2024年2月29日木曜日

レイバーネット川柳2月句会報告

 27日に行われた2月句会で、兼題では「奨学金終わったらもう老後資金が4点句(最高点)、自由吟では、「安全なところで起きる大地震」4点句(同上)でした。
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レイバーネット川柳2月句会報告 : 安全なところで起きる大地震
                      レイバーネット日本 2024-02-29
 2月句会は2月27日、郵政共同センターで行われました。出席者はリアル7人、オンライン6人、計13人でした。リアルには初参加がありました。投票はばらけました。テーマはやはり自民党裏金問題、能登地震、ガザなど現在進行形のものが多かったです。

 兼題では「奨学金終わったらもう老後資金(かぼす)」が4点句。奨学金そして老後資金に追われる現代若者の苦しい生活に思いを寄せています。子どもを持てない非正規労働者の句がいくつもありました。「非正規に子どもは贅沢嗜好品(いりたまご)」に票をいれた為子さんは、非正規差別是正運動の集会で、郵政非正規職の人から同じ言葉を聞いたといいます。「自分の子どもにはそんな社会は渡せない。だから裁判を起こした」のスピーチが忘れられない、と。

 自由吟の4点句もかぼすさんで「安全なところで起きる大地震(かぼす)」でした。この句をめぐって活発なディスカッションがありました。もっとも安全を強調している場所がもっとも危ない、という「安全神話」の大うそと現実が各自の言葉で語られました。「国賊を国葬にした恥を知れ(今明)」、もっとも悪い奴に巨額の税金を使って知らん顔の日本。この怒りを共有したいです。

 句会では、より川柳班の活動を広げるために2つの提案があり、了承されました。一つは選句データを会員全体のメーリングリスト「メンバーズML」にも流して、選句者を増やす。二つ目は、句会報告をウェブサイトの一般記事だけでなく、一面トップにも毎回載せるようにする、です。少しずつ進化する「川柳班」にご期待ください。

 次回の3月句会は3月29日(金)18.30 郵政共同センターで行います。兼題は「旅」。締め切りは22日(金)です。投句サイト https://labornetjp.jimdo.com/senryu です。
                                 (報告=一志)

<兼題 こども> (乱選)は乱鬼龍選
4点句
奨学金終わったらもう老後資金   かぼす

3点句
タブレット配り先生用無しに    なずな

2点句
将来の夢を聞いたら正社員     為子
子を守るためと他国の子を殺す   一志(乱選)
国会をこども議会に任せたい    乱鬼龍
安全に眠れて食べて遊びたい    八金
偏差値で仕分ける棚にこども達   J・ポンド
利権の芽すくすく子ども家庭庁   笑い茸
赤信号子供が見てる渡れねえ    為子
手はじめは世襲議員禁止法     奥徒

1点句
教室でIT企業ボロもうけ       なずな
異次元の少子化対策五百円     今明(乱選)
子育てをなんとかしますと認可外  ソロンゴ
葬儀場はしゃぐ子供に励まされ   為子
子殺しで回す軍産複合体      芒野(乱選)
非正規に子どもは贅沢嗜好品    いりたまご
ガザの地は赤子も胎児もみなハマス かぼす
子供って教えた色に染まっちゃう  木根川八郎
孫宅に行く日じいじの目輝く    勇ちゃん
非正規に結婚子育て夢の夢     いりたまご
こどもらの苦労大人よ知ってるか  乱鬼龍
裏金議員家で子どもに叱られて   一志

<自由吟>
4点句
安全なところで起きる大地震    かぼす

3点句
国賊を国葬にした恥を知れ     今明(乱選)
裏金は還付金だと舌を出し     ソロンゴ
看板を替えて奴隷をこき使い    奥徒(乱選)
本の山二階が抜けて大わらわ    今明

2点句
靖国が手招きをする自衛官     かぼす
議事堂に入るこの顔ピンときた   J・ポンド
血の付いた手を血で洗う独裁者   J・ポンド(乱選)
裏金に正体見たり愛国者      笑い茸
確定申告不明の文字を入れてみた  一志
裏金よ何処を旅しているのやら   なずな

