ガザの人たちはいまもなお 生き地獄 を味わっています。
ガザでの停戦が発効しましたが、現在もイスラエルによる空爆やパレスチナ人殺害は止むことはありません。トランプは何故禁止させないのでしょうか。
ガザの人たちはいまもテント暮らしですが、最近の暴風雨により、避難所の約9割が浸水し、ほとんどすべてのテントが倒壊または損傷しました。テントの倒壊、テント内への浸水と厳しい寒さによって、少なくとも子ども5人を含む18人が死亡しました。
衣類やマットレス、毛布も浸水で使用不能となり数千世帯が仮の住まいを失いました。
市民数千人の命が現在も直接的な危険にさらされています。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
暴風雨と寒波18人死亡 ガザ、仮設住宅求めデモ
しんぶん赤旗 2025年12月22日
【カイロ=米沢博史】パレスチナ・ガザ地区の民間防衛隊(救助隊)のマフムード・バサル報道官は20日、本紙に対し、最近の暴風雨によるテントや住宅の倒壊と厳しい寒さによって、少なくとも子ども5人を含む18人が死亡したと明らかにしました。
バサル氏によると、ガザ地区の避難所の約9割が浸水し、ほとんどすべてのテントが倒壊または損傷しました。イスラエルの攻撃で弱体化した住宅17棟が完全に倒壊、90棟以上が部分倒壊し、市民数千人の命が現在も直接的な危険にさらされています。衣類やマットレス、毛布も使用不能となり、数千世帯が仮の住まいを失いました。住民は、地面や屋根から水が染み込みテントが居住不能となる中、厳しい寒さと暖房の欠如により、睡眠や調理、さらには座ることさえ困難な状況に置かれ、深刻な苦しみを強いられています。
暴風雨の発生以降、民間防衛隊に5千件を超える救助要請が寄せられています。バサル氏は、機能不全のテントではなく、人間の命と尊厳が守られる住居の緊急支援を訴えています。
こうした中、ガザ市西部のシャティ難民キャンプでは17日、避難民がテントに代わるプレハブ・キャラバン(移動式仮設住宅)の即時提供を求めるデモを行いました。デモは難民キャンプ住民会が主催し、「キャラバンはぜいたくではなく権利」「テントは集団墓地」と訴えました。
さらに、住宅資材の搬入を認めないイスラエル占領当局に検問所の全面開放を求めるとともに、国際社会に対し、緊急人道支援策としてキャラバン搬入を認めさせる即時かつ強力な圧力を要請しました。
また、復興を直ちに開始し、人道問題を複雑な政治的プロセスと結びつけないことや、市民に最低限の生活水準を保障するための物資搬入も求めました。
デモに参加したアブ・ハッサンさん(45)は現地メディアに対し、「7人家族で暮らすテントは雨のたびに浸水する。医療体制も崩壊する中、洪水や病気から子どもたちを守る住まいが必要だ」と訴えました。
ガザの和平計画 「第2段階」協議 仲介4ヵ国
しんぶん赤旗 2025年12月22日
【ワシントン=時事】米国のウィトコフ中東担当特使は20日、パレスチナ自治区ガザの和平計画を巡り、南部フロリダ州マイアミで19日にカタール、エジプト、トルコ各国高官と協議したと発表しました。和平計画の「第2段階」に向けて準備を進めていくことで一致しました。
ウィトコフ氏がSNSで公表した共同声明は、ガザヘの人道支援や死者を含む人質の返還、部隊の部分的撤収など現在の「第1段階」で「進展が得られた」と評価。イスラム組織ハマスの武装解除やガザの治安維持を担う国際安定化部隊(ISF)の派遣を含む「第2段階」に向け、今後数週間でさらに協議することを確認しました。
一方、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は19日、トランプ米政権がガザを「未来的な海辺の保養地」に変える構想をまとめたと報じました。ウィトコフ氏やトランプ大統領の娘婿クシュナー氏が主導しているといいます。
この構想は「プロジェクト・サンライズ」と題され、10年間で1121億/(約17兆6500億円)の総費用を見込んでいます。32ページの草案には、沿岸部に高層ビルが林立し、高速鉄道も建設されるイメージ図が描かれています。ただ、同紙は「米当局者の一部は、実現可能性に深刻な疑念を抱いている」とも伝えています。
「湯の町湯沢平和の輪」は、2004年6月10日に井上 ひさし氏、梅原 猛氏、大江 健三郎氏ら9人からの「『九条の会』アピール」を受けて組織された、新潟県南魚沼郡湯沢町版の「九条の会」です。