2012年7月16日月曜日

7月例会が開かれました


7月15日(日)、湯沢公民館で7月例会が開かれました。
会は定刻の13:30に始まり、連続学習のあと8月の特別企画の取り組みその他を話し合って、定刻の1530に終了しました。 

【連続学習―「『18人の発言』に学ぶ」(第11回)】
(テキスト:「憲法を変えて戦争へ行こうという世の中にしないための
18人の発言」(岩波ブックレットNo.657  2005.8.2発行
   テーマ:「ピーコさん、猿谷要さんの文章(テキスト4043頁)」 

 ピーコさんは辛口のファッション評論家としてTVに登場していた人なので、この文章でピー子さんの「新しい」側面を知った人も多かったようです。
 「誰が何と言おうとこの平和憲法はなくてはならない」、「憲法9条の反戦、非戦の考え方が大好き」、「どんな戦争も嫌い」、「9条のおかげでこれまで日本は誰ひとり殺さずにきた」、「人の命よりも大事な国家などない」等々、極めて端的に彼女?の熱い思いが語られていて、その一つひとつが皆さんの共感を呼びました。
新憲法が制定されたときに、「これでもう戦争がなくなる」と学校の先生方や一般の大人たちがとても感激していた、という皆さんの子供のころの記憶も披露されました。 

猿谷さんの文章はピーコさんの文章に比べるとやや難解な点がありましたが、「米軍のパイロットが感じのいい若者だったのに驚いた」という箇所については、当時は“鬼畜米英”と称し、実際に鬼の顔をした米兵の漫画も描かれていたという話や、国民には米国についての情報は一切知らされなかったことなどが話題になりました。
また新憲法制定当時は平和教育が熱心に行われていたのに、日米安保条約が結ばれた頃から次第に行われなくなって来たことも出されました。

戦中には朝鮮人に対する酷い差別があり、終戦後も朝鮮人や台湾人の負傷兵に対して国が何の補償もしなかったことや、現在も在日朝鮮人を誹謗・中傷し、抑圧することを目的とした団体があることなどの、恥ずべき実態も話題になりました。 

【検討・協議】
(1) 8月特別企画の取り組みについて
新藤兼人監督の遺作映画 「1枚のハガキ」 DVD観賞会
日時 ・ 場所 : 819()13:3015:30 3階「会議室2」 

       映画の概要
撮影当時98歳という日本最高齢監督の新藤兼人が、自らの実体験をもとに引退作として製作した戦争ドラマです。
戦争末期に召集された中年兵士の啓太は、1人の兵士から「自分は戦死するだろうから生き残ったらハガキは読んだと妻を訪ねてくれ」と一枚のハガキを託されます。終戦後、啓太はわずかな生き残り兵士となり故郷に戻りますが、妻は父と出奔し、村で彼を待つ者は誰もいませんでした。
ハガキを書いた友子を訪ねると、彼女は家族を亡くし、貧しい農家でひとり懸命に生きていました。  ・・・・・・
(「映画com」 http://eiga.com/movie/55610/  より) 

    このDVD観賞会には以下の様に取り組むことになりました。
   ①会場は、隣室「会議室1」が空いていたらそこも借りて広く使う。
   ②映写終了後、時間が約30分あるので映画の感想を話し合う。
③次回「通信8月号」の紙面は、観賞会特集号とする(従来通り)。
部数は読者数の倍の300枚程度を刷り、会員の周りの人たちに渡してもらう他に、前回お誘いした町役場の職員の皆さん、また中学生と父兄の皆さんにもお渡しできる段取りを検討する(理髪店に置くことなども)。

(2) 町の平和取り組みに関する要請・懇談会のまとめと今後について
  当会は既に町側に認知されていて、6.19の要請でも快く話を聞いていただいた経緯があるので、町側にその後の検討経過やその結論をダメ押し的に確認するということはしないで、良い返事が来るのを期待することにしました。
  但し成人式の記念品の候補として下記の書籍(文庫版サイズ)が見つかり、価格も600円と手ごろなので、企画部署に提案することにしました。

◇「復刻版 あたらしい憲法のはなし」 定価300円 童話屋
  ◇「日本国憲法 付 教育基本法・英文日本国憲法」 定価300円 童話屋 

【意見交換】
(1) 原発問題への係わり方はどうあるべきか
   「原発をなくす湯沢町の会」の呼びかけ人の南雲敏夫さんから、同会への参加の要請があり、湯沢平和の輪の会としては、趣旨に賛同される方が積極的に個人参加の形で参加しようということになりました。
以下に同会の「呼びかけ」の文書を掲示しますので、趣旨に賛同される方はどうぞご参加下さい。
   同会には、現在30名あまりが集まっており、50名を越えたら発会を行う予定ということです。
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原発ゼロの日本へ!

・・・・湯沢町へ放射性物質はふらせない・・・・ 

「全くのウソだったのか。」 福島第一原発事故の発生とその後の経過は、原発がいかに危険なものなのかということをまざまざと見せつけることになりました。同時に、原発が「安全神話」によって推進されてきたことを、あの惨劇とともに白日の下にさらけ出すものとなりました。被災地ではいまなお16万人の方々がふる里からの避難生活を余儀なくされ、いつ帰れるのかその目途さえたっていません。

 ところが、このような状況にありながら政府と電力会社は、大飯原発の再稼働の動きに見られるように、何の反省もなくまた危険な方向に動き始めています。
 私たちは、この動きを絶対許すことはできません。

 新潟県では、柏崎刈羽原発という世界第1位の規模を誇る原発群を抱え、しかもこの原発は湯沢町の北西60kmに位置し、事故発生時には放射能汚染が必至と言われています。
 「事故が起きる前に原発をなくし、町民と町を訪れた人々に放射性物質は降らせない。」これは湯沢町に現に生活する者の責務と言っても過言ではありません。

 私たちは、「原発をなくす湯沢町の会」(仮称)を組織し、下記のことを目標に運動しますので、あなたからも是非賛同いただきますようお願いします。 

 

1 「原発ゼロの日本」をめざし、柏崎刈羽原発の廃炉に向けた運動を行います。
2 原発についての学習を深め、その中身をできる限り多くの人に伝えます。
3 運動の趣旨に賛同する人を増やします。


2012年6月18日

         原発をなくす湯沢町の会(呼びかけ人)  高 波 菊 男
                             南 雲 敏 夫
                             富 沢 育 子
                             佐 藤 綾 子

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 (2) 「平和の輪」のホームページをどう活かしていくか
   現状は1日当たり平均10名強の「訪問者」があります。
訪問者数を増やすために「通信」にホームページの記事を紹介してはどうか、という提案もありましたが、いずれにしても読者数を飛躍的に増やす特効薬はないので、息長く地道に続けて行くしかありません。
コメントはこれまで3ついただき、いずれも暖かい目で会の活動や町の対応を見ていただいているものでした。コメントがもっと増えて、読者の皆さんのご意見や思いに触れることが出来れば、大変に参考になりますし励みにもなります。