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2020年9月10日木曜日

「赤旗」日曜版がJCJ大賞受賞 「桜」疑惑 連続スクープ

「しんぶん赤旗」日曜版の「安倍晋三首相の『桜を見る会』私物化スクープと一連の報道」が、今年の「JCJ日本ジャーナリスト会議賞」の第63回大賞に輝きました。
 日曜版191013日号を皮切りに「首相主催の桜を見る会で、地元山口県から数百人の後援会員を大量招待していた事実をスクープ・告発した一連の記事」が対象で、この記事を契機に共産党の田村智子参院議員が国会で追及し、大反響を呼びました。

桜を見る会前夜祭での政治資金規正法・公職選挙法違反疑惑については、全国の法律家たち941人が安倍首相を刑事告発しましたが、まだ司法の動きが見えないのは残念なことです。
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「赤旗」日曜版にJCJ大賞 「桜」疑惑 連続スクープ
しんぶん赤旗 2020年9月9日
 日本ジャーナリスト会議(JCJ)は8日、優れたジャーナリズム活動を表彰する今年度の第63回「JCJ賞」の大賞に「しんぶん赤旗」日曜版の「安倍晋三首相の『桜を見る会』私物化スクープと一連の報道」を選び、発表しました。
 日曜版2019年10月13日号を皮切りに、各界の功労者などを税金で招待する首相主催の「桜を見る会」で、安倍首相の地元山口県から数百人の後援会員を大量招待していた事実をスクープ。参加者の証言をもとに、安倍事務所が取り仕切り、高級ホテルで開いた前夜祭に山口県の参加者を招待し、税金でもてなした疑惑を告発しました。

 大賞の授賞理由としてJCJは「この記事を契機に(日本共産党の)田村智子参院議員が国会で追及し、『桜』疑惑が一気に国政の重大課題に浮上。地道な調査報道を重ね、安倍政権の本性を明るみにしたスクープは国政、メディアに大きなインパクトを与えた」と評価しました。
「赤旗」が大賞を受賞したのは、今回が初めてです。近年では14年に「『ブラック企業』を社会問題化させた一連の追及キャンペーン報道」(日曜版)、18年に「米の核削減、日本が反対 核弾頭の最新鋭化も促す」(政治部、外信部)がJCJ賞を受賞しています。

 今回のJCJ賞受賞作は、三上智恵「沖縄スパイ戦史」、吉田千亜『孤塁 双葉郡消防士たちの3・11』、赤木雅子・相澤冬樹「森友問題で自殺した財務省職員の遺書の公開」、北海道放送「ヤジと民主主義~小さな自由が排除された先に~」の4点です。

写真
「桜を見る会」疑惑を初めてスクープした「しんぶん赤旗」日曜版2019年10月13日号


「赤旗」日曜版「桜」報道にJCJ大賞 私物化追及 政権の本性明るみに
しんぶん赤旗 2020年9月9日
 安倍政権の本性を明るみに出したスクープは国政、メディアに大きなインパクトを与えた―。日本ジャーナリスト会議(JCJ)が安倍晋三首相の「桜を見る会」私物化疑惑報道をJCJ大賞に選んだ理由です。「しんぶん赤旗」日曜版はなぜスクープできたのか。国政の大問題に押し上げ、首相を追い詰めた力は…。(日曜版編集部取材班)

 「私は政権を私物化したつもりはまったくない」。辞任表明会見(8月28日)での安倍首相の発言です。桜を見る会などの「私物化」疑惑について記者から聞かれ、開き直りました。
 首相の辞任表明を受けた自民党総裁選でも、自民党内は「安倍政治」礼賛一色です。
 そのような中だけに、「桜を見る会」私物化疑惑の日曜版スクープがJCJ大賞に選ばれたことには、大きな意義があります。