1点句
泥棒が泥棒救う法を編む      今明
誘われた若手になれと老人会    J・ポンド
低支持率この際悪法一気決め    芒野
七万を早く振り込め貯金ゼロ    為子
ブックオフ永田町にも店を出し   一志
まだ上がる株価に物価血糖値    やんちゃん
しろがねもくがねもほしい裏がねも 奥徒
原発の耐震試験場に寝る      笑い茸
防災無策その口が言う国守る    乱鬼龍

以上(選外句は略) 

29- 人々の目をガザに向けるため自分に火をつけたアーロン・ブッシュネル

 アメリカの首都ワシントンにあるイスラエル大使館前で26日午後、米空軍兵士アーロン・ブッシュネルが自らの体に火をつけて焼身自殺しました。

 彼は事前にフェースブックに次の投稿をしていました。

 「我々の多くは『奴隷制時代に生きていたら私は何をするだろう?』と自問したがる。それともジム・クロウ・サウス? それともアパルトヘイト? もし自国が大量虐殺を犯したら私は何をするだろう?」・・・ 「答えは、あなたはしている。まさに今」

 火をつける前、「究極の抗議行為」であり「もはや虐殺に加担しない」と主張し、火をつけてからも、「パレスチナを解放せよ」と叫び、燃えている間、彼は信じられない程長時間立ったままで、声をあげるのをやめた後も彼はずっと立ったままでした。

 ケイトリン・ジョンストン2日連続でブログに投稿しました。
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今までに起きたことで最もアメリカ的なこと
              マスコミに載らない海外記事 2024年2月27日
 今日、ワシントンのイスラエル大使館前で男性が焼身自殺した。ガザでの大量虐殺への抗議だと彼は言った。
                 ケイトリン・ジョンストン 2024年2月26日













 今日、ワシントンのイスラエル大使館前で男性が自身に火をつけた。ガザでの大量虐殺への抗議だと彼は言った。
 事件の映像を入手できたとフリージャーナリストのタリア・ジェーンが報じているが、匿名男性は自分で記録したもののようだ。男性は自分は「アメリカ空軍現役隊員」で「もはや大量虐殺に加担しない」と言ったとジェーンは報じている。着火後、彼は繰り返し「パレスチナを解放せよ」と叫んだ。
 ジェーンによると、警察官が現れ、燃えている男性の体に銃を向けた。アメリカ人警官が、どうしたらいいかわからない時にすることだと思う。実際男性を救おうとしていた人は「銃はいらない、消火器が必要だ!」と叫んだと伝えられている。
 これは私が今まで聞いた中で最もアメリカ的なものかも知れない。ハリウッド映画に登場する偽のハクトウワシの鳴き声よりアメリカ的だ。クラッシュ・カーレースのモンスタートラックや銃乱射事件よりアメリカ的だ。救急隊員が、戦争犯罪に抗議して恐ろしい死に方をしている男性に、銃を向けるのをやめ、消火器を取りに行けと警官に叫ぶ出来事ほど、アメリカにぴったりなものはない。アメリカ帝国の本質や表現を要約する歴史上の瞬間を一つ挙げるとすれば、これのはずだ。

更新: ワシントンDCのイスラエル大使館前での焼身自殺の映像を入手した。
軍服を着たこの人物は「自分はアメリカ空軍の現役兵士だが、もはやジェノサイドの共犯者であることには耐えられない」と自己紹介した。
着火後、彼は「パレスチナ解放」と繰り返し叫んだ。
https://t.co/wk5LGK4Hp2 pic.twitter.com/EX1L8zG8tR
— Talia Jane ❤️‍ 2024年2月25日

