2026年6月8日月曜日

「戦争国家」の実相 虚構の「継戦能力」軍事の備えだけ/農業こそ安全保障

 しんぶん赤旗に掲題の2つの記事が載りました。
 1番目の記事では、「台湾有事」を念頭に中国との戦闘で日本の国土が長期間戦場になることを想定した安保3文書の改定に向けた自民党の提言案が、「少なくとも年単位の戦闘を前提に、十分な備蓄の積み増しを進める」として「継戦能力」の強化を強調しますが、備蓄の中身はひたすら自衛隊の戦闘能力に関わるものばかりで、国民の食料やエネルギーなどの確保についての具体策はありません。
 いざ戦争になれば、自衛隊は戦い続けることができても、国民は飢えてしまうという、国民の命に無責任な自民党政治の正体があらわになっています。
 2番目の記事は、鈴木宣弘東大大学院教授が 食糧自給率・資材・エネルギーの観点から、日本の「継戦能力」はごく僅かであることを明らかにしました。高市政権は自らのレベルの低さを自覚すべきです。そして国の経済を破綻させる「戦争志向」は即刻やめて、近隣諸国との友好を深めることで国を守るという憲法9条の精神に立ち返るべきです。
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「戦争国家」の実相 自民 虚構の「継戦能力」弾薬など軍事の備えだけ
 食料・エネルギー後回し
                        しんぶん赤旗 2026年6月5日
少なくとも年単位の戦闘を前提に、十分な備蓄の積み増しを進める―。「戦争国家づくり」の指針・安保3文書の改定に向けた自民党の提言案は、「台湾有事」を念頭に、中国との戦闘で日本の国土が長期間戦場になることを想定し、長期に戦い続けるための「継戦能力」の強化が重要だとしています。ところが、備えの中身は弾薬など自衛隊の戦闘能力に関わるものばかりで、国民の食料やエネルギーなどの確保についての具体策はありません。
 いざ戦争になれば、自衛隊は戦い続けることができても、国民は飢えてしまう―国民の命に無責任な自民党政治の正体があらわになっています。

 提言案は、2022年2月のロシアによるウクライナ侵略から4年が経過し、あらゆる種類の装備と弾薬が大量に消費されているとして「継戦能力」の重要性を強調。 ▽平素から弾薬・部品・燃料・食料などの十分な備蓄や保管体制の整備 ▽部隊や物資を運ぶ船舶など輸送力の強化 ▽負傷した隊員のための医薬品や病床の確保・備蓄―などを挙げています。
 一方、輸入物資を運ぶ船舶の多くは中国の勢力圏とされる第1列島線など台湾周辺の海域を航行しており、戦争で海域が封鎖されれば、輸入物資の多くが途絶える危険があることは誰の目にも明らかです。従って「年単位」の戦争を想定するなら、自給率が38%まで落ち込んでいる食料をどう確保するのかは当然問われなければなりません。
 ところが、提言案には食料自給率への言及は一切ありません。そればかりか、政府の有識者会議や防衛省内の会議でも食料自給率に関する検討は全く行われていないのです。
 そもそもウクライナは、自国民に食料を供給してもあまりある100%超の自給率を誇り、戦時下の24年でも、約100カ国の計4億人あまりを養うのに十分な小麦やトウモロコシなどの農産物を輸出(日本貿易振興機構=JETRO調査)しています。
 さらに日本は、エネルギーの原材料となる1次エネルギーの約80%を石油や石炭などの輸入に依存し、24年度のエネルギー自給率は約16・4%と経済協力開発機構(OECD)38カ国中37位で最低レベルです。24年度時点で原油の95%を中東に依存しており、戦闘開始で台湾周辺や南シナ海などが封鎖されれば、現在の輸入航行ルートの多くが輸送困難な状況に陥ってしまいます。
 そうなれば、大量の燃料を消費する戦闘機などの運用にも影響が出ることは確実です。政府・自民党が掲げる「継戦能力」は空虚です












