2026年8月10日月曜日

正義は最後に勝たねばならない(植草一秀氏)

 植草一秀氏の掲題の記事を紹介します。
 昨年11月に亡くなられた木谷明元裁判官は、刑事裁判の有罪判決が99・9%以上という異常な日本の裁判所にあって珍しく無罪判決を書くことに積極的だった裁判官として知られ、在職中に30件以上の無罪判決を確定させた実績を持ちます。
 その木谷明氏が編纂された『袴田事件の教訓  冤罪の予防・救済のために』が刊行されたのを記念して8月8日に「刑事裁判と冤罪を考えるシンポジウム―袴田事件の教訓』が開かれました。
 植草氏はかねてから「冤罪を防ぐあるいは冤罪を救済するため方策として、
 1.取り調べの全課程、全関係者に対する完全可視化
 2.裁判所が再審開始決定を示した場合の検察の抗告禁止
 3.証拠全面開示の義務付け
の改善を主張していますが、先の国会で刑事訴訟法が改定されたにも拘わらず、上記3要件は何一つ改善されませんでした。
 植草氏は『紙の爆弾』(鹿砦社)8月号~10月号に3回連続でご自分のインタビュー記事が掲載され、ご自分が巻き込まれた冤罪の全容をほぼ解明されていると紹介した上で、「我が身に降りかかった冤罪の濡れ衣を雪ぐことを決意している」と述べ いずれ単行本にして発刊する考えであると明らかにしました。
           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~
正義は最後に勝たねばならない
               植草一秀の「知られざる真実」 2026年8月 8日
刑事裁判の有罪判決が99.9%以上を占めると言われる日本の裁判所にあって、珍しく無罪判決を書くことに積極的だった裁判官として知られる木谷明元裁判官。
昨年11月に亡くなられた。木谷氏は現役中に30件以上の無罪判決を確定させた実績を持つ。

その木谷明氏が編者となって編纂された『袴田事件の教訓  冤罪の予防・救済のためにhttps://www.iwanami.co.jp/book/b10166247.html が刊行された。
日本の刑事裁判に潜む問題を、袴田事件を素材にして、第一線の裁判官OB、刑事法学者が論じている。
その他、刑事裁判の合議自体に潜む問題についての座談会も収録されている。
同書の刊行を記念して8月8日にシンポジウムが開かれた。
刑事裁判と冤罪を考えるシンポジウム――袴田事件の教訓https://x.gd/4Oc2T

私は冤罪は「魂の殺人」だと思う。社会的生命を抹殺するもの。冤罪を生まないことが、本来は刑事司法の根本の鉄則だ。たとえ、10人の真犯人を逃しても1人の無辜(むこ=無実の人)を処罰してはならない。冤罪の防止を重視したのが初代司法卿(司法大臣)の江藤新平。しかし、江藤新平は大久保利通に抹殺された。これが日本の分岐点になった
「大久保の日本」でなく「江藤の日本」が実現していれば、現在はまったく違う日本になっていたはずだ。

冤罪を防ぐ、あるいは冤罪を救済するために必要な方策を三つ示す。
重要な事項は三つ。
 1.取り調べの全課程、全関係者に対する完全可視化
 2.裁判所が再審開始決定を示した場合の検察の抗告禁止
 3.証拠全面開示の義務付け
村木厚子さん冤罪事件で大阪地検特捜部の特捜部長、副部長、検事が有罪判決を受けた。
これを契機に刑事訴訟法が改定された。袴田巌さんの無罪が確定した。これを契機に刑事訴訟法が改定された。
しかし、肝心なことが何も「改正」されなかった。「猿芝居」は演じられたが「猿芝居」は重要な改正が行われないという事実を覆い隠すためのものだった。何も改善されていない。

私は我が身に降りかかった冤罪の濡れ衣を雪ぐことを決意している。
現行制度の下でその実現のハードルは高い。
しかし、正義は最後には勝たなければならないと思っている。だから闘いをやめない。

『紙の爆弾』(鹿砦社)






https://x.gd/kwNSn 8月号から10月号が3回連続でインタビュー記事を掲載くださっている。インタビュアーは高橋清隆氏。
私が巻き込まれた冤罪の全容をほぼ把握した。その『知られざる真実』を明らかにして参りたいと思っている。いずれ単行本にして発刊する考えである。

週刊文春が続報を伝えたが木原誠二妻元夫の安田種雄さん殺害事件。
本ブログ、メルマガで既報のとおり、新たな重大証拠が確認された。
安田さんが死亡した日、木原氏妻は愛人のY氏を電話で呼び出した。
その通信記録が残されている携帯電話が新たな証拠として浮上している。
こちらは、明らかに犯罪があったにもかかわらず、犯罪がなかったこととして処理された事案。日本の刑事司法の腐敗を明らかにする必要がある。

新著『日本経済の終宴』(ビジネス社)https://x.gd/yNOSpf を上梓しました。
サブタイトルは「絶頂株価後の最強投資戦略」
第1章タイトルは「高市持率工作(こうしじりつこうさく)」
高市暴政の真実を明らかにするとともに株価絶頂を予測し、絶頂株価後の投資戦略を提案する新著。夏休みにぜひご高読をお願いします。

(お願い)
情報拡散を推進するために「人気ブログランキング」クリックをぜひお願いします。


続きは本日の メルマガ版「植草一秀の『知られざる真実』」449号
「木原事件に重大新証拠浮上」 でご高読下さい。
この機会にメルマガ版「植草一秀の『知られざる真実』」ご購読をぜひぜひお願いします。
https://foomii.com/00050

『ザイム真理教』(森永卓郎著)の神髄を深堀り、最重要政策争点財務省・消費税問題を徹底解説する新著を上梓しました。
財務省と日銀 日本を衰退させたカルトの正体』(ビジネス社)https://x.gd/LM7XK ご高読、ならびにアマゾンレビュー、ぜひぜひ、お願いします。
メールマガジンの購読お申し込みは、こちらからお願いします。(購読決済にはクレジットカードもしくは銀行振込をご利用いただけます。)なお、購読お申し込みや課金に関するお問い合わせは、support@foomii.co.jpまでお願い申し上げます。