2023年10月4日水曜日

選挙前になると自作自演「物価高に直面する国民の生活を守り抜く」

 参院徳島・高知選挙区補選が5日に、衆院長崎4区補選が10日に告示されることに関連して、岸田首相「物価高に直面する国民の生活を守り抜き、変化を力にする日本に向けて、党を挙げて必勝を期したい」と述べたことに対して、まるこ姫が、「本当に物価高から国民を守るつもりがあるなら、そこは一時的でも減税しかない。本当に守る気があるならとっくの昔にやっている」筈だと怒りのブログを出しました。
 選挙になると、実際にやっていることと裏腹の政策? を口にするのは歴代首相の常套手段ですが、こうも軽く口にされたのでは怒りしか湧きません。
 文中の太字・青字強調個所は原文に拠っています。
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選挙前になると自作自演「物価高に直面する国民の生活を守り抜く」
                        まるこ姫の独り言 2023.10.03
自民党お得意の「自作自演」が始まった。

22日投開票の衆院長崎4区、参院徳島・高知選挙区の両補欠選挙について、「物価高に直面する国民の生活を守り抜く」と。

岸田首相、2補選で「必勝期す」 参院徳島・高知、衆院長崎4区
                         10/3(火) 11:32配信 毎日新聞
>岸田文雄首相は3日の自民党役員会で、参院徳島・高知選挙区補選が5日に、衆院長崎4区補選が10日に告示されることについて、「物価高に直面する国民の生活を守り抜き、変化を力にする日本に向けて、党を挙げて必勝を期したい」と述べた。

本当に物価高から国民を守るつもりがあるなら、そこは一時的でも減税しかない。

本当に守る気があるならとっくの昔にやっている。

ある特定業者に補助金バラマキではなく、国民に直接還元されるものが一番のはずなのに、自民党はそれを由しとしないばかりか、常に業者に中抜きしてもらうような政策ばかりだ。

しかし、それを公約にして選挙選を戦い抜くつもりのようだが、そもそもアベノミクスが物価高の元凶で、インフレになるように誘導してきたのが安倍政権だった。

安倍政治を踏襲するといった岸田はアベノミクスの総括もせず看板を下ろしていない。
その中身は円安であり異次元の金融緩和じゃないのか。

恐ろしいほどのインフレになっているのも安倍政権のインフレ誘導が功を奏してきた結果なのに、「物価高に直面する国民の生活を守り抜く」というのは自作自演そのものじゃないか。

安倍もこの手を散々使ってきたが、さすが岸田も師匠譲りだ。

安倍は2016年6月参議院選挙に向けて
>「増税再延期という『新しい判断』について参院選で国民の信を問いたい」
>アベノミクスを一層加速させていく、その決意です

の大演説で国民はまんまと騙され、自民党は大勝している。

新しい判断・・・・

増税再延期しか手がなかったのに、これを逆手にとっての「新しい判断」は誰が考えたのか上手すぎる。

というわけでも岸田も、自分たちが異次元の金融緩和そして円安誘導した結果、国民は未曽有の物価高に直面しているのに「物価高から生活を守る」ってはあ?

自民党のやってきたことの総決算がインフレに直面しているのに、吉本もビックリの「今日はこの辺で許しとったるわ・・・」作戦。

これで自民党が勝利したら国民の民度がよくわかる。