2026年5月4日月曜日

水俣病 70年 患者側募る喪失感 補装具、介護費用負担重く 生涯ケア体制強化急務

 水俣市他で大量で重篤の患者・死者を発生させた水俣病は公式確認から70年が経ちました。認定患者の高齢化が進み累計約2200名ほどのうち存命者は1割ほどになりました。

 1日、水俣市で行われた犠牲者慰書式には約780人が参列しました。患者・遺族の代表は「次世代に教訓として伝える」と述べ、参列者らは「公害の原点」とされる悲劇の再発防止を誓いました。
 新潟水俣病が公式に確認されたのは(熊本)水俣病の9年遅れでした。新潟県からも鈴木康之副知事、環境と人間のふれあい館藤田伸一館長ら関係者が参列しました。
 石原宏高環境相は4月30日から2日間にわたり被害者団体と懇談しましたが、前年までと同様、被害者団体側が求める患者認定制度の見直しなどに進展はありませんでした。
 医療費は認定患者に対しては全額補償されますが、生活上のハンディキャップに対する福祉面でのケアの不備が露呈しています。
 補装具や介護費用は社会保障制度に頼るしかないのですが、公害病という事情が考慮されないため患者側は負担感や尊厳の喪失感を募らせています。識者は生涯にわたるケアの実現へ体制強化が急務と指摘します新潟日報が報じました。
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水俣病「公害原点」70年の祈り 患者「教訓 次世代へ」
                          新潟日報 2026年5月2日
 水俣病が公式確認されてから70年となった1日、熊本県水俣市で犠牲者慰書式が営まれ、患者や遺族らが追悼の祈りをささげた。患者・遺族の代表は「次世代に教訓として伝える」と述べ、参列者らは「公害の原点」とされる悲劇の再発防止を誓った。石原宏高環境相は4月30日から2日間にわたり被害者団体と懇談したが、前年までと同様、団体側求める患者認定制度の見直しなどに進展はなく、改めて隔たりが浮き彫りになった
 慰式は水俣市内の会場で行われ、市によると、約780人が参列した。国などの代表者が「祈りの言葉」を読み上げ、石原氏は「政府を代表して、水俣病の拡大を防げなかったことを改めておわび申し上げる」と陳謝。「70年前、美しく豊かな自然が汚染され甚大な被害が生じたことに、ただただ言果に詰まり、深く思いを致さずにはいられない」と続けた。
 水俣病の原因企業チッソの山田敬三社長は「多くの方々が犠牲になり痛恨の極み。過ちを深く反省する」と強調した。
 患者・遺族代表の緒方正実さん(68)=水俣市=は「水俣病問題は人間が起こしてしまった出来事ですから、私たちの努力で問題を解決し、次世代の子どもたちに水俣病を教訓として
伝えたい」と述べた。
 慰式には本県からも鈴木康之副知事ら関係者が参列した。潟県立環境と人間のふれあい館(新潟市北区)の藤田伸一館長は「水俣で祈りの言葉を聞き、新潟水俣病についても正しく理解してもらう取り組みを懸命に重ねることが大切だと心を新たにした」と話した。
 石原氏は30日の6団体に続き、1日午前も水俣病患者連合など2団体と懇談した。団体側は、認定患者が利用する水俣市立の療養介護施設について未認定患者も利用できるよう要請したが、環境省側は「直ちに認定患者以外の入所は難しい」と後ろ向きな考えを示した。
 石原氏は、水俣病被害者に給付される「療養手当」の増額を4月分から実施したと強調。団体側か最近の物価高騰などを踏まえ、さらなる増額を要求すると「足りないということであれば、また検討する」と述べた。
 2024年の懇談中、持時間の3分を超えたとして途中で発言を遮られた水俣病患者連合の松崎重光さん(84)も1日の懇談に出席。石原氏は当時の対応を改めて謝罪した。松崎さんは「丁寧に訴えていたつもり。時間を制限されていたのがよくなかった」と話した。


水俣病公式確認70年 患者側募る喪失感 補装具、介護費用負担重く 生涯ケア体制強化急務
                          新潟日報 2026年5月2日
 水俣病の公式確認から1日で70年となった。認定患者の高齢化が進み、福祉面でのケアの不備が露呈している。医療費は全額補償されるが、補装具や介護費用は社会保障制度に頼る面も。公害病という事情が考慮されず、患者側は負担感や尊厳の喪失感を募らせる。福祉現場では人手不足が課題に。識者は、生涯にわたるケアの実現へ体制強化が急務と訴える。

病気でこういう体になったのに」。4月、週に数回のリハビリを終えた熊本県水俣市の胎児性患者、松永幸一郎さん(62)は顔をしかめた。下半身の痛みや脱力発作で16年前から車いす生活に。こぐ腕の力が衰え「近所での買い物すらしんどくなった」といい、数年後に電動に改造した。
 40万円ほどかかったが、医師には「手こぎ(での操作)は可能」と判断され、市が実施する補装具費の支給制度の対象外と告げられた。限られた年金で暮らしており、毎年約6万円のバッテリー交換代も含め「原因企業のチッソが払わないのはおかしい」と憤る。
 チッソは1973年に患者側と補償協定を結び、認定患者の医療費を全額支給する。福祉については協定が「実情に即した具体的方策を誠意をもって早急に講ずる」とするものの、多くの患者が利用する車いすの費用負担は明記されていない
 補償には介護費も含まれるが、チッソの担当者は「協定の基本は医療補償だ」と強調し、給付の額や対象を明らかにしていない。研究者らによる患者への聞き取りでは、一部の重症者に対する月5万円程度の補助にとどまっているとみられる。

