2026年2月7日土曜日

高市支持の多数派右翼 - イスラエルと同じ価値観と人格へ変質している日本人

「世に倦む日々」氏が掲題の記事を出しました。
 折角、彼が待ち望んでいた「中道勢力」が結成されたのに、すぐに選挙に突入したこともあってその初動が極めて不十分であったためその効果が現れず、マスコミは国民の7割が高市政権の賛成者であり、高市自民が単独で300議席以上の圧勝となると予測しています。
 同氏も可なりの確率でそうなると見ているようです。
 野党がほぼ一致して「食料品消費税率をゼロにする」政策を掲げたことに対しても、マスコミはその財源案に難癖をつけ、頭から不当視して排斥しました。
 そしていまや財務省が消費税収減の救済策として出してきた、「2年後に全体の消費税率を12%にアップさせる案」が現実化する勢いになっています。
 同氏は、マスコミの予想通り自民党が単独で過半数を大きく超えれば、高市氏は国民から「白紙委任状」を得たとばかりに自分が「国家の経営者」だと自認して、予定していた「日本の極右化(改憲、スパイ防止法、国家情報局設置、徴兵制度実施など)に進む」と見ています。
 その悲劇は「かつてのドイツのヒトラーを思い起こさせる」とも述べています。
 そうした選挙結果を口実にして高市氏が強行する日本の軍国主義化は、日本の「最大の悲劇」であることは論を俟ちません。

 ところで経済活動の本態は自己責任(論)であり、弱肉強食性は資本主義のもつ必然性です。同氏は「若年層を中心に7割の日本人はそうした価値観の所有者になっていて、前述の倫理不全が異常だとする考えは持っていない」と見ていて、その点は「パレスチナ人を平然と虐殺しまくり、子供も女性も容赦なく殺戮しまくっているネタニヤフを支持するイスラエル人の多数派に同じ」だと述べます。
 そして「7割の日本人は実は統一教会のシンパであり、テレビなどで口先では統一教会批判をする者も、心中はそうではなく統一教会が高市と自分たちの政治勢力を支えている核心だと知っている。この時期にマスコミが統一教会批判をしないのはその所為だし、また、中立を標榜しつつ無党派右翼に寄り添い、無党派右翼を積極的に持ち上げ、巧妙に高市を評価し擁護する世論工作に勤しんでいる政治学者たちが、テレビ番組で統一教会批判をしないのもその所為だ。彼らは反共主義の統一教会のシンパなのだ」と、絶望しています。
 同氏のショックの大きさを思わせます。

 8日の投票で、マスコミの予想が大間違いであったことが証明されることを切に願っています。
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高市支持の多数派右翼 - イスラエルと同じ価値観と人格へ変質している日本人
                        世に倦む日日 2026年2月5日
短い選挙戦はあっと言う間に終盤戦に入り、投票まであと残り数日となった。マスコミの観測記事によると、高市自民が単独で300議席以上の圧勝となり、立憲(中道)の野田佳彦や安住淳や小沢一郎や逢坂誠二など大物幹部も落選の危機にあるという。1/27 に公示された直後、各社からすぐに情勢調査結果と称した議席予測があり、選挙の関心はそちらに引っ張られ、各党の政策や公約についての議論はなくなった。消費税問題はマスコミが設定した争点だったが、党首討論会の幕の一瞬のネタにされただけで、この争点で何か議論が深まったということはない。ほんの一週間程度の命だった。結局のところマスコミに巧く操縦され、刷り込みの絨毯爆撃が続き、財政危機の現状で消費税減税などとんでもないという結論に誘導された。政党は選挙で国民にバラマキばかり言うという批判が正論化され、消費税減税策は悪だという一般認識の定着に持ち込まれた

食料品消費税率をゼロにすると5兆円が税収不足になる。その減少分の埋め合わせを「財源」と言い、神聖化し、中道など野党の唱える財源案に難癖をつけ、頭から不当視して排斥して行ったのが、序盤戦のマスコミの選挙報道だった。昨年度、補正予算を含めた防衛費は11兆円となり、GDP比2%にする目標を達成している。防衛費は長い間5兆円台の水準を維持し、GDP比1%の枠で推移してきたが、一気に倍増となっていて、その皺寄せは他の歳出に響き、財政健全化を犠牲にする形で行われている。だが、その財政事実についての言及や批判はない。そしてさらに、GDP比3.5%の21兆円にする構想が持ち上がり、高市内閣が秋の防衛3文書改定で踏み込むものと予想されている。現在よりも+10兆円上積みされる。食料品消費税率ゼロの5兆円の2倍相当の巨額だが、こんな膨大な財源を一体どうやって捻出するのか。そういう議論は党首討論会では全くなされなかった

