21、22日付のしんぶん赤旗に掲題の記事が載りました。
政府・財界は労働者の権利を守るための「労働基準法」の改悪には流石に手を出せないでいますが、ただ手を拱いているのではなく、それに代わる策によって労基法を実質的に骨抜きにすることを考えています。
昨年1月に発足した厚労省の「労働基準関係法制研究会」(労基研)は「労基法の40年ぶりの改定」とマスコミにも注目されました。1月8日、労基研がまとめの「報告書」を公表しましたが、それはこれまでの2回に渡る労働組合からの要求の大半を無視した内容でまとめられました。それには長時間労働根絶など規制強化に向けた具体的内容はほとんどなく、副業・兼業の通算労働時間の割増賃金廃止などの改悪を提言しています。
報告書の最大の狙いは、労基法が労働時間や有給休暇の取得など働く上での最低基準を定めている機能を形骸化させ、「法定の最低基準を下回る働かせ方について労使合意を優先する」原則に置き換えようとするもので、財界の要求通りに企業ごとの労使協議だけで最低基準以下で働かせることを可能にする大変危険な内容です。
しんぶん赤旗が全労連の土井直樹・厚生労働局長に問題点を関きました
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労基研「報告書」の問題点 全労連 土井直樹 厚生労働局長に聞く 上
労働者保護の歯止め外す
しんぶん赤旗 2025年2月21日
労働基準法の適用除外の容易化に向けて議論していた厚生労働省の「労働基準関係法制研究会」(労基研)がまとめの「報告書」を公表(1月8日)しました。全労連の土井直樹・厚生労働局長に問題点を関きました。 (宝田文子)
労基研は昨年1月に発足しました。「労基法の40年ぶりの改定」とマスコミにも注目され、私たちは職場の実態と労働者の要求を知らせるために二つの意見書を提出してきました。
しかし労基研の最終報告書は労働組合の要求の大半を無視した内容でまとめられました。4週4休制の見直しや週44時間特例の撤廃、有給休暇の賃金算定改善など部分的な改善事項はありますが、長時間労働根絶など規制強化に向けた具体的内容はほとんどなく、副業・兼業の通算労働時間の割増賃金廃止などの改悪を提言しています。
労基法を解体
そうした個別の論点以上に問題なのは、法規制の適用除外(デロゲーション)を「法定基準の調整・代替」と言い換えてごまかし、適用除外はすべて企業内の労使に任せるべきだという認めがたい方向性を示唆しているところです。私たちは労基法の解体だと指摘しています。
労基法とは労働時間や有給休暇の取得など働く上での最低基準を定めた法律です。使用者に対して立場の弱い労働者を守るために原則として最低労働基準を労使に守らせる重要な機能があります。
報告書の最大の狙いは、この機能を形骸化させ、「法定の最低基準を下回る働かせ方について労使合意を優先する」原則に置き換えようとしています。
これは財界の要求通りに企業ごとの労使協議だけで最低基準以下で働かせることを可能にする大変危険な内容です。
労基法は労働時間規制を外す裁量労働制の導入など財界の求めに応じて何度も規制緩和されてきました。一方で対象業務を限定するなど一定の歯止めもかけています。
報告書は、この歯止めだけでなく規制緩和制度そのものも「複雑」とし、制度を「シンプル」にすると主張しています。さらに「多様な働き方を支える」ために企業ごとに「法定基準の調整・代替」を可能にする仕組みが必要で、こうした仕組みを機能させる「労使コミュニケーション」の基盤強化を要求しています。
「シンプル」と言えば聞こえは良いのですが、要は最低規制を簡素な形だけの飾りにして、 〝細かい部分は各企業の労使自治に委ねろ″という暴論です。そのために労使コミュニケーションの基盤強化を利用しています。