申請が却下
 同じく胎見性患者の金子雄二さん(70)は30代で平衡機能が低下し、現在は手指が硬直している。ものを飲み込む機能も低下し、たんの吸引など医療的ケアが24時間欠かせない
 利用する訪問入浴介護費の給付を受けようと水俣市の障害者支援事業に申請したが、昨年12月に退けられた。介護保険サービスを利用できる65歳以上であることなどが却下の理由とされた。
 ただ国は障害福祉サービスの利用を巡り、申請者の意向を把握し障害の特性を考慮するよう、各自治体に文書で求めている。申請手続きの代理人を務めた中郷潤史弁護士は「水俣病患者として生きてきた事情への考慮がなく違法。自立への意志と誇りを否定するものだ」と市を批判する。

待ったなし
 患者は高齢化が進み、チソによると、今年3月までに認定された2284人のうち存命者は202人と1割に満たない平均年齢は約82歳で、今も認定を求めて申請中の人も多くいる。東京経済大の尾崎寛直教授(環境政策)によると、水俣病の影響で早期に老化が進む患者は少なくなく、介護支援の拡充は待ったなしの状況だ。
 だが水俣市内の訪問介護事業所は、受け取る基本報酬が減額改定された2024年度に8ヵ所から7ヵ所に減少。医療的ケアも担える事業所は限られ、金子さんの介護には車で1時間以上かかる熊本市のヘルパーも加わる。
 尾崎氏は、福祉的ケアは「原因の責任で補償すベきだ」と強調。認定患者の診療には通常より高く算定される診療報酬の仕組みがあり、「福祉事業者にも報酬や人材育成面でインセンティブが必要」としてチソや国に対応を促した。

平和憲法を壊されてたまるか!〜有明防災公園をうめた5万人の人波

 レイバーネット日本2.0の掲題の記事を紹介します。
 5月3日の憲法記念日。有明防災公園5万人の人びとが集まりました。九条を掲げる市民団体をはじめ、労働組合の旗、女性団体、NPOの旗などグループでの参加が目立ち、ざっと見た感じではシニア層が多かったということです。
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平和憲法を壊されてたまるか!〜有明防災公園をうめた5万人の人波
                    レイバーネット2.0 2026年5月3日










5月3日の憲法記念日。有明防災公園は人びとの波でぎっしり埋まった。九条を掲げる市民団体をはじめ、労働組合の旗、女性団体、NPOの旗などグループでの参加が目立った。ざっと見た感じではシニア層が多い。杖を付いてきた人もいた。「平和憲法を壊されてたまるか、戦争はゴメン」という戦争第二世代のシニア層が、危機感をもってこぞって集まってきた感じだった。若者も目についた。共感を広げる「ハグ・握手」行動をしている人がいた。話を聞くと「ペンライト行動から関心をもって参加している」とのこと、19歳だった。(写真下)















 参加者の思いは手作りのプラカードに込められていた。記者がインパクトを感じたのは高市の似顔絵をあしらった「この人キケン 武器輸出・監視社会・戦争する国」のプラカードだった。3つの短い言葉に、高市の危険な未来が凝縮されていた。また「悪の組織・日本政府から平和憲法・国民皆保険を守る!!」も刺さる。軍拡重視で人びとの平和と生活をズタズタに破壊する日本政府は、「悪の組織」という言葉が相応しい。こうした高市政権への大きな危機感、それが5万人の大結集になったのだろう。












 メインスピーチは吉岡忍さん、仁藤夢乃さんだった。そして演壇には、立憲・共産・社民・れいわ・沖縄の風の野党議員が勢揃いした。共闘から距離を置いてきた「れいわ」が来たのはよかった。厳しい局面の野党だがここは踏ん張りどきという感じで、熱いスピーチが続いた。
 参加者全員でプラカードを掲げてのコールは圧巻だった。「主権者は私たち」「憲法改悪 絶対反対」「戦争反対」「退陣退陣 高市政権」の大コールが防災公園を揺るがした。5.3憲法大集会は、改憲の高市政権にストップをかける大運動の新たなスタートになったことは間違いない。ウェブサイトで順次報告・写真・動画を掲載する予定。(M)

国民監視と〝認知戦″対処の諜報機関「国家情報局」- 中道も日弁連も賛成して設置法案が衆院通過

 世に倦む日々氏が掲題の記事を出しました。
 高市首相は、何一つ首相らしい仕事をしない中で、真っ先に国家情報局に設置に向けた法案を成立させようとしています。世に倦む日々氏は、国家情報局法は戦前の「治安維持法」に当たる「スパイ防止法」とセットの治安法制で、スパイ防止法を運用する組織の立ち上げ立法であると明言します。
 それは高市氏が極右政治家であると知るほどの人にとってはすぐに納得できるし、それが極右的発想に基づいた国民弾圧法であることが理解できますが、メディアは全くそうした観点からの報道をしないので多くの人たちにとっては格別有害なものではないのだろうという認識のように思われます。
 しかし戦前の治安維持法(と治安警察法)こそは国民を弾圧するための中核をなす法制であり、そんな法制が実現すれば戦前の暗黒時代が再来するのは目に見えています。
 世に倦む日々氏はその辺のことを丁寧に説明したのち、末尾で「国家情報局」をテーマにした4/26のNHK日曜討論に出演した日弁連元副会長の斎藤裕が、上原アナウンサーに「インテリジェンス(諜報活動)の強化は必要か」と問われたのに対して、「当然それは必要だと思っています」「政府が必要な政策を打つためにはインテリジェンス(諜報活動)の強化が必要です」と即答したことに大憤慨し「眩暈がする。ショックで言葉もない」と嘆いています。
 メディアも日弁連も一体どうしたのでしょうか。
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国民監視と認知戦対処の諜報機関「国家情報局」 - 中道も日弁連も賛成して設置法案が衆院通過
世に倦む日日 2026年4月30日
4/23、衆院本会議で「国家情報局」と「国家情報会議」を新設する法案がで与野党の賛成多数によって可決、衆院を通過した。日本のマスコミは全社揃って、「政府のインテリジェンス(情報収集・分析)機能の司令塔を担う」とか「政府のインテリジェンス(情報収集・分析)機能の強化」という文言で法案の目的と意義を説明している。中央日報は、この件の報道に「インテリジェンス」の語を積極的に使っておらず、その点が注意を惹いた。「国家情報局」がどのようなものか、自国の現代史で嫌と言うほどよく知っている韓国の記者は、記事での説明に「インテリジェンス」の語を躊躇うのではないか。「インテリジェンス」の英語を前面に出すことが、言葉の詐術の機能と効果を導き、事態の本質を隠蔽して粉飾する欺瞞行為になると本能的に察知するからかもしれない。日本政府が設置する「国家情報局」は、韓国の「国情院」であり、嘗て「泣く子も黙るKCIA」と国民に恐怖された弾圧と拷問の暴力装置に他ならない