権力の監視
 各界で功績、功労があった方々を招待するとして毎春、開かれていた桜を見る会。多額の税金を使った首相主催の公的行事です。
 主催者である安倍首相は、地元・山口県から約800人もの後援会関係者らを招待していました。国民の血税を使って自らの後援会員に飲ませ食わせするという、まぎれもない国政の私物化血税で地元有権者を“買収”していた構図です。安倍首相に直結する重大疑惑です。
 日曜版は昨年10月13日号で「桜を見る会」私物化疑惑をスクープ。「首相主催『桜を見る会』 安倍後援会御一行様ご招待」「税金でおもてなし」「地元山口から数百人規模」と報じました。
 その後も、総裁選対策としての自民党地方議員大量招待や、悪質マルチ商法幹部が安倍後援会バスで桜を見る会に参加するなどの疑惑を十数回にわたって追及を続けています。
 大手メディアなどは桜を見る会の会場にも入り、取材していました。「首相の地元・山口から後援会関係者が大量に来ていたことは誰でも知っていた」(自民党幹部)はずです。それなのになぜ「赤旗」だけがスクープできたのか―。
 「朝日」(1月8日付夕刊)は記しています。「『桜を見る会』は、それまでも予算や出席者の増加が報道でたびたび話題になっていた(中略)私も違和感を抱いていたが、公的行事の『私物化』というところまで思いが至らなかった

 問われているのは、権力の監視というジャーナリズムの立脚点です。
 日本共産党や「赤旗」は、「森友・加計」疑惑を安倍政権による行政の私物化としてとらえ、国政をゆがめる重大問題として追及してきました。
 憲法解釈の乱暴な改ざんがおこなわれた15年9月の安保法制=戦争法の強行。これによりあらゆる面での政治モラルの崩壊をもたらし、国政私物化という暴走につながりました
 法政大学の上西充子教授は「国会パブリックビューイング」(1月6日)で日曜版編集長と対談した際、桜を見る会報道について「安倍政権の本質のひとつである『私物化』の問題としてとらえた点が興味深い」と語っています。
  【写真説明】桜を見る会に招待された安倍首相の後援者らは毎年、前夜から都内ホテルに集まって首相や妻、昭恵氏らを囲みます=2013年4月(昭恵氏のフェイスブックから)

広がる共闘
 桜を見る会疑惑を国政の大問題に押し上げたのは、「赤旗」と日本共産党国会議員団、市民と野党の共闘の力です。
 そもそも安倍政権のもとで桜を見る会の参加者や経費が急増している問題を追及したのは日本共産党の宮本徹議員でした。(昨年5月13日、衆院決算行政監視委員会)
 日曜版が私物化をスクープしても当初、大手メディアは一切、後追いしませんでした。日曜版報道をもとに日本共産党の田村智子副委員長が参院予算委員会(昨年11月8日)で追及。ネットでその動画が拡散しました。
 それでも大手メディアは大きく報じませんでした。
 田村質問から3日後の同11日、野党による「『桜を見る会』追及チーム」が発足。これを契機にテレビのワイドショーがいっせいに取り上げ、新聞も大きく報じ始めました

 日本共産党の大門実紀史参院議員も悪徳マルチ会社「ジャパンライフ」元会長の招待の問題を暴露。国会内での野党共闘が広がる中、安倍首相は二重三重に「詰み」の状態に追い込まれました。その結果、辞任表明をしたのです。
 安倍首相が辞めたとしても、桜を見る会の追及をやめるわけにはいきません。国政がゆがめられたという大問題だからです。日曜版編集部は最後まで追及します。

