2026年9月7日月曜日

ベッセントの高市批判と円高指導 ー その裏にある米国債と米国財政の深刻な危機

 世に倦む日々氏の掲題の記事を紹介します。
 記事は、1日に米国で開催された20財務相会合で、ベッセント米財務長官が植田和男日銀総裁と会談し、「行き過ぎた円安への断固とした金融政策上の措置を強く支持する」と伝えた上で、記者会見では同氏は日本を名指しして「(金融緩和と積極財政を志向する)リフレ政策をやめるべきだ」と発言したことから始まります。
 そしてニューヨーク・タイムズの電子版、ベッセントが5月の訪日時に片山財務相と会談した折に「2時間以上にわたり高市政権の経済政策に対する不満をぶちまけ」「高市早苗首相の一部の経済顧問(⇒高橋洋一氏)がなぜ円安の利点を説いているのかと問い詰めた」経緯を公表したことを明らかにしました。
 世に倦む日々氏は、「経済・金融の知識のない高市は、リフレ派イケイケの高橋洋一の指図どおりに政策を進めていて、14年前のアベノミクスを金科玉条として仰いでいる。日本経済がデフレからインフレに転換して4年以上経ち、庶民生活は長く続く物価高に疲弊しているのに、政府日銀は相変わらず『物価2%目標』の金融緩和策を続け、低金利を据え置き、すなわちデフレ対策の中身の政策のアクセルを踏み続けている。世界の中で日本だけが金融じゃぶじゃぶを続けているため、円安が進み、輸入インフレが加速し、とめどない物価高に歯止めがかからない」と酷評します。
 さらには、「Xでベッセントの要求を過小評価したり歪曲したりしている者の多くは、株転がしで銭儲けしている当人であり、自己の利害と欲望の動機から、日銀の金利引き上げに反対で、それを阻止したい、時期を遅らせたいと願っている者たちである。円の低金利を続け、円キャリートレードの構造と循環を維持し、株高が永遠に続く現在のレジームを保守・永続させたい準富裕層の資本家たちだ」と言い切ります。
 そして「これまでは、円安放置と円キャリートレード保全でよかったのである。それが状況が変わったのだ。米国では長期国債の金利が異常に上昇し、8月中旬に.3%台という高水準をつけている。米国の債務残高は史上初めて40兆ドルなり、利払い費が1兆ドルに迫り、社会保障費に次ぐ大きな支出項目となった」のが米国の現状であるとします。
 日米において直接的な目的は異なるにせよ 円高を目指すべき必要性は明らかで、ひたすら円安を指向してきた高市路線は間違っています。
 この外圧を受けてようやく日銀も高市氏による「くびき」からを脱することができるので、正常な金利政策に移行できそうですが・・・。
注【円キャリートレード】:金利の低い円を調達して売却し、金利の高い外貨や外貨建て金融資産に投資することで、金利差(利ざや)や為替差益を得る手法(ネットの解説)

 併せて日刊ゲンダイの記事「長期金利30年ぶり3%突破…市場と対話できない高市首相が招く『想定外』の最悪シナリオ」を紹介します。
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ベッセントの高市批判と円高指導 ー その裏にある米国債と米国財政の深刻な危機
                       世に倦む日日 2026年9月5日
9/1、G20財務相会合がノースカロライナ州アッシュビルで開催された。小さな田舎町だが、ベッセントがXで紹介したように、ブルーリッジ山脈の懐に抱かれた風光明媚な人気の観光地で歴史的に由緒のあるだ。ベッセントの発信には会合の部屋に設えたメインパネルが映っていて、ブルーリッジ山脈の絵が大きくデザインされている。青く霞んだ山脈の折り重なりの景観が水墨画的なタッチで描かれていて、成程、これがジョン・デンバーの歌詞 dark and dusty, painted on the sky, misty taste of moonshine.. のイメージのモチーフなのかと納得させられる。ブルーリッジ山脈とシェナンドー川、人生で一度は行って目で見たかった。この会合でベッセントが植田和男と会談、「行き過ぎた円安への断固とした金融政策上の措置を強く支持する」と伝えた。また、記者会見では日本を名指しして「(金融緩和と積極財政を志向する)リフレ政策をやめるべき」と発言している。9/2 のXタイムラインでは激震が走った。

