2025年4月3日木曜日

同じ第三者委員会でも兵庫県とフジテレビとでは雲泥の差の扱いだった

「まるこ姫の独り言」に掲題の記事が載りました。
 兵庫県の(百条委員会報告書及び)第三者委員会報告書に引き続いて、フジテレビの「女性アナへの性暴力事案」に関する第三者委員会報告書が出されました。
 問題はその受け入れの姿勢ですが、フジテレビは無条件に受け入れる姿勢を明らかにしましたが、兵庫県知事はパワハラ問題は渋々認めたものの、故県民局長の公益通報についての「違法」な取り扱いについては受け入れず、県の対応に「問題はなかった」と繰り返しました。
 それは百条委員会の報告書を一顧だにしなかったことに引き続いて、第三者委員会が 故県民局長の懲戒処分は「明らかに違法で、直ぐにも取り消されるべきもの」と結論づけたものを完全に無視するものでした。
 こんな人物が知事の座にいたとは ただただ「理解に苦しむ」というほかはありません。斎藤元彦には「自分の非を認めると死んでしまう」という強迫観念でもあるのでしょうか。「自分の非は決して認めない」(まして「辞任はあり得ない」)強固さは、異常なレベルに達しています。
 まあ「瞬間湯沸かし」型の恐ろしい性格がいまのところ封じられているようなのはせめてもの救いですが、こんな人間が組織のトップにいては組織が円滑に機能する筈もありません。

 今朝の「西脇亨輔チャンネル」(西脇亨輔弁護士による動画)によると、3日付の週刊文春の「冷血の知事」シリーズに、第三者委員会報告書を受けて斎藤知事から「故県民局長の懲戒処分」について、「如何にも謝っているかのように聞こえるコメントをまとめる」ようにといわれた県幹部がその非論理性に悩んだ挙句、前期から留任している副知事に相談したところ、副知事にもそんな名案?などある筈がないので、副知事は「キチンと謝るしかない」ことを斎藤知事に説得したものの了解されなかったという、「笑い話」のような記述があるそうです。
 【文春砲!】斎藤元彦氏「謝罪に聞こえるように」命令を暴露される!謝罪意思なく 支持集団」には「アドリブ」メッセージ!
 知事の本心が分かる余りにも面白い話なので紹介させていただきました(^○^)
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同じ第三者委員会でも兵庫県とフジテレビとでは雲泥の差の扱いだった
                        まるこ姫の独り言 2025.04.01
フジテレビでも中居問題を皮切りに、フジの企業のガバナンスや、パワハラ・セクハラ問題に対して「第三者委員会」が調査してきた結果が出た。

この第三者委員会の出してきた内容は短期間で良くここまで細部にわたって調査をまとめたと、モーニングショーでは高評価だった。

そこには、第三者委員会の結論を受け止めざるを得ない、フジの何十年にもわたる企業体質があぶりだされていたこともあると思う。
フジも第三者委員会が出した結論に全面的に従い、企業自体が変わろうとしている。

今まで、なあなあでやってきた事がもう時代に合わないことに、少しは経営陣も気づいたか。
これだけ大問題になって、変わらざるを得ないと観念したようには見えた。

ちなみにBSの反町もパワハラ認定されていた。
前から嫌な奴だと思っていたが正真正銘パワハラ人間だった。

渦中の兵庫県は県知事が自ら設置した第三者委員会に依頼した調査結果が出たのに、当事者である県知事の態度の軽い事には驚きあきれた。

何十年にも渡るフジの企業風土や体質と、何年の県知事のパワハラや通報者保護法違反とは一概に比べられないかも知れないが、この二方の第三者委員会に対する信頼や重みはまったく違うものだというのが良くわかった。

百条委員会の調査報告書に対しても斎藤は「一定の見解」と歯牙にもかけず、第三者委員会の調査報告書も「真摯に受け止める」とはいうものの、受け流しているかのような軽い対応は、どこから来るのか。

第三者委員会が斎藤のパワハラを認定し、公益通報者保護法違反も認定したのに、パワハラだけは一部渋々認めたが、公益通報者に対する県の判断は間違っていなかったと未だに言い張り、「違法」を認めていない。
中立・公平な、それでいて第三者委員会の委員である法律に詳しい元裁判官や弁護士が指摘しても、認める気が無い県のトップ。

斎藤曰く「様々な意見」があるからと言うが、その「様々な意見」は第三者委員会の調査結果より信ぴょう性があるとは思えないが。

フジは、第三者委員会の判断をすべて飲んで未来へ向けて動こうとしているのに、斎藤県知事は第三者委員会の決定した判断を「重く受け止める」とは言っているが自分自身が行ってきた判断を最優先している。

不思議な感覚の持ち主だ。
責任を取る気が全くなく「県政を前に進める」しか言わない。
この人には法治主義も法の支配も通用しない。
斎藤王国の裸の王様なのだ。

しかし、自分のことしか考えない人間が県民を守れるものだろうか。