市民の怒りに火をつけた
国会で「桜を見る会」問題を追及 田村智子参院議員
 桜を見る会については、2019年5月に日本共産党の宮本徹衆院議員が決算行政監視委員会で、費用が安倍晋三政権下で3倍に膨れ上がっていることを指摘した時から気になっていました。
 その後、入試改革の撤回や自民党の菅原一秀前経済産業相、河井克行前法相の辞任など、政権のモラルハザードぶりが相次いで表面化した時期に、日曜版の報道が飛び出しました。
 他の誰でもない首相自身による、絵にかいたような行政の私物化を暴いたスクープでした。「これしかない」と思い、急きょ開かれた参院予算委員会(19年11月)で取り上げることにしました
 質問準備のため日曜版の担当者に国会に来てもらいました。取材は自民党の後援会関係者にも及んでいました。質問は内容が伝わりやすいように組み立てるのですが、そのすべてを裏付ける証拠がそろっていました。
 反響は大きかった。他の野党議員が次から次へとネットで質問を拡散してくれました。市民の関心も高く、ツイッターのトレンド入りしたことには私も驚きました。
 しかし、直後の大手メディアの反応は弱く、数えるほどしか報じられませんでした。この落差はなんだろうと考えていました。
 週が明け、野党合同の追及チームが動き出すころからステージが変わったと思います。それぞれの党が入手した資料を共有しながら、作戦会議から首相の地元の現地調査といった実際の行動まで…。これほど野党が一丸となって取り組んだのは初めてだと思います。
 作戦会議での、最大の資料となったのが日曜版でした。さまざまな会合で、机に日曜版のコピーが置かれていることも当たり前でした。
 多くの市民も国会審議をチェックし、SNS上で拡散して政府を追及しました。野党と市民、日曜版が一緒になって問題を深めていったと思います。
 森友・加計問題などで、「何をやっても許される」と言わんばかりの安倍政権への怒りが、政治的な立場を超えて広がっていた。そこに日曜版が桜問題を暴いたことで「やっぱりこうだったよ」という市民の怒りに火をつけたのでしょう。
 安倍首相が辞任しても、問題は終わりません。次期首相とみなされる菅義偉官房長官は、首相と共に問題の幕引きを図った張本人です。安倍政権を守り続けてきた自公政権が続く限り、すべての事実を明らかにはできないでしょう。政権交代を実現してこそ、出すべき資料をすべて出させ、真の責任を追及することができると思います。

政権中枢の不正に切り込む
神戸学院大学教授・政治資金オンブズマン共同代表 上脇博之さん
 おめでとうございます。「赤旗」日曜版の「桜を見る会」連続スクープは、強大な権力の不正を追及するというジャーナリズムの精神に基づく報道でした。安倍晋三首相の地元の政界関係者の証言や安倍事務所が後援会員に配った案内状など、客観的証拠に基づいて切り込んだことが評価されたのだろうと思います。
 桜を見る会は、安倍政権になってから参加者数が増え続け、予算も3倍に膨張していました。高級ホテルで飲食を提供した前夜祭とセットにして参加者を募集することは、首相の権限がなければできなかったことです。安倍首相による「行政の私物化」を象徴するもので、その一端を暴いた日曜版の報道には大きな意義があったと思います。
 格安で飲食を提供したという前夜祭での政治資金規正法・公職選挙法違反疑惑については、全国の弁護士や法学者ら計941人が安倍首相を刑事告発しました。私も告発人の一人です。国会議員としての資格が問われる違法行為疑惑です。
 安倍首相は「桜を見る会」と前夜祭の疑惑について何ら責任をとっていません。国会は真相解明と追及を続けるべきです。政府の責任は次の政権にも引き継がれます。
 メディアには「誰のために報道するのか」という基本姿勢が問われます。「赤旗」には、今後も国民のために政権中枢の不正に切り込む報道を続けてほしいです。
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「桜」疑惑報道が本に
  【写真説明】『「桜を見る会」疑惑 赤旗スクープは、こうして生まれた!』(しんぶん赤旗日曜版編集部著、新日本出版社、定価本体1300円=税別=)が15日、出版されます。
 桜を見る会スクープの舞台裏を初めて、書き下ろしで明らかにしました。大手メディアにはない、日本共産党の機関紙「赤旗」ならではのスクープ力の秘密とは…。
 安倍事務所の関与を示す決定的証拠文書もすべて初公開。「私物化したつもりはない」とする安倍首相の“ウソ”を事実で暴きます。

2020年9月8日火曜日

08- 海外メディアは「密室総裁選」と酷評

 自民党は石破氏が総裁に選出されるのを絶対に防ぐために、主要派閥のボスたちが菅氏を推すことを決め、総裁選挙の形式も石破氏に有利な「党員投票」を行わない方式に決まりました。