〝労使の自治”
労使コミュニケーションは団体交渉ではありません。合意とも限らず労働者側の意昇を聞くだけかもしれません。経団連は、労働者の合意を取ることが煩わしいので労使合意と言わずに「労使コミュニケーション」という概念を持ち出しています。
報告書では、このように労基法を形骸化する仕組みづくりは「長期的課題」として直ちに実現する法制度の全面見直しには踏み込んでいません。しかし、デロゲーションのポイントとなる過半数代表制の基盤強化を図りつつ、労働者の合意要件をなくす準備や規制単位の緩和などが仕掛けられています。経団連が求める「労使自治を軸とした労働法制」の実現に向けた地ならしといえます。
企業ごとの労使自治で最低基準以下の労働条件を決められることが原則に成り代われば、規制緩和のための法改定の必要がなくなり財界にとってはおいしい話です。一方、労働者にとっては労基法に守られることなく使用者が決めた低賃金・長時間労働を強いられていた時代に逆戻りし、ますます過労死や精神疾患が増える恐れがあります。 (つづく)
労基研「報告書」の問題点 全労連 土井直樹 厚生労働局長に聞く 下
過労死ライン容認の異常
しんぶん赤旗 2025年2月22日
報告書は労使コミュニケーションの目指すべき姿として「労働者の全体を適切に代表する組織」や「労使委員会」のような在り方も視野に検討を進めながら、まずは過半数代表者の「基盤強化」を実施するとしています。
過半数代表者とは労働祖合のない職場で、時間外労働などに関する労使協定を締結する労働者側の代表です。
不適正な選出も
労働組合の組織率は16%と低く、圧倒的な数の職場で労使協定を担うのが過半数代表者です。しかし、会社が意図的に管理職を選ぶなど不適正な選出が問題になっています。
不適正な選出の改善は必要ですが、過半数代表者は労働組合ではないのでストライキをすることもできず企業側と対等な交渉ができません。企業側の提案を断ることが難しい。形だけの「基盤強化」を建前に、企業の好きなようにデロゲーンョン(法規制の適用除外)を進めようという本音が透けて見えます。
報告書は労働組合にも触れていますが、組織率向上や使用者の不当労働行為の罰則強化など労組の保護や尊重に資する施策への議論はなく、むしろ弱体化を狙っています。
現在、労使協定は事業場ごとに結ぶことが原則ですが、報告書は本社一括で結ぶことも可能と提起しました。労働組合は工場などの事業場に過半数を代表する組織があっても、残念ながら会社全体ではなかなか過半数を代表する組織をつくれていません。本社一括になれば会社側の意図をくむ労働者と本社で労使協定を結んでしまえば、事業場の労働組合の声を問かずに済みます。そうやって影響力を低下させようとしています。
本社一括になれば労働基準監督署の人員も少なくて済みます。労組が邪魔な財界と公務員を減らしたい政府の利害が一致した改悪の構想です。
労働者保護に背
他にも問題点があります。労働者性の問題では、私たちは経済的従属性が高いフリーランスは労働者保護法制を拡張適用して保護を図る必要があると考えますが、報告書は「引き続き専門的な研究の場を設けて総合的な検討を行う」と背を向けています。
残業規制については、「働き方改革」関連法施行から5年が経過し、最大月100時間未満を認める上限の見直しが法律で決まっていましたが、引き下げに向けた議論が全く行われていないことが分かりました。報告書は、過労死の高止まりや精神疾患の増加などの深刻な実態には触れず、「社会的合意がない」として過労死ラインの上限を維持する異常な姿勢を示してい
ます。
テレワークには、「みなし労働時間制」を導入することが提起されていますが、使用者の実労働時間の管理義務がなくなり長時間労働が今より増えるため断固反対です。