高市が選挙圧勝後に開く「国民会議」では、おそらく消費税増税の方向性が打ち出される進行になるだろう。マスコミと財務省はそこへ向けて目の色を変えている。ネット上では、早くも税率12%という具体情報が上がり、一部では税率20%という説も出ている。衆院で絶対安定多数を獲得した高市には、あと2年間国政選挙がない。だけでなく、野党第一党で対抗勢力であった立憲の議員が衆院から消えている。選挙を気にすることなく「令和の一体改革」が遂行できる条件を得るわけで、維新に国民を加え、公明も巻き込み、社会保障の削減と消費税の増税を断行するだろう。来年4月には税率12%になり、3年後には15%に引き上げる措置が確定されると想像する。消費税率を5%上げると、国の税収(地方分を除く)は10兆円増える計算になるが、これにより防衛費を10兆円増額する分がファイナンスされる。防衛費をGDP比5%にする上では、消費税率を20%にすると釣り合う

選挙の争点は、高市政権を信任するか否かという、高市が解散を宣告したときの設定に帰着した。政策論議はすっ飛び、高市への白紙委任を認めるか否かを問う選挙の構図となり、マスコミの情勢調査では高市圧勝、すなわち有権者国民は高市への白紙委任を喜んで選択して投票所に足を運ぶという分析と予想になっている。まさに、ヒトラーのナチス党が選挙勝利で全権掌握した歴史が念頭に浮かび、恐怖で心が凍りつく。高市が口癖にする「私は国家の経営者」という自己定義に注意を促したいが、この「国家経営者」のイメージは、アメリカのトランプであり、麻生太郎が指南する戦前ドイツのヒトラーである。日本国憲法に規定された、抑制的な内閣総理大臣の範疇と権限を越えたところの、最高の国家権力者という想定であり、何より軍事の最高指揮官(統帥権者)という含意が強く示唆されている。国家情報局を作り、自衛隊を日本軍に変え、軍と治安機関を使って存分に放縦に権力を揮うぞという意思表示だ

その高市を多くの国民が支持している。一方、Xのタイムラインでは悲鳴が上がっていて、もう二度と選挙の機会はないという絶望と悲嘆の声が散見されるようになった。徴兵制が施行される悪夢をリアルに懸念する声も多くなった。この二つともずっと私が(言わば前衛的に)指摘していた論点で、同時に、左翼からも「陰謀論」だと謗られ、オオカミ少年の妄想だと切り捨てられていた警告である。高市政権が発足する前、総裁選の時期にこれを金切り声で叫んでいたら、大袈裟で過敏すぎる恐怖症だと冷笑されただろう。が、実際、おそらくもう二度と普通の国政選挙はない。次に来るのは憲法改正の国民投票だろうし、戦時下の情勢に移行し、憲法の人権保障が制限もしくは停止された緊急事態(あるいは半緊急事態)の国家体制に包まれた世界だろう。国政選挙が行われたとしても、従来の立憲民主のような鋭く政権批判する野党はなく、そうした選択肢は消え、事実上の大政翼賛会の中の候補を選ぶ中国方式の選挙に変わる

Xのタイムラインを見ると、老壮青の3人の女性論者の活躍が顕著で、危機感を震わせた渾身の投稿が影響力を発揮し、左派の言論小世界をリードしている。まさに extremely な言霊の絶唱が並び、次々と agitation が繰り出され、効果的な説得力で波動エネルギーを増幅させている。Xタイムラインは恰も左派リベラルの集会の壇上の如き景観であり、アルゴリズムの編集で選別され表示される諸アカウントの諸ポストは、集会に登壇する著名文化人が発するスピーチの列のようだ。反原発運動が盛り上がった十数年前、何度か大きな集会に参加して頭数の一つになったが、居並ぶ論者を押しのけて瀬戸内寂聴の演説が抜群で、圧巻の迫力だったことを思い出す。会場の聴衆を共鳴させ高揚させて一つの団結力を作り、まさしくウェーバー的な政治家の理念型の姿を見せていた。カリスマの啓示力に感服させられた。今、タイムラインのそうした言霊群と比較すると、一瞥して、男たちの危機感があまりに薄く弱いのに気づき唖然とする。なぜなのか。