 こうしたあり方を日本のメディアは何も批判しませんが、海外メディアには勿論異様に映るので、一斉に「長老たちによる密室の総裁選」だと酷評しています。
 当然のことです。
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海外メディアも「密室総裁選」酷評…日本は世界の笑い者に
 日刊ゲンダイ 2020/09/07
 菅官房長官の圧勝とみられている自民党総裁選で、党員投票が省かれることに「密室選挙」との批判が上がる。一国のトップを決める選挙が裏で談合では話にならないが、海外メディアからも「おかしい」と疑問が噴出している。

 最も辛辣なのは米紙ワシントン・ポストだ。〈日本の次期首相の選択は、年老いた少数の男たちの手に委ねられている〉と酷評し、〈首相選出から一般党員を除外している〉と批判。コロンビア大学のジェラルド・カーティス教授の〈(党員投票をしないのは)石破氏の勝利を防ぐための策〉とのコメントまで掲載している。

 仏紙ルモンドは〈選挙に関与するのは、国会議員と党の地域代表のみだ〉と指摘。英ロイター通信も、〈自民党の「密室政治」〉〈党内からも異論〉と報じている。

 高千穂大教授の五野井郁夫氏(国際政治学)はこう言う。
民主主義の考えが根付いている欧米のメディアは、日本の政治を厳しく見ているということです。コロンビア大のカーティス教授は長年、日本政治をウオッチしてきた人物。変わらない日本の『密室政治』を憂えているのでしょう。自民党は総裁選を通じて、世界に『恥』をばらまいている状況。嘆かわしいことです」

 日本は民主主義国から脱落した。

2020年9月5日土曜日

05- ナワリヌイ氏が昏睡状態になったのは低血糖のためでは

 2020年8月20日、ロシア反体制派の政治活動家であるアレクセイ・ナワリヌイが、ロシアの空港で毒物が混入した紅茶を飲み意識不明の重体となりました。その後ロシアの病院で回復したのですが、ドイツが原因を調査するということでナワリヌイ氏を空路ドイツのベルリンの病院に運び、そこで猛毒のノビチョク系の毒物が検出されたと発表しまし
 当然西側の論調はロシア(プーチン)非難の一色となりました。

 それでなくとも14年にウクライナでクーデターが起こされた時、ロシアがクリミヤ半島に進出してそこに居直ったと、米国が大批判して世界中に対露経済封鎖を呼びかけて以来、ロシアを非難することは余りにも当たり前のことになっていました。
 しかし、そもそもウクライナのクーデターは米国がロシアオリンピックの終了に合せて引き起こしたものであり、クリミアの軍港についても元々ロシアがウクライナから借用していたもので、軍港の警備のために軍隊が常駐していたのでした。
 非はむしろ米国の側にあったのでした。

 それはともかくとして、ナリヌワイ氏の件ではおかしい点がいくつもあって、ドイツの発表もとても鵜呑みには出来ません。
 Moon of Alabama紙は、なぜもっと真実味のあるおとぎ話を思いつくことはできなかったのかと述べ、「ロシア国家、あるいはプーチンがナワリヌイを毒殺しようとしたのなら、なぜ国外に彼を飛行機で連れ出すことが許されたのだろう」としています。
 これは子供にもすぐに分かる話で、同紙はその他にも4つの疑問点を挙げています。

 ところで文中にスクリパリ親子(娘)の話が出てきますが、それは英国に亡命していた親子が18年3月に公園でノビチョクのガスを浴びせられたとされる事件ですが、犯人は不明で、親子は猛毒ガスを浴びたにもかかわらず健在が伝えられました。これも謎に満ちた事件でした。
 因みにセルゲイ・スクリパリは元ロシア軍情報総局幹部です。

「マスコミに載らない海外記事」の記事を紹介します。
 併せて櫻井ジャーナルの記事を紹介します。
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スクリパリ化されたナワリヌイ
マスコミに載らない海外記事 2020年9月 4日
Moon of Alabama 2020年9月2日
 私がこれを読んだ時の最初の反応は、あくび!だった。彼らは、もっと真実味のあるおとぎ話を思いつくことはできなかったのだろうか?
ドイツ政府は、ロシアの野党指導者アレクセイ・ナワリヌイから採取された試料に行なわれた検査で、ソ連時代の神経ガス、ノビチョクが存在していたと主張している。
水曜、アンゲラ・メルケル首相報道官シュテフェン・ザイベルトは、特別なドイツ軍研究所で検査したところ「ノビチョク・グループの化学神経ガス」の証拠を示したと声明で述べた。