長時間労働を抑止し、使用者へのペナルティーとなる割増賃金の廃止にも私たちは反対していますが、報告書は兼業・副業の割増賃金を廃止する方向で「労働時間負担」など使用者の言い分だけで、強引に進めようとしています。
勤務間インターバル制度については、11時間に科学的根拠があるとした委員の意見を記載せず、11時間よりも短い時間を容認する意見など制度を緩和する主張を多く記載し、11時間より短くすることを正当化する不当な内容になっています。勤務間インターバル制度は労働者の健康と命を守るための措置であり、11時間より短い時間は考えられません。規制を弱めるのではなく、すぐに罰則規定のある義務として11時間の勤務間インターバル制度を法制化すべきです。
今後の動きは、労働政策審議会での議論が始まるものと、引き続き専門的な研究会で議論されるものに分かれます。どちらにしても労働者の実態を正しく把握しないまま財界の思惑通りに議論することは許されません。
労基法解体の動きに全力で反対し、労働者を守る観点での議論を求め、1日7時間労働制の実現へ闘いを広げていく決意です。 (おわり)
「湯の町湯沢平和の輪」は、2004年6月10日に井上 ひさし氏、梅原 猛氏、大江 健三郎氏ら9人からの「『九条の会』アピール」を受けて組織された、新潟県南魚沼郡湯沢町版の「九条の会」です。
2025年2月24日月曜日
労基研「報告書」の問題点 全労連 土井直樹 厚生労働局長に聞く(上・下)
斎藤知事のパワハラ「事実」 兵庫県百条委員会が認定の意向(まるこ姫)
ここにきて兵庫県の百条委員の岸口・増山両委員(維新の会所属)の悪事が明瞭になり、百条委員を辞職せざるを得なくなりました。
この両委員は真偽不明の文書や百条委の秘密会議を不当に録音した音声データを、「デマの拡散においては抜群の能力を持つ立花孝志」に渡していたものです。
このため知事選の出直し選挙中に竹内英明・元兵庫県議員は、「立花のデマ発言」を発信源とした「竹内氏が斎藤知事排斥の首謀者」というSNSによる猛烈な誹謗中傷を受けただけでなく、自宅にまで嫌がらせや脅迫の電話が殺到したため、家族を守るために議員を辞職しました。
竹内氏は優秀で物事に真面目に取り組む議員として評判が高かったのですが。辞職後も嫌がらせは止まずに最終的に自死を遂げました。
立花によるデマ宣伝の罪深さは論を俟ちませんが、そのデマ拡散効果を予期して行った上記2名の行為も決して許されません、
両議員の百条委辞任により、百条委員会での「維新」の発言権が大きく制約されたことで、まとめの段階に入っている百条委員会がまともな結論を出せる状態になったこと自体はせめてもの救いです。
20~22日付のまるこ姫の3つのブログを日付順に紹介します。
文中の太字青字強調個所は全て原文に拠っています。
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維新増山、非公開の百条委音声データをあの立花に渡していた
まるこ姫の独り言 2025.2.20
維新は犯罪者集団だと思って来たが、関西方面ではいまだに人気があるようだ。
が、全国的にはもう維新は退潮の時に差し掛かっている。
とにかく碌な人間がいない。
11月17日、兵庫県知事選 出直し選挙で斎藤が再選されたが、その後も斎藤県知事に対する疑惑が止むことが無く、もう2025年3月になろうとしているのに、次から次へと新たな証拠が挙がってきている。
今回、立花に色んな情報を漏洩していたのではないかと噂されていた議員が、本人自ら情報漏洩を肯定している。
凄い展開になってきた。
>非公開の百条委音声データ、維新の増山誠・兵庫県議が立花孝志氏に…「伝えるべきだと」 |
