ここにきて兵庫県の百条委員の岸口・増山両委員(維新の会所属)の悪事が明瞭になり、百条委員を辞職せざるを得なくなりました。
この両委員は真偽不明の文書や百条委の秘密会議を不当に録音した音声データを、「デマの拡散においては抜群の能力を持つ立花孝志」に渡していたものです。
このため知事選の出直し選挙中に竹内英明・元兵庫県議員は、「立花のデマ発言」を発信源とした「竹内氏が斎藤知事排斥の首謀者」というSNSによる猛烈な誹謗中傷を受けただけでなく、自宅にまで嫌がらせや脅迫の電話が殺到したため、家族を守るために議員を辞職しました。
竹内氏は優秀で物事に真面目に取り組む議員として評判が高かったのですが。辞職後も嫌がらせは止まずに最終的に自死を遂げました。
立花によるデマ宣伝の罪深さは論を俟ちませんが、そのデマ拡散効果を予期して行った上記2名の行為も決して許されません、
両議員の百条委辞任により、百条委員会での「維新」の発言権が大きく制約されたことで、まとめの段階に入っている百条委員会がまともな結論を出せる状態になったこと自体はせめてもの救いです。
20~22日付のまるこ姫の3つのブログを日付順に紹介します。
文中の太字青字強調個所は全て原文に拠っています。
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維新増山、非公開の百条委音声データをあの立花に渡していた
まるこ姫の独り言 2025.2.20
維新は犯罪者集団だと思って来たが、関西方面ではいまだに人気があるようだ。
が、全国的にはもう維新は退潮の時に差し掛かっている。
とにかく碌な人間がいない。
11月17日、兵庫県知事選 出直し選挙で斎藤が再選されたが、その後も斎藤県知事に対する疑惑が止むことが無く、もう2025年3月になろうとしているのに、次から次へと新たな証拠が挙がってきている。
今回、立花に色んな情報を漏洩していたのではないかと噂されていた議員が、本人自ら情報漏洩を肯定している。
凄い展開になってきた。
>非公開の百条委音声データ、維新の増山誠・兵庫県議が立花孝志氏に…「伝えるべきだと」 |
維新の岸口も立花と昵懇の仲のようだし増山も同類だと思うが、なんで「カルト反社」と認定されている立花に情報を漏洩するのか訳わからん。
立花に情報を渡したら、その情報を悪い方に盛に盛って配信する輩だと思わなかったのか。
この維新の考える「正義」がどこにあるのだろう。
>音声データでは、証人尋問に応じた片山安孝前副知事が、告発者の男性職員(昨年7月に死亡)の私的情報について発言しようとし、奥谷謙一委員長が制して一時中断する場面が含まれていた。百条委は昨年11月の知事選に影響が出ないよう、この証人尋問を非公開とし、選挙後に録画を公開する方針だった。
証人尋問に応じた片山が、亡くなった県民局長の私的情報発言をしようとした。
委員長がそれを遮ったのは、選挙に悪影響を及ぼしてはいけないと委員長の配慮の一つなのに、その情報をわざわざ立花に渡す維新議員。
立花に渡した理由「問題の背景に何があるのか伝えるべきだ」
(問題の背景は、この維新議員や立花が斎藤を正義の人に仕立て上げて選挙戦を戦って来た事もあるのではと思う)
渡された立花は「音声データをSNSで公開。告発者は私的情報が漏れることを恐れて自殺した可能性が高いのに、百条委がそれを隠したと主張した」と陰謀論を展開して信者たちを煽ってきた。
百条委員会は「どんな人であろうと告発者を守り私的情報を公にするべきではない」のスタンスで来ているのに、個人情報まで天下に晒して来た維新議員と立花がそれを見事にぶち壊している。
しかもこの2議員は百条委員会の副委員長と委員だった。
どう考えても兵庫県政の混乱を招いているのは、斎藤とこの陰謀論者の維新議員と立花じゃないのか。
それにしても「守秘義務」も維新に掛かったら無いも同然で、知りえた情報を個人情報だろうとなんだろうと、どんどん暴露してよいという事になっているのだろうか。
立花も、自分が人を自殺に追い込んでおきながら、動画内で笑って解説している。