私のタイムラインには、高市支持の70%の右翼とは真逆の次元の、反高市の政治世界が反映されていて、それを眺めていると70%の多数派の世界が嘘か幻のように思える。統計的には全体の20%以下の左派の言説がそこに流れている。この社会で70%の多数を構成する右翼の存在。それは現実だ。マスコミも左翼も、その現実を正しく認識せず、真相と正体を正しく表現せず、右翼を保守と呼び、あるいは無党派として毒を抜いて中性表象化し、その存在を実質的に正当化してやっている。右翼を右翼として悪性表象化しない。欺瞞をやっている。そして、左派でありながら「私も保守だ」などと自己欺瞞を言い、対立軸の真実をゴマカしている。保守の語に普遍性と標準色を与えてしまうことで、保守の中心に位置する高市が普遍的正義のシンボル価値を得るイデオロギーのマジックを容認している。政治的陣地を与えて譲歩してしまっている。考えるべきは、その日本の保守の人格だ。


金がない、財政危機だ、消費減税したら通貨危機だと言いながら、簡単に850億円の無駄遣いをして大雪の季節に選挙をしている。自治体職員に無理をさせ、不要な過重労働を負わせ、無駄な選挙をやっている。雪国に住む高齢者が投票の行き帰りの雪道で転倒したら大変なのに、意に介せず短期の選挙を強行している。高市が勝つためであり、白紙委任の権力を得るためであり、統一教会や裏金議員の問題から高市が逃げるためだ。そして、9条改憲を果たし、スパイ防止法(治安維持法)を制定して、中国との戦争に勝利するためだ。日本の有権者の7割は、それを支持し、その政治を正義と認め、高市にその政策を遂行させようとしている。それが日本にとって必要だと思っている。「厳しさを増す安全保障環境」の言説と論理を肯定し、「自由と民主主義の価値観」にコミットし、中国は絶対悪だと断じ、社会主義は排除すべき政治的害毒で、それを殲滅することが人類史的理想の達成だと信じている。

だから、経済思想は自己責任論のネオリベラルなのであり、非正規や格差は問題ではなく、資本主義に必然の自業自得なのだと了解し、その体制に不満を言い批判をする者が愚悪だという認識になるのだ。弱肉強食が善で、いじめを受ける弱者に原因と責任があるという見方になる。アメリカと同じシステムが善で、NISAで稼げばよく、稼いで威張って贅沢した方が勝ちとなるのだ。若年層を中心に7割の日本人はその価値観の人格になっている。その事実を認めないといけないし、かかる倫理不全が異常だと臆せず否定しないといけないだろう。屈折して変質した病的な人格現象だと直言すべきなのだ。引き合いに出したいのは、パレスチナ人を平然と虐殺しまくり、子供も女性も容赦なく殺戮しまくっているネタニヤフを支持するイスラエル人の多数派である。ガザの人々をテロリスト視し、地上から抹殺すべき悪魔だから殺害してよいと正当化している者たちだ。われわれから見て、イスラエル人は異常で狂気で、同じ人間だとは思えない。

だが、顧みたとき、7割の高市支持の日本人は、そのイスラエル人と同じ精神構造の人間類型なのではないか実際、高市や維新や参政党はイスラエルを支持している。イスラエルのガザ虐殺に何の精神的痛痒も感じていない。そしてよく考えれば、アメリカ政府も同じであり、ヨーロッパの指導者も同じで、イスラエルの非道な蛮行を阻止しようとせず、むしろ虐殺を支援している。そこには、そうさせる判断の根拠があり、正当化する邪悪な理屈があり、イデオロギーを内面化した人格がある。こうして、静かに省察すれば、同じ人間とは思えない冷酷で歪んだ人間が、イスラエルだけでなく世界中にいて、この日本にも7割ほどいる病んだ実情に気づく。大学教授の肩書きの者たちもほとんどがそうだという実態を知る。それに抵抗する自分が(筑紫哲也的な)少数異端だという事実に気づく。7割の高市支持の多数派は、おそらく内心では統一教会を支持している。だから、萩生田光一が出て来ても何も言わない。不興に感じることがないどころか歓迎している