ソ連時代の神経ガス、ノビチョクは、イギリスで、元ロシア・スパイセルゲイ・スクリパリと彼の娘を毒殺するために使われた。それはコリン・エステラーゼ阻害薬、シャリテー大学病院の医者が、初めにナワリヌイで確認した物質のクラスの一種だ。

「軍用」「最も致命的な」毒物ノビチョクが、どうして誰も殺さないのか奇妙だ。
 ちなみに、スクリパリ親子はどこにいるのだろう? 今度はナワリヌイが彼らがそうだったのと全く同様に消えるのだろうか?
 問いたい他の疑問はこれだ(そして決して答えられるいものだ)。

ロシア国家、あるいはプーチンがナワリヌイを毒殺しようとしたのなら、なぜ国外に彼を飛行機で連れ出すことが許されたのだろう?
病んだアレクセイ・ナワリヌイの血液を分析した2つのロシア研究所には、いかなる異常な物質の痕跡も見いだされなかった。なぜだろう?
ナワリヌイが、この毒物にさらされたとされているのに、周囲の誰も被害を受けなかったのはなぜだろう
ドイツ政府は、なぜナワリヌイをベルリンに連れて行くのをそれほど熱心に望んだのか
この反ロシア情報工作は誰が先導しているのだろう? MI6、CIA、それともドイツ連邦情報局BND

 ナワリヌイ事件、少なくとも、それが巻き起こしたことは、ベラルーシで、アメリカが実行したカラー革命失敗への反応だと私は思う。そのためにロシア罰しなくてはならないのだ。
 オムスクの病院は、まだナワリヌイの本物の血液試料を持っている。
 それを再検査できる中立の国際研究所はあるのだろうか?



反プーチンのナワリヌイの妻の父親はロンドンで資産を管理する元KGBの銀行家
櫻井ジャーナル 2020.09.04
 空港のバーで同行していた人物が運んできた紅茶の中に入れられていた毒でアレクセイ・ナワリヌイは昏睡状態になったと彼の広報担当者は主張、西側の有力メディアはウラジミル・プーチンが毒を盛った可能性が高いと宣伝している。ちなみに、紅茶を運んだ人物に異常はない。
 本ブログでも指摘したが、ナワリヌイを診察した病院の医師は昏睡状態になった原因は低血糖だとしている。彼は糖尿病を患っていることから、糖尿病性ショックとも呼ばれる重度の低血糖が原因だと見るのが常識的。相変わらず、西側の有力メディアは証拠、根拠を示すことなく「プーチンの陰謀」を宣伝している。

 2010年にアメリカのエール大学で行われているエール・ワールド・フェローズにナワリヌイは参加した経験がある。毎年、同大学では世界各地からエリート16名を集め、4カ月間一緒に生活させ、訓練するのだという。西側の支配者に選ばれた人物ということだ。
 ナワリヌイの妻も興味深い人物だと言われている。彼女の父親、ボリス・アブロシモフはロンドンにおけるロシア人の財産を管理している銀行家で、元KGB。ロシアの富豪で元KGBのアレクサンダー・レベデフの同僚だという。

 ソ連最後の書記長はミハイル・ゴルバチョフ。ペレストロイカ(建て直し)を彼は打ち出すが、それを考え出したのはKGBの頭脳と言われ、政治警察局を指揮していたフィリップ・ボブコフだとされている。(F. William Engdahl, “Manifest Destiny,” mine.Books, 2018)
 このボブコフを含むKGBの中枢にいた一部幹部はジョージ・H・W・ブッシュをはじめとするCIA人脈と連携していたとも言われている。そしてCIA人脈とKGBの中枢が手を組んでソ連を消滅させ、その資産を盗んだというのだ。ハンマー作戦である。そうしたKGBの腐敗勢力の下で活動した若者も富豪となり、オリガルヒと呼ばれるようになった

