2026年7月9日木曜日

国会空転の“戦犯”高市首相「トンズラ常習」/「言い訳全開」で反省ゼロ!すべて「人のせい」

 日刊ゲンダイの掲題の2つの記事を紹介します。
 高市政権、かつてこれほど横暴で卑怯な政権はありませんでした。国民に対してはウソの限りを尽くす一方で、トランプの要求に応えてひたすら軍備増強路線を指向し、数々の極右政策や極右の立法に向かって一直線に突き進んでいます。
 当然民生の安定のための円安対策や物価高対策は皆無です。この政権には元々そうした志向がありませんしそれを行う能力も持っていません。
 高市首相は、批判が集中しそうな場面からは常にトンズラしようとし、いよいよそれが出来なくなると、今度は見え透いた「〝他人のせい″という言い訳」が展開されます。
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国会空転の“戦犯”高市首相「トンズラ常習」の履歴書 集中審議そっちのけ、チヤホヤ確実会合には長時間滞在
                         日刊ゲンダイ 2026/07/06
 国会空転打開のキーパーソンは、言わずもがな高市首相だ。野党による一連の疑惑追及から逃げ、衆参両院の予算委員会集中審議や党首討論への出席を拒否。訪印前には「国会から求めがあれば出席して誠実に答弁してきた」とシレッと言っていたが、ウソもトンズラも筋金入りだ。今国会の会期末は17日。皇室典範改正案を含む政府提出法案17本が成立しておらず、会期延長はほぼ不可避。衆院で巨大与党を擁する高市首相は「60日ルール」の悪用で逃げ切る腹だが、そんなデタラメは許されない。

インド訪問では超訳「美しい妹」に大ハシャギ
 6日の参院決算委員会は2024年度決算に関する締めくくり総括質疑を行うため、高市首相と全閣僚が出席。参院は決算を重視することから与野党が例外的に歩み寄った。正常化とは別建てで、立憲民主党は高市陣営の中傷動画拡散疑惑を追及する構え。高市首相の国会答弁は6月26日以来となる。
「事と次第によっては、総理がますますかたくなになり、野党との溝が深まりかねない。ネックは日本維新の会が連立合意に書き込ませた衆院議員定数削減法案と、副首都創設法案。野党の猛攻で維新が定数削減取り下げに傾いてきてはいるものの、どうなるか」(官邸事情通)
 立法府の大混乱をヨソに諸悪の根源はいい気なものだ。仏G7サミットの“ぼっち外交”で赤っ恥をかいたのに、2泊3日の訪印でもやらかした。モディ首相との共同会見で「先ほどワタクシのことを美しい妹と呼んでくださいました」ときゃぴきゃぴスピーチ。波紋を広げている。モディ首相は公用語のヒンディー語で高市首相を「小さな妹」と評したのに、同時通訳が「美しき妹」と超訳。「待ってました」とばかりに食いついた格好だ。
 しかも、これには前段があった。政権寄りの産経新聞(4日付)によると、高市首相は師と仰ぐ安倍元首相がモディ首相を「兄」と呼んでいたと切り出し、「私も安倍氏を兄だと思ってきた。これからは私のことを妹と呼んでください」と求めたという。
「外交の安倍」を誇った故人の舞台裏エピソードを持ち出し、外遊で得点稼ぎを狙うとは厚かましいにもほどがある。