 この男性は「命にかかわる怪我を負って近くの病院に運ばれたが現在も重体」とニューヨーク・タイムズ紙は報じている。報道によれば米空軍広報担当者がこの男性は現役隊員だと確認したという
 事件前に「これから過激抗議行動をする」と発言するのをこの男性が記録していたと報じられている。「しかし、入植者の手によってパレスチナで人々が経験していることに比べれば、これは全く極端ではない。そのことを我々の支配階級が、あたりまえのことと決めた」
 この無名の抗議者は正しい。ガザの人々は生きたまま焼かれ、倒壊した建物の下で窒息死し、麻酔なしで手術や切断を受け、飢え死にし、愛する人が目の前で死ぬのを見て、欧米にいる我々の大半には想像さえできない苦しみを経験している。そして、支配階級は絶対に、これを我々にとって、当たり前のことにしようとしている。
 これは、10月7日以降アメリカが支援するイスラエルの残虐行為に抗議して我々が目にした最初の焼身自殺でさえない。昨年12月、パレスチナ国旗を掲げた匿名抗議者が、アトランタのイスラエル領事館前で焼身自殺した。
 これを考える時、10月7日への抗議行動として焼身自殺したイスラエル支持者が一体何人いるか考えずにいられない。自分たちの社会が安全でないとユダヤ人が感じていると主張する超深刻な反ユダヤ主義の危機に抗議して、イスラエル支持者が一体何人焼身自殺しただろう? 確かに彼らの主張はパレスチナ支持者の主張と同じくらい深刻で本心だ。
 もちろん、いない。そういうことは起きておらず、考え自体ばかばかしい。彼らの大量避難と死イスラエル兵が公然と祝う中、何万人ものパレスチナ人が絶滅されるのを見てきたガザ住民ではなく、彼らと彼らのお気に入りの民族国家こそが、この全ての真の犠牲者だとイスラエル擁護者連中は主張する。しかし彼らが焼身自殺するのを見ることはない。民族浄化や大量虐殺の応援団は見かける。彼らお得意の狙いを推進するため自分に苦痛や不便をもたらすようなことは決してしない。そのためにブランチさえ食べ損ねない。
 生きながら燃えるとは恐ろしいことだ。焼身自殺する人は、ほとんど皆最初の数秒で深刻な後悔をするのではなかろうか。そのような痛みの経験に準備するためできることは何もない、痛みが始まってから意識を失うのにどれほど時間がかかるかわからない。その時点で、おそらく彼らが自分に与えられる唯一の慰めは、それが永遠に続かないことだ。
 しかし、そのような行動をする人がいる事実は、彼らがこの問題をどれほど深刻に認識しているか、そして反対側の人々よりどれだけ誠実かを示している。
 更新:抗議者は亡くなった。名前はアーロン・ブッシュネルだった。
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 私の記事は全て読者のご支援によるものなので、この記事を良いと思われた場合、必要に応じて私のチップ入れにお金を入れる選択肢がいくつかあります。私の記事は全て、自由にコピーでき、あらゆる方法、形式で利用可能です。皆様が望むことは何であれ、記事を再発行し、翻訳し、商品に使えます。私が公開している記事を確実に読む最良の方法は、Substackメーリングリスト購読です。全ての記事は夫のティム・フォーリーとの共著。

記事原文のurl:https://caitlinjohnstone.com.au/2024/02/26/the-most-american-thing-that-has-ever-happened/


人々の目をガザに向けるため自分に火をつけたアーロン・ブッシュネル
                マスコミに載らない海外記事 2024年2月28日
    燃えている間、彼は信じられない程長時間立ったままだった。彼が一体どこでそ
   うする力を得たのかわからない。声をあげるのをやめた後も、彼はずっと立ったま
   まだった。    ケイトリン・ジョンストン 2024年2月27日

 ワシントンのイスラエル大使館前「パレスチナを解放せよ」と叫びながらアメリカ空軍兵士アーロン・ブッシュネルが焼身自殺する無修正ビデオを見た。一度頭に入れたら一生残るとわかっているので見るのをためらったが、彼には大いに恩義があると思ったのだ。

 元気づけられ、揺さぶられたような気がするが、それがブッシュネルが目指していたものだったのだろう。世界を揺るがし、起きている現実に目覚めさせるためのことを。洗脳され、気が散った欧米ディストピアの昏迷から抜け出し、ガザに視線を向けることを。