日本の政治は、30年かけてどんどん右翼化して行った。右翼青年を漫画で育て、大人にし、次の右翼の世代を拡大再生産して行った。右翼は雪国の積雪のように固く締まって重たく厚い巨大積層に化けた。マスコミの空間も、学校教育も教科書も、右翼の価値観に準じた内容に変えた。日本の子供たちは右翼思想とネオリベ思想ですくすく育った。選挙権を得て、高市や維新や玉木を支持するのは当然だ。右翼の思想的立場の者には、勝利が続き、正常な方向に日本が流れた30年である。その時間と空間しか知らぬ者には、安倍的高市的な右翼思想以外の価値観はなく、憲法9条など羞恥と厭悪の化石的遺物に他ならない。護憲派など罵倒し唾棄すべき対象だろう。流れはグラデーション的で、デジタルなスイッチの画期ではないが、おおよそ30ー35年前に大きな転換期があり①ソ連崩壊、②バブル崩壊、③政治改革、④インターネット の四つの激動が同時に重なり、それ以前の戦後民主主義体制の価値観が崩され、右翼思想とネオリベ思想が勝利の地平に進撃する趨勢となった。

大雑把にそのように総括し、日本人の価値観と人格性の変化を、すなわち倫理不全の深刻な病理に陥った変質を仮説化できるはずだ。今、恐ろしいことに、7割の日本人は実は統一教会のシンパなのである。テレビで口先では統一教会批判をする者も、心中はそうではなく、それは表向きの口上と演技で、統一教会が高市と自分たちの政治勢力を支えている核心だと知っているこの時期にマスコミが統一教会批判をしないのはその所為だし、また、中立を標榜しつつ無党派右翼に寄り添い、無党派右翼を積極的に持ち上げ、その論理回路を通じて、巧妙に高市を評価し擁護する世論工作に勤しんでいる政治学者たちが、テレビ番組で統一教会批判をしないのもその所為だ。反共主義の統一教会のシンパなのだ

裏金・放漫財政・軍拡・統一協会(植草一秀氏)

 植草一秀氏が掲題の記事を出しました。ちなみに原文であるメルマガ版記事のタイトルは、選挙情報工作に負けないとなっています。
 冒頭の部分で「メディアが高市自民圧勝予測を流布しているが(それは)『バンドワゴン効果』を狙うもの」と述べています。
 これは「音楽隊先導車」が大音声で楽隊を指揮することに準えたもので、「勝ち馬に乗る」ことを促して「高市自民」を勝たせるのが目的なので、主権者は主要メディアによって自分の思考がコントロールされていないかを考えるべきだという警鐘です。
 外交は本来誠実さをもって信頼を築くこと基本であるべきなのに。高市氏は早々に歴史認識の欠如と旧来の対中嫌悪感から中国を激怒させたため、いま日中間は最悪の関係になっています。しかし高市ファンにはその認識はなく国会議員の多くもそうなので、日本の製造業がレアアース入手困難による苦悩ーそれは日本の苦悩なのですが高市氏には分かっていないので、それから解放される見通しが全く立っていません。
 高市氏はトリッキーな事柄を「一方的に」滔々と述べることは得意ですが、それに反論された場合には的確に応答が出来ない人物と言われています(認識が間違っているから当然です)。
 それだけでなく平気で虚言をすることでも知られ、これまでは「関係は持っていない」と明言していたのに「統一協会との深い関係示す資料が出されると、1日のNHKテレビ党首討論を他党の党首への失礼をも顧みずトンズラしたのはそのいい例です。
 その他高市氏の「虚言癖」についてはまるこ姫が連日ブログで指摘している通りです。
 植草氏は、「堂々と討論できない人物を一国の宰相の地位に留め置くべきでない。最後に判断を下すのは日本の主権者である国民」と強調します。
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裏金・放漫財政・軍拡・統一協会
                 植草一秀の「知られざる真実」2026年2月 6日
2月8日の投開票日まで残すところ1日となった。
8日は日本海側で風雪が予報されている。
メディアが高市自民圧勝予測を流布しているが「バンドワゴン効果」を狙うもの。
「勝ち馬に乗る」、「諦めて投票に行かない」行動促すことが目的のひとつ。
2001年以降の小泉内閣、2012年以降の安倍晋三政権の時代に観測された事象。
現象の基本背景は「米国傀儡(かいらい)政権」。

