2016年10月28日金曜日

「米比の橋渡し」とは笑わせる (天木直人氏)

 ドゥテルテ大統領の米国に対する罵倒、絶縁宣言が、常に米国の前でひれ伏している安倍政権や自民党さらにはマスメディアにはどうしても理解できないようです。しかし1899年以降日米戦争に至るまでの40年余りの間米国の植民地となって、米国人から凄惨な加虐を受け続けて来たフィリピン国民がそうした感情を持つのは極めて当然のことだと言われます。

 そうした歴史を背景にして決然と「意志表明」をした同大統領に対して、何の認識も持たずに「米比の懸け橋になる」などという妄想を抱くとは笑止なことです。

 彼ら米国人がどれほど獰猛苛烈であったのかは、アメリカ・カナダ・オーストラリア・ニュージーランドでそれぞれ原住民を絶滅させて新国家を打ち立てた血塗られた歴史を見れば容易に理解できることです。
 それとももうそんな「意志」は一切喪失するほどに、いわゆる日本の保守派やマスメディアは対米的に骨抜き状態にされているのでしょうか。
 
 天木直人氏の「『米比の橋渡し』とは笑わせる」を紹介します。 
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「米比の橋渡し」とは笑わせる 
天木直人 2016年10月27日
 繰り返すが、私がここで書きたいのはドゥテルテ大統領の訪日の実態の事ではない。
 それを報じるメディアの事だ。
 ドゥテルテ大統領の訪日の実態については書くまでもない。
 ドゥテルテ大統領の訪日は日本にとって大きな誤算に終わったのだ。
 ドゥテルテ大統領の訪日を決めた時点ではこんなはずではなかったに違いない。
 巡視船などを供与し、日比間で対中包囲網を謳い上げるつもりだった。
 しかし、先に中国を訪問され、その中国で南シナ海の棚上げを宣言された。
 もっと衝撃的なのは、米比軍事同盟の破棄を宣言されたことだ。
 日本は完全に思惑が外れたのだ。
 
 といって、今からドゥテルテ大統領の訪日を止めるわけにはいかない。
 だから、今度のドゥテルテ大統領の訪日の実態は、いかにダメージコントロールするかであった。
 しかも、それさえもうまくいかなかった。
 ドゥテルテ大統領は、日本に来てまで反米の言動を繰り返したからだ。
 日本に到着した早々、在日フィリピン人の集まりで対米自立を訴え喝采を浴び、2年以内に米軍に出て行ってもらうと、時期まで明示して、同盟見直しを公言した。
 驚くべき事に、サタヤ外相ですら、日本記者クラブで、米軍とフィリピン軍の合同軍事演習は中国側の疑念を高めることにつながりかねないと言ってドゥテルテ大統領の任期中の中止を示唆した(10月27日産経)
 
 すかさずアーネスト米大統領報道官が不快感を示した。
 日本にとっては面目丸つぶれだ。
 このようなドゥテルテ大統領の訪日の実態をメディアはストレートに報じない。
 それどころか、どの新聞も、首脳会談で、南シナ海を「法の支配で解決」、「平和的に解決」、で合意した事ばかりを強調する。
 そこまではいい。
 私が予想した通りだ。
 しかし、「米国の重要性共有」(産経)や、「米とフィリピンの橋渡し」(日経)、「対米融和呼び掛け」(東京)などとメディアが書いたのには笑ってしまった。
 どこにそれが出来たというのか。
 ドゥテルテ大統領の訪日を大手メディアはどう報じるか、目が離せないと私は書いたが、ここまでウソを書くとは思わなかった。
 それほどドゥテルテ大統領の訪日は安倍首相にとって手に負えなかったということである(了)

防音工事も効かない 日本全土を襲うオスプレイの低周波 

 オスプレイは防衛用の飛行機ではなく、超低空飛行でレーダー網をかいくぐって敵陣深くに侵入する侵攻用の兵器です。またオスプレイに匹敵する重量物の運搬能力を持つヘリコプターは既に多数機を所有しています。