ジュエリーベストドレッサー賞には69分間滞在
「総理としての業務時間が確保できない」「ほとんど睡眠もとっていない」とわめいて、集中審議には1秒たりとも応じようとしない一方、帰国翌日には「日本ジュエリーベストドレッサー賞」の表彰式に出席し、特別賞を受賞。週末は公邸こもりが鉄板なのに、会場に69分間も滞在した。チヤホヤ確実であれば時間を惜しまないのがよく分かる。
 高市首相はトンズラ常習だ。
 真冬の総選挙では、統一教会(現・世界平和統一家庭連合)との癒着追及に直面し、党首討論の場となったNHK「日曜討論」の生放送をドタキャン
 中東情勢の緊迫でエネルギー危機となる中、駐日イスラム諸国大使らを官邸へ招く夕食会「イフタール」(ラマダン=断食月=中の日没後の食事)も欠席した。
「高市氏が初出馬した2021年の自民党総裁選では、支援した安倍元総理が情報番組への出演を打診したところ、〈政策の勉強にあてたい〉とか言って袖にし、不興を買った。後から考えれば、芸人MCのイジり、ほじくりが不安だったんじゃないか」(自民関係者)
 初心に返って「政治評論家」からやり直した方がいい。
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高市首相ようやく国会で答弁も…中身は「言い訳全開」で反省ゼロ! すべて「人のせい」の恐るべき厚顔
                         日刊ゲンダイ 2026/07/07
 衆参揃って1週間以上審議が空転、大混乱の国会で、高市首相が6日、参院決算委員会に出席し、答弁に立った。参院が決算を重視しているため、例外的に空転前から首相の出席が決まっていた。首相の答弁は先月26日以来だ。
 6日は決算委に先立ち、自民の松山参院議員会長が官邸で高市首相に面会。集中審議と党首討論への出席をようやく取り付け、参院はきょうから審議が正常化することになった。そのため、決算委での野党の追及はいつもに比べて穏やか。高市首相も感情的にならず冷静に答弁しているように見えたが、話の中身は相変わらずの「言い訳全開」で「反省ゼロ」だったからア然だ。
 そもそも、国会空転の元凶は、中傷動画などの疑惑追及から逃げる高市首相が、国会答弁を嫌がったからだ。先月22日には突然「秘書の陳述書を出すから答弁に代えて欲しい」と言い出し、「答弁拒否するのか」と野党を激怒させた。1回開催を与野党で合意したはずの党首討論や集中審議については、自民幹部から出席要請されても「なんで出なあかんの」と拒絶。高市首相のそうした態度が国会空転を招いたのだ。
 ところが、本人は当事者意識ゼロ。6日の決算委で野党議員から、「陳述書提出を考えた理由を」と問われると、「読んでもらうことで理解が深まると考えた」とした上で、「国会での質問に対応しないという趣旨ではない」と、まるで野党が誤解していると言いたげな屁理屈。「陳述書を答弁に代えて」のトンデモ答弁を、なかったことにするかのような姑息さだった。
 ずっと拒絶してきた集中審議や党首討論についても、「国会審議の進め方は国会でお決めいただく。要請があれば出席してこれまでも誠実に答弁してきた。今後もその方針だ」と、これまた毎度のセリフで立法府に責任転嫁し、自らを正当化する始末。さっさと出席を了承していれば、こんなに長く国会は空転しなかっただろう。

責任転嫁で自らを正当化
 そして、かつて「米国連邦議会立法調査官」の肩書を使っていたことについては仰天答弁。野党議員が「総理の経歴にあるコングレッショナル・フェローは、立法調査官というより議会の研究員のような立ち位置ではないか」「立法調査官という訳にも疑問が投じられた。肩書に気をつけた方がいい」とただすと、高市首相はこう答弁したのだ。
「ある大手新聞社が発行している出版物に寄稿した時に、コングレッショナル・フェローでは分からない、何か和訳をつけてくれと編集者から言われた。日本に類似の仕事がないと思い、元NHK解説委員長の緒方彰氏と防衛研究所にいらした桃井真氏、英語が堪能な2人に相談し、当時の出版社と2人の有識者が、そのように和訳をされた」
 聞かれてもいないのにわざわざ個人名を挙げて釈明したのだが、両氏は故人のため、事実関係を確かめようもない。
 これも「人のせい」だ。まったく、煮ても焼いても食えない首相である。
 15日に党首討論、17日の会期末までに集中審議が開催される見通し。一方、維新が固執する「衆院定数削減」と「副首都創設」のスジ悪2法案の扱いをめぐって、衆院は不正常なままだ。高市首相の“追及地獄”はまだまだ続く。