日本の主権者の行動は主要メディア情報によってコントロールされている。
こうした悪環境下にあるが、日本の未来を考える主権者は諦めずに投票所に足を運ぶことが必要。8日に悪天候が予想されるなら期日前投票を利用するべきだ。

選挙のキーワードは四つ。
「裏金がどうした」、「利権バラマキ財政」、「軍拡・戦争体制推進」、「統一協会」。
いずれも重要テーマ。
高市内閣は「政治とカネ」問題に取り組まない。金権腐敗政治を温存する姿勢。
この姿勢を主権者がどう評価するか。

財政で重要なことは「利権財政」と「権利財政」のどちらを重視するかだ。
高市内閣の「責任ある積極財政」は「利権補助金バラマキ」が主軸。
「成長投資」と表現すると聞こえが良いが、実態は大企業への利権補助金のバラマキ。
他方で、高額療養費制度大改悪が2026年度当初予算に盛り込まれている。
高市自民を勝利させると高額療養費制度大改悪が確定する。難病に苦しむ国民の命綱を切る政策対応。

財政政策運営では「利権財政」を切り、「権利財政」を拡大させることが必要。
「権利財政」とは「社会保障財政」のこと。高市内閣は逆に「権利財政」を切り、「利権財政」を拡大する。「ザイム真理教」基本路線だ。

税収が年額で20兆円も上振れしているため、消費税率5%への減税=15兆円減税を問題なく決定できるが、高市内閣は本格的な消費税減税を行わない。
いま必要な政策は消費税率5%への引き下げである。

高市有事発言で日中関係は過去最悪の状況に陥った。日中関係悪化で不利益を蒙るのは日本国民。外交は誠実さをもって信頼を築くことを基本に据えるべきもの。
高市外交は不誠実で信頼を破壊している。11月7日高市発言に非があることは明白である。
メディアが高市発言の非を詳しく解説しないから大半の国民が事実関係を知らずに、高市発言を不適切に支持する歪んだ現象が広がっている日中関係を悪化させて得るものは何もない

米国は東アジアの緊張を創作して金儲けすることしか考えていない。
うまく戦争勃発にまで発展させることができれば最高と考えている。
ウクライナの事例が示すように戦争が創作されて犠牲になるのは戦場の市民。
遠隔地の米国は軍事費増大による巨大な利益を獲得するだけだ。
日本が米国の命令に服従して東アジアの緊張を創作することは「愚の骨頂」。
この「高市愚の骨頂路線」を支持するのかしないのか。

高市首相はテレビ討論から逃げた。
統一協会との深い関係を追及されることを恐れたからと見られる。
堂々と討論できない人物を一国の宰相の地位に留め置くべきでない。
最後に判断を下すのは日本の主権者である国民。

国民の賢さが問われる選挙になる。
続きは本日のメルマガ版「植草一秀の『知られざる真実』」4331号
「選挙情報工作に負けない」 でご高読下さい。
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               (後 略)

高市首相 「白紙委任」の先に 国の姿 根底から覆す(しんぶん赤旗)

 しんぶん赤旗に掲題の記事が載りました。
 高市氏は「何故衆院選をこの時期に強行するのか」という疑問に対して、「国論を二分する問題を提起するために『白紙委任状』を欲しい」という、唖然とするしかない趣旨のことを述べました。
 それは理解しがたいもので到底通用するものではありませんが、しんぶん赤旗が敢えて取り上げて批判しました。

 記事は9条改憲、大軍拡、国民監視、放漫財政の四つの分野に分けて論じています。全て「戦前の暗黒の日本」を指向するものです。
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高市首相 「白紙委任」の先に 国の姿根底から覆す
                        しんぶん赤旗 2026年2月6日
「高市早苗でいいのかを国民が決める選挙だ」。高市早苗首相は、この】点で選挙を押し切ろうとしています。「国論を二分する問題」で、「白紙委任状をよこせ」と国民に要求していることに他なりません。では、選挙で多数を得たら何をやろうとしているのか。