何?この腐りきった世界は。
維新・吉村「思いはわかるけどルール違反」すごいズレている感
まるこ姫の独り言 2025.2.21
維新の吉村代表が、増山の行動について、「思いは分るけどルール違反」と言っている。
「思いは分るけどルール違反」
どういう感覚で言っているのだろう。
まあ突っ込みどころ満載ではあるけど。
吉村は、あの増山や岸口が、箸にも棒にもかからない立花に情報を漏洩した行為への思いが分かるのか。
さすが維新クオリティ。
増山曰く「問題の背景に何があるのか伝えるべきだ」
これが維新の正義だと考えているとしても、百条委員会の副委員長そして委員が百条委員会の趣旨を逸脱する行為は決して許されるものではない。
そして公党の代表が「思いは分る」発言は、ますます維新の立ち位置を危うくするのではないか。
>維新・吉村代表「思いはわかるけどルール違反」立花孝志氏に音声データ提供認めた増山県議に「説明責任を」 |
守秘義務のある百条委員会の委員と副委員長が、公党の代表へと言うより、立花のユーチューブを利用して情報を拡散させた行為は「ルール違反」と言うような生易しい呼び方は似合わない。
法的な問題がある、れっきとした犯罪行為じゃないか。
百条委員会で知りえた情報を、勝手に部外者である第三者に渡す行為はあってはならない。と言うのが全く分かっていなかった維新の2議員。
それを「思いは分る」と擁護する維新代表。
やはり公党の代表としては言ってはいけないアウト発言。
その部外者が選挙期間中、それを利用して斎藤を「悲劇の人」として選挙戦を戦い再任させてしまった。
いろんな面から見ても、維新議員のやっている事はネトウヨ感覚なんだよなあ。
兵庫県の内部告発対応「違法」知事のパワハラ「事実」百条委員会が認定の意向
まるこ姫の独り言 2025.2.22
斎藤支持者かネトウヨか知らないが「百条委員会」そのものを否定したり陰謀めいた話に持って行く人が多いが、そこまで否定したら何も物事が進んで行かないのではと思う。
多分、斎藤支持者だろうが百条委員会について中身も知らないのに「胡散臭いよな、この百条委員会」とか「結果ありきの百条委」とか「百条委員会の言うことなんて信用できるわけがない」とか、感情的に物を言う人が散見されるが、なぜ信用できないのかを誰にもわかるように根拠を示さないと負け犬の遠吠えにしか聞こえない。
百条委員会を要約すると
>兵庫県議会は2024年6月13日、地方自治法百条に基づいて斎藤知事のパワハラ疑惑などを調べる「文書問題調査特別委員会(通称:百条委員会)」を設置した。
>国会の国政調査権と同様、罰則を設けることで調査権の実効性を担保している。
相当強い権限を持っているという事だ。
それを知ってか知らずか、自分の気に入らない現実は受け入れられないからか、すぐに陰謀論を展開する人達。
百条委員会を否定する人たちにとって、今回お気の毒なニュースが流れて来た。
>兵庫県の内部告発対応「違法」・知事のパワハラ「事実」、百条委認定へ…「断定できない」との維新の意見は削除 |
維新の議員が、政治ゴロでユーチューブで金もうけを企んでいるあの立花に、守秘義務がある百条委員会で知りえた情報を流していたという信じられないことが起きた。
もちろん、立花は嘘か本当か分からない情報でも直ちに拡散するだろうし、その結果、選挙は斉藤有利に働いた可能性は大きく、やっぱり再任された。
情報発信者が、維新議員の2人だったとわかれば、百条委員会の信用性も無くなるし、維新の信用性が無くなるのは当然と言えば当然で、意見を削除されても仕方が無い。
しかも3人目の維新議員は、亡くなられた県民局長の噂話なども立花に情報提供していたというから、いくら斎藤に勝たせたいとの思いがあったとしては、これはフェアじゃない。
それを公党の維新議員がやってしまうとは・・・
前から維新の会はまともじゃないと思って来たが、今回の件についても代表が維新議員を擁護するし、これでますます維新が政党としての体をなしていない事が良く分った。