「戦争国家」の実相 長期に「継戦」は的外れ 農業こそ安全保障
食糧自給率・資材・エネルギー・・具体策は欠落 
                        しんぶん赤旗 2026年6月5日
 安保3文書の改定に向けた政府・自民党の議論では、長期戦を前提とする「継戦能力」の強化のためとして、自衛隊の戦闘能力の維持ばかりを盛り込む一方い国民の食料やエネルギーの確保などへの具体策は欠落しています。この問題について、食料安全保障の専門家で東京大学大学院特任教授の鈴本官弘さんに聞きました。        (石橋さくら)

東京大学大学院特任教授 鈴木宣弘さんに聞く
    すずき・のぷひろ 1958年生まれ。農林水産省勤務、九州人教授などを経て、
     東京大学大学院農学生命科学研究科特任教授。『世界で最初に飢えるのは日本』
     『農業消滅』『令和の米騒動 食糧敗戦はなぜ起きたか?』など著書多数。

 自民党の提言案には肝心の食料確保のための予算の計上など具体策を一切明記していません。そもそも人間は食べ物がなければ生きていけません。弾薬などの準備ばかりの継戦能力の議論自体が的外れです。政府は3月、武力攻撃を受けた際に各市町村の全人口が避難できる施設(シェルタ2030年までにつくることを掲げましたが、食べ物がなければそのまま飢え死にし、シェルターは墓場になるだけです。

輸入依存大きく
 高市早苗政権はミサイルを大量購入し、全国各地に配備を進めるなどして、中国を挑発しています。しかし、米国などによる攻撃の報復としてイランがホルムズ海峡を封鎖したように、戦争になれば中国は台湾海峡にとどまらず、他の周辺海峡なども封鎖し、日本向けの輸送ルートを断とうとしてくるはずです。そうなれば深刻な食料不足に陥り、軍事攻撃を受けなくても、日本は果たして何カ月持ちこたえられるかという状況になります。輸入に極端に依存している時点で長期に戦い続けることなど不可能で、「継戦能力」の議論自体が、戦争にならないための平和外交など本来行うべき議論から逸脱したものだと思います。
 食料そのものだけでなく、日本は食料生産のための資材も輸入頼みで、農産物の収極量を増やすために必要な化学肥料の自給率は、ほぼ0%です。実際に肥料のリンなどは中国からの輸入に大きく依存しているのが実態です。
 世界に流通する窒素系肥料の尿素の約4割が中東産ですが、現在の中東情勢を受けて尿素が不足しています。日本政府は輸入する尿素の大半をマレーシア産とすることで問題はないかのように説明しています。しかし、中東産尿素の代替としてマレーシア産への需要が高まっており、すでに価格も上昇しています。実際に先月、全国農業協同組合連合会(JA全)は6~10月に販売する輸入尿素を昨年11%値上げすると発表しました。今後さらなる値上がりが予想され、農家などに大打撃となることは必至です。
 肥料がなければ収穫量は半減するため、輸入が途絶えれば実質自給率は38%から22%に下がります。また野菜だけで見ると自給率は80%ですが、野菜の種の自給率は10%ほどしかなく、種がなければ野菜自給率は8%にしかなりません。野菜と同様に米などの種の自給率も低下していくと仮定すると、実質的な食料自給率は38%からわずか92%にまで低下してしまいます。
 さらに、原油などのエネルギー自給率は15%ほどで、これも加えて換算すると92%からさらに低下し、自給率数%が現実妹を帯びてきています。実際に、イラン情勢による原油高で農機具やビニールハウスの暖房が稼働できず、土を覆うための原油由来のマルチフィルムが入手できないなどの声が農業現場から上がっています。原油高がこのまま深刻化すれば、もう作物を「作ることさえできない」という最悪の状況が目の前に迫っていると言えます。