維新の岸口も立花と昵懇の仲のようだし増山も同類だと思うが、なんで「カルト反社」と認定されている立花に情報を漏洩するのか訳わからん。
立花に情報を渡したら、その情報を悪い方に盛に盛って配信する輩だと思わなかったのか。
この維新の考える「正義」がどこにあるのだろう。
>音声データでは、証人尋問に応じた片山安孝前副知事が、告発者の男性職員(昨年7月に死亡)の私的情報について発言しようとし、奥谷謙一委員長が制して一時中断する場面が含まれていた。百条委は昨年11月の知事選に影響が出ないよう、この証人尋問を非公開とし、選挙後に録画を公開する方針だった。
証人尋問に応じた片山が、亡くなった県民局長の私的情報発言をしようとした。
委員長がそれを遮ったのは、選挙に悪影響を及ぼしてはいけないと委員長の配慮の一つなのに、その情報をわざわざ立花に渡す維新議員。
立花に渡した理由「問題の背景に何があるのか伝えるべきだ」
(問題の背景は、この維新議員や立花が斎藤を正義の人に仕立て上げて選挙戦を戦って来た事もあるのではと思う)
渡された立花は「音声データをSNSで公開。告発者は私的情報が漏れることを恐れて自殺した可能性が高いのに、百条委がそれを隠したと主張した」と陰謀論を展開して信者たちを煽ってきた。
百条委員会は「どんな人であろうと告発者を守り私的情報を公にするべきではない」のスタンスで来ているのに、個人情報まで天下に晒して来た維新議員と立花がそれを見事にぶち壊している。
しかもこの2議員は百条委員会の副委員長と委員だった。
どう考えても兵庫県政の混乱を招いているのは、斎藤とこの陰謀論者の維新議員と立花じゃないのか。
それにしても「守秘義務」も維新に掛かったら無いも同然で、知りえた情報を個人情報だろうとなんだろうと、どんどん暴露してよいという事になっているのだろうか。
立花も、自分が人を自殺に追い込んでおきながら、動画内で笑って解説している。
何?この腐りきった世界は。
維新・吉村「思いはわかるけどルール違反」すごいズレている感
まるこ姫の独り言 2025.2.21
維新の吉村代表が、増山の行動について、「思いは分るけどルール違反」と言っている。
「思いは分るけどルール違反」
どういう感覚で言っているのだろう。
まあ突っ込みどころ満載ではあるけど。
吉村は、あの増山や岸口が、箸にも棒にもかからない立花に情報を漏洩した行為への思いが分かるのか。
さすが維新クオリティ。
増山曰く「問題の背景に何があるのか伝えるべきだ」
これが維新の正義だと考えているとしても、百条委員会の副委員長そして委員が百条委員会の趣旨を逸脱する行為は決して許されるものではない。
そして公党の代表が「思いは分る」発言は、ますます維新の立ち位置を危うくするのではないか。
>維新・吉村代表「思いはわかるけどルール違反」立花孝志氏に音声データ提供認めた増山県議に「説明責任を」 |
守秘義務のある百条委員会の委員と副委員長が、公党の代表へと言うより、立花のユーチューブを利用して情報を拡散させた行為は「ルール違反」と言うような生易しい呼び方は似合わない。
法的な問題がある、れっきとした犯罪行為じゃないか。
百条委員会で知りえた情報を、勝手に部外者である第三者に渡す行為はあってはならない。と言うのが全く分かっていなかった維新の2議員。
それを「思いは分る」と擁護する維新代表。
やはり公党の代表としては言ってはいけないアウト発言。
その部外者が選挙期間中、それを利用して斎藤を「悲劇の人」として選挙戦を戦い再任させてしまった。
いろんな面から見ても、維新議員のやっている事はネトウヨ感覚なんだよなあ。
兵庫県の内部告発対応「違法」知事のパワハラ「事実」百条委員会が認定の意向
まるこ姫の独り言 2025.2.22