一般の日本人は、英語の intelligence を「知能」や「知性」の意味で理解していて、そこには悪性表象の要素はない。だが、英語 intelligence には「知能」や「知性」とは別に「機密情報」とか「諜報活動」とか「諜報機関」の意味があり、今回の「インテリジェンス」はそれだ。朝日もそう解説している。であれば、横文字(片仮名英語)の「インテリジェンス」の語を用いず、日本語の「諜報」を用い、「諜報機能の強化」と言い、「諜報機能の司令塔」の組織を設置するのだと正直に言うべきだろう。「諜報」の語を使わず、それを避け、「インテリジェンス」の片仮名で目眩ましするのは、世論にマイナスイメージとなる影響を忌避したからであり、姑息な情報工作であり、新設する「国家情報局」の毒悪な正体を隠すためだ。「諜報」の語を「インテリジェンス」に変え、日本版CIAを作ろうとする佞悪な政治策動は、もう10年以上前から始まっていて、BSフジの政治番組などで地均ししてきたが、いよいよ本番となった

一般の日本人は、英語の intelligence を「知能」や「知性」の意味で理解していて、そこには悪性表象の要素はない。だが、英語 intelligence には「知能」や「知性」とは別に「機密情報」とか「諜報活動」とか「諜報機関」の意味があり、今回の「インテリジェンス」はそれだ。朝日もそう解説している。であれば、横文字(片仮名英語)の「インテリジェンス」の語を用いず、日本語の「諜報」を用い、「諜報機能の強化」と言い、「諜報機能の司令塔」の組織を設置するのだと正直に言うべきだろう。「諜報」の語を使わず、それを避け、「インテリジェンス」の片仮名で目眩ましするのは、世論にマイナスイメージとなる影響を忌避したからであり、姑息な情報工作であり、新設する「国家情報局」の毒悪な正体を隠すためだ。「諜報」の語を「インテリジェンス」に変え、日本版CIAを作ろうとする佞悪な政治策動は、もう10年以上前から始まっていて、BSフジの政治番組などで地均ししてきたが、いよいよ本番となった

法案(国家情報会議設置法案)の原文が衆議院のHPに掲載されている。第2条に法の目的が書かれていて、①「重要情報活動(安全保障の確保、テロリズムの発生の防止、緊急の事態への対処)に資する情報の収集調査活動」と、②「外国情報活動への対処(外国の利益を図る目的で行われるものへの対処)」の二つが示されている。この第2条の条文は抽象的で複雑な表現のため意味が分かりにくいが、①の中に国民を監視する中身があり、②の中に、「認知戦」対策の中身があることが読み取れる。「安全保障の確保」という抽象的な目的で、「国家情報局」が国民の個人情報を管理・監視・追跡することが合法化され、さらに、外国の諜報活動をしていると嫌疑をかけた者に対する「国家情報局」の「対処」が合法化されている。その含意がある。①も②も、来年以降に国会提出されるスパイ防止法案で内実が明らかにされるだろう。国家情報局法は、スパイ防止法とセットの治安法制で、スパイ防止法を運用する組織の立ち上げ立法だ

いわば、スパイ防止法の制定と施行を前に、先に実行部隊である諜報治安組織を準備しようとする法律であり、外側の体制を構築する方法から入ったと言える。法文の中には「インテリジェンス」の語がない。「諜報」という語も控えられている。インテリジェンスの組織を設立する法律だと全マスコミが説明し、その意味はスパイ対策の機構だと誰もが講釈しているのに、不思議なことに「インテリジェンス」も「諜報」も条文の中に語の記載がない。法文に書かれているのは、「重要情報活動」だとか「外国情報活動」という、意味が定義しにくい曖昧模糊とした概念であり、要するに、この法律を根拠に行う国家の活動に無限のフリーハンドを持たせ、制約なしに当局の行う「対処」に法的正当性を与えようという危険な意図が透けて見える。こんな(憲法違反の)法律が、4/2 に提出され、まともな審議も議論もなく 4/22 に衆院通過となった。日本国の中に、韓国の国情院のような、謀略と弾圧のスパイ機関を正式に設立する法律が成立しようとしている

日経の記事が政権側の本音をよく説明しており、この法律の意味と本質を権力側から隠さず書いている。「国家情報局」の設置法は第一歩であり、やろうとする目的は、スパイ防止法の制定と対外諜報機関の設立という三段階で実現されると言っている。スパイ防止法は、中国の「情報戦」「認知戦」に対処し抑止することが大義名分の趣旨であり、要するに戦前の治安維持法と同じで、その中身は国内の市民を監視し摘発して言論統制と思想弾圧をすることだ。戦前の治安維持法が共産主義者狩りを名目として反戦を訴える者を検挙したように、スパイ防止法では「中国のスパイ」狩りを名目として反戦派や左翼を排除する。4/27 に安保3文書改定の有識者会議が開かれたが、報道記事を見ると、やはりと言うべきか「認知戦の激化」に対応する「新しい戦い方」というコンセプトが示され、「対処力強化」が謳われていた。有識者会議の中に、東野篤子と細谷雄一が入っている事実は、「認知戦」への対応が3文書改定の目玉の一つとなることの証左と看て取れるだろう