9条改憲
若者が血を流す国に

 最大の狙いは、憲法9条を改悪して、国の姿を根底から覆すことです。
 自民党の古屋圭司選対委員長は1月31日のNHK番組で、改憲原案の審査権限を持つ憲法審査会が動いていないとして「自民党で単独過半数(233)、連立与党として安定多数(243)、願わくは絶対安定多数(265)」という目標を強調。改憲発議を目指した国会での論議加速のための議席確保が選挙の狙いだと露骨に語りました。
 さらに高市首相は、2日の新潟県上越市での演説会で「憲法になぜ自衛隊と、書いてはいけないのか。彼らの誇りを守り、実力組織として位置づけるため、当たり前の憲法改正をやらせてください」と述べ、自衛隊を憲法に明記する9条改憲に照準を絞りました。
 改憲発議に必要な議席数は衆参両院で3分の2(310)以上です。自民党は24年の衆院選、25年の参院選で大敗し、改憲を掲げる他党を合わせても、明確な改憲勢力は3分の2を割り込んでいます。高市自民党は今回の選挙でも改憲発議に必要な議席数を現実の目標として狙っています。
 自衛隊の海外派兵が始まった1990年代以降、「日本も血を流せ」という論調とともに、9条改憲論が急速に強まりました。発端は、日本の軍事的役割分担の強化を求める米国です
 一方、平和を願う幅広い国民の共同で、今日まで9条改憲を阻止してきました。しかし、総選挙後の国会では、改憲派が絶対多数を占める危険があります。
 国権の発動たる戦争放棄、陸海空の戦力不保持を掲げた、世界の宝とも言える憲法9条を守り発展させるのか、あるいは9条を葬り去り、日本が名実ともに「平和国家」の看板を投げ捨て、「戦争国家」の総仕上げに入るのか。自衛隊が米軍の肩代わりでアジアの戦争に介入し、21世紀に生まれた若者たちが戦後初めて、戦争で血を流すのか。9条を生かした外交で、北東アジアの平和構築を進めていくのか。日本は大きな岐路に立っていま
す。
 日本共産党は、「憲法を真ん中に据えた確かな共同」を掲げています。結党以来、一貫して戦争反対をつらぬき、9条をはじめ憲法をブレずに守ることを掲げる日本共産党の重要さが際立っています

大軍拡
「死の商人国家」作り

 高市政権が多数を占めた場合、直近で最大の危険性は、トランプ米政権いなりの軍事費大幅増額です。
 トランプ政権は日本を含むすべての同盟国に国内総生産(GDP)比5%の軍事費を同盟国に要求。日本では30兆円を超える規模になり、国民―人あたり年25万円もの負担です。選挙で多数を得れば、高市首相は「信任を得た」として、米の要求に唯々諾々と応じる危険があります
 被爆者の願いに背き、非核三原則の見直しも狙っています。高市首相は1月26日のテレビ番組で三原則を今後も堅持すると明言せず「『持ち込ませず』の部分は難しい。議論しなければいけない」と言及。米国の「核の傘」による拡大抑止に固執しています。
 また、高市首相は「防衛産業基盤がまだまだ弱い」(1月24日のネット番組)と繰り返しており、武器輸出を限定している「5類型」を撤廃し、銃や弾薬などの殺傷兵器を自由に輸出できる「死の商人国家」づくりを狙っています。

国民監視
外国人憎悪もあおる

 高市首相が「白紙委任」を迫る先にあるのが、国民を監視し、民主主義を否定する社会です。
 高市首相は、衆院解散の理由を説明した1月19日の会見で「スパイ防止法」の制定を「急がれる」として意欲を示しました。スパイ機関を創設し危険人物 を洗い出す「現代の治安維持法」です。対象は「危険」とみなされる市民全体に及び、国民の思想・信条にまで踏み込むおそれがあります。
 同法と一体で進めようとしているのが、インテリジェンス(情報活動)機関の強化です。政府は公安調査庁や自衛隊の情報保全隊などが国民監視をしていますが、さらなる情報収集力の強化により、政府に批判的な国内の団体・個人の言動を絶えずつかむことで言論弾圧を狙います
 高市首相は、外国人政策でも、「不法滞在者ゼロ」「っと入国管理を厳しくする」と強調。「税金や社会保険料にタダ乗りしようとする方にはお帰りいただかなければならない」などと外国人憎悪もあおっています。
 日本国旗を損壊することを処罰の対象とする「国旗損壊罪」の創設も狙っています。れらの政策が進めば、異論を許さず、深刻な差別と分断を生み、意に沿わない人を排除し、偏見と疑心暗鬼に満ちた息苦しい社会になります。