斎藤支持者かネトウヨか知らないが「百条委員会」そのものを否定したり陰謀めいた話に持って行く人が多いが、そこまで否定したら何も物事が進んで行かないのではと思う。
多分、斎藤支持者だろうが百条委員会について中身も知らないのに「胡散臭いよな、この百条委員会」とか「結果ありきの百条委」とか「百条委員会の言うことなんて信用できるわけがない」とか、感情的に物を言う人が散見されるが、なぜ信用できないのかを誰にもわかるように根拠を示さないと負け犬の遠吠えにしか聞こえない。
百条委員会を要約すると
>兵庫県議会は2024年6月13日、地方自治法百条に基づいて斎藤知事のパワハラ疑惑などを調べる「文書問題調査特別委員会(通称:百条委員会)」を設置した。
>国会の国政調査権と同様、罰則を設けることで調査権の実効性を担保している。
相当強い権限を持っているという事だ。
それを知ってか知らずか、自分の気に入らない現実は受け入れられないからか、すぐに陰謀論を展開する人達。
百条委員会を否定する人たちにとって、今回お気の毒なニュースが流れて来た。
>兵庫県の内部告発対応「違法」・知事のパワハラ「事実」、百条委認定へ…「断定できない」との維新の意見は削除 |
維新の議員が、政治ゴロでユーチューブで金もうけを企んでいるあの立花に、守秘義務がある百条委員会で知りえた情報を流していたという信じられないことが起きた。
もちろん、立花は嘘か本当か分からない情報でも直ちに拡散するだろうし、その結果、選挙は斉藤有利に働いた可能性は大きく、やっぱり再任された。
情報発信者が、維新議員の2人だったとわかれば、百条委員会の信用性も無くなるし、維新の信用性が無くなるのは当然と言えば当然で、意見を削除されても仕方が無い。
しかも3人目の維新議員は、亡くなられた県民局長の噂話なども立花に情報提供していたというから、いくら斎藤に勝たせたいとの思いがあったとしては、これはフェアじゃない。
それを公党の維新議員がやってしまうとは・・・
前から維新の会はまともじゃないと思って来たが、今回の件についても代表が維新議員を擁護するし、これでますます維新が政党としての体をなしていない事が良く分った。
24- 兵庫県知事選を混乱させたデマ・誹謗中傷の情報源となった怪文書の黒幕は片山元副知事!?
22日のTBS『報道特集』を視聴した「くろねこの短語」氏が掲題の記事を出しました。
別掲の記事のように、維新の岸口県議が真偽不明の文書を立花孝志に渡したことが、知事選挙期間中のSNSなどによる竹内県議への誹謗中傷の「出発点」になりました。
しかしながらこの文書を作成した人間が誰であるのかはいまだに不明です。
当の岸口氏は盛んに「民間人であるから名前は明かせない」と拒んでいます。確かに片山氏は早い段階で副知事を辞任した民間人ではあるのですが、それをここまで強調するのは 硬く口留めされているからかも知れません。
「くろねこの短語」氏は「この一連の流れから妄想するに、怪文書を作成したのは片山元副知事の可能性が極めて高い。あれだけのデマ情報を自ら手渡すのはさすがにまずいと思ったんだろうね。だから、面会のオファーを出しながら、当日は風邪ということで欠席したのに違いない」と述べています。
そして「片山元副知事がTBSの取材依頼を拒否しているけど、やましいことがなければそんなことはしません」とも述べています。ごく自然に受け入れられることです。
詳細はブログで紹介しているTBSの記事を参照願います(動画付き)。
同記事の文字部分を併せて紹介します。
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兵庫県知事選を混乱させたデマ・誹謗中傷の情報源となった怪文書の黒幕は片山元副知事!?
