海外記事を紹介する耕助のブログに掲題の記事が載りました。
それによると高市氏は「米中首脳会談に先立って是が非でもトランプが日本に立ち寄って欲しい」とばかりに、
〝在日米軍への追加資金、米国産農産物の輸入拡大、そして「おまけ」として150億ドル(⇒約2兆4千億円)規模の武器購入リストを盛り込み、過去最高の防衛費、トマホークミサイル、極超音速兵器の導入を推進する約束″を準備し、
何とそれによって「日本の反中路線に米国を引き込めるものと本気で信じ」「『台湾有事』を日本の存亡をかけた危機へと昇華させようとしていた」ということです。
何よりも 習近平の鼻を明かすために数兆円を投じても米中首脳会談に先立ってトランプと会談がしたかったのだと思われます。
もしも最重要の「米中首脳会談」に先立って、トランプがわざわざ日本に立ち寄ると本当に思っていたのであれば、金銭感覚をもたない「誇大妄想狂」でしょう。
今回また、高市氏は大きな賭けに出て敗北しました。高市氏はいい加減で「中国の脅威を強調し続けて軍事費を増大させる」愚策は止めるべきです。
併せてマスコミに載らない海外記事の記事:「ほとんど成果を得られずに中国を去ったトランプ」を紹介します。
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日本は最も親密な同盟国から徹底的に屈辱を受けた
耕助のブログNo.2903 2026年5月17日
これ以上ないほど絶妙なタイミングで。
Japan just got absolutely humiliated by its own closest ally: The timing
couldn’t be better either
James Wood 武杰士@commiepommie
2026年5月13日、9年ぶりとなるトランプの中国へ公式訪問で大統領専用機「エアフォースワン」は北京に到着した。東京は完全にスルーされ、ビデオ通話さえ行われなかった。トランプのアジェンダ(⇒計画表)には貿易協定やイランとの停戦が含まれていたが、その計算式に日本は全く組み込まれていなかった。
Nikkeiアジアは今日、重大なニュースを報じた。2月以降、高市首相とその内閣はトランプの最初の訪問先を東京にするため、賄賂、懇願、インセンティブ、ロビー活動を組み合わせ、ワシントンに執拗な圧力をかけていた。
トランプを招き入れ、お決まりの「中国の軍事的脅威」というシナリオを押し付け、ワシントンが北京と協議を始める前に、台湾海峡や尖閣諸島に関する日本の強硬な立場を固めておくという計画だった。
彼らはかなりの贈り物を用意した。在日米軍への追加資金、米国産農産物の輸入拡大、そして「おまけ」として150億ドル(⇒約2兆4千億円)規模の武器購入リストを盛り込んだのだ。高市はこの一連のプロセスを主導し、過去最高の防衛費、トマホークミサイル、極超音速兵器の導入を推進し、「台湾有事」を日本の存亡をかけた危機へと昇華させようとしていた。
彼女は、米中関係の議題を形作り、日本の反中路線に米国を引き込めるものと本気で信じていたのだ。
その結果? まったくなにも・・・夜にコオロギの鳴き声だけが響くだけだった。
ワシントンにとってイラン情勢の方が重要だった。トランプが必要としているのは、東京のイデオロギー的なアジェンダ(⇒予定)ではなく、中国との具体的な成果だ。日本に条件を決めさせてしまえば、交渉が始まる前から雰囲気が台無しになっていただろう。そこで決定されたのは東京を飛ばして北京へ直行することだった。
これは単なる日程の問題ではない。これは、日本が長年続けてきた「米国を利用して中国を封じ込める」という戦略が崩れつつあることを示す明確な兆候である。何十年もの間、東京は進んで先頭に立ち、米軍基地を受け入れ、中国との貿易戦争を繰り広げ、歴史教科書を書き換え、反中感情を煽ってきた。その間ずっと、日本はこの取り決めにおいて米国と対等なパートナーであると信じていた。しかし、そうではなかった。
ワシントンは、騒ぎを起こす必要がある時に日本を利用し、何十年もそうしてきた。しかし、北京との間で結果を出す必要がある時、日本は傍観者となる。