【放漫財政】
国民のくらしを破壊

 高市政権は湯水のように軍事費を増やす一方、国民の暮らしには冷淡です。
 責任ある積極財政の名の下、財政を悪化させ、金利上昇や円安を加速する放漫財政、国民の暮らしをいっそう脅かしています
 社会保障では、高額療養費の患者負担増を26年度予算案に盛りこみました26年8月と27年8月の2段階で所得に応じて月額上限を引き上げ、最大38%増としています。高額療養費制度があることで多額の医療費の自己負担が発生しても、月額の負担上限を超えた分か公的医療保険から払い戻されます。がんなどで長期にわたり治療を受ける患者・家族にとって命綱である高額療養費の負担上限引き上げは患者を治療中断に追い込むことになります。
 市販薬と同様の効能を持つ医療用医薬品(OTC類似薬)の患者負担を増やす法案を選挙後の国会に提出する方針です。負担増の対象となる77成分(約1100品目)にはアレゲラやロキソニンなど身近な医薬品が多く含まれています。薬代に追加料金を上乗せして、医療保険1割の人は3割へ、2割の人は4割へ、3割の人は5割への負担増を狙っています。
 自民・維新の連立政権合意書には医療費窓口負担について「年齢によらない真に公平な応能負担の実現」と明記し、高齢者の窓口負担3割の対象拡大を狙っています。介護保険でも利用料2割負担の対象者拡大を検討課題に挙げています。
 日本共産党は一貫して社会保障の拡充を訴えてきました。総選挙で負担増となる「白紙委任」を突き返し、共産党を躍進させることが求められます

07- 統一協会 「闇のTM文書」(6)

 統一協会(世界平和統一家庭連合)が日本での政界工作などを韓鶴子総裁に報告した内部文書「TM特別報告3200頁、TMとはTrue Mother〝まことの母の略で、韓総裁のこと韓総裁は、夫で教祖・故文鮮明とともに協会内でメシア救世主として位置づけられていますしんぶん赤旗(統一協会取材班)は入手しました。
 しんぶん赤旗がシリーズ「統一協会 「闇のTM文書」(6)を報じました。以下に紹介します。
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闇のTM文書5日本共産党敵視なぜ 霊感商法・自民との癒着追及
                        しんぶん赤旗 2026年25
 統一協会(世界平和統一家庭連合)の内部文書「TM特別報告」では、日本共産党を「サタン」と呼び打倒の対象としています。なぜ敵視するのか-。裏を返すと、協会の反社会的活動や自民党との癒着を長年追及してきた日本共産党の姿が浮かび上がります。
                                 (統一協会取材班)
元信者2世「嫌われるのは正しいから」
 文書では、1980年代に日本共産党が「霊感商法という悪魔的造語で私たちを攻撃し始めて以来、40年間にわたる闘いになりました」(2020年4月報告)と記しています。
 国会で「霊感商法」という言葉が初めて出たのは84年4月11日の衆院法務委員会で、日本共産党の野間友一議員(当時)による質問です。さらに1960年代後半から統一協会とダミー団体「国際勝共連合」を厳しく批判してきました。「40年間にわたる闘い」とは、日本共産党が長年追及してきたと協会自身が認めた言葉だといえます。
 文書は沖縄県知事選を巡っても繰り返し日本共産党に及しています。韓鶴子総裁に、保守や革新の立場を超えた共同である「オール沖縄」の翁長雄志前知事や玉城デニー知事を共産党が支配していると報告。18年の知事選では「自民党と一つになり、沖縄をサタン側から奪還します」と、本土から50人の青年信者を送り込んだとしています。
 文書からは自民党政権を支援するため、辺野古新基地に反対する日本共産党と「オール沖縄」の力をそぐという作戦が読み取れます。元信者2世は、「統一協会は、共産党はサタンで絶対勝たないといけない相手だと洗脳する。サタンとの闘いという言葉は信者に響く」と解説します。
 安倍晋三元首相の銃撃事件後、信者の家庭が崩壊するほど高額献金を集めている統一協会の反社会性が再び注目されました。日本共産党国会議員団は「統一協会問題追及チーム」を立ち上げます。これに対して協会は「自民党と私たちを分断させようとする動き」だと警戒します。
 自民党が統一協会と距離をおきだすと、勝共連合を活性化して窮地を乗り切ろうとします。文書では「『勝共』と言えば(信者の)雰囲気が高揚し(中略)新しい決心を固め、奮起している」「日本共産党と堂々と闘っていく」と韓総裁に報告しています。日本共産党への敵意をあおって信者の信仰を深める狙いです。
 別の元信者2世はこう指摘します。「統一協会から嫌われるのは、逆に百えば正しいことをしているからです」