 光景よりも音が心に残る。大使館に向かって歩いていく中、マイケル・セラのような穏やかで若々しい声が響く。カメラに近づく中、燃焼促進剤が入った丸い金属容器が転がる音が大きくなる。「パレスチナを解放せよ」とブッシュネルが言い、叫び、痛みが余りに圧倒的になると言葉のない叫びに切り替わり、言葉を永久に失う前に、もう一度「パレスチナを解放せよ」と叫ぶ声。何度も何度も地面に横になれと警官が叫ぶ声。ブッシュネルの燃える体に銃を向けるのをやめ、消火器を取りに行くよう救急隊員が警官に言う声。
 燃えている間、彼は信じられない程長時間立ったままだった。彼が一体どこでそうする力を得たのかわからない。声をあげるのをやめた後も彼はずっと立ったままだった
 ブッシュネルは病院に運ばれたが、彼が死亡したと独立記者タリア・ジェーンは報じている。それは人間が経験できる限りの恐ろしい死で、そうなるように考えられていた。

 この世で最後の行動直前、ブッシュネルはFacebookに下記メッセージを投稿した。

 「我々の多くは『奴隷制時代に生きていたら私は何をするだろう?』と自問したがる。それともジム・クロウ・サウス? それともアパルトヘイト? もし自国が大量虐殺を犯したら私は何をするだろう?」

「答えは、あなたはしている。まさに今」


 アーロン・ブッシュネルは、この課題に対し独自の答えを示している。我々全員、今、我々自身の答えを示している。
 ブッシュネルがしたことを私は決してしないし、他の誰かにするよう勧めることも決してない。そうは言っても、彼の行動が、ガザで起きている恐怖に注意を喚起するという意図した効果を上げていることも否定できない。
 というのも、アーロン・ブッシュネルがオンラインで議論されているのを見るたびに、言説を操作しようとして、親イスラエル派による荒らしの大洪水が狂ったように慌ててコメントに群がるのを目にするためだ。「パレスチナを解放せよ」と叫びながら、アメリカ空軍隊員がカメラの前で焼身自殺した国際ニュース記事を人々が見ることが、アメリカとイスラエルの情報権益にとってどれほど壊滅的か彼等は皆理解しており、被害を軽減するためにできる限りのことをしているのだ

 私がこれを書いている今、ブッシュネルの経歴を掘り起こして、彼が悪い人間だったこと、精神を病んでいたこと、親パレスチナ活動家や反体制メディアによって道を踏み外された証拠として紡ぎ出せる汚点を探し求める連中が絶対確実にいる。彼らが文字通り何であれ見つけたら、中傷専門家やプロパガンダ屋は、できる限りそれを推進するだろう。
 それこそが、歴史の現時点に彼らが選択していることだ。それこそが、奴隷制時代、あるいは南部のジム・クロウ時代、あるいはアパルトヘイト時代に彼らがたことだ。それこそが、彼らの国が今まさに大量虐殺を犯しながらしていることだ。人々は、ガザに対する対応で何をするか示しており、アーロン・ブッシュネルの焼身自殺に対する対応で何をするか示している。

 ここでは映像にリンクしない。それを見るのは個人的判断で、それが本当にあなたが望むものなのを確認するため、おそらくあなた自身大仕事をする必要がある。あなたがそれを見るかどうかにかかわらず、それは、まさに今ガザ焼却が起きているのと同様に起きたのだ。現実に対し、我々はそれぞれ個人的に反応する。これが我々だ。
          ・・・・・・・・・・・・・・・・・・
       (中 略)
記事原文のurl:https://caitlinjohnstone.com.au/2024/02/27/aaron-bushnell-burned-himself-alive-to-make-you-turn-your-eyes-to-gaza/ 

2024年2月28日水曜日

イスラエル各地で抗議 首相辞任・人質解放の合意求め(しんぶん赤旗)

 スラエルの各地で22日、ガザ侵攻を続けるネタニヤフ首相に対し、大規模な抗議行動が行われました。各地の集会やデモ行進に、人質の家族や、ガザに動員された負傷兵らも参加し、ネタニヤフ首相の辞任とイスラム組織ハマスと人質解放の合意を結ぶよう訴えました。

 24日には最大都市テルアビブの中心部に数千人が結集し、「あなたが指導者であり、過ちを犯した」と書かれた横断幕を掲げてネタニヤフ首相を批判しました。
 エルサレムでは約1000人が参加し、大統領公邸から市内中心部にデモ行進が行われました。
 地中海に面したハイファでもが抗議集会を開き、アモス八・マルカ少将(退役)が、ネタニヤフ首相は「外からの脅威」と戦っているのではなく「政治的生き残りのため」に戦争を続けていると批判しました。

