2012年8月31日金曜日

大飯原発 運転差し止め訴訟へ 玄海原発訴訟は追加提訴へ


 関西電力大飯原発1~4号機の運転差し止め訴訟の方針が固まり、今秋にも提訴する見通しとなりました。
 また既に起こされている九州電力玄海原発1~4号機の運転差し止め訴訟では、31日、俳優の山本太郎さんを含めた671人が新たに加わることになり、原告数としては41都道府県で計4,923人となり、過去最多を更新しました。

 原告弁護団は1万人以上の原告数を目指しており、12月中旬に第5陣が追加提訴する予定ということです。

 

 以下に東京新聞の記事を紹介します。
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大飯原発の運転差し止め提訴へ 京都や滋賀の弁護士ら
東京新聞 2012831  

 関西電力大飯原発(福井県おおい町)で事故が起きれば重大な被害が出るとして、京都や滋賀、大阪の弁護士が、関電に1~4号機の運転差し止めを求める訴訟を京都地裁に起こす方針を固めたことが31日、分かった。地元住民を原告として募り、今秋にも提訴する。
 訴訟に参加する井戸謙一弁護士によると、訴訟では、東京電力福島第1原発の事故を挙げ「想定を超える事故が実際に起こりうる」と主張。
 大飯原発の敷地内には軟弱な断層があり、地震で周辺の活断層と連動して地形が変わる可能性があるとして、国の安全設計審査指針が改定されていない現状で、原発を稼働するのは違法だと訴える。    (共同) 

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玄海原発訴訟で追加提訴 原告4923人、最多更新
東京新聞 2012831 

 九州電力玄海原発(佐賀県玄海町)全4基の運転停止などを、周辺住民らが国や九電に求めている訴訟で、さらに671人が31日、佐賀地裁に追加提訴した。脱原発活動を続けている俳優の山本太郎さん(37)も新たに加わり、原告は41都道府県で計4923人となった。弁護団によると、原発訴訟としての過去最多を更新した。
 提訴後の報告集会で、山本さんは「福島の原発事故で原発が存在する理由はなくなった。原発を止めるためにも多くの人がこの訴訟に目を向けて参加してほしい」と訴えた。12月にも追加提訴する方針。     (共同)