 そんな不要な兵器を、しかも米国のいうがままの法外な価格で数十機も買わせられるのは、米国の兵器商売のカモにされているとしか考えられません。
 そのうえオスプレイの昇降時の爆風は立ち木を倒したり家屋を倒したりするほど強烈なうえに、騒音が猛烈で、減衰しにくい低周波音は防音工事をしても効果がないということです。いま沖縄の住民を悩ませているオスプレイの騒音問題は遠からず本土の在日米軍基地や自衛隊基地周辺の住民に対する深刻な問題になります。
 田中龍作ジャーナルの記事を紹介します。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
防音工事をしてもダメ 日本全土を襲うオスプレイの低周波 
田中龍作ジャーナル 2016年10月27日
 「オスプレイが家の真上を飛ぶたびに不整脈が起き、苦しい思いをする」
 「CH46 ヘリが飛ぶ時は部屋か車に隠れればよかったが、オスプレイはどこにいてもダメ」
 ・・・米軍基地周辺で暮らす沖縄住民の訴えだ。
 心理的にも生理的にも影響を及ぼすと言われる低周波。オスプレイの飛行に伴う低周波を2015年5月から沖縄の米軍基地周辺で計測してきた琉球大学工学部の渡嘉敷健准教授が26日、調査結果を発表した。
 
 オスプレイの低周波音は従来型のCH53、CH46よりも大きいと言われているが、渡嘉敷准教授の調査でもそれが証明された。
 オスプレイが夜10時を過ぎて11時直前まで飛ぶことも調査で裏付けられた。
 田中も高江の「N1裏テント」に泊まるたびに夜11時直前まで飛行するオスプレイのローター音を聞く。それは巨大な昆虫の羽音のように無気味に響く。
 オスプレイ配備の前と後の体調や健康について普天間基地周辺の住民に聞いたところ次のような結果となった(回答84名)。
 「イライラ感が増す」      ・・・32%
 「よく眠れない」         ・・・15%
 「頭が重く感じる」       ・・・10%
 「耳の奥に圧迫感がある」  ・・・8%
 「吐き気がする」          ・・・5%
 
 渡嘉敷准教授によれば、防音工事をやってもオスプレイの低周波は室内に入ってくる。逃げ場がないのだ。
 オスプレイは在日米軍横田基地や岩国基地にも配備されることがすでに明らかになっており、陸上自衛隊も導入を決めている。
 日本全土をオスプレイが飛び交う日は遠くないのだ。
 在日米軍基地や自衛隊基地周辺の住民は、沖縄県民と同じように低周波に苛まれるようになるだろう。
~終わり~
◇
今月は新潟、沖縄と地方取材が立て続き、『田中龍作ジャーナル』は台所が危うくなっています。
権力の横暴に潰されそうになっている人々の声を伝えていくには、皆様のご支援が頼りです。田中龍作に取材活動を続けさせて下さい… http://tanakaryusaku.jp/donation 

28- 吉永小百合さんら 澄和Futurist賞受賞、平和活動を評価

 市民目線の平和関連活動に地道に取り組んできた個人・団体を表彰する「澄和Futurist賞」の第1回受賞者:原爆の詩の朗読を続けるなどしている女優の吉永小百合さんらに対する表彰式典が行われました。
 他に受賞したのは、沖縄戦の語り部活動を続けてきた「青春を語る会」の代表を務めた那覇市の中山きくさんと、長野県上田市の美術館「無言館」です。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
吉永小百合さんら 澄和Futurist賞受賞、平和活動を評価
TBS 2016年10月27日 
 今年から創設された自然環境の保護や平和活動に取り組む個人や団体を表彰する賞に、女優の吉永小百合さんらが選ばれました。
 吉永さんは、30年間にわたってボランティアとして原爆の詩の朗読を続けるなど、「平和への想いを強く発信されている」ことが評価され、式典では「これからも出来る範囲で活動を続けていきたい」と喜びを語りました。
 