今秋を予定していたスパイ防止法の国会提出が見送られ、来年の通常国会に変更になったのは、安保3文書の作業の中で「認知戦」への「対処」の詰めをやり、思想犯を取り締まる刑事法制化の理論構築と技術措置を万全にするためではないかと思われる。スパイ防止法では、戦争に反対する意見をネットで発信した者を「中国のスパイ」だと認定し摘発し断罪するのであり、そうした発信と拡散を「中国の認知戦に加担し幇助した」犯罪行為として類型化し、構成要件を設定し、国家の安全に脅威を与えた犯罪者として処罰する。そして、小林多喜二のように、法の執行と運用の過程で見せしめにする必要がある。現在の法制度では人権侵害となる、乱暴で凶悪な思想弾圧(国家の市民へのテロ)をやらないといけないのであり、その治安法制を敷く上では、テクニカルな法令構造の設計と共に、それを正当化する理論武装とプロパガンダが必要なのだろう。東野篤子と細谷雄一はそのための要員だと思われる。3文書改定の中で「認知戦」とスパイ防止法がキーになるのだ

驚いたのは、中道が法案に賛成投票したことで、棄権の選択もしなかったことだ。3/28 の報道では「国家情報法案に小川氏慎重姿勢」という見出しがあり、長妻昭が牽制する場面もテレビで見たので、まさか賛成はないだろうと楽観視していた。付帯決議のお茶濁しで賛成票を投じるなど、まさに裏切りそのもので、大政翼賛会の卑劣な配信行為そのものではないか。長妻昭は「政府の政策に反対するデモや集会に参加しただけの人に、顔写真の撮影や本名・職業を調査することはしないか」と質問していたが、国家情報局やスパイ防止法が監視し探索する対象は、デモや集会の参加者だけではない。最も重要で懸念される問題は、ネットの言論に対する「国家情報局」の監視と諜報であり、個人情報を密偵し検閲する工作活動である。言論と思想信条の自由を奪い、権利を侵害して威圧し恐怖させる、国家権力による市民の統制弾圧である。反戦や反政府の声の封殺と排除だ。この点について長妻昭は追及しなかった。来年国会のスパイ防止法の審議の際は追及するのだろうか

4/26 のNHK日曜討論で「国家情報局」を特集していたが、出演し日弁連元副会長の斎藤裕は、「インテリジェンス(諜報活動)の強化は必要か」と上原光紀が尋ねたのに対して、「はい。当然それは必要だと思っています」と応じ、「政府が必要な政策を打つためにはインテリジェンス(諜報活動)の強化が必要です」と即答した。中道の対応と同じだが、この発言にはテレビの前で驚かされた。まさしくファシズムの時代そのもの。斎藤裕は日弁連で「秘密保護法・共謀罪法対策本部本部長代行」も務めていて、この問題のエキスパートである。日弁連は13年前の秘密保護法には強く反対し、反対運動をリードする理論的支柱の存在だった。その日弁連が「国家情報局」法案には堂々と賛成表明し、テレビで「国家情報局」の必要性と正当性を説いている。しかも、共謀罪と秘密保護法の反対運動を法曹の立場から主導した当人が。斎藤裕は2019年に新潟県弁護士会の会長も務めているから、先輩で同会の副会長を務めていた高島章とも昵懇で周知の間柄だったに違いない

斎藤裕と日弁連は、「国家情報局」とスパイ防止法とがセットの関係であり、「国家情報局」がスパイ防止法を主管し、その執行と運用を担う機関だということを当然知っているだろう。スパイ防止法の制定と施行を前提として、先行して1年前に国家情報局を立ち上げ、その組織陣容を政府内に整備するのである。つまり、「国家情報局」とスパイ防止法とは、戦前の特高警察と治安維持法と同じ関係と構図なのだ。日弁連と斎藤裕にその基礎認識がないはずがない。にもかかわらず、NHKで、斎藤裕は「インテリジェンス(諜報機関)の強化は必要だ」と言い、「国家情報局」の設置を正当化した。現在の高市政権の思惑と情勢から考えたとき、マスコミを使って周知させ”教育”している「インテリジェンス」とは、まさに「外国勢力による認知戦・情報戦」への対処の意味であり、「中国のスパイ」を発見し暴露し処罰する治安対策という意味だ。それをキャリーする⇒推進する)ために右翼政権が創設するのが「国家情報局」である。それ以外の情報収集・分析なら各省庁が行っているわけで、強化に新組織は必要ない

眩暈がする。ショックで言葉もない。国論二分にもなってない。が、ネット検索すると、日弁連が院内集会を開いて、幹部の面々が「国家情報局」設置に反対するプラカードを掲げている。海渡雄一と斎藤裕と平岡秀夫が立っている姿がある。どういうことなんだろうあれほど生放送の上原光起の前では、NHKと一緒に作成した台詞原稿を読み合うように「国家情報局」の意義必要性を肯定しながら25:40’)。二枚舌とエクスキューズのパフォーマンスか。TBSでさえ「日本版CIA」と呼んでいるのに。中道も日弁連もプロレスをやっている。脱力と憤慨で鬱病になりそうだ

権力に媚びない批評精神(植草一秀氏)

