2017年4月23日日曜日

「共謀罪」ぜったい廃案と「未来のための公共」が国会前で行動

 21日夜、国会正面前で共謀罪法案に反対する集会が開かれ、国会議員や学者、弁護士、市民がスピーチし、「廃案にするために力を合わせよう」と訴えました。
 「未来のための公共」が主催し500人が参加しました。
 
 官邸前で行っている首都圏反原連の「金曜日抗議行動」は、2012年3月29日にスタートしてから4月で6年目に入りました。
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「共謀罪」ぜったい廃案 未来のための公共 国会前で行動
しんぶん赤旗 2017年4月22日
 21日夜に「未来のための公共」が国会正門前で行った、安倍政権に反対する抗議行動。参加者は「共謀罪」法案について、「戦前に戻るような動きだ。黙っていてはいけない」と語ります。
 埼玉県入間市の女性(55)は、毎週抗議に参加しています。安保法制に反対する国会前抗議にも来ていたと話します。「国会に共謀罪が出てきた。また声をあげないといけないと思いました。私たちの声がきちんと反映される社会にしたい」
 「未来のための公共」のメンバーの大学生は、安倍政権は国会の数の力で、自分たちの都合の良いように物事を決めていると指摘。「いま行われている政治は、普通の政治ではありません。あきらめてはいけません。大きな声をあげていきましょう」と呼びかけました。
 「安全保障関連法に反対する学者の会」から、東京慈恵会医科大学教授の小沢隆一さんがスピーチしました。「共謀罪」法案について、国家権力にたてつかない国民を育てるためのものだと指摘。「向こうは本気で通そうとしてきている。私たちも本気にならないといけない。ともに頑張ろう」と語りました。
 日本共産党、民進党、社民党の国会議員が訴えました。共産党からは池内さおり衆院議員がスピーチしました。
 
 
「共謀罪はウソのデパート」~4.21「反原発・反安倍」金曜行動レポート
レイバーネット 2017年4月22日
 4月21日金曜日、官邸前と国会前で安倍首相への抗議行動がつづいている。官邸前では、佐賀県から2人の県議が駆けつけ、玄海原発再稼働の危機を訴えていた。また福島の双葉町から避難しつづけている亀屋幸子さんは、福島で甲状腺がんが異常に増えていると訴えた。また「甲状腺がん1082件以上すでに手術 安倍さん隠すな」のプラカードを見て驚いた。
 
 その女性に数字の出所を尋ねると、山本太郎議員が4月14日の国会で追及していたという。調べてみると、山本太郎議員の質問に対して厚労省役人は「9病院で2011年から2015年までの間に甲状腺の悪性腫瘍に分類された傷病につきまして行われた手術件数は、合計1082件でございます」とはっきり答えていた。このことはマスコミではほとんど報道されていないが、この数字の意味は? 事実はどうなのだろうか?
 国会前の南側エリアでは、一時拡声器が故障したのか、手のひらを口にあてて声を張り上げていた。
 北側エリアの「未来のための公共」には弁護士や大学教員、国会議員、学生らがスピーチしていた。その中で憲法学者の小沢隆一さんは「共謀罪はウソのデパート」と訴えた。それは9条改憲するためのなのだ、と。
 また主催者側の一人と思われる木下ちがやさんは「あきらめている人が多いが、われわれはあきらめないために来ている」とアピールした。学生たちのコールは「密告すすめる法案いらない」「テロ対策とウソつくな」「盗聴、密告、監視の法案廃棄」など。参加者は主催者発表で500人だった。