 ゴルバチョフは1990年に東西ドイツの統一を認めたが、それにはNATOを東へ拡大させないという条件がついていた。国務長官だったジェームズ・ベイカーはこの約束を否定していたが、ドイツのシュピーゲル誌によると、アメリカはロシアに約束したとロシア駐在アメリカ大使だったジャック・マトロックが語っている。(“NATO’s Eastward Expansion,” Spiegel, November 26, 2009)

 またドイツの外務大臣だったハンス-ディートリヒ・ゲンシャーは1990年2月にエドゥアルド・シェワルナゼ外相と会った際、「NATOは東へ拡大しない」と確約し、シェワルナゼはゲンシャーの話を全て信じると応じたという。(“NATO’s Eastward Expansion,” Spiegel, November 26, 2009)

 1991年8月にゴルバチョフを排除する出来事があったが、その工作をしたのも同じチームだ。そして登場してくるのがボリス・エリツィン。勿論、アメリカの支配者は約束を守らない。NATOは東へ拡大し続けてロシアへ迫っている。

 エリツィンは自分の忠実な部下と考えていたKGB出身のウラジミル・プーチンを1998年7月にFSB(KGBの後身)の長官に任命、99年8月には第一副首相、そして首相代理、同年12月には大統領代理になった。
 プーチンは米英金融資本の操り人形になるはずだったのだが、大統領に就任した2000年5月から彼はロシアを再独立させる政策を打ち出していく。クレムリンを支配していた米英金融資本の手先、オリガルヒの粛清を始めたのだ。エリツィンも金融資本もKGB出身のプーチンに騙されたわけである。西側では腹立ち紛れに「偽者説」を流す人もいる。
 クレムリンへの従属を誓ったオリガルヒもいるが、少なからぬ富豪はロンドンやイスラエルへ逃げた。ウォール街と並ぶ金融の中心地、ロンドンのシティへロシア・マネーが流れ込むのは必然だが。その額の多さからロンドンは「ロンドングラード」と呼ばれたほどだ。
 そのロンドンでナワリヌイの妻の父親はロシア人富豪の資産を管理している。

2020年8月20日木曜日

20- NHK政治部の安倍政権批判を潰してきた幹部たち(LITERA)

 NHKの政権の意向を忖度した報道ぶりが批判を浴びている中でも岩田明子記者(政治部)の安倍首相の「持ち上げ」振りは尋常ではなく、ここぞという政治的場面では必ず登場してそうした見地からの解説を繰り返しています。それに嫌気がさした人たちからは「(そんな解説は聞きたくないから)もう登場しないでくれ」というクレームがSNS上に出されるほどです。という訳で彼女は安倍首相の応援振りではすっかり有名人なのですが、それは何も彼女一人に限ったことではありません。

 LITERAが、安倍政権批判を潰してきたNHKの政治部幹部たちとして、いわば「ツートップ」を挙げました。
 それは今年4月に理事に昇格した小池英夫・前報道局長と原聖樹・政治部長の二人で、政治部長時代から安倍政権とべったり癒着してきた小池氏が、官邸の意向に沿うよう報道をコントロールする司令塔で、社会部の森友加計報道などにも介入し政権批判をことごとく潰してきたと述べています
 そして小池氏と同じコースを歩むと見られている・現政治部長が、NHKの政権擁護、政権批判潰しの先兵的役割を担ってきた人物なのだとしています

 LITERAの記事は、NHK政治部が政治部長を中心に15人ほどが7月22日に3密の宴会(しかも鍋料理の!)を開いたことから始まっています。

 こういう状況では、NHKの政治部が正常な姿勢に戻ることなど到底期待できません。
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岩田明子も参加 NHK政治部の「フェイスシールドで鍋」宴会を企画した「政治部長」は安倍政権批判を潰してきた官邸の代弁者
LITERA 2020.08.19
 安倍内閣の支持率はどんどん低下しているのに、むしろ政権忖度は強化されている感のあるNHKの政治報道。新型コロナ対応でも、持続化給付金などの政権の失態をほとんど取り上げず、『日曜討論』では約1カ月にわたって野党を出席させないなどの露骨な政権擁護姿勢を見せ、大きな批判を浴びた。

