しんぶん赤旗の掲題の記事を紹介します。
在日米軍基地の資産評価額が2034億48万ドル(約31兆9413億円)に達し、2位の在独、3位の在韓米軍基地の資産評価額を3倍前後上回っていることが、しんぶん赤旗が米情報自由法に基づいて入手した資料で判明しました。
基地面積と兵力(米兵数)も突出しており、日本が異常な対米従属下に置かれた「米軍基地国家」であることが浮き彫りになりました。
同報告は従来、ウェブサイトで公表されてきましたが、現時点で非公表となっているということです。今回、同紙に開示されたのは概要版のみで、トランプ政権下で、米国の情報公開が後退していることがうかがえます。
「基地構造報告」によると、米軍は海外に563基地、日本国内に105基地を保有しています。また、米国防総省・国防人材データセンターが定期的に公表している統計によると、米軍の海外兵力17万4428人のうち、日本には5万4891人が駐留。全体の31・5%を占め、2位のドイツ(3万7009人)、3位の韓国(2万3372人)を大きく上回っています。
併せて同紙の下記の記事を紹介します。
・異例 5病院で搬送訓練 台湾有事念頭の日米共同演習
・「沖縄は植民地か」普天間基地前 強殺抗議 怒りの集会
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在日米軍基地 資産額32兆円 世界で突出 面積・兵力も 欧州は縮小 日本は増強
しんぶん赤旗 2026年10月18日
米空軍嘉手納基地(沖縄県嘉手納町など)
在日米軍基地の資産評価額が2034億48万ドル(約31兆9413億円)に達し、2位の在独、3位の在韓米軍基地の資産評価額を3倍前後上回っていることが、本紙が米情報自由法(FOIA)に基づいて入手した資料で判明しました。基地面積と兵力(米兵数)も突出しており、日本が異常な対米従属下に置かれた「米軍基地国家」であることが浮き彫りになりました。
本紙が入手したのは米国防総省の2026会計年度版「基地構造報告」。資産評価額は、別の場所に同規模の基地を建設する場合にかかるコストを、基地内の建物の棟数や面積などで試算。地価は含みません。日本政府は世界に例のない米軍「思いやり予算」や米軍再編経費などで施設を新設・改修しており、必然的に評価額が上がります。
同報告は従来、ウェブサイトで公表されてきましたが、現時点で非公表となっています。また、従来は個別の基地の評価額や面積なども公表していましたが、現在は詳細なデータの閲覧が関係者に限定されており、今回、本紙に開示されたのは概要版のみです。トランプ政権下で、米国の情報公開が後退していることがうかがえます。
「基地構造報告」によると、米軍は海外(米領や信託統治領を除く)に563基地、日本国内に105基地を保有しています。基地数ではドイツの123が上回っていますが、面積では日本が上回っています。米軍は欧州の基地の段階的縮小を進めており、ドイツでは前年度から面積が約17%減っています。
また、米国防総省・国防人材データセンター(DMDC)が定期的に公表している統計によると、米軍の海外兵力17万4428人(26年3月現在)のうち、日本には5万4891人が駐留。全体の31・5%を占め、2位のドイツ(3万7009人)、3位の韓国(2万3372人)を大きく上回っています。
これだけの基地負担を背負いながら、ばく大な経費を費やして沖縄県名護市辺野古に新たな基地建設を強行する日本政府には、主権国家を名乗る資格はありません。
米軍の海外基地には、非公表の基地も多数存在しており、実際は800程度に達するとの指摘もあります。
異例 5病院で搬送訓練 台湾有事念頭の日米共同演習
しんぶん赤旗 2026年10月18日
日米共同統合演習「キーン・ソード」(19日から実施)では、南西諸島で多くの負傷者が出ることを想定し、負傷者を自衛隊病院から一般医療機関に搬送する訓練を東京都内と埼玉県内の計5施設で行うことが防衛省資料から分かりました。5施設で同時に実施するのは異例です。これらの病院は災害対処や救急医療の拠点で、長期戦となれば医師や看護師が軍事優先で動員され、国民向けの医療が後回しになる恐れがあります。
南西諸島で多数の負傷者想定
空自那覇基地と米軍嘉手納基地(沖縄県嘉手納町など)の負傷者を自衛隊入間病院(埼玉県入間市)に搬送し、そこから一部の患者をさいたま赤十字病院(さいたま市)に移し、連携する訓練を実施。また、入間病院から武蔵野赤十字病院(東京都武蔵野市)や国立病院機構災害医療センター(立川市)、日本赤十字医療センター(渋谷区)、平成立石病院(葛飾区)に搬送します。目的は、前線を維持するために輸送や補給、衛生処置を行う「統合後方運用」の訓練です。
自衛隊担当者によると、病院の入り□まで患者を搬送し、症状などを医療機関に申し送る訓練で、病院内で自衛官が訓練する予定はないとしています。
また、日米共同の衛生訓練は沖縄県に集中しています。嘉手納基地や那覇基地、那覇軍港、米軍普天間基地(宜野湾市)、北部訓練場(東村など)、キャンプ・ハンセン(金武町など)、ホワイト・ビーチ(うるま市)など計10施設で計画。念頭にあるのは「台湾有事」など米中の軍事対立に自衛隊が動員され、多数の負傷者が出る事態です。
小泉進次郎防衛相は「国立医療機関や一般病院の協力を考えなければ、自衛隊の任務は成り立たない」などと医療機関の軍事動員を当然視。防衛、厚生労働両省は協議体を作り、検討を進めています。
「沖縄は植民地か」普天間基地前 強殺抗議 怒りの集会
しんぶん赤旗 2026年10月16日
米軍普天間基地(沖縄県宜野湾市)所属の海兵隊員が強盗殺人容疑で逮捕された事件に抗議する集会が15日、同基地の野嵩ゲート前で開かれました。「第3次普天間米軍基地から爆音をなくす訴訟団」が主催し、早朝から集まった約20人が「怒」や「OUTRAGE」などの文字入りプラカードを掲げました。
参加した同市在住の女性(98)は、沖縄の本土復帰に際して多くの県民が本土並みに基地を減らしてほしいと託した願いが、日本政府によって踏みにじられたと糾弾。恩納村から駆けつけた女性(71)は「沖縄では米兵犯罪など米軍関係の記事が新聞に載らない日はない。なぜ沖縄だけが」と話し、全国の人たちには沖縄の苦難をより自分ごととして受け止めてほしいと語りました。
同訴訟団の幹事で日本共産党の宮城優市議もマイクを握り、「事件が繰り返されても何一つ変わらない。沖縄はまだまだ植民地状態にあるといえるのではないでしょうか」と強調。日米両政府が押しつける同基地の「移設条件付き返還」では県民、市民の命が守られることはないと述べ、「団結して闘っていこう」と呼びかけました。
参加者によると集会中、車に乗った米兵1人が、最大級の侮辱を示す中指を立てるしぐさを見せながら通り過ぎていったといいます。