備蓄米1.5カ月分
 有事の備えとして政府が保管する米の備蓄の水準100トンとしていますが、全国民が1・5ヵ月分食べられるにしかならず全く足りません。しかも、需要の減少を前提にした政府による「減反」政策を背景に米不足に陥った24年の「米騒動」を受け、25年に政府が備蓄米を放出したこともあり、現在の政府備蓄米はわずか約32万トンと実質15日間の供給分しかありません。これは戦争や大災害などで物資の輸入が止まれば、国民が何日餓死せず生き延びられるのかという恐るべき状況です。一方、中国は有事に備え、人口約14億人1・5年分の穀物を備蓄しているとされています。
 政府の財政制度審議会は、政府が保管するのではなく「民間備蓄」を活用した場合、年間403億円の経費を16億円程度に節減できるなどと試算し、政府に民間備蓄の導入を求めてきました。これに応じて政府が今国会に提出した食糧法改定案では、米の備蓄制度を見直し、部を民間に備蓄させる制度の創設を盛り込んでいます。しかしこれは単に政府の備蓄経費の節約を優先したもので、「国民の命を守る」ための理論に立ったものではありません。また、民間業者が一定量の備蓄米を常時確保できるとは限らず、政府が本来、国民への責任として行うべき米の備蓄を民間に押しつけるものです。

食料守る「国防」
 今政府がやるべきことは、いかなる事態においても食料不足の危機に陥らないために農業予算を大幅に増やすことです。米の増産政策に踏みだし、政府備蓄米の量を国民に1年分供給できる700トンの水準まで増やすべきです。増産による米価値下がりに対しては所得補償によって農家を守り、消費者側も安いお米を購入できます。これは安全保障のコストです。
 政府はばく大な軍事予算で武器を大量購入していますが、武器が命を奪う一方で、命を守るのが食料です。政府が「国防」を掲げるなら、食料を生み出す農業を守ることこそ真の「国防」です。政府はこの安全保障の意味を理解する必要があると思います。

入植者のテロ急増 「かつてない死傷者数」 パレスチナ・西岸地区 ほか

 しんぶん赤旗が、ヨルダン川西岸地区でイスラエル入植者による「日常的なテロ」が急増している問題や、イスラエルによるレバノンへの侵攻や病院などへの空爆を報じました。
 対イラン攻撃を早く終了させたい米国は3日、イスラエル、レバノン両政府が停戦の履行で合意したと共同声明を通じて発表しましたが、両者が細部まで合意したのかは不明です。
 ガザの例を見てもイスラエルが停戦合意を守ることは殆ど期待できません。そもそも戦争を続けないことには自分の安全が保てないネタニヤフの指揮下では、和平が訪れようもありません。下記の4つの記事を紹介します。
 ・入植者のテロ急増 「かつてない死傷者数」 パレスチナ・西岸地区
 ・イスラエル レバノン病院攻撃190件 医療従事者128人殺害
 ・レバノンと停戦履行合意 イスラエルなおも攻撃継続
 ・焦土作戦 責任者の訴追を 政治評論家 リズカラー・ヘルーさん
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入植者のテロ急増 「かつてない死傷者数」 パレスチナ・西岸地区
                        しんぶん赤旗 2026年6月4日
 パレスチナ占領地を担当する国連特別報告者フランチェスカ・アルバネーゼ氏を含む14人の国連の人権専門家は1日、声明を発表し、イスラエル占領下のパレスチナ・ヨルダン川西岸地区で、入植者による「日常的なテロ」が急増していると警鐘を鳴らしました。イスラエル軍が入植活動を黙認し、パレスチナ人を追放する入植者の暴力によって「民族浄化」が進められていると厳しく指摘しています。
 西岸での入植者の暴力が激化し、パレスチナの死傷者数はかつてない水準に達しています。今年5月までに13人が殺害され、約500人が負傷。この数は「昨年1年間の数をすでに上回った」と指摘しました。
 パレスチナ側は西岸の土地を一切放棄していませんが、イスラエル側が治安・行政権限を握る「C地区」にあるヨルダン渓谷と南ヘブロン丘陵で入植地拡大をさらに活発化させていると指摘。
 南ヘブロン丘陵のある村では、2025年7月から始まった違法入植地(アウトポスト)や入植地が村を取り囲み、村の電気や水道の供給が中断され、建物が取り壊され、住民は入植者による暴力を繰り返し受けていると告発しました。
 声明は、イラン戦争を巡る和平やレバノンでの戦争に注目が集まる中で、西岸での入植活動とパレスチナ人の追放が国際社会から「忘れ去られる」事態になっていると指摘。イスラエル政府に対し、即時の入植活動の停止を呼びかけ、パレスチナ人を安全に尊厳を持って帰還させ、土地へのアクセスを保障するよう求めました。