 しんぶん赤旗が、右派議員らによる国会からの追放の圧力に抗しながらガザ攻撃反対、パレスチナ占領終結を訴えていイスラエル共産党の議員オンラインでインタビューしました。併せて紹介します。
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イスラエル各地で抗議 首相辞任・人質解放の合意求め
                       しんぶん赤旗 2024年2月27日
 スラエルの各地で22日、ガザ侵攻を続けるネタニヤフ首相に対し、大規模な抗議行動が行われました。各地の集会やデモ行進に、人質の家族や、ガザに動員された負傷兵らも参加。ネタニヤフ首相の辞任と、イスラム組織ハマスと人質解放の合意を結ぶよう訴えました。
 人質の解放をめぐっては、ネタニヤフ氏や極右閣僚が、人質解放を軽視する発言を繰り返しており、人質の家族などから「見殺しにするのか」と怒りが高まっています
 スモトリッチ財務相は20日のラジオ番組で、人質解放は「あらゆる代償を払っても」おこなうことはできないと発言。ネタニヤフ首相も、「イスラエル国家の敗北を意味するハマスの妄想的要求は受け入れない」として、ハマスとの間の人質釈放や停戦のための合意を否定しました。
 現地からの報道によると24日、最大都市テルアビブの中心部には数千人が結集。「あなたが指導者であり、過ちを犯した」と書かれた横断幕を掲げてネタニヤフ首相を批判しました。
 集会には、ガザに動員され、戦闘で大けがを負った予備役の男性も参加し、総選挙の実施を訴えました。解放された人質や、現在も拘束されている人質の家族が国防省に向けて行進しようとしましたが、警察は市民に向けて放水し、聴衆を解散させました。警察当局は21を拘束しました。
 エルサレムでは約1000人が参加し、大統領公邸から市内中心部にデモ行進が行われました。地中海に面したハイファでもが抗議集会開き、元陸軍情報機関トップの、アモス八・マルカ少将(退役)が、ネタニヤフ首相は「外からの脅威」と戦っているのではなく「政治的生き残りのため」に戦争を続けていると批判しました。


イスラエル共産党議員 オフェル・カシフさんに聞く
                       しんぶん赤旗 2024年2月27日
 イスラエルで弾圧や迫害に抗し、パレスチナ自治区ガザでのジェノサイド(集団殺害)に反対する人ぴとがいます。イスラエル共産党の議員は、国会(一院制)で右派議員らによる国会からの追放の圧力に抗しながら、ガザ攻撃反対、パレスチナ占領終結を訴えています。オンラインでインタビューしました。 (カイロ=秋山豊)

  オフェル・カシフさん 略歴
     1964年中部リションレジオン生まれ高校時代から政治運動に参加。1987
    年から始まった第1次インティファーダ(占隣地でのパレスチナ人の蜂起〈ほ
    き〉)では、占領地での軍務を拒否し、4度投獄されました。ヘブライ大学で政
    治学、哲学を修め、その後英ロンドン・スクール・オプ・エコノミクス、米コロ
    ンビア大学に留学。家族は妻と息子。

停戦・占領終結訴える
 私は共産主義者としてそして国際主義者として正義、平等、権利を擁護し、罪のない人ぴとへの暴力を非難し続けます。
 (歴史的パレスチナ全域に及ぶ全域に及ぶユダヤ人国家を支持し、パレスチナ領土の占領・閉合を正当化する)シオニストの右派勢力が私を国会から追放しようとしたのは、私が、左翼活動家らが取り組む請願に署名したからです。
 この請願は、南アフリカが国際司法裁判所(ICJ)で告発したイスラエルの行為は、ガザでのジェノサイドにつながる危険があるとして、ガザで起きていることを調査し、戦争を止めることを求めていました
 わが党は国会に2議席を持ち、4議席を持つ左派の戦線ハダシュの基盤となっています。戦争とパレスチナ占領に反対する30以上の組織や運動の連合体の一員でもあります。