 
吉永小百合「精いっぱい生きる」涙浮かべ平和訴える
日刊スポーツ 2016年10月27日
 女優吉永小百合(71)が27日、都内で行われた澄和フューチャリスト賞表彰式に出席した。
 同賞は市民目線の平和活動に地道に取り組む個人や団体を表彰する賞で、今回が第1回。吉永は86年からライフワークとして続ける原爆詩の朗読に加え、11年の東日本大震災と福島第1原発事故に見舞われた福島県民の詩を読む活動を、30年にわたって続けてきたことなどが評価されての受賞となった。
 
 吉永はあいさつの冒頭で「賞をいただくということを大変重く受け止めております。うれしゅうございます。ただ私の場合、自分から考えて朗読を始めたわけではございません」と切り出した。吉永は81年のNHKドラマ「夢千代日記」で原爆症を発症した夢千代を演じた際、被爆者団体の人から原爆詩の朗読の依頼があり、86年に東京で開かれた平和集会で朗読した。その経緯を、自らの口で説明した。
 その上で「読んでいって、私自身が大変、感動しました。そして、これらの詩を、もっとたくさんの人に聞いていただきたいと願うようになり30年間、少しずつ朗読活動をしてまいりました」と思いを語った。その上で原爆が投下された広島、長崎、太平洋戦争の激戦地・沖縄、そして東日本大震災と福島第1原発事故の復興支援のため昨年3月に第4作目をリリースした、朗読CD「第二楽章」4部作について説明した。
 
 吉永は受賞にあたり、フューチャリストという単語の意味を調べたと明かした。「日本でも海外でも朗読をしております。英語が不得意なものですから、辞書を引きました。そうしたら、未来志向の芸術家、というような訳が出ていましたけれども、私自身は、今日を精いっぱい生きることが明日につながると思っております」と、目に涙を浮かべながら生きることの大切さを訴えた。
 
 今年5月にはカナダのバンクーバーで、朗読会「カナダにおける『第二楽章』」を開催し、音楽家の坂本龍一のピアノ伴奏をバックに原爆詩や原発事故の被災者の詩を朗読した。朗読を通じた平和への訴えは、世界に向けて広がっている。吉永は最後に「これからも、自分のできる範囲で、少しずつこの活動を続けてまいりたいと思います。よろしくご支援、アドバイスをいただけましたら、大変うれしゅう思います」と支援を呼び掛けた。
 
 この日は吉永のほか、沖縄戦の語り部活動を続けてきた元白梅学徒隊の中山きく氏、戦没学生の遺作を集め、97年に長野県上田市に開館された美術館「無言館」を代表し、窪島誠一郎館主が表彰された。 

2016年10月27日木曜日

自衛隊は南スーダンから撤退を

 南スーダンは、国外に逃亡したマシャール前副大統領が「和平合意は完全に崩壊した」と述べ、政府軍も国連NGO部隊に敵対行為を繰り返すなどPKO参加5原則※は完全に崩れています。
 それにもかかわらず安倍首相・稲田防衛相などは「参加5原則は維持されている」とうそぶいて、PKO部隊を撤退させるどころか、この11月にも「駆け付け警護」や「宿営地共同防護」といった新任務付与を判断する積りにしています。
 
 しんぶん赤旗が、参加5原則が既に崩壊していることから撤退すべきであること(26日付)や自衛隊岩手山演習場で行われている自衛隊の新任務の訓練の様子から自衛隊が戦後初めて、海外で殺し殺される道に踏み出すことを実感した(25日付)ことを報じました。
 
