2012年9月1日土曜日

オスプレイの飛行訓練はさせないと長野県市長会が議決


 新潟県との県境を飛ぶブルールート(新潟県周りのオスプレイの飛行訓練ルート※)の直下に沢山の市町村を持つ長野県市長会は、30日、オスプレイの飛行訓練について「安全性への懸念が払しょくされるまでは飛行訓練をさせない」と議決しました。
 会議では、松本市長が「県としてもっとダメだと動かないと、なし崩し的にいってしまう」と発言したのにたいし、県側は「なし崩しのおそれがあれば、新潟県などと連携して必要な対応をしたい」と答えました。
815日付「オスプレイは湯沢の上空も飛びます」参照 

 以下にしんぶん赤旗の記事を紹介します。
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オスプレイ訓練させない 長野県市長会が議決
    しんぶん赤旗  2012831 

 長野県市長会は30日、総会を開き、米軍の垂直離着陸機MV22オスプレイの飛行訓練について「安全性への懸念が払しょくされるまでは飛行訓練をさせない」と議決しました。 

 長野県は北部地域がオスプレイの低空飛行訓練ルート(ブルールート)に入っています。市中心部を同ルートのポイント(進路切り替え地点)にされている飯山市の足立正則市長が飛行訓練についての議題を提案、「オスプレイは開発段階、部隊配備後も墜落事故を起こし、低空飛行訓練の危険性が払しょくされていない」と説明しました。足立市長は「飛行ルートは山岳地帯ではない。人家があり、大変な不安がある。安全確認がない限り飛行訓練は反対だ」と語りました。

 松本市の菅谷昭市長は「乗鞍や上高地の周辺も影響を受ける。県としてもっと(飛行訓練は)ダメだと動かないとなし崩し的にいってしまう」と発言。これにたいし小林利弘県市町村課長は「なし崩しのおそれがあれば新潟県などと連携して必要な対応をしたい」と答えました。

 総会では「政府は沖縄に説明に行っているが、低空飛行ルートにある市町村も危険で不安があるという点では同じだ」などの意見が表明されました。