 そんなNHKで異様な飲み会が開かれたことが最近、話題になった。東京で感染が再拡大しはじめたさなかの7月22日、15人弱の局員が赤坂の料理屋に集合し、フェイスシールドをつけて宴会。そのときの写真を「デイリー新潮」がすっぱ抜いたのだ。
 しかも、フェイスシールド着用ということで厳格な感染対策をしているのかと思いきや、写真を見ると、大人数が三密状態で肩を寄せあっているうえ、テーブルの中央に置かれている料理はなんと鍋。デイリー新潮もつっこんでいたが、顔を近づけて同じ鍋の料理をつつきあったら、せっかくのフェイスシールドも意味がないだろう。

 しかし、本サイトが注目したいのは、感染拡大のさなかの飲み会強行や予防策のちぐはぐぶりではない。この飲み会に参集した連中の顔ぶれだ。
 写真では、政治部トップの原聖樹政治部長が真ん中に陣取り、各記者クラブキャップなど、政権に近いとされる政治部幹部がずらり。しかも、“安倍首相にもっとも近い政治記者”と言われる岩田明子解説委員が紅一点、参加していた。つまり、NHKの安倍政権忖度報道を支えている幹部連中がほぼフルメンバーで顔を揃えていたのだ。

 しかし、それも当然だろう。デイリー新潮によると、そもそも、この飲み会は政治部トップである原政治部長が企画し、声をかけたものだが、この原政治部長というのが、まさにNHKの政権擁護、政権批判潰しの先兵的役割を担ってきた人物なのだ。
「NHKで官邸の意向に沿うよう報道をコントロールしている司令塔は、今年4月に理事に昇格した小池英夫・前報道局長です。小池氏は政治部長時代から安倍政権とべったり癒着してきた人物で、報道局長になってからは、政治部に政権ヨイショ報道を命じるだけでなく、社会部の森友加計報道などにも介入し、政権批判をことごとく潰してきた。森友報道を潰されてNHKを退局した相澤冬樹氏もその著書で、この小池氏の現場介入が局内で『Kアラート』と呼ばれ、恐れられていたと書いていました。原政治部長はその『Kアラート』小池氏の子飼いなんです。原氏は政治部長になる前、官邸キャップを7年勤めていますが、その頃から、報道局長だった小池氏に官邸の意向を伝える役割を担ってきた。原氏からの報告やご注進を受けて小池報道局長が社会部に圧力をかけるということを繰り返してきたわけです」(NHK関係者)
 実際、原政治部長は官邸キャップ時代、たびたび自らニュース番組に出演し、びっくりするほど露骨な政権擁護コメントを発してきたことで知られている。

加計問題では「国家戦略特区の手続きに間違いが起きるはずがない」と解説した原政治部長
 たとえば、2015年、国会の安保法制審議で安倍首相が質問にまともに答えないゴマカシ答弁を続けて批判を浴びているさなか、『ニュースウオッチ9』に出演した原氏が「きょうの討論で、安倍首相は政府の立場を平易に国民に伝えることに力点を置いていたように感じました」と発言。視聴者をあ然とさせたこともあった。
 さらに、『クローズアップ現代+』が加計問題で萩生田光一官房副長官による文科省への圧力文書をスクープしたときは、スクープを骨抜きにしたい小池報道局長の命で、同番組に解説者として出演。「(国家戦略特区の手続きに)間違いが起きるはずがない」「規制を緩和したくない文科省」など、手書きのフリップを持ち込んで、官邸の反論をそのまま垂れ流すように解説をおこなった。

「原氏はこうした功績を買われ、政治部長に抜擢された。親分の小池氏も政治部長から報道局長、そして今回、理事に上り詰めましたが、まったく同じルートで、次は報道局長が確実視されています。まさに飛ぶ鳥落とす勢いで、報道局内ではもはや原氏に逆らえる人間は誰もいないという状況です。今回の飲み会も、感染拡大の最中なので参加したくないという人間も多かったはずですが、原氏の命令とあらば、逆らえなかったんでしょう」(前出・NHK関係者)
 ようするに、今回のフェイスシールド飲み会は、安倍政権を“忖度”する政治部のトップを忖度する幹部たちの飲み会だったわけだ。デイリー新潮によると、フェイスシールド飲み会となったのも、原政治部長がふだん局内でフェイスシールドをつけて仕事をしているため、それにあわせて全員が装着することになったらしい。