※ PKO参加5原則
1)紛争当事者の間で停戦合意が成立していること
2)当該平和維持隊が活動する地域の属する国を含む紛争当事者が当該平和維持隊の活動及び当該平和維持隊へのわが国の参加に同意していること。
3)当該平和維持隊が特定の紛争当事者に偏ることなく、中立的立場を厳守すること。
4)上記の基本方針のいずれかが満たされない状況が生じた場合には、我が国から参加した部隊は、撤収することが出来ること。
5)武器の使用は、要員の生命等の防護のために必要な最小限のものに限られること。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
南スーダンから撤退を 政府は派兵5カ月延長 「駆け付け警護」付与狙う
しんぶん赤旗 2016年10月26日
 政府は25日の閣議で、南スーダンの国連平和維持活動(PKO)への陸上自衛隊部隊の派兵について、現行計画で期限切れとなる今月末から5カ月間延長し、2017年3月末までとすることを決定しました。政府は3月施行の安保法制―戦争法に基づき、11月にも、「駆け付け警護」や「宿営地共同防護」といった新任務付与を判断する見通しです。
 
 陸自派兵の延長は、国連が南スーダン派遣団(UNMISS)の活動期間を12月15日まで延ばしたことに連動した措置。陸自第9師団(青森市)を中心とする部隊が派兵されます。同部隊は岩手山演習場(岩手県)で新任務を含む訓練を行っています。菅義偉官房長官は25日午前の記者会見で、交代時期について「11月下旬以降」との見通しを示しました。
 
解説 参加5原則 既に崩壊
「PKO5原則は維持されている」。稲田朋美防衛相は25日の記者会見でこう述べ、南スーダンでのPKO(国連平和維持活動)派兵延長を正当化しました。政府はこの期間中、「駆け付け警護」などの新任務付与を狙っています。
 しかし、南スーダンでは7月に大統領派・副大統領派の激しい戦闘が、自衛隊が駐留する首都ジュバを含む全土で発生して数百人が死亡。その後も各地で武力衝突が続いています。国外に逃亡したマシャール前副大統領は「和平合意は完全に崩壊した」(NHK報道)と公言。政府軍との戦闘のかまえを崩していません。
 「紛争当事者間の停戦合意」などのPKO参加5原則は完全に崩れているのが実態です。
 稲田氏は、マシャール派のタバン・デン氏が現在の副大統領に就任していることをもって「新たな紛争当事者は出現していない」といいます。しかし、タバン・デン氏が同派から離脱して、政府側についたのが実態です。
 いま、政府がすべきは派兵延長ではなく、南スーダンからの即時撤退と、憲法9条に基づいた民生支援の抜本的強化です。新任務の付与は論外です。(竹下岳)
 
 
陸自新任務訓練 「暴徒」無抵抗で退散 南スーダンの現実と隔たり
「殺し殺される」道へ
しんぶん赤旗 2016年10月25日
 「道を開けなさい!」「説得したが群衆は解散せず!」「車両、前へ!」
 岩手県の最高峰・岩手山ろくに広がる陸上自衛隊岩手山演習場(滝沢市、八幡平市)に、緊迫した無線の交信が続きます。
 初めて姿を見せた、安保法制=戦争法に基づく自衛隊の新任務の訓練とは―。
 
盾持ち突入
 南スーダンで政府に職を求めた群衆が暴徒と化し、国連職員が取り残されたため、国連PKO(平和維持活動)に「駆け付け警護」を要請。これに応じた陸上自衛隊約20人が軽装甲車から大音量の警告音を発し、「暴徒」がひるむと盾を持って突入し、現場を制圧。建物の中に取り残されていた国連職員を救出して現場を離脱。「暴徒」は無抵抗のまま退散していった―。
 24日、報道陣に公開された「駆け付け警護」などの新任務の訓練は、戦闘状態の南スーダンに11月中旬から派兵される陸自第9師団第5普通科連隊(青森市)を中心とした部隊によるものでした。
 戦争法の一部である改定PKO法では、敵対勢力の殺傷を含む「任務遂行」のための武器使用が可能になります。自衛隊が戦後初めて、海外で殺し、殺される道に踏み出す―。その最初の一歩になりかねない訓練です。
 しかし、肝心の武器使用を伴う訓練は「手の内をさらす」(自衛隊関係者)として非公開でした。武器使用基準も覆い隠されています。
 