 植草一秀氏の掲題の記事を紹介します。

 憲法記念日に当たり、高市首相憲法改定に前のめりになっていることに対し、世界に誇ることのできる最大の「世界遺産」とも言える日本国憲法が「壊憲」の危機に直面していると述べます。そして憲法を変えて何をしたいのかが問題だとして、憲法を変えて日本が米国の命令に従って戦争をする国にするのが理由であるような壊憲を許してよいわけがないと怒ります。
 そして戦争の経験もないし、戦争を禁じる日本国憲法の重要性をも知らない若い人々を壊憲に巻き込もうとしていると警告し、5月3日、有明で憲法集会が開催され5万人近い市民が参集したことを紹介し、「戦争と壊憲の危機が迫るなか、これを止めようとする市民が多数存在する、この声を生かし戦争と壊憲にブレーキをかけなければならない」と述べます。
 記事は、「市民が目を醒まして自分たちの命と暮らしを守らなければならない。若者と手を握り、日本の進路を誤らぬよう市民が自前の運動を作り上げなければならない」と結びます。
           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~
権力に媚びない批評精神
                植草一秀の「知られざる真実」 2026年5月3日
日本国憲法施行から79年が経過した。
日本が世界に誇ることのできる最大の「世界遺産」とも言える日本国憲法。
いまこの憲法が「壊憲」の危機に直面している。

高市首相は「時が来た」として憲法改定に前のめりの姿勢を示す。
しかし、憲法を変えて何をしたいのか。動機と理由が問題だ。
憲法を変えて日本が米国の命令に従って戦争をする国にする。これが動機と理由だと考えられる。こんな壊憲を許してよいわけがない。

若い人々を壊憲に巻き込もうとしている。
若い世代は戦争の経験もないし、戦争を禁じる日本国憲法の重要性をも知らない。メディアの誘導に乗せられて「雰囲気」で高市支持になびいている

戦後日本の教育制度のひずみがもたらした結果とも言える。
戦後日本の教育制度では「従うことと覚えること」だけが重視されてきた。
「お上」が提示したものを「覚える」。「お上」の指示に従う。
これだけが重視されてきたのではないか。

国家権力にコントロールされる人材の輩出が教育の目的とされてきた。
その結果、権力のコントロール下に置かれる者が増殖しているように思われる。
その若者たちに問題を投げかけることが重要だ。
5月3日、有明で憲法集会が開催され5万人近い市民が参集した。
戦争と壊憲の危機が迫るなか、これを止めようとする市民が多数存在する。
この声を生かし、戦争と壊憲にブレーキをかけなければならない。

トランプ大統領と高市首相は国際社会で孤立を深める。
「世界中で平和と繁栄を破壊しているのはドナルドだけ」が国際社会の共通認識。
だが、高市首相は「世界中に平和と繁栄をもたらせるのはドナルドだけ」という歯の浮くようなおべんちゃらを提示。国際社会の鼻つまみ者になっている

タレント清水ミチコさんが全国ツアー「清水ミチコのHAPPY PARADISE」千秋楽の沖縄公演で替え歌を披露した。https://www.youtube.com/watch?v=KY7-G2yUSkQ

  「ホルムズ海峡冬景色」
  UAE発の運搬船 浮遊したまま
  アラブの海域 荒れ模様
  石油運ぶ 船の群れは誰も無口で
  トランプだけに キレている
  おまえが一人 連絡船に乗り
  舵を取って 責任とって イランことするな
  ああ
  ホルムズ海峡 浮遊景色

拍手喝さいを浴びたが、これが芸人魂というもの。
権力に媚を売る腰巾着芸人ばかりが跋扈するなか、本当の芸の披露に会場が沸き立った。
権力に媚びれば地上波の出番は増える。その金感情で行動する者ばかり。
芸能事務所は権力に取り入って芸人に権力迎合を指示する。
権力と癒着する芸に本当の笑いは生まれない。

日本社会全体が「媚び」と「すり寄り」に支配される風潮が強まっている。
しかし、権力は庶民の命も暮らしも守らない。庶民は権力に見捨てられるだけだ。
市民が目を醒まして自分たちの命と暮らしを守らなければならない。
若者と手を握り、日本の進路を誤らぬよう市民が自前の運動を作り上げなければならない。

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続きは本日のメルマガ版「植草一秀の『知られざる真実』」4409号
「高市デタラメノミクスの深刻さ」 でご高読下さい。
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                 (後 略)

04- 「まるこ姫の独り言」6編の紹介

  ブログまるこ姫の独り言」の直近5月3日~4月28日の6編を紹介します。

 同ブログは特別の事情がない限り1日も欠かさず連日更新されています。
 このところのテーマは高市首相に纏わる記事が殆どです。高市氏は首相らしい見識に欠けるし、記者会見はやらずにひたすらSNSで一方的な発言を繰り返していますが、すること為すことがおかしなことだらけなので格好の標的になっているようです。
 文中の太字・青字強調個所は原文に拠っています。

 この紹介記事では「行明け」を省略したりしていますが、原文はもっとゆったりとスペースを取って読みやすくなっています。
 5月3日のタイトルをクリックすると原文にジャンプします。
           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~
高市、ガソリン170円程度に抑えているのは自分のおかげツイート
                       まるこ姫の独り言 2026/05/03
高市は、日本人はよほどバカだと思っているのか、原油高がすさまじいのに補助金(税金)を入れて安くしている事を手柄に思っているようだ。

>高市早苗
>日本のガソリン価格については、3月19日から開始した緊急的な激変緩和措置により、全国平均小売価格は170円程度の水準となっています。
例えば、一般的なガソリン価格については、ドイツは、日本円にして、396.7円、フランスは373円、イギリスは338.8円、アメリカは173.9円などです。(※)
つまり、日本の価格は、欧州に比べ、半額程度であり、産油国である米国と同水準です。
高市内閣は、国民の皆様の暮らしと経済活動に支障が生じないよう取り組んでまいります。
     午後7:52 · 2026年4月30日