くろねこの短語 2025年2月23日
昨日のTBS『報道特集』(「兵庫・竹内元県議に対する誹謗中傷の拡散 きっかけのひとつの“文書”は誰が作成し、誰が立花孝志氏に渡したのか 証言をもとに検証」)はなかなか見応えがあった。
リポートによれば、片山元副知事が立花孝志に会いたいとオファーを出し、これを受けてAなる人物がこぼうの党党首の立花孝志につないでもらったのが始まりとか。
面会の当日、立花孝志がホテルに出向くと、そこにはA氏と維新の岸口実がいて、片山元副知事は風邪で来られないとの説明があり、その時に怪文書が立花孝志に渡ったのだとか。
岸口実本人は「私が渡した」と明言はしないものの、状況から考えて岸口実が当事者であろうことは容易に察しがつく。
この一連の流れから妄想するに、怪文書を作成したのは片山元副知事の可能性が極めて高い。あれだけのデマ情報を自ら手渡すのはさすがにまずいと思ったんだろうね。だから、面会のオファーを出しながら、当日は風邪ということで欠席したのに違いない。
片山副知事はたかり屋・斎藤の参謀だったんだから、つまりは立花孝志を使ってデマや誹謗中傷を拡散させたのは、斎藤・片山・維新による手の込んだ戦略だったんじゃないのかねえ。
片山元副知事はTBSの取材依頼を拒否しているけど、やましいことがなければそんなことはしません。自らの潔癖を証明するためにも、積極的にメディアの謝罪に応じるのが世間の常識だろうに。なんとも、往生際の悪い男だこと。
・兵庫・竹内元県議に対する誹謗中傷の拡散 きっかけのひとつの“文書”は誰が作成し、誰が立花孝志氏に渡したのか 証言をもとに検証【報道特集】
兵庫・竹内元県議に対する誹謗中傷の拡散 きっかけのひとつの“文書”は誰が作成し、誰が立花孝志氏に渡したのか 証言をもとに検証【報道特集】
TBSテレビ 2025年2月22日(土) 20:25
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑を追及していた竹内英明元県議。誹謗中傷を受けた末、1月亡くなりました。その中傷を拡散したのがNHK党の立花孝志氏です。中傷の根拠とされる文書や音声はなぜ立花氏に渡ったのか?検証しました。
「立花孝志氏に音声データを渡した」名乗り出た人物
兵庫県の竹内英明元県議。斎藤元彦知事のパワハラ疑惑を追及するなか誹謗中傷を受け、先月、亡くなった。自殺とみられている。
その知事の疑惑を告発した元県民局長も2024年7月に自ら命を絶っている。
この2人に対する誹謗中傷を拡散したのが立花孝志氏だ。
立花孝志氏(2024年11月15日)
「竹内県議がようさんデマ流しとるわ。証拠出せ証拠。音声とか録音」
立花氏(2024年10月29日 / YouTubeより)
「元県民局長といわれる人です。こいつは本当悪い奴で」
立花氏はこうした発言の根拠を複数の県議からの情報提供だったとしている。非公開の百条委員会で元県民局長のプライベートに触れた音声などだ。
立花氏(2024年10月31日 / YouTubeより)
「これが、僕が今日、秘密の場所のカラオケボックスでもらった音声です」
音声
「過去10年間に渡ります、複数の女性との…。」
今週、この音声データを立花氏に提供したと名乗り出た人物がいる。百条委員会の理事(当時)で「維新の会」の増山誠県議だ。
知事選では、斎藤氏を支持し街頭演説にも足を運んできた。
増山誠県議(Xより)
「斎藤元彦さんに当選確実が出ました!やりました!」
2月19日、増山県議はYouTubeの配信番組に自ら出演を打診。立花氏に音声データを渡した事を明かした。
(YouTube番組『ReHac』生配信より)
司会「ぶっちゃけ、誰が流出させたんですか」
増山県議「端的に申し上げますと」
司会「端的に言ってください、全部言ってください」
増山県議「端的に申し上げますと10月25日の片山元副知事の発言を録音して、立花氏に渡したのは私です」
2024年9月。増山県議は、報道特集の取材にこう述べていた。
増山県議
「県民局長の方の本当のプライベートな情報は一切出す必要がないし、我々はそんなものを元々必要としていないんです」
「開示してくれとも思ってないので」
だが、このひと月後。非公開で行われた議会の様子を、密かに録音。「外部に漏らしてはならない」との規則を無視し、立花氏に情報を提供していたのだ。
