2025年1月4日土曜日

04- イスラエルはガザの民間人を故意に殺害しており、それは議論の余地さえない

 イスラエルによるガザ住民の殺害の悲劇は止むことがありません。イスラエル軍ガザ地区の民間人を直接 意図的に殺害し、子どもたちは頭を撃って殺害しています。
 唯一残っていた病院も、イスラエル軍は「ハマスの隠れ家」という口実で破壊しました。
 日本政府はいうまでもありませんが 何故西側のリーダーたちは米国に対し イスラエルによる住民殺害を止めさせようとしないのでしょうか。
 ケイトリン・ジョンストンが掲題の記事を出しました。
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イスラエルはガザの民間人を故意に殺害しており、それは議論の余地さえない
               マスコミに載らない海外記事 2024年12月31日
  念のため言っておくが、イスラエル国防軍がガザ地区の民間人を直接、意図的に殺害
  しているのは完全に確立された事実だ。
                ケイトリン・ジョンストン 2024年12月27日

 念のため言っておくが、イスラエル国防軍がガザの民間人を直接、意図的に殺害していることは完全に確立された事実だ。大量虐殺の初期の頃は、この事実への異論があった時期もあるが、それはもはや真実ではない。事実は明らかで、問題は解決した。今、事件が起きているのだ。
 イスラエル軍兵士は、民間人を意図的に殺害し、その後偽って彼らをテロリスト扱いしていると報道機関に話しているイスラエル狙撃兵に頭を撃たれて死んだり負傷したりする子どもに頻繁に遭遇していると数え切れないほどの医師が証言している。イスラエル・メディア報道によれば、イスラエル国防軍は民間インフラを意図的に標的にしており、ハマス・メンバーと疑われる人物が、戦場ではなく、自宅で家族と過ごしている時にAIシステムを使って彼らを特に狙っているという。

 議論は終わった。「人間の盾」議論は完全に徹底的に論破された。これが起きていることをまだ否定するなら、それはあなたの世界観があまりに間違っていて、事実と現実を否定する必要があるためだ。

 10月7日に起きたことについて、我々は嘘を吹き込まれた。10月7日をもたらしたイスラエルによる虐待についても、我々は嘘を吹き込まれた。10月7日を大義名分として、過去15か月間、何が行われてきたかについても、我々は嘘を吹き込まれた。それでも、イスラエルの行動に対する批判に応えて、10月7日についてイスラエル擁護者連中は、うわ言を吐き、真剣に受け止められると依然期待している。

 こうである必要はない。物事がなぜ現状のままでなければならないのかを説明する話を富裕層や権力者から山ほど聞かされるが、それらはただのお話にすぎない。
 歴史を通じて、あらゆる社会政治的現状には、権力に奉仕する物語があり、物事がなぜそうなっているのかを説明し、権力者がこの世で実際に働いている一般の人々より遙かに快適に暮らしている理由を正当化してきた。かつて人々は、王は神から直接権威を授かったので、一般大衆より優れ、価値があると言われていた。今日では、様々な支配者が様々な物語で自分たちの支配を正当化し、大きな不平等がなぜ素晴らしいのか説明しているが、それら物語は、王権神授説の古い物語と同じくらい架空のものだ。

 今日、社会を支配する富豪連中は、勤勉と巧みな革新により莫大な富を築き、社会で最も生産的なメンバーであるため、一銭たりとも無駄にしない権利があると信じるように我々は教えこまれている。昔の農民が王権神授説を教えられたのと同じように、資本主義があらゆる制度の中で最も公平で公正で、アメリカが主導する世界秩序が、自由と民主主義が全ての人の利益のために保護され促進されることを保証すると我々は教えられている

 これらは全て作り話で、君主の血が特別なため目に見えない神により魔法の王権が与えられたという話と同じくら真実味がない。だが、我々に考え方を教える責任のある人々や、この洗脳を鵜呑みにする人々によって、これらが重大事実として扱われている。
 現実には、我々は望む時にいつでも物事のあり方を変えることが可能で、そうしない理由などない。我々の人数は支配者より遙かに多く、現在舵を握っているオリガルヒや帝国経営者連中は、生態系を破壊し、不平等と搾取を増大させ、複数の戦線で我々を核戦争へと追い込んでいる。

 十分な数の人々がそうする意志を奮い起こせば、いつでもそのハンドルを連中から奪い取る能力が我々にはある。我々が信じているかもしれないそれと反対言説は全て、支配者連中が自分たちの利益のために我々の心に植え付けた架空の考えの戯言にすぎない。

 歴史の現時点で、政治的にホームレスであることは何も悪いことではない。この特定の時空領域で人類全体は依然酷く混乱し、機能不全に陥っており、最も優れた政治派閥でさえ自分の心理状態や内なる明晰さに責任を取らない非常に神経質な人々に支配されている。信頼できる政党や派閥を見つけられたら素晴らしいことだが、そうでない場合、誰かのワゴンに永久に縛られることなく、価値ある大義や運動が出現するたびに、ケースバイケースで支援しながら、個人として立ち上がるのは全く問題ない

 人類が成熟するにはまだ道は長く、人類の最大利益のために一貫して行動すると信頼できる統一政治派閥が出現するまで、しばらく時間がかかるかも知れない
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           (中 略)
 全ての記事は、夫のTim Foleyとの共著です。
記事原文のurl:https://caitlinjohnstone.com.au/2024/12/27/israel-is-killing-civilians-in-gaza-on-purpose-and-its-not-even-debatable/