欧州に比べて、ガソリン価格が半額程度?
そりゃあ、世界的な原油危機の状況を誤魔化すために、補助金と言う名の税金をジャブジャブぶち込んでいるから、こういうことになるのは当然で、他国は日本のように隠すことはせず、ありのままを国民に見せている。







今、原油がどれだけ上がっているか、石油の本当の値段を知らせず、石油の備蓄を放出してはいくらでも石油があるように見せかけているが、他国、特に中東から石油を調達している国は、現実を直視させるために政府自らが広報になり、出来るだけガソリンを節約するように働きかけている。

ところが高市は国会で「経済活動にブレーキをかけるような形で、今すぐ節約して下さいと申し上げる用意はない」と未だに言っていてゾッとした。

今じゃなければいつなんだ?
日本だけだよ、危機感が全くない国は
しかも政治センスが飛びぬけて悪いのが高市だ。

韓国は大統領自ら世界を回り、何億バレルも調達していると報道されていたが、日本のメディアは、メキシコや米国から調達した半日分にも満たない100万バレル程度を積んだタンカーを「たった今入ってきました!!」と錦の御旗のように報道しているが、いつまで大本営発表をし続ける積りか。

韓国は何億バレル。
日本は100万バレルレベル
しかも高市の頼みの綱のナフサを作っていた韓国は、とっくの昔に国外輸出禁止にしている。
韓国産ナフサは、日本には入ってこない。


高市の悪だくみ「総裁選期間中に対立候補を中傷する動画」
                     まるこ姫の独り言 2026/05/02
高市が何をやっても驚かなくなった。
金の力を駆使して自分を大きく見せてきたのが高市で・・・

そして今回、権力者の悪事を暴く文春砲が、高市陣営が総裁選期間中に、対立候補に対して中傷する動画を作成してきた。と

高市陣営が対立候補への“中傷動画”を投稿していた《総裁選の期間中に…小泉氏に「無能」、林氏に「アウト」》4/29(水) 16:12配信 文春オンライン
>昨年秋の自民党総裁選(9月22日告示、10月4日開票)の期間中、高市早苗首相の陣営が、対立候補を中傷する動画を作成してSNSに投稿していたことが「 週刊文春 」の取材で分かった。
>実際に投稿された動画では、小泉進次郎氏に対して〈カンペで炎上!無能で炎上!〉、林芳正氏に対して〈完全にアウト〉などとする、攻撃的な表現が含まれていた。

「高市陣営」と言っても、そのトップの高市がGOサインを出さない限り、物事は実行しない。
勝手に周りがやったとしたら、高市は訴えるべきだ。

それにしても進次郎が「無能」・・・
笑ってしまった。
その通りだが、高市だって進次郎に負けず劣らず無能そのもので、働いて働きまくると言ったのに、執務時間を極力減らしすぐに公邸に引きこもるとも言われている。
進次郎と高市は似た者同士じゃないか。

自民党の党大会に制服を着た自衛官に君が代斉唱させる当たり、高市も進次郎も自衛隊法すらまともに読んでいないか、知らないのではないかと思うほど、無理やりな言い訳のオンパレードだった。

しかも高市は事が起きると必ず「知らなかった」と逃げる。
統一教会=世界平和家庭連合であるとか、統一教会=勝共連合であるということは報道されるまで知らなかったとか、制服姿の自衛隊員が党大会で国歌斉唱する事は知らなかったとか。

そんな訳ない(笑)
それが本当なら一般人でも誰もが知っているようなことを「知らなかった」と言う無知な人物がこの国のかじ取りができるのだろうか。という疑問が湧く。

総裁選で高市陣営が対立候補への中傷動画を流しまくって来たのも大問題だが、これは25年の総裁選で、その前年の24年の総裁選でも、自民党総裁選挙管理委員会の逢沢一郎委員長が、立候補した高市による政策リーフレット郵送に関して、文書郵送は禁止しているとした上で「問題を放置することは、公平・公正な選挙を著しく損ない、選挙の正当性を毀損することにつながりかねない」と指摘している。

自分が勝つためにはどんな汚い手でも使うのが高市で、だったら有能かと思いきや、めでたく総裁になった途端、次から次へと「やらかしの女王さま」だったと言う笑うに笑えない話に・・・


高市総理、イラン大統領に2度目の電話「日本船通過を評価」ほらほらアリバイ作り
                     まるこ姫の独り言 2026/05/01
高市は4月6日に参議院予算委員会集中審議にて、立憲の小西に「イランとの首脳会談を考えているのか」と聞かれて高市「段取りをつけている」
そして2日後、4月8日に25分の電話会談を行って、すぐさまその内容を発表していた。

他者との距離感がおかしい高市は、イラン大統領に上から目線で「ホルムズ海峡は世界の物流の要衝であり、そして国際公共財である」と臆面もなく言ったそうで・・・
相手に寄り添う気持ちがなく、協調性が全く感じられない高市はイラン大統領に対してお叱り(皮肉)の言葉。

その後のホルムズ海峡は、何の進捗もなかったが、突如、4月29日出光のタンカーがホルムズ海峡を通過したと報道された。

高市のSNS発信の早い事は!「あらゆる機会を捉えてイランに対して働きかけを行ってきている」
それのアリバイ作りのために、急遽4月30日にイラン大統領に電話を掛けたと思われそうな高市の態度。