デマ拡散も、投開票日から2週間後に訂正
兵庫県知事選挙が告示された10月31日。
立花氏は政見放送で、亡くなった元県民局長に関するデマを突然口にした。
立花氏(2024知事選政見放送 / 10月31日収録)
「不倫ですよ!10人ですよ!10年間ですよ」
元県民局長の不倫相手が10人もいるという根拠のないデマ。
告示の日は立花氏が増山県議と会い、問題の音声データを提供された日だ。
立花氏(2024年10月31日 / YouTubeより)
「これが、僕が今日、秘密の場所のカラオケボックスでもらった音声です」
音声
「過去10年間に渡ります、複数の女性との…。」
この日までは、立花氏の発言は「不倫」にとどまっていた。
ところが、翌日の11月1日誰かからの情報提供で、元県民局長は「不同意性交をしていた」と表現が変わる。
立花氏(11月2日 / YouTubeライブより)
「不同意性交していた可能性が極めて高いんですよ」
立花氏(11月3日)
「(11月1日の電話について)連絡が来たんですよ。『立花さん、10年で10人、県庁の職員ばかりですよ』と来たんですよ。どう考えても犯罪でしょって。不同意性交罪とか」
そして立花氏はその情報提供者は、カラオケボックスで会った人物と同一人物だと話した。
立花氏(11月5日 / YouTubeライブより)
「カラオケ店の人から電話がありまして。おそらく権力をつかった本物のセクハラですよね。不同意性交じゃないかと疑惑がある」
カラオケボックスで会った人物。つまり、情報提供者は増山県議ではないのか。
これはX上で、斎藤氏の支持を示す「#さいとう元知事頑張れ」を含む投稿の数だ。
立花氏による元県民局長への中傷が「10人と不倫」「不同意性交をした」と過激になるにつれ、拡散されたことがわかる。
立花氏が、不同意性交がなかったと訂正したのは投開票日から2週間後だった。立花氏に“不同意性交”とのデマ情報を伝えたのは、増山県議なのかー。本人に聞いた。
村瀬健介キャスター(2月21日)
「元県民局長の不同意性交についての情報を『増山さんが情報提供した』と立花氏が説明していますけれども、その点はどう説明されますか」
増山県議
「・・・・・」
村瀬キャスター
「不同意性交だという情報を立花さんに提供した事実はありますか?増山さん?」
増山県議
「23日(維新の会見)にお話させていただきます」
文書は、誰が作成し、誰が立花氏に渡したのか
さらに立花氏は亡くなった竹内元県議も誹謗中傷した。そのきっかけのひとつとなったのがこの文書だ。
「元県民局長の自殺を知事の責任に見えるように印象操作」
「黒幕、主犯格は竹内」
この文書は、誰が作成し、誰が立花氏に渡したのか。
立花氏のYouTubeより
「実は片山(元)副知事にお会いするということでホテルに行ったのに、代理人の県議会議員からもらったこの書類が、片山副知事からもらったかどうかについての確認は取れなかったんですが」
立花氏は、片山元副知事と会うつもりで出かけた。だが、その場に片山氏はおらず、文書は岸口実県議から受け取ったという。
さらに2月7日。
立花氏
「岸口議員から(文書を)いただきました。2024年の11月1日の大体5時前後と記憶しています。神戸市内、ホテルオークラの一室で(文書を)もらいました」
その場には、1人の民間人がいたという。
立花氏
「この人は一般人なのでAさんといいます」
会合をセットした一般人Aさんが取材に応じる 証言をもとに検証
これは、そのAさんが立花氏と会った際に撮った写真だ。Aさんが取材に応じた。
岸口県議とは長年の付き合いだというAさん。文書を立花氏に託したのは誰なのか。証言をもとに検証する。
兵庫県知事選挙告示日の2024年10月31日、Aさんは知人から相談を受けたという。
知人
「片山元副知事が立花さんに会いたがっているので、つないでくれないかな」
Aさんは立花氏と面識がないため、立花氏を知る「ごぼうの党」の奥野卓志代表に相談したという。
ごぼうの党 奥野卓志代表
「片山(元)副知事が立花さんに会いたいということで『わかりました』ということで、LINE電話で。出られなくてLINEで書いて、立花さんに連絡しました。で直接つないでという経緯ですね」