2026年2月5日木曜日

通信平和の輪 第241号 のPDF版を掲示します

 本号のタイトルは
   2月8日総選挙投票日
 平和を脅かし暮らしを押しつぶす
   大軍拡政治NO の審判を
    この国の政治を「戦争への道」から「平和への道」に 
です。

 中見出しは
 ・白紙委任″などとんでもない
 ・ 問われる安保法制への態度
です。

 もうひとつのタイトルは
 安保法制「合憲」と明記
   原発再稼動も容認 中道改革連合「基本政策」
です。

 2月例会は 2月15日(日)13:30~15:15
           湯沢町公民館 1 「研修室1」で行われます。

 2、3面には「新春のつどい」の報告が掲載されています。

「通信平和の輪」PDF版は、下のURLをクリックすると開きます。
 1面は81%に縮小表示(2~3面は原寸です)されているので、次の操作で適当に拡大してからお読みください。
 画面を大きくしたい場合にはPDF画面左上(+)マークを小さくしたい場合は(ー)マークをクリックして下さい。

(通信 平和の輪 第241(1面3面))
https://drive.google.com/file/d/1Lnacw4gZl4qbk6zIAmUNAp8COwXb7HHF/view?usp=sharing  

             (下記は過去1年分です)
(通信 平和の輪 第240(1面4面))
https://drive.google.com/file/d/1NCC97Ld7zxxty5Dy4cy3lQHblGbYWCRN/view?usp=sharing
(通信 平和の輪 第239(1面~3面))
https://drive.google.com/file/d/11ZZCIe46OJwJ1W8XSFg1O6ZxYoGciU7k/view?usp=sharing
(通信 平和の輪 第238(1面~3面))
https://drive.google.com/file/d/1qe1fyquv2vXVKENbv0-nkGIVBw9kR-Ju/view?usp=sharing
(通信 平和の輪 第237(1面~3面))
https://drive.google.com/file/d/1SAemAfRcud9gTY-q96WhkVf3JD7dM3BQ/view?usp=sharing
(通信 平和の輪 第236(1面~3面))
https://drive.google.com/file/d/1G5oE-T4uxqgo2oXPQ8VRI2Txem9e6THg/view?usp=sharing 
(通信 平和の輪 第235(1面~3面))
https://drive.google.com/file/d/1mzobV85S9k8fh3In__Nfjbei4dreejEA/view?usp=sharing  
(通信 平和の輪 第234(1面~3面))
https://drive.google.com/file/d/1KzH1dNaER7ZY6BbXefeSrcPJdylQTocH/view?usp=sharing
(通信 平和の輪 第233(1面))
https://drive.google.com/file/d/1MKFneLr_GhflN3UcX6sgXhxE-XhZFrnX/view?usp=sharing 
(通信 平和の輪 第232(1面~2面
https://drive.google.com/file/d/1MKFneLr_GhflN3UcX6sgXhxE-XhZFrnX/view?usp=sharing
(通信 平和の輪 第231(1面3面
https://drive.google.com/file/d/16Pb2ymHolkyUNj1kOvNsiMEQ-km_niZG/view?usp=sharing 
(通信 平和の輪 第230号 (1面3面
https://drive.google.com/file/d/1YhNlHJMKGwAo6gy-_FafEbHZVwefQCPA/view?usp=sharing 
(通信 平和の輪 第229号 (1面3面
https://drive.google.com/file/d/1cOh-YHJm_dbNx8vKcl8g2_1Ni483Zewz/view?usp=sharing