ニューヨーク・タイムズの電子版では、ベッセントが5月に訪日して片山さつきと会談した折の交渉内容が暴露され、「2時間以上にわたり高市政権の経済政策に対する不満をぶちまけていた」事実が明らかとなった。また「高市早苗首相の一部の経済顧問がなぜ円安の利点を説いているのかと問い詰めた」経緯も公表された。「一部の経済顧問」とは高橋洋一のことである。経済・金融の知識のない高市は、リフレ派イケイケの高橋洋一の指図どおりに政策を進めていて、14年前のアベノミクスを金科玉条として仰いでいる。日本経済がデフレからインフレに転換して4年以上経ち、庶民生活は長く続く物価高に疲弊しているのに、政府日銀は相変わらず「物価2%目標」の金融緩和策を続け、低金利を据え置き、すなわちデフレ対策の中身の政策のアクセルを踏み続けている世界の中で日本だけが金融じゃぶじゃぶを続けているため、円安が進み、輸入インフレが加速し、とめどない物価高に歯止めがかからない。物価高の第一の原因は円安

ニューヨーク・タイムズの暴露は、明らかにベッセント側のリークであり、ベッセントがどれほど日本政府の対応に業を煮やしているかが分かる。5月に片山さつきと対談した時点で、明確にリフレ策(金融緩和)は中止せよと提起し、円高方向への是正を要求したのであり、そこから3か月経った現在でも、相変わらず金融緩和(低金利)を放置し維持している日本の政策当局の現状に堪忍袋の緒が切れたのだ。5月に会談した後、7月末には円安是正のための協調介入まで実行した。為替市場への介入には慎重なアメリカ政府が15年ぶりに協調介入に出た。しかもその際、ベッセントは「Buy Japanese Yen 05 - 10 bil」と手書きした「to do メモ」まで撮影させて報道に載せ、市場に対して介入を予告するという行動にまで及んでいる。アメリカ政府として現在の異常な円安水準は容認できない、日米で協調介入して為替を是正するという明確なメッセージだ。だが、100億ドルを投じた大規模な円買いでも効果はなく、市場はすぐに160円に戻った

なぜかと言うと、日本の金融当局 ーと言うより高市ー が円高に転換する意思がなく、円安放置の路線だという内情が市場(投機筋)に見抜かれていて、円安の防衛ラインを威力偵察する取引活動が止まないからだ。結果的に、7月末のベッセントの介入は失敗に終わり、ベッセントの指導力や信頼性に疑問が生じる不本意な始末となった。その経緯があったから、当該G20会合でベッセントが日本に対して爆発したのである。通常、何でも言いなりの忠実な属国である日本政府に対して、アメリカ政府が公式の場で強い批判や叱責を言挙げする場面はない。だが、今回は例外で、アメリカ政府と日本政府との間で金融政策の方向性に齟齬があること、一致せず対立があること、それに対してアメリカ政府は不満であることを率直に述べた。Xでは、このベッセントの発言に対して、捻じ曲げた解釈で真実を歪めて受け取ったり、過小評価したりする向きが多い。だが、ベッセントはストレートに円高を求め、日銀の金利引き上げを要求している。誤解や曲解や無視は無意味だろう