奥野氏は立花氏に連絡。Aさんと立花氏とをつないだ。Aさんは神戸市のホテルオークラで立花氏に片山元副知事と会ってくれるよう約束を取り付けた。
だが、その日の夜、知人からこんな連絡が入ったという。
知人
「片山さんが風邪で行けなくなった。別の者が代わりに文書を持っていくよ」
Aさんは片山元副知事が来られなくなると聞き、片山氏と交流がある岸口県議を誘ったという。
そして、翌日の11月1日、午後3時。Aさんと岸口県議が待ち合わせ場所に行くと見知らぬ男性が文書を持って来たという。
A氏
「立花さんと会う直前、私の知らない男性が来て文書を渡していきました。岸口さんはその文書の中身を確認していましたが、私は見てもいません」
約1時間後、立花氏がホテルに到着。
文書の受け渡しが行われた部屋とは 約40分間の会話
村瀬キャスター
「この部屋がですね、まさにその文書の受け渡しが行われた場所です。こちらに入って右手奥に岸口副委員長が座っていました。そしてその向かい側に立花さん」
奥の右側に岸口県議が座り、向かいに立花氏が座った。立花氏と親しい地方議員(四街道市議 宮城氏)が同席。Aさんはあいさつしただけで離席したという。
村瀬キャスター
「岸口副委員長と立花氏は、この場所で約40分間にわたって会話を続けたということなんです」
2月14日、岸口県議に、文書を立花氏に渡したか聞いたのだが。
村瀬キャスター
「文書を渡していないと誰が渡したんでしょうか。同席した民間人が渡したことを示唆したというふうになってますね。そのことが事実でないことは、岸口さんわかってらっしゃるんじゃないですか」
日本維新の会 岸口実 兵庫県議
「いえ、そんなことないですよ」
村瀬キャスター
「同席した方が渡したと」
岸口県議
「はい」
立花氏に文書を渡したのは誰か。岸口県議“記憶が定かではない”
だが、2月19日には。
岸口県議
「私自身が大変申し訳ないことでありますけれども、物理的にどちらが渡した云々ということはもうそんなことではなくてですね、もう本当にその場に同席をしておりましたし、もう私がお渡しをしたというふうに、捉えるということはもうそれは否定しません」
岸口県議は文書を立花氏に渡す前に見たというが…。
岸口県議
「書いてある内容は、私が事実かどうかの判断つかないものもありましたし、そんなにこのどういうんですか。秘匿性が高いとかね。そんなことを思わない文章だったように感じたと思います。(立花氏に)中身はちゃんと確認してということは、言ってるはずですけどね」
村瀬キャスター
「立花さんに対して? 」
岸口県議
「はい」
事実か判断がつかない文書を立花氏に渡した結果。
立花氏
「竹内とか要は1人を狙う。これ、もういじめの原則で、いじめる時っていっぱいいじめたらダメなんですよ。誰か1人いくんですよ。こいつやめさせていったら周りの人がビビってひっくり返る」
この会合に関与した4人は、片山元副知事が立花氏に会いたいと望んだため会が設定されたと認識していた。だが岸口県議は。
村瀬キャスター
「片山さんが行くはずの会談だったっていうのは聞いていないと?」
岸口県議
「ええ。後になって今になっていろんな噂が出て、片山さんということは聞きましたけどね」
我々はその場で、Aさんに連絡、認識の食い違いについては。
岸口県議
「(会合は)片山さんが来なくなって僕が来たという趣旨のものではなかったと思ったんですけど。でもこれも水掛け論になるんでしょうけど、言ったか言ってないか言うたらなかなか思い出されへんもんね」
その日の記憶が定かではないという岸口県議。だが文書を作成した人物については片山元副知事ではないとかたくなに否定した。
村瀬キャスター
「片山さんからの文書だと、立花さんは理解されたということなんですけど」
岸口県議
「それはそこは違うと思います」
村瀬キャスター
「違う?」
岸口県議
「ええ」
村瀬キャスター
「そういうふうに説明されたりしていないか」
岸口県議
「いや片山さんからもらった文書だとは言わないというか、言えないと思いますけどね。それはもう本当にわからないです」
問題の文書は片山元副知事が作成し立花氏にわたすよう指示したのか。片山氏に直接、取材を試みた。
だが連絡がつかなかったため片山氏の代理人だという弁護士の事務所に取材を申し込んだところ、文書で回答があった。
「取材はお断りをしております」