2023年10月18日水曜日

内閣支持率 最低を更新 首相退陣に追い込む 共産・小池氏

 13~15日に行われた「読売」「朝日」「産経」などと共同通信の世論調査では、内閣支持率は政権発足以来の最低を更新し、「毎日」でも最低だった前回調査と同率でした。
 政府の経済対策に「期待できない」は「読売」で73%、「朝日」で69%、「毎日」で63%に上り、絶望的な様相を示しています。
 
 この結果を受けて共産党の小池晃書記局長は16記者会見で、「国民から信頼に足らない首相であるということがはっきり示されている。この結果を受けて、岸田首相を退陣に追い込みたい」と述べ支持率下落の最大の原因は経済対策への不満と失望だと指摘し、「経済対策に『期待できない』という回答は軒並み6割を超えている」と強調しました。
 岸田首相は人気取りのために何とか減税が出来ないかと考えている節もありますが、軍事費に来年度は7・7兆円を投じ、5年間に43兆円を投じる方針を米国と決めてきた以上、そんなことが簡単に出来る筈がありません。岸田氏は大元で大間違いをしています。
 しんぶん赤旗の記事を紹介します。
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内閣支持率 最低を更新
                      しんぶん赤旗 2023年10月17日
 各社の世論調査で岸田内閣の支持率低迷が続いています。「読売」「朝日」「産経」などと共同通信の調査では政権発足以来の最低を更新し、「毎日」でも最低だった前回調査と同率でした。政権の深刻な行き詰まりが世論に表れています。(小池氏会見 下掲
「読売」調査(13~15日実施)では、支持率は34%、不支持率は49%で、ともに9月の前回調査から1ポイント減。「産経」とフジテレビ系FNNの合同調査(14、15両日実施)でも支持率は前回比3・3ポイント減の35・6%で、不支持率は3・5ポイント増の59・6%。「朝日」調査(14、15両日実施)では支持率は8ポイントも下落し29%に、不支持率は7ポイント増の60%。共同の調査(14、15両日実施)では、支持率は7・5ポイント急落し32・3%、不支持率は12・8ポイントもはね上がり52・5%でした。これら四つの調査の岸田内閣支持率はいずれも過去最低を更新。「朝日」と、「産経」・FNN合同、共同の各調査では、いずれも不支持率は過去最高でした。
「毎日」調査(14、15両日実施)の岸田内閣支持率は最低だった9月の調査と同率の25%で、不支持率も68%と横ばいでした。
 政府の経済対策に「期待できない」は「読売」で73%、「朝日」で69%、「毎日」で63%に上りました


首相退陣に追い込む 内閣支持率最低に小池氏
                      しんぶん赤旗 2023年10月17日
 日本共産党の小池晃書記局長は16日、国会内で記者会見し、報道各社の世論調査で岸田内閣の支持率が政権発足後最低となっていることについて問われ、「国民から信頼に足らない首相であるということがはっきり示されている。この結果を受けて、岸田首相を退陣に追い込みたい」と述べました。
 小池氏は、支持率下落の最大の原因は経済対策への不満と失望だと指摘し、「経済対策に『期待できない』という回答は軒並み6割を超えている」と強調しました。その上で、「政策の中身そのものに加えて、岸田首相が『1億円の壁を突破する』『新しい資本主義の実現』などを掲げながらも、次々と看板倒れに終わっていることに不信が広がっている」と指摘。岸田文雄首相が「コストカット型の経済から30年ぶりに歴史的転換を図る」と発言したにもかかわらず、雇用の規制緩和などの労働法制の改悪や、法人税減税と消費税増税、社会保障の給付削減などの「コストカット」を行ってきたことへの反省が全くないと厳しく批判しました。
 小池氏は、「朝日」の調査では、岸田首相について「政策を進めようという情熱を感じない」59%、「政策をわかりやすく説明する力がない」69%、「岸田首相を信頼できない」62%との結果になっていると指摘し、「岸田首相に対する国民の信頼は地に落ちている」と批判しました。