Xでベッセントの要求を過小評価したり歪曲したりしている者の多くは、株転がしで銭儲けしている当人であり、自己の利害と欲望の動機から、日銀の金利引き上げに反対で、それを阻止したい、時期を遅らせたいと願っている者たちである。そのための世論工作に精出している金融関係の専門家”だ。円の低金利を続け、円キャリートレードの構造と循環を維持し、株高が永遠に続く現在のレジームを保守・永続させたい準富裕層の資本家たちだ。薄汚いポジショントークにすぎない。われわれが考えるべきは、ウォールストリートの代理人であり、グローバル資本主義を指揮統括するCEOのベッセントが、なぜこれほど円安抑止に必死となり、日銀に金利引き上げを求めているかである。アメリカとウォールストリートは、13年間にわたって円安路線を歓迎してきた。アベノミクスを支持し、それを延長継続する日本政府と日銀をエンドースしてきた。円キャリートレードが株高の槓桿だったからであり、グローバル資本主義の繁栄の保障装置だったからだ。円安こそが世界の株高の基礎だった

実際には、円安とアベノミクスの本質と帰結が何だったかは、レイ・ダリオが指摘しているとおりであって、日本の労働者がアメリカの労働者よりも58%も賃金が下がって貧しくなっただけだ。円の飽和供給で政府の債務負担は軽くなったが、その分インフレで一般庶民の実質所得は減り、生活は厳しくなり、購買力が落ちて庶民経済の需要と消費は小さくなった。ベッセントの政治は日本の庶民にとっては福音と言える。が、今回の件は、ウォールストリートの代理人たるベッセントが日本の庶民救済のために円安是正に動いたわけではない。違う。そのような善良な動機と目的からの政策行動ではない。これまでは、円安放置と円キャリートレード保全でよかったのである。それが状況が変わったのだ。新たな難題である米国債(債券市場)の危機が発生し、米政府財務責任者の立場から、危機回避のため、円安を円高に転換せざるを得なくなったのだ。円キャリートレードが不全化し、株安を招くリスクを承知の上で、従来の構造を変える必要に迫られた。為替市場に介入せざるを得なくなった

アメリカでは長期国債の金利が異常に上昇し、8月中旬に.3%台という高水準をつけている。財政悪化の中でさらに支出負担が増える事態となり、ベッセントは「米財務省版ツイスト」なる奇手を繰り出して対処、長期国債を買い戻す一方で短期国債の発行を増やし、高止まりする長期国債の金利を押し下げる施策に出た。先週(8/23-29)のXで話題になっていたが、そのテクニカルな中身の理解はともかく、アメリカ政府が嘗てないほどの重大な財政危機に直面している現状は犇々伝わる。日本のテレビは焦点を当てないけれど、アメリカの債務残高は史上初めて40兆ドルに到達、利払い費が1兆ドルに迫り、社会保障費に次ぐ大きな支出項目となった。単年の財政赤字も2兆1000億ドルに膨らむ深刻な見通しだ。国債の供給過多を睨んで市場では債券売りとなり、金利が上がる趨勢となる。ベッセントは米国債売りを阻止・抑制し、国債金利を安定化させ、債券市場の不安要因を取り除かないといけない。米国債の信認を守り、アメリカの国家財政を危機から救うのが財務長官の使命と責任だ

現状の日銀の金融緩和が放置されたままだと、市場は160円から180円、さらに200円へと円安が転がり進んで行く。日本政府は円を防衛するべく市場介入に出ざるを得ず、そのときは介入原資として外為特会に保有する米国債が投入される。日本が米国債を大量に売れば、米国債の金利が上昇する要因となる。ベッセントはそれを恐れているのであり、日本政府による米国債売却を止めたいのだ。そのためには円安の進行を止め、市場を円高に振れさせないといけない。日本政府が米国債を売却する要因を除去しないといけない。それが、今回のベッセントの高市批判の背景と真因であろうと思われる。9月の日銀金融政策決定会合では、明確に方向転換が示され、政策金利の段階的引き上げが発表されるだろう。異常な低金利政策が是正されるはずだ。ベッセントは、現在のドルの為替水準は1割過大評価されていると示唆しており、当面、1ドル145円が相場の先行き予測値となろう。定見のない金融官僚でポチ犬総裁の植田は、なつく飼い主を高市からベッセントに変え、尻尾を振るに違いない