高市首相、日本船通過を評価 安全航行、イラン大統領に再要請
               4/30(木) 18:38配信 時事通信
> 出光興産子会社のタンカーが同海峡を通過したことに関し、「邦人保護の観点からも前向きな動きとして受け止めている」と評価する意向を伝えた。
2月末の米国・イスラエルによるイラン攻撃開始後、日イラン首脳の電話会談は2回目。20分間行われた。

あらゆる機会をとらえてイランに働きかけている割には、まだ2回目の会談。
しかも、前も野党に促され、今回も「イランに働きかけている」と言った手前のアリバイ作りのための電話会談としか思えない。

しかも解放してくれたイランに対しての謝意が一つもないのがいつもながら嫌だ。
どうせ電話をするのなら、相手を気持ちよくさせればばいいのに。今回も上から目線で、「前向きな動きとして評価する」みたいなことしか言わない高市。

もっとフレンドリーに相手国に対して共感の意を示したらどうか。
相変わらず、トランプに気兼ねしたような居丈高な態度には辟易とする。

人間関係が円滑に行くのも行かないのも、その人の人となりにも関係してくるものである。
米国には分不相応なアメを舐めさせ、中国には不要な喧嘩を吹っかけ、イランには上から目線で「安全に航行できるよう改めて強く求めた」
求めるにしてもやんわり言えないのか・・・・

高市は、政府が交渉したと自分の功績を誇示していたが、ペルシャ湾内に残っているすべての船舶がホルムズ海峡を通過したのなら高市の言い分を認めるが、なにせ出光とイランとは深い縁があり、イラン側が「友情の証」として恩義に感じていたことが今回奏功したという事じゃないのか。
日本の全船舶が今すぐにホルムズ海峡を通過出来たら、高市の功績として認める。


出光タンカーホルムズ海峡通過、出光の自力交渉なのか政府の交渉なのか
                        まるこ姫の独り言 2026/04/30
昨日、日本国民が喜ぶニュースが飛び込んできた。
出光のタンカーがホルムズ海峡を通過したと。
それはめでたい事だが、高市のSNS発信の早い事は!

>今般、ペルシャ湾に滞留していた日本関係船舶1隻が、4月29日、ホルムズ海峡を無事通過し、ペルシャ湾外へ退避し、日本へ向けて航行していることを確認しました。
当該船舶には、3名の日本人乗組員が乗船しています。
我が国はこれまで、日本を含む全ての国の船舶について、ホルムズ海峡における自由で安全な航行が早期に確保されることが重要であるとの立場から、あらゆる機会を捉えてイランに対して働きかけを行ってきています。
私自身も、ペゼシュキアン大統領に対して、こうした我が国の立場を申し入れました。
政府としては、邦人保護の観点を含め、今般の日本関係船舶の通過を前向きな動きとして受け止めています。
我が国としては、残りの日本関係船舶を含め、全ての国の船舶がホルムズ海峡を自由で安全に通過できるよう、引き続きイラン側に働きかけてまいります。
         午後3:15 · 2026年4月29日

高市は、出光がホルムズ海峡を無事通過したが、「日本はこれまであらゆる機会を捉えてイランに対して働きかけを行ってきている」といかにも日本政府が交渉した結果みたいなことをツイートしていたが、本当だろうか。
そもそも、高市はイランに対して決して好意的ではないことが電話会談の高飛車な態度に表れていた。

そして米国に気兼ねしているのか、かつての友好国であるイランに対してほとんど働きかけてこなかったのではないか。
というより、事あるごとにイランを批判してきた。

高市のことだから自分の手柄になるようなことなら些細な事でも報道させてきたし、国会で野党にせっつかれた2日後にイランの大統領に電話を掛け、会談を終えた後に高市が自ら「ホルムズ海峡は世界の物流の要衝であり、そして国際公共財である」と語っていたが、私には、被害者のイラン側からしたら、今それを言うか?みたいな高飛車な態度にしか思えなかった。

イランの大統領に電話で話をした後はもちろん、その前も、イランに対しての働きかけはまったく報道されていない。
外交機密でもあるまいし、隠密裏にイランと交渉する必要はないし、高市のことだから自分の利になると思ったら、日本のメディアにジャンジャン報道させてきたと思う。

が今まで、たった一度の電話会談後、そういう報道は一切なかった。
それなのに日本のメディアは、出光のタンカーがホルムズ海峡通過の際には日本政府が交渉したように報道しているし、高市自身もいかにも自分の手柄の様にツイートしている。
本当か?

高市の日ごろの言動を見ていたらにわかには信じられない。
土日は開店休業で、公邸に引きこもり状態で電話にも出ないと言われているのに?
しかも事あるごとにランからの交渉の提案を無視して来た日本が裏でイランに働きかけていた?

信じられない。
日ごろから日本の政府の冷酷な姿を見ているからこそ分かる事もある。
一方イランの方は

Iran in Japan/ 駐日イラン大使館 @IraninJapan
出光興産が所有する「日章丸」が、イラン産の石油を日本へ運ぶために1953年に行った歴史的な任務は、両国間の長きにわたる友情の証であり、そのレガシーは今日においても極めて大きな意義を持ち続けています  午前0:19 · 2026年4月29日

過去の出光とイランの友情を今でも大切に思っていることが良くわかる。
イランは何十年経っても、信義を大切に思っている国のようで嬉しくなる。
戦後何年経ったから東南アジアに対しての謝罪はもう良いだろうと言う日本とは大違いだ。


高市、メーデー出席で「“物価上昇を上回る賃上げ実現”に協力呼びかけ」
                     まるこ姫の独り言 2026/04/29
これだけ目に見えて物価が高騰しているのに物価高対策もやっているのかやっていないのか良く分からない高市だが、労働者の祭典であるメーデーに出て、「物価上昇を上回る賃上げ」要請は虫が良すぎるのと違う?

