記されなかった理由について「岸田総理としては物価上昇による税収増を国民に還元するとともに“増税メガネ”という批判を払拭したい。そのため自民党・公明党の提言では減税について触れないよう調整し今後、岸田総理自らが減税を表明する」と解説。

今までもいかにもセコイというか小物感たっぷりの岸田ではあったが、まさかここまでセコかったとは。

田崎によると来週の所信表明演説で、岸田は自分の口から減税を言い出すつもりだと。
だから、提言書に盛り込まないように自公にくぎを刺していたということか。。。
アホらしいほどの茶番劇。

田崎曰く「公明党や自民党が言ったから、それに従ってやっているんだろうというのではなく、これは俺のイニシアチブの下で進めるんだという強い意思の表れということです」

自公が言おうと、誰が言おうと、本当に自分の信念があり所得税減税を進めたいと思っているなら、何もそこまで気張ることも、肩ひじ張ることもないだろうに。

自分が主導で減税を進めるという姿を国民に見せたいわけだ。
自信のない人間がやりそうなことだ。
それと選挙前のパフォーマンス。

アベ・スガ・岸田、どの総理にも言えることだが、「手柄は自分、失敗は他者」をしっかり実践している。

選挙になったら自分の手柄として聴衆に訴えかけるのだろう。
今から目に見えるようだ。

しかし田崎も自民党広報ならそこまで、岸田の失点になるようなことをニヤニヤ笑って説明しなくてもよさそうなものを。

田崎の場合、政治評論家が解説をするというより、噂好きの無責任なお爺にしか見えない。