イスラエル レバノン病攻撃190件 医療従事者128人殺害
                        しんぶん赤旗 2026年6月4日
【カイロ=米沢博史」イスラエル軍は日、レバノン南部スールのジャバル・アメル病院を空爆し、レバノン保健によると4人が死亡、127人が負傷しました。
 世界保健機関(WHO)のレバノン駐在代表アブディナシル・アブバカル医師は2日、攻撃により救急部門と集中治療室が大きな被害を受けたと明らかにしました。
 WHOによると、レバノンで過去3ヵ月間に確認された医療機関への攻撃は約190件に上り、医療従事者128人が死亡、332人が負傷しました前日には、「国境なき医師団」(MSF)が支援する近隣のヒラム病院も空爆を受け、医療従事者13人が負傷しました。スールでは3病院のうち2病院が被害を受け、残る病院に負傷者が集中しています。
 レバノン南部では、患者が病院に到達するまでに48時間を要する場合もあります。六つの病院が産科医療を再開できておらず、アブバカル氏は「妊婦や新生児にとって、ケアの遅れは生死を分ける問題になり得る」と警告しました。
 ジャバル・アメル病院では2日、攻撃を非難する抗議集会が開かれました。国会議員や市長、医療関係者らが参加し、ワエル・マルワ理事長は「医療機関への攻撃は人法と国際法に対する重大な違反」と非難しました。その上で、病院は今後も医療活動を継続し、人道的・医療的使命を果たすと表明しました。
 MSFも同日、抗議声明を発表し、がれきの中で遺体の回収作業が続いているとして、死傷者数がさらに増加する可能性を指摘しました。
 レバノン保健は2日、イスラエルが同国に大規模な攻撃・侵攻を開始した3月2日以降、3468人が死亡し、約1万577人が負傷したと発表しました。


レバノンと停戦履行合意 イスラエルなおも攻撃継続
                        しんぶん赤旗 2026年6月5日
 米国務省は3日、イスラエル、レバノン両政府が停戦の履行で合意したと共同声明を通じて発表しました。履行の条件として、イスラム教シーア派組織ヒズボラによる攻撃の全面停止、レバノン南部のリタニ川以南からの全戦闘員引き上げを求めています。
 レバノン南部に侵攻したイスラエルは3月初めに、国境から30キロのリタニ川以南の地域に住む住民に避難を命じ、集落や建物の広範な破壊を続けてきました。5月27日には、さらに北方のザハラニ川以南の住民に避難を強制し、レバノン領奥深くへの侵攻を進めています。
 米、イスラエル、レバノンの高官は2、3両日、ワシントンで会合を開催。共同声明では、米国の指導の下で、レバノン国軍が支配し、他の武装勢力を排除した「試験区域」を設置すること、イスラエルとレバノンが互いに敵意を持たず、直接交渉で懸案を解決することなどをうたいました。
 声明の中で、イスラエルは、自国の安全保障およびレバノンの領土保全の尊重は、ヒズボラの完全な解体を通じてのみ達成できると表明。事実上レバノン領内でのヒズボラ攻撃継続を宣言しています。
 報道によると、3日もイスラエル軍がレバノン南部を攻撃し、少なくとも9人が死亡。ベイルート南部では、イスラエルの無人橋が自動車を攻撃しました。ヒズボラもイスラエルに向けてロケット弾を発射しています。
 イスラエル軍のザミール参謀総長は3日、「わが軍に停戦はない」と述べ、「イスラエル市民への脅威の除去」に最大限取り組むと宣言しました。