 この政治部の忖度体質、そして政権べったりの記者だけが出世する構造がある限り、NHK
の政権との癒着、ジャーナリズム軽視の傾向は永遠につづいていくだろう。 (野尻民夫)

2020年8月11日火曜日

11- 長崎での会見 安倍首相の手には質問&答の原稿(まるこ姫の独り言)

 安部首相の記者会見はおろか官邸などでのぶら下がり会見でも、質問事項は予め通告されたものであることがつい最近明らかにされました。

 9日、長崎での会見が終了し、首相がその回答用の原稿を持ち上げた瞬間を望遠レンズで撮った写真(或いは動画の一部)に原稿の一部が写っていました(それまでは机上の花の陰になっていて見えませんでした)。
 それを見ると原稿は横書きで、上に質問事項が四角の枠内に書かれていて、その下に回答文が書かれていました。
 質問事項の左上には「質1」と、また回答文の左上には「答1」と書かれているので。1問目の回答文であることが分かります。質問文の文字は通常のサイズ(11ポイント?)であるのに対して、回答文は読み上げやすいように14~16ポイント?ほどの大きな文字になっていました。

 因みに質問事項は2問で、1問目は現地記者団を代表して毎日新聞の記者が、2問目は随行記者団を代表して読売新聞の記者が行い、追加質問は受け付けず2問目の回答が終わると早々に首相は原稿を持ち上げて立ち去りました。
 所要時間は、1問目が約1分、その回答が4分弱、2問目が1分30秒、その回答が10分40秒で計17分余りでした。

 ブログ「まるこ姫の独り言」を紹介します。
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長崎の原爆の日、安倍首相の手には質問&答えが書かれているカンペが!
まるこ姫の独り言 2020.08.10
事前に質問を提出させ、官僚がそれに沿った原稿を書いて安倍首相は読み上げるだけ。
は、多くの人が共有してきたが、今回、安倍首相の手の原稿で、質問、その下に答えが書かれている写真が出回っている。

嗚呼、このけだるげな表情は!
Eez2zgucaapzdu
これから会見を開いて、政府と言うか、総理として自分がどのように国を導いていくのか、「国民の命と健康を説いて安心して貰う」が、かかっているのに、この緊張感を欠いた表情はなんなんだろう。
今までの虚勢さえどうでもいいのか、やる気がまったく見えない。

答えが書いてある原稿を読むだけなら、安倍首相にとって緊張感など必要ないだろうが、国民にしたら情けない思いが募る。

しかし、記者クラブも記者クラブだ。
安倍政権誕生後、会見の度にいつも初めに質問文を提出し、それに沿った答えを用意する安倍首相に従順に従ってきたわけだ。
どうしてこんな、ジャーナリズムを否定するような行為を唯々諾々と行ってきたのか。

答えまで印刷してあると言う事は、何時間も前に記者に事前提出させていたと言う事か。。
と言うか、何日も前に質問文を提出していたのかもしれない。
そして官邸側の用意が、質問は小さく、答えは大きく(老眼だから)
知っていたこととはいえ「問」「答」が生々しい

しかし、答えを少し見ても、いつも声高に語っている言葉と何も変わらない。
特別、新しい文言は加わっていず、しょっちゅう使う文言だったら、印刷するほどの事でもないと思うが。
この程度の文言くらい暗記しないのだろうか。

しかし、本来なら見せてはいけないカンペを、いみじくも視聴者側に見せてしまったのが安倍首相本人で、もう緊張の糸が切れてしまったのか。

記者質問がたったの2問で、それに答えた後は、追加質問も受け付けず、わき目も振らずに帰ってしまったところを見ると、表に出てくるのが嫌で嫌で仕方がないのかもしれない。

早くゴルフやバーベキューをやって英気を養いたいなあ。。。
が本音か?

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会見動画 ⇒ https://youtu.be/NWDvQW5daB0?t=9 (時間17:23)