今、世界では各国による米国債売却がメインの潮流となっている。中国は、米中対立の緊張がエスカレートする中、保有米国債を減らして金(Gold)の準備高を増やす政策を続けており、今ではピーク時の半分の量と額に減らすに至った。また今年に入って、インド・トルコ・タイなど原油輸入国の新興国が米国債を売却する動きが顕著になり、米国債金利上昇の一因を作っている。彼らが米国債を売却するのは、価格が高騰した原油輸入代金を払うためで、自国通貨を買い支えるためである。また、世界のトレンドであるところの国防費(武器購入)の資金捻出のためでもある。もう一つ、EU諸国の米国債離れの動向が確認され、トランプがグリーンランド領有の暴言と恫喝を吐いた後、デンマークの年金基金が米国債売却の計画を発表し、米国債から引き揚げられた資金が欧州国債に流れ込むという現象が起きていた。これら諸要素が市場で積み重なり、何よりアメリカの財政赤字の膨張が原因で、米国債の金利が上昇し、アメリカの債務危機がリアルな問題になっている。米国債の安全神話が徐々に崩れつつある


アメリカの財務長官が、これほどバタバタ慌てふためいて米国債防衛のため政策動員に奔走し、強力に市場介入し、外国(西側同盟国)の金融政策に干渉して指導するのは、嘗て見なかった光景だ。100年に一度と言われたリーマンショックのときでも、米財務長官の出番はなく影は薄かった。金融政策の手綱はFRB議長の専権事項だった。今、世界経済の中で金(Gold)の価値だけが上がり、信認が絶対的に集中する存在(価値形態)となり、ドルと米国債の価値と信認が低下し相対化している。中国と覇権を争うアメリカにとって、この事態は由々しき国家的危機だろう。そんな中、子分で飼い犬である日本が、自国通貨円の防衛のためとはいえ、保有する米国債をホイホイと売却するのを簡単に見逃すわけにはいかないのだ。米国債安(金利上昇)に拍車がかかる。ベッセントの異例の干渉の理由は、米国債危機に焦点を当てて分析するとよく解読できる。無論、片山と植田はベッセントの認識と論理とをよく了解しているから、内心ではすべて納得済みだろう。何も理解しておらず衝撃を受けたのは高市だけ


さて、それでは、これまで円安を放置し、物価高を傍観し、価格転嫁で企業を果てしなく儲けさせ、株高資本主義の繁栄を満悦していた日本政府(高市)が、何故、今夏になって円安抑止のための市場介入に出たのだろう。アメリカから要請された点も一つの理由だが、それだけではない。無論、物価高に喘ぐ庶民の暮らしのためではない。庶民は、インフレ収奪に喘ぎながらも高市を支持しているのであり、マゾヒズムのようにサナエノミクス(日銀低金利)を支持している。高市がベッセントの要請に応じ、渋々と円買いの協調介入に動いたのは、これ以上円安が進むと、外国人労働者が日本に出稼ぎに来なくなるからである。韓国の外国人労働者の平均月給は285万円、日本の技能実習生の平均月給は217万円で、7万円も差をつけられている。今後1ドル170円、180円と進行すると、手取りの目減りは甚だしくなり、もはや韓国と競争できない。日本経済が必要とする優良な質の労働力はすべて韓国に奪われてしまう。これが今夏、高市が渋々と ー 持論の経済政策とは逆の ー 円安抑制の為替介入に腰を上げた理由だ

高市の頭の中は安倍と同じで、「1ドル300円になったらトヨタの車がよく売れる」である。「円安ホクホク」である。それが高市の経済セオリーで、円安追求こそ至上命題だと信じ込んでいる。知能が足りず、自己の誤りを自覚できず反省できず改心できず、ひたすら虚弁と欺瞞で開き直って意地を張るだけの高市は、日米対立が表面化した現局面でどういう態度と説明に出るだろう


