しんぶん赤旗に、正月三賀日における愛知・長野・石川の各県における 原水協街頭宣伝行動が紹介されました。
被爆80年に当たり日本政府に「核兵器禁止条約の署名・批准を求める署名」には、多くの通行者が賛同しました。
金沢市の女性(78)は、「日本の被爆者は本当に重要なことを頑張っていたと思います。核兵器が使われないよう話し合いができるといいです」と述べました。
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核禁条約参加せよ 原水協各地で宣伝
しんぶん赤旗 2025年1月7日
被爆者生まないで
愛 知
愛知県原水協などは1日に、参拝客でにぎわう名古屋市の熱田神宮前で日本政府の核兵器禁止条約への署名・批准を求める署名活動に取り組みました。1時間の宣伝で44筆の署名が集まりました。
昨年のノーベル平和賞授賞式に参加した愛知県原水爆被災者の会(愛友会)副理事長の大村義則さんは、「被爆者をふだたび世界のどこにも生まないのが、広島と長崎の被爆者の願いです。一日も早く核禁条約に参加してほしい」と訴えました。
愛知県高校生平和ゼミナールで活動する高校2年生の乗草向葵さんは、「被爆者の核兵器をなくしてほしいとの思いに応えたい。署名への協力をお願いします」と呼びかけました。
ノーベ 平和賞貴授賞式で核兵器匹の非人道性を指摘した、日本被団協代表委員の田中煕巳
さんのスピーチを紹介した丹羽幸代さん(新日本婦人の会愛知県本部事務局長)は、「戦後80年を迎え、地域で取り組む平和の活動として、広島の高校生が被爆者の体験をもとに描いた絵を展示する取り組みを始めたい」と述べました。
核抑止は平和に逆行
長 野
長野市の善光寺の門前町の店が立ち並ぶ交差点で3日、県原水協と市原水協は毎年恒例の新春署名宣伝を繰り広げました。被爆80年の行動に参拝者が次つぎと署名に応じました。
新春宣伝には15人が集まり、「日本政府に核兵器禁止条約への署名・批准を求める署名」を呼びかけ、被爆者の今井和子さんらがリレートークをしました。日本共産党の和田明子県議、阿出川希 長野市議がマイクを握りました。
今井さんは、核兵器の非人道性を自らの体験を交えてスピーチ。「核抑止は平和に逆行するものです」と力を込めました。この日は70入超が署名にサインしました。
署名に応じた長野市の70代の男性は「被爆者の方がたが貴重な体験を語りここまできた。核廃絶、禁止に向けて次は政治の力が必要だと思う」と話しました。
平和賞 草の根の力
石 川
原水爆禁止石川県協議会などは1日、金沢市の尾山神社前で元日宣伝を行い、日本政府に核兵器禁止条約の署名・批准を求める署名集めに取り組みました。初詣の参拝客などに「今年は被爆80年です。署名にご協力お願いします」と声をかけ、33人から署名が集まりました。
原水爆禁止石川県協議会代表理事の内藤晴一郎さんが、マイクを持って訴えました。内藤さんは、昨年、日本被団協がノーベル平和貴を受賞したことに触れ、「被爆者自らの、草の根の運動が受賞につながりました。私たちは被爆者擁護・連帯を目標に掲げ毎年、署名や募金に取り組んでいます」と訴えました。
金沢市の女性(78)は、「日本の被爆者は本当に重要なことを頑張っていたと思います。外国では戦争が続いていますが、核兵器使用が心配です。使われないよう話し合いができるといいです」と述べ署名に応じました。
「湯の町湯沢平和の輪」は、2004年6月10日に井上 ひさし氏、梅原 猛氏、大江 健三郎氏ら9人からの「『九条の会』アピール」を受けて組織された、新潟県南魚沼郡湯沢町版の「九条の会」です。