焦土作戦 責任者の訴追を 政治評論家 リズカラー・ヘルーさん
                        しんぶん赤旗 2026年6月6日
【カイロ=米沢博史】レバノンの首都ベイルートに住む政治評論家リズカラー・ヘルー氏に1日、イスラエルの攻撃で00万人以上もの国内避難民を生んでいる問題について聞きました。
     
 レバノンのサラーム首相は5月30日、イスラエルの攻撃による大規模な「集団的強制移住」を強く非難しました。
 集団的強制移住とは、武力紛争や広範な暴力、人権侵害など外部要因によって、住民が意思に反して集団で住居を追われることを指します。国内避難民の急増はイスラエルによる度重なる人権侵害の結果です。
 避難民は国際法の下で特別な保護を受けるべき存在ですが、脆弱(ぜいじやく)な立場に置かれています。
 集団的強制移住の典型例はパレスチナです20世紀前半、英国による委任統治時代には、ユダヤ人の国家建設が認められる一方で、パレスチナ人の権利が制限され、土地収用や民兵組織を助長する環境が形成されました。
 1948年のイスラエル建国時には、村の焼き討ちや破壊、虐殺によって多くのパレスチナ人が故郷を追われ、エジプトやヨルダン、レバノン、シリアヘ避難しました。その結果、イスラエルはさらに広い土地を掌握していきました。
 イスラエルはレバノンでも同様のやり方で、都市や村、あらゆる住民の生存基盤を完全に破壊する焦土作戦を実施し、集団的に住民を追放しているのです。

 強制移住は周辺地域に影響を与えるため、国際的な政策課題としては、注目されていますが、住民の苦境に対する関心がまだ低いと思います。なにより強制移住の責任者を特定し、訴追する取り組みが必要です。これはレバノンだけの問題ではありません。世界の避難民の大半はグローバルサウスの人々です

08- 米国がアジア版NATOを構築する/日本の属国化(賀茂川耕助氏)

 海外記事を紹介する「耕助のブログ」にAngelo Giuliano の2つの記事が載りました。
 米国が「クアッド」(米国、日本、インド、オーストラリア)の連携強化を目指しているのは、対中 軍事・外交ブロックを目指す「戦略的パートナーシップ」の構築に他なりません。
 中国は、「国々の協力は地域の平和と繁栄に寄与すべきものであり、いかなる第三国をもターゲットにするべきではない。我々は、排他的なグループの形成や、ブロック対立への関与に反対する」と述べています。正論です
 日本が第二次世界大戦敗北後、事実上米国の属国となっているのは否定のしようもありません。
 以下に紹介します。
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米国がアジア版NATOを構築する
                耕助のブログNo. 2925 2026年6月6日
       US Building an Asian Nato
           クアッドによる最新の封じ込
                    by Angelo Giuliano @angeloinchina
米国がまた動き出した。「自由」と「ルールに基づく秩序」というバナーの下でワシントンは、クアッド(米国、日本、インド、オーストラリア)を事実上の対中軍事・外交ブロックにすることに躍起になっている。
今彼らは太平洋の島々までもを、海洋監視活動や港湾プロジェクトに引きずり込もうとしている。
今日の北京の反応は極めて明確だった:
国々の協力は地域の平和と繁栄に寄与すべきものであり、いかなる第三国をもターゲットにするべきではない。我々は、排他的なグループの形成や、ブロック対立への関与に反対する
訳:アジア版NATOを作ろうとするな。米国の新たな冷戦において、国々にどちらの側につくかを選ばせるのをやめろ。
皮肉な話である。世界に対して「多国間主義」を説いているその米国こそが、中国の台頭を封じ込めるために必死に排他的なクラブを作ろうとしているのだ。
中国がすべての国のために港湾やインフラを建設すると(BRI)それは「債務の罠」と呼ばれる。米国とそのクアッド(Quad)パートナーが同じことをすると、それは突然「戦略的パートナーシップ」になる
これは「インド太平洋の防衛」ではない。アジアを分断することで、米国の覇権を維持しようとしているのだ。
世界は見ている。そして、ワシントンの封じ込め戦略の駒になることを拒む国が、年々増えている。