長期金利30年ぶり3%突破…市場と対話できない高市首相が招く「想定外」の最悪シナリオ
                        日刊ゲンダイ 2026/09/02
 SNSにかじりついて言いたいことを書き連ねているだけの高市首相には「市場との対話」などハナから無理だった、ということだ。1日の国内債券市場で長期金利の指標となる新発10年物国債利回りが上昇(価格は下落)し、ついに一時3%の節目を突破した。実に約30年ぶりの高水準に、高市首相は改めて「強い経済と財政の持続可能性の両立を実現する」と強がるだけ。インフレ放置と「責任ある積極財政」(笑)にノーを突き付ける市場に聞く耳を持たないのだから、どうかしている
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「『責任ある積極財政』の転換を進めるに当たり、市場とのコミュニケーションを透明性高く、かつ、丁寧に行うことで、市場の信認確保も実現してまいります」──。遡ること約1カ月前、特別国会閉会を受けて開いた会見で、高市首相はそう強調した。これまで「市場との丁寧な対話」「市場からの信認確保」を何度も口にしてきたが、昨年10月の内閣発足以来、一度だって「市場との対話」を実現できたためしはない
 その証拠に長期金利は高市首相の首相就任から約1.4%も上昇し、今や3%の大台に到達。為替も就任当初は1ドル=152円台だったが、足元は1ドル=160円台にまで円安が進んでいる。積極財政ゴリ押しの高市首相がトップに立ち、公邸でゴキブリ退治に四苦八苦している間に、日本は円・債券ともに売られ続けてきたのである。
 高市政権の財政・金融政策に市場は「売り」で応じてきたのに、高市首相のスタンスは一貫して「私は悪くない」。骨太方針の原案が円安・金利上昇を招いた、いわゆる「骨太ショック」に関しても、「原案がショックの原因だと思っていない」と開き直っていた。こんな他責思考だから、市場とのコミュニケーションに幾度も失敗してきたのだ。経済評論家の斎藤満氏が言う。
「問題の本質は、日本のインフレに金利が追随していることです。主要国では、10年国債の利回りが名目成長率とおおむね一致するのが普通。日本の名目成長率は、インフレによって押し上げられ、ここ3年で平均4.3%程度。つまり、4%台ぐらいまで長期金利が上昇する余地がある。政府・日銀が4年以上もインフレを放置してきた結果、足元の金利上昇につながっているのです。予防的な引き締めを実施していればまだしも、2%以上のインフレを放置すれば、市場は低すぎる金利を調整しようとする。そこへ財政規律を無視したインフレ促進財政では、金利上昇に拍車がかかって当然です」

金利3%は「通過点」に過ぎない
 市場関係者の多くが口を揃えているように、長期金利3%は「通過点」に過ぎない可能性がある。
 政府は来年度予算の概算要求では想定金利を3.0%から3.8%に引き上げた。3.8%までの金利上昇は十分可能性があるということだ。
 年末には防衛予算の膨張、来年4月には消費税減税が待ち受ける。財源なき政策のせいで財政悪化の懸念に欠かない。財政が悪化すれば、一層、金利上昇が進んでしまう。
「根本のインフレを抑えない限り、長期金利の上昇は止まりません。国債保有者からすれば、インフレによって価値が目減りしてしまうから、売りたいし、買おうとも思わない。実勢よりも1%ほど高めに設定した想定金利を実際の金利が上回るという、過去に例のない事態に陥る恐れがあります」(斎藤満氏)
 想定以上に金利が上がれば、国債の利払い費が膨らみ、予算シナリオは崩れ去る。「責任ある積極財政」に対する市場の反乱は、まだまだ収まりそうにない。