右派から国会追放の動きに抗して
反民主主義強まる 
 シオニストたちは覇権主義にあらがう声を封じようとしています。国会では19日、私の追放をめぐる採決が行われ、議員120人のうち80人以上が賛成しました。追放に必要な90人に届きませんでしたが、反民主主義の強まりが示されました。
 国会外でも、戦争反対の運動は厳しく規制されています。裁判所は私たちが望む形のデモを認めず、警察の制限も受けます。スローガンの内容さえ制限されました。停戦を求めるパレスチナ人と民主的なユダヤ人は、職場や大学を追われ、逮捕されています
 私の母方の家族は誰も、ナチスドイツによるホロコースト(ユダヤ人大虐殺)、を生きぴることができませんでした。父方の親族も殺されました。
 ガザでの大量虐殺に反対する国内外のユダヤ人に敬意を表します。

シオニズムに反対
 ネタニヤフ首相は(イスラム組織)ハマスをナチスになぞらえてガザの虐殺を正当化しています。ハマスのイスラエル民間人虐殺は絶対に正当化できませんが、だからといっでイスラエルのパレスチナ人虐殺と民族浄化が許されるわけがありません
 シオニズムに反対ます。特定の人ぴとのために他者を敵視する考えは認めません。愛国とは、この国に暮らす全ての人と世界の人々の平和のためにたたかうことだと考えています。
 イスラエル政府は平和の大きな敵となっています。パレスチナ人の犠牲者が増え、地域の緊張が高まり、イスラ工ル人も危険にさらされています。
 イスラエルの戦争犯罪を止めるのと同時にハマスに拉致された人質の解放が求められます。人質交換の合意が必要です。イスラエル兵の犠牲者も増やしてはなりません。
 より良い未来を築く方法は、イスラエルに占領をやめさせ、パレスチナ人の民族自決権を認め、ヨルダン川西岸と東エルサレム、ガザに完全独立主権国家を樹立することです。
 この正義が行われればイスラエルもより平和になります。そしてイスラエルを、全ての人の利益のために真の民主主義国家へと変革したい。

自民茂木・棚橋 1億3千万円使途明細なし/自民、政倫審「完全非公開」要求(まるこ姫)

 自民党茂木幹事長の政治団体「茂木敏充後援会総連合会」と棚橋元国家公安委員長の政治団体「棚橋泰文後援会連合会」で2020~22年、使途の詳細が分からない支出が合計で1億3500万円以上あったことが分かりました。
 民間であれば使途不明金は支出と認められないので蓄財とされ、無条件に課税の対象になります。それなのに「自民党の場合、バレたら上辺だけ『訂正して謝罪』、バレなかったらそのまま懐へ・・。国会議員だけは何億円の不記載でも、訂正したら許されるというのも、どう考えても腑に落ちない」と、まるこ姫は怒ります。

 併せてまるこ姫の記事「自民、政倫審完全非公開要求、開いた口が塞がらないとはこの事だ」を紹介します。
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自民茂木・棚橋、1億3千万円使途明細なし、次から次へとバレる不正
                     まるこ姫の独り言 2024.02.26
自民党の場合、底なし沼化なのか・・・
とにかく日を追ったら出てこなくなるかと思っていても、こんなのばっかり。

今度は、悪党面そのものの、茂木、そして安倍政権時の予算委員長であった棚橋が、1億3千万円使途明細なしだそう。

1億3千万円使途明細なし 自民茂木氏、棚橋氏後援会 
                        2/25(日) 21:00配信 共同通信
>自民党の茂木敏充幹事長の資金管理団体から寄付を受ける政治団体「茂木敏充後援会総連合会」と、棚橋泰文元国家公安委員長の政党支部や資金管理団体から寄付を受ける同「棚橋泰文後援会連合会」で2020~22年、使途の詳細が分からない支出がそれぞれ全体の97%超、2団体で計1億3500万円以上あったことが25日、政治資金収支報告書で分かった。
>政治資金規正法は「国会議員関係政治団体」について、人件費を除く1万円超の支出全てで使途を報告書に記載するよう義務付けている。
>しかし、移転先の二つの後援会は関係団体ではなく「その他の政治団体」になるため、支出の公開基準が緩く、政治資金の流れが事実上チェックできない状態になっている。