https://x.com/angeloinchina/status/2059541329407782913


日本の属国化
                耕助のブログNo. 2924 2026年6月5日
      Japan Vassalisation
 1950年代~1960年代、与党自民党はCIAから資金提供を受けていた:新たに公開されたJFK暗殺関連文書が、米国の強固な帝国主義的支配下にある日本の従属的地位を暴露
                  by Angelo Giuliano @angeloinchina
東京:戦後秩序のもう一つの層が剥がれ落ちた。新たに機密解除されたJFK暗殺関連文書によると、1996年当時においてもワシントンと東京はCIAの「東京基地」の存在を隠すために奔走していた。
その理由は国家安全保障のためではなく、慎重に維持されてきた日本は主権国家であるという虚構を守るためだ。
1996年3月の米国務省の「東京基地の公式承認」というタイトルのメモは、当時のウォルター・モンデール大使と日本政府高官らが完全にダメージコントロールに入っていたことを示している。彼らは、CIAの前哨基地の存在が公に確認されれば、1994年の『ニューヨーク・タイムズ』紙の報道—CIAが1950年代から1960年代にかけて、日本の与党である自由民主党(LDP)に秘密裏に資金提供していたとする—に端を発するスキャンダルが再燃することを恐れたのだ。

当時の外相河野洋平は、この事実を隠蔽するようモンデール大使に直接要請した。河野は、公式な証拠が公表されれば、未確認の噂よりもはるかに自民党に打撃を与え、日米安全保障体制全体を脅かすことになると警告した。
1995年、河野は公の場で、組織的なCIAの存在について日本は「全く知らない」と主張していた。典型的な外交芝居である。
これは単なる情報協力ではなかった。それは――今もなお――日本が属国であることの骨格であった。第二次世界大戦での日本の敗戦後、米国は文字通りワシントンで起草された憲法を押し付け、日本から完全な軍事主権を剥奪すると同時に、日本をアジアにおける米国の権力のための恒久的な前線基地に変えたのである。
冷戦期にCIAによって育成され、資金提供を受けたとされる自民党は、この不平等な取り決めの信頼できる現地管理者となった。

東京は、第一に米国の戦略的利益に同調し、真の独立は二の次になった。
数十年後の1996年、沖縄の基地問題をめぐる緊張が高まり、米国大統領が訪日した際でさえ、双方は共謀して隠蔽工作を続けた。日本のエリート層は、自国の国民が、「主権国家」であるにもかかわらず、なぜ自国領内での外国の諜報活動について公式に認められないのか、という不都合な疑問を投げかけ始めることを恐れた。
トランプ大統領の下で新たに公開された文書群には、日本、東京、自民党に関する重要な記述が黒塗りなしで含まれている。これは、多くの人が長年疑っていたことを裏付けるものだ。すなわち、米国は資金、基地、そして秘密裏の影響力を通じて支配を維持し、一方、日本の指導者たちはそれに従い、あたかもパートナーシップであるかのように装っていたのである
このパターンは典型的な米国帝国主義である。従順なエリート層を据え付け、ルールを書き、彼らを依存状態に保つのだ。日本は戦時中の帝国を、戦後の属国としての地位と引き換えにした。その憲法は、いまだにその敗北を日々思い起こさせるものだ。安全保障条約と米軍基地は、何よりも米国の覇権に奉仕し続けている。

