ケイトリン・ジョンストンが掲題の記事を出しました。
ガザにおけるイスラエルの蛮行は留まるところを知りません。木曜日(12日)、ガザ地区最後の光ファイバー回線を破壊して、ガザ地区全域でインターネットと固定回線サービスを停止させました。ガザ北部では前日通信が遮断されました。
ジャーナリストのサム・フセイニが、「(これによって)どれほど酷い虐殺と残虐な行為を今さらながら引き起こしているか」とツイートしました。推して知るべしです。
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イスラエル国防軍の残虐行為が激化する中、ガザ地区のインターネットをイスラエルが遮断
マスコミに載らない海外記事 2025年6月13日
これは可視性と真実に対する絶え間ない戦争だ。嘘と暗闇の中でイスラエルが繁栄しているためだ。
ケイトリン・ジョンストン 2025年6月12日
木曜日、ガザ地区最後の光ファイバー回線をイスラエルが攻撃したため、ガザ地区全域でインターネットと固定回線サービスが停止しているとパレスチナ自治政府が発表した。AFP通信が報じた。ガザ北部では既に前日、通信は遮断されていた。
同政府は声明で「ガザ地区南部と中部は、ガザ市と北部に続き、2日連続で完全な孤立状態にある」とし、攻撃現場への修理チーム到着をイスラエル軍が阻止していると付け加えた。
「ガザ全域でインターネットにアクセスできるのは、eSIMを持っている人だけだ」と、ガザのジャーナリスト、ヒンド・フダリーがツイッターで述べた。「接続に1時間以上、投稿に更に一時間以上かかる。しかし、なぜイスラエルは主要インターネット光ファイバールートを爆撃したのだろう? なぜイスラエルはガザを世界から孤立させようとするのだろう? 我々は今、食料、水、電気とインターネットを奪われている。」
「ガザで見た恐ろしい映像の数々を思い浮かべて頂きたい。イスラエルがインターネットを遮断し、どれほど酷い虐殺と残虐な行為を今さらながら引き起こしているかお考え願いたい」とこのニュースについてジャーナリストのサム・フセイニがツイートした。
実際、今回の動きは、シオニスト国家による大量虐殺が特に甚だしい勢いで増加しているさなかに起きた。イスラエル軍は僅か24時間で120人殺害し、数百人以上を負傷させた。更に、イスラエルの悪名高い「死の罠」と呼ばれる支援物資配給所に食料を求めてやって来る多くの人々をイスラエルは虐殺している。過去二週間、ほぼ毎日イスラエルはガザ地区で必死に支援を求める飢えた民間人を虐殺し続けている。
ガザで起きていることを世界が把握できないようにするための新たな方法をイスラエルは絶えず模索している。だからこそ、史上前例のない勢いでガザに住むジャーナリストたちを暗殺し、ガザ外のジャーナリスト入国を禁じているのだ。これは情報公開と真実に対する絶え間ない戦いだ。嘘と闇を糧にしてイスラエルが生きているからだ。
自分達がジェノサイドされるのをパレスチナ人が録画し、その映像を世界に発信することで、イスラエルへの国際的支持が損なわれていることにイスラエルは激怒している。ガザの状況を隠蔽しても罰せられないと考えれば、連中は確実にそうするだろう。そして、世界から真実を隠すための更なる方法を模索し続けるだろう。
(後 略)
記事原文のurl:https://caitlinjohnstone.com.au/2025/06/12/israel-cuts-gazas-internet-amid-soaring-idf-atrocities/
「湯の町湯沢平和の輪」は、2004年6月10日に井上 ひさし氏、梅原 猛氏、大江 健三郎氏ら9人からの「『九条の会』アピール」を受けて組織された、新潟県南魚沼郡湯沢町版の「九条の会」です。