2026年8月20日木曜日

高市内閣 第1月曜は機密費の日 毎月1億円のペース 発足後8・5億円に

 国会議員に毎年提出が義務付けられている「政治資金収支報告書」は、政治団体の1年間の収入、支出、保有資産などを明確に記録する書類で、これによって政治活動の透明性を確保し、国民に対する説明責任を果たすものです。

 ところが高市議員の報告書については、これまでしばしばしんぶん赤旗によって不審な点を指摘されると、高市氏はその都度「誤記であった」として指摘された箇所を修正することで、不正の指摘を躱す対応をしてきました。
 しんぶん赤旗に掲題の記事が載りました。
 同紙が情報公開請求で入手した文書によると、高市内閣が昨年10月に発足して以降、今年6月までに支出した内閣官房機密費は8億5500万円超で、1カ月あたり1億円のペースで支出しているということです。
 内閣官房機密費の予算額は12億3000万円ほどなのでで月額は1億円強(日額約337万円)、それは領収書なしで自由に使えて使途の説明も不要です。日本人の年収にも当たる額が年間365日、雨の日も風の日も、祭日休日も無関係で毎日自由に使えるという驚くべきものです。こんなに高額な機密費が一体何に使われているのかは、従来から疑惑の的になっているものです。
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高市内閣 第1月曜は機密費の日 毎月1億円のペース 発足から6月までに
5億円
                       しんぶん赤旗 2026年8月19日
 高市早苗内閣が昨年10月に発足して以降、今年6月までに支出した内閣官房機密費(報償費)は8億5500万円超にのぼることが17日、本紙が情報公開請求で入手した文書で判明しました。1カ月あたり1億円のペースで支出していることになります。しかも毎月、特定の曜日に多額の現金を金庫から定期的に支出していることが判明しました。(矢野昌弘)

 使途を明らかにすることも領収書の提出も不要の官房機密費。その支出関連文書によると、高市内閣は昨年10月21日から今年3月末までの2025年度に5億6970万円余の機密費を支出していました。
 石破茂内閣から官房機密費を引き継いだ高市内閣は、年間12億3021万円の枠いっぱいまで使っており、25年度に国庫へ返納した使い残しはわずか30万円余でした。
 年度内に機密費をほとんど使い切るのは第2次安倍晋三内閣の12年度分から14年度連続で続けられており、機密を隠れみのにした党利党略を目的とした使途への流用が疑われます
 26年度の4月から6月上旬までに高市内閣が支出した機密費は2億8580万円余でした。
 機密費の中でも官房長官へ渡したことで支出を終えたことになり、使途を明らかにする必要がない「政策推進費」は8億3150万円と、支出のほとんどを占めていました。
 今年1月19日に高市首相が衆院解散を表明する直前の1月5日には、1億950万円の政策推進費を木原稔官房長官が支出しており、党利党略的利用が疑われています。
 そもそも官房機密費は「国の事務または事業を円滑かつ効果的に遂行するため、その状況に応じて最も適当と考えられる方法により機動的に使用する経費」だと、歴代の官房長官が答弁してきました。
 状況に応じて「機動的」に支出する機密費ですが、木原官房長官が政策推進費を支出する日には共通点がありました。
 首相官邸にある官房機密費の金庫から、政策推進費用の金庫に現金を移した日付がわかる7回分のうち5回はその月の第1月曜日となっていました。
 このうち、火曜日だった25年11月4日は前日の月曜が祝日(文化の日)。今年5月1日は金曜日ですが、第1月曜の同月4日が祝日(みどりの日)だったため、この日に政策推進費を移したとみられます。
 この間の報道でも国政選挙で自民党候補の応援に官房機密費を支出した疑惑が取り上げられてきました。第1月曜に定期的に支出され、上限ギリギリまで使い切るという実態は自民党による機密費私物化の疑惑をますます深めるものとなっています。