日本はいつまでこの従属的な役割を受け入れるのだろうか?これらの文書は単なる過去の歴史を明らかにするだけでなく、今日なお東アジアを形作っている構造的な依存関係を浮き彫りにしている。
真の主権とは、ワシントンのためにこれらの鎖を磨き続けるのではなく、それらを断ち切ることだ。
幻想より事実を。

https://x.com/angeloinchina/status/2058803405737562597

2026年6月6日土曜日

06- 通信平和の輪 第245号 のPDF版を掲示します

  本号のタイトルは

 「私たちは戦争につながる憲法改悪に反対します」
  ー6団体の呼びかけで 平和のための対話と署名の取り組み開始
です。

 中見出しは
 ・平和をめざす〝心を込めた対話″を大切にした署名活動を
 ・「戦争はいや」という思いを共有し、そこから一緒に考える
です。

 もうひとつのタイトルは
 「憲法9条改悪に反対する請願署名」の請願事項と呼びかけ団体
です。

 6月例会は614日(日)13:30~1515
       会場 湯沢町公民館 3階 「会議室2」 で開かれます。

 2~3面には「5月例会報告」が掲載されています。

「通信平和の輪」PDF版は、下のURLをクリックすると開きます。
 1面は81%に縮小表示されているので、次の操作で適当に拡大してからお読みください。
 画面を大きくしたい場合にはPDF画面左上(+)マークを小さくしたい場合は(ー)マークをクリックして下さい。2~3面は原寸)

(通信 平和の輪 第245(1面3面))
https://drive.google.com/file/d/1wWSYFOrqW7oBOCULtIfn9M6a5ksNmQqV/view?usp=sharing 
             (下記は過去1年分です)
(通信 平和の輪 第244(1面2面))
https://drive.google.com/file/d/1LYKDZPhTmzCFqw99lduotujHAej1lej7/view?usp=sharing
(通信 平和の輪 第243(1面3面))
https://drive.google.com/file/d/1yw5zLcaUsrhby2SXz2MYE0wnkPP_6_Vu/view?usp=sharing
(通信 平和の輪 第242(1面3面))
https://drive.google.com/file/d/1qJKiNMIT4sJ169Eii9ujJwPiJl2-5xXg/view?usp=sharing 
(通信 平和の輪 第241(1面3面))
https://drive.google.com/file/d/1Lnacw4gZl4qbk6zIAmUNAp8COwXb7HHF/view?usp=sharing  
(通信 平和の輪 第240(1面4面))
https://drive.google.com/file/d/1NCC97Ld7zxxty5Dy4cy3lQHblGbYWCRN/view?usp=sharing
(通信 平和の輪 第239(1面~3面))
https://drive.google.com/file/d/11ZZCIe46OJwJ1W8XSFg1O6ZxYoGciU7k/view?usp=sharing
(通信 平和の輪 第238(1面~3面))
https://drive.google.com/file/d/1qe1fyquv2vXVKENbv0-nkGIVBw9kR-Ju/view?usp=sharing
(通信 平和の輪 第237(1面~3面))
https://drive.google.com/file/d/1SAemAfRcud9gTY-q96WhkVf3JD7dM3BQ/view?usp=sharing
(通信 平和の輪 第236(1面~3面))
https://drive.google.com/file/d/1G5oE-T4uxqgo2oXPQ8VRI2Txem9e6THg/view?usp=sharing 
(通信 平和の輪 第235(1面~3面))
https://drive.google.com/file/d/1mzobV85S9k8fh3In__Nfjbei4dreejEA/view?usp=sharing  
(通信 平和の輪 第234(1面~3面))
https://drive.google.com/file/d/1KzH1dNaER7ZY6BbXefeSrcPJdylQTocH/view?usp=sharing
(通信 平和の輪 第233(1面))
https://drive.google.com/file/d/1MKFneLr_GhflN3UcX6sgXhxE-XhZFrnX/view?usp=sharing