常に政権与党であり続けたい自民党。
国民から集めた税を私物化できるから。

そして自民党議員は、未来永劫、政権与党であり続けると思っているのか、数の力で法整備もいい加減なら、法の抜け道をよく知っている。

が、支出の公開基準が緩くて、チェックできない状態になっているだけで、政治資金規正法としては、1万円以上の支出すべてで使途を報告初期記載するように義務付けているなら、茂木と棚橋のやってきた1億3千万円の使途の明細書無しは、脱法行為そのものじゃないか。

凄いよ!
法律を作る側の議員が、どんなに脱税しようが、裏金を作ろうが、自分たちに難が被らないようにしてきた法律。
国民には厳しく、脱法行為を当たり前のようにしてきた自民党議員には甘く。を長年の慣行として行ってきた。

自虐的に言うと、知らぬはアホな国民ばかりだったと・・
しかし、この盗人猛々しい行為が常態化して来た自民党にしたら笑いが止まらなかっただろう。

自民党の場合、バレたら上辺だけ「訂正して謝罪」、バレなかったらそのまま懐へ・・・・
国会議員だけは何億円の不記載でも、訂正したら許されるというのも、どう考えても腑に落ちない。

しかもこの棚橋、安倍政権時代に予算委員長だったがこれがまた酷かった。

本来なら、与野党関係なく、公正公平なジャッジをする立場の予算委員長が、かつての安倍に対して大忖度してきた議員の一人で、野党の意見には聞く耳持たず、政権に有利な運営しかしてこなかった。

今でも、棚橋に対してははらわた煮えくりかえる。

茂木もあの悪党面が表しているように、パワハラ・セクハラネタは事欠かないし、ド偉い我儘な人物らしい。

根本の政治資金規正法は、政治家、特に自民党の政治家に関らせず、第三者を交えて国民視点の改正が必要だと思う。

このまま、有耶無耶のうちに終わらせたら、また税金が自民党議員によって私物化されてしまう。


自民、政倫審「完全非公開」要求、開いた口が塞がらないとはこの事だ
                     まるこ姫の独り言 2024.02.25
どこまで国民を舐めているのか。

政倫審に自民党議員が出席も、小出し小出しで初め2人、今、ようやく萩生田を除いたこのメンツと武田某が渋々出席するという。




なぜ萩生田出席をためらっているかは、どうも萩生田を出席させると二階の爺様にも飛び火するのではとの考えで自民党が抑えているという。

多分自民党は、興奮した二階の爺様が、我を忘れて何を喋りだすか分からない恐れがあるから、それを阻止するために萩生田も出さない画策をしているのではないか。

しかし二階のヨボヨボぶりは想像を絶していた。
一般人だったら、この年齢でこの顔つきは一線で働けるような状態じゃないと思うが、政治家はどんなにヨボヨボになろうと有権者次第では死ぬまで政治にかかわれるようだ。



映像ではおつきの人に体を支えられてようやく歩いている場面が多く出ているが、画像を探しても出てこない。

しかし、政倫審と言えばやけに権威がある感じがするが、実際にはどれだけ嘘をついても良いそうで何の権威も重みもないことが分かる。

「国民を舐めてるの?」自民、政倫審「完全非公開」要求に批判殺到 傍聴なし、議事録なしは過去1例だけ 
                     2/23(金) 17:00配信SmartFLASH
>2月22日、自民、立憲民主両党は、自民派閥の政治資金パーティー裏金事件を受けた衆院政治倫理審査会(政倫審)について、28、29両日に開くことで合意した。
>自民側は、審査会の委員以外の議員や報道陣の傍聴を認めず、事後に議事録も公開されない「完全非公開」での開催を要求しているという。

泥棒はどこまで行っても泥棒だったな・・・
改心する気などまったくなく、自分たちは被告の身という事も感じていないようで、図々しい要求を突きつけすぎじゃないか?

「完全非公開」では、政倫審の意味がない。
自民党は地元の有権者に説明するためにだけ「政倫審」に出席する図を作り上げている。

「政治刷新本部」が聞いて呆れる、この後ろ向きな対応は自民党らしいと言えばらしいが、あまりに酷すぎる。
「説明責任を果たしていく」「国会でお決めになること」これしか言わない九官鳥岸田。

野党は、ここは政倫審など生易しい場ではなく、噓をついたら処罰される証人喚問を要求すべきじゃないか。
妥協してはいけない。