政府は、物価高対策に何かやったか。
ありとあらゆる物価高対策をして、それでも万策尽きて「物価上昇を上回る賃上げ」要請をすると言うのならともかく、国民が今苦しんでいる事を知っているのに、国民生活そっちのけで改憲とか、国家情報局とかには血道を上げている政権が、労働者側に呼び掛けるのは何か違う気がする。

「連合」メーデー中央大会 高市首相“物価上昇を上回る賃上げ実現”に協力呼びかけ
       4/29(水) 11:56配信 日テレNEWS NNN 
>労働組合の全国組織「連合」のメーデー中央大会が開かれ、高市首相は物価上昇を上回る賃上げの実現に協力を呼びかけました。
>一方、連合の芳野会長は政府が検討を進めている裁量労働制の拡充について「生産性が向上するという裏付けは何一つ明確にされていない」として拡充は「不要だ」と述べました。

総裁選に勝利した時の「働いて働いて働いて働いて馬車馬のように働きます」はどこへやら、今では執務が終わった途端公邸に引きこもり状態の高市。

国民のための政策である物価高対策への興味が全くない総理は、国家をいかに強靭にするかしか頭にない。
ネトウヨは別として、「高市総理は働いていない」という声しか上がっていないのに、労働者を苦しめる「裁量労働制の拡充」にまで踏み込む気満々の高市。

自分は働いていないのに、労働者にはもっと働けと言う・・・・
そしてトランプ&ネタニヤフが仕掛けイラン戦争が起き、今まで以上に物価高になり、ホルムズ海峡封鎖で石油がほとんど届いていないのに妙な自信を持っていて「日本全体として必要な量は足りており、目詰まりを解消していく」

どこが!
各業界からは悲鳴の声が上がっているのに、必要な量はあるとか、目詰まりを解消していくとか、世間の声とは全然違うところにいるのが高市政権の面々。

GWには高市政権の閣僚11人が世界に外遊するが、誰一人中東に行かず、高市は石油は必要な量はあると言っているのに、中東以外の国に遊びに行く、もとい外遊に行く閣僚達に「原油や石油製品の新たな供給源の開拓」と発破をかけていた。

矛盾している。
どう考えても、労働者の祭典のメーデーに「裁量労働制の拡充」を推し進める権力者が出席したら労働者は白けるのと違うか?
岸田や石破以上に場違い感がある。

今こそ、庶民を苦しめている物価高対策に死に物狂いで「働いて×5」取り組む事で「高市さんならなにかやってくれるのではないか」と思ってきた高市信者に応える事になるのではないか。


高市「(ナフサ不足)心配しなくていい情報をお伝えできる」又いい加減な・・
                        まるこ姫の独り言 2026/04/28
高市は、いつもいつも不確かな話しかしないが、今回もナフサ不足は心配ない発言。
衆議院解散総選挙も自民党に一切の相談もせず、一番やってはいけない時期に選挙を決行した高市。

解散表明会見で解散理由を 「国論を二分するような大胆な政策、改革にも、批判を恐れることなく果敢に挑戦していくためには、どうしても国民の皆様の信任も必要だ」と勇ましい発言をしていたが、国論を二分するような大胆な政策を選挙中に演説するかと思っていたが、何一つ国民に知らせることは無かった。

私はいまだに国民を二分する政策が分からない。
本人がいつまでたっても国民に向けて発表しないから。
そう言えば、南鳥島でレアアースを含む泥が採掘された途端、いきなり「朗報です!今の 世代も次の世代もレアアースには困らない」と大見えを切って自分の功績に様に演説をしたこともあった。

そしてトランプ&ネタニヤフの仕掛けたイラン戦争で、世界は大変な経済危機になりそうなホルムズ海峡閉鎖。
現に中東に90%以上原油に頼る日本は、政府が心配ない、代替原油を調達する目途が立ったというものの、少しずつ石油由来のナフサ不足が深刻になってきている。

それに対して、また高市マジックが発令中で、「もうちょっと先になりますけれども、まもなくそんなに心配していただかなくてもいい情報もお伝えできるかと思っている」と国会答弁をしている。

高市首相「心配しなくていい情報をお伝えできる」 ナフサ不足で
             4/24(金) 12:07配信 毎日新聞
>高市早苗首相は24日の衆院厚生労働委員会で、イラン情勢を受けて懸念されている石油化学製品の原料「ナフサ」の供給問題について、調達のめどが立ちつつあることを明らかにした。「もうちょっと先になりますけれども、まもなくそんなに心配していただかなくてもいい情報もお伝えできるかと思っている」と述べた。中道改革連合の早稲田夕季氏への答弁。
>また政府は、5月から中東情勢の緊迫化による原油不足で確保が困難な医療用手袋について、国備蓄の5000万枚を放出する方針も示している。

もうちょっと先っていつよ!
今、建築業界も経済界も、もう色んな物資が不足しているそうだし今困っているのに、「もうちょっと先」がいつか分からないには仕事ができないのではないの?
「もうちょっと先」でごまかして貰ったら困る。

業者の方も、顧客の方も、総理のあんな曖昧模糊とした答弁で不安払しょくとなるのか。
しかも、野党は国民の不安や心配を代弁して質疑をしているのに「そんなに心配していただかなくていい」
負け惜しみの強い事は。

五月の中旬とか、6月初旬までとか数量など具体的な数値を言葉に出せば、業者さんの方も少しは安心できたり、それまでは何とかして乗り切ろうと思えるのに、
漠然とした回答では不安が払しょくできないよなあ・・・・
苦しい思いをしている相手(国民)に対しての配慮が全然感じられない。

ツイッターを見ていたら
>もうすぐカネが入る。だからもう少し待ってくれって、具体的な内容もなく闇金に言い訳。
そういう感じもしてくる(笑)