これはすでに日本のソーシャルメディアで話題となっている。ネット上の比較画像では、東京での微妙な記念撮影とは対照的に、トランプがリラックスした様子で中国の指導者たちと親しく交流している様子が示されている。有権者でさえ、この同盟関係にどのようなメリットがあるのか疑問を抱き始めている。
高市政権は大きな賭けに出て、敗北した。世論調査での支持率上昇どころか、このリークされた報道を受け、野党はこれを外交的失敗と非難し、経済界のリーダーたちは、中国との関係がさらに悪化すれば日本企業に深刻な打撃を与えると警告している。
中国の私の視点から見れば、メッセージはシンプルだ。米国は自国の利益を最優先しており、これは昔から変わっていない。現時点では北京との有意義な対話が最優先であり、いかなる第三者も介入すべきではない。
日本は選択を迫られている。中国の脅威を強調し続けて軍事費を増大させるか、あるいは中国の存在は恒久的なものであるという否定できない事実を認めるかだ。米国の支援にだけ依存することは、米国がそれを優先する限りにおいてのみ成り立つ。
日本は決断を下さなければならない。
https://x.com/commiepommie/status/2055112133126361393
ほとんど成果を得られずに中国を去ったトランプ
マスコミに載らない海外記事 2026年5月16日
Moon of Alabama 2026年5月15日
トランプ大統領の中国訪問が終わった。
あの訪問から具体的成果は得られないと私は予想していた。
トランプはいつものように帽子を手に北京にやってくる。彼はいつものようにハッタリをかませて「勝利」をもぎ取ろうとする。まるでアメリカが優位な立場にあるかのように振る舞う。中国は礼儀正しく振る舞うが、決してそれを受け入れない。
今回訪問に向けた準備はほとんど行われなかった。シェルパたちが事前に集まって、両国間の深刻な問題を解決することもなかった。大きな契約や条約の署名もない。
当初の希望の一つは、ボーイング社のジェット機約500機を複数の中国航空会社に売ることだった。今回訪問から帰国後、中国が200機購入するとトランプ大統領は主張した。この件について中国外務省は確認を拒否した。ボーイング社の株価は下落した。
約20人の企業幹部がトランプに同行したが、彼らには特に計画や任務はなかったようだ。取り引きも成立せず、契約も締結されなかった。
トランプ大統領は、NVIDIAの旧型AIチップの一部について、中国への販売をアメリカが禁止する措置を解除することを提案した。しかし、中国は既に同様性能のチップを自国製造しているため、この提案を拒否した。
中国は、今回の協議の主な成果として「新たな立ち位置」と「建設的な戦略的安定」を挙げた。
「新たな位置づけ」とは、アメリカと中国を対等な存在と捉え、客観的に見て中国の方が有利な立場にあると考えることだ。
「建設的な戦略的安定」とは、中国が思うように動いている間は、アメリカは黙って静かにしていろという助言と解釈できるかもしれない。
「建設的戦略的安定」とは、協力を主軸とした積極的安定、適切な範囲内での競争を伴う健全な安定、管理可能な相違を伴う恒常的安定と、期待可能な平和を伴う永続的安定を意味すると習近平国家主席は明確に指摘した。これら「4つの安定」は、米中関係の明確かつ実現可能な青写真を示している。これは一時しのぎの措置ではなく、長期的方針だ。ゼロサムゲームではなく、相互利益とウィンウィン協力関係だ。「4つの安定」は、建設的な姿勢で戦略的安定を主導し、戦略的安定を通じて長期的発展を保障するもので、米中関係が互いに成功と繁栄を共に築ける大国間関係であることを十分示している。
トランプ大統領が中国訪問中、約30隻の中国船舶がイラン当局と連携してホルムズ海峡を通過した。トランプ大統領が中国にいたため、アラビア海のアメリカ海上封鎖部隊は、これら船舶を阻止する試みを敢行できなかった。このことは今後も中国の船舶航行を容認する前例になった。
中国にとって、ホルムズ海峡は開かれている。
記事原文のurl:https://www.moonofalabama.org/2026/05/trump-leaves-china-with-little-in-hand.html