深刻な矛盾
 そもそも、今回の訓練で想定された状況は、南スーダンの実態からかけ離れています。
 南スーダンでは政府軍と反政府勢力(副大統領派)が戦車による砲撃を伴う激しい戦闘を展開しています。武装した政府軍が国連施設やNGO(非政府組織)関係者を襲撃する事例が相次いでいます。「駆け付け警護」の最も現実性が高いシナリオは、南スーダン政府軍などとの交戦なのです。
 関係者は、「より烈度の高い訓練も行っている」と述べました。しかし、仮に政府軍や副大統領派まで想定しているのなら、憲法9条に反する海外での武力行使を前提にした訓練となります。逆に、「暴徒」以上の想定を行っていないとしたら、自衛隊は南スーダンでほとんど何もできません。
 
 深刻な矛盾を抱えたまま、政府は来月、南スーダンPKOへの新任務付与を判断します。(竹下岳)

27- 野田佳彦 + 連合 では闘えない

 このところ、次回の選挙ではもう民進党を相手にしなくていいのではという論調が多く見られます。
 「自民党が危惧しているのは無党派層が野党に動くことである。野党としては、『減票マシン』となった野田幹事長を擁する民進党を除外しても、無党派層票をガッチリと掴める戦略を構築する必要があるのではないか」と、「晴天とら日和」(25日付)が主張しています。
 
 植草一秀氏は、民主党政権=鳩山由紀夫+小沢政権が 時の(真の)権力によってどのようにして葬り去られたかを明らかにし、それを後継した(菅政権と)野田政権の正体を明らかにしました。そして現在の民進党はその延長線上にあるもので、体制側から野党第一党に位置づけられることによって日本政治刷新の可能性を阻止しているとしています。
 そして現状を打破するには、民進党を解体して共産、自由、社民と共闘を組める勢力だけを抽出して連帯を構築することが必要不可欠であり、連合については「御用組合連合」と「労働組合連合」に分離させるべきであると述べています。
 二つのブログを紹介します。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
【日本最強の減票マシン!】ノブタで どう闘えっていうの??   
晴天とら日和 2016年10月25日
(前 略)
昨日書いたように、連合という組織も一枚岩ではありません。
電力総連と自治労との間には深いふかーい溝がある。
ガタガタなんだから、別に連合票(電力総連票)は恐るに足らずですわ!
そして、今や、最大の「減票マシン!」となったノブタ。
民進党の公認を得た時点で「負け」決定かもよwww
こんな連中は、私の範疇外になっていますのでね、
多くを割いて書く気もありませんのでね、…。
 
自民議席「86減」の可能性 下村氏、次期衆院選で     共同通信 2016/10/24 17:13
 自民党の下村博文幹事長代行は24日、次期衆院選の小選挙区で自民党の獲得議席が、前回より86減る可能性があるとの見方を示した。党所属の若手衆院議員を対象に国会内で開いた研修会で、野党が候補者を一本化した場合の分析として明らかにした。
下村博文が危惧しているのは、野党が衆院の選挙区で候補者を一本化した場合だというけれど、そうじゃないんじゃないかって思ってる。
真に下村博文が危惧しているのは無党派層が野党に動くことだよね。
政権の支持率より、自民党支持率より、ウンと高い支持率を誇るのが「無党派」なんですね。
   TPP推進:自民、公明、民進    TPP反対:共産、自由、社民
 
衆院補選での完敗を受け野党幹部は 
   共産 「本気の共闘でなければ勝てない」 
   自由 「野党が一丸となって闘えたのか総括が必要」 
   社民 「野党共闘が中途半端だった」 
   民進 「安倍一強政治を打破!政策実現に向け全力で邁進」
だということは、野党としては、民進党を除外しても、無党派層票をガッチリと掴める戦略を構築する必要がある。そういうことだよね。  
 
一つの方策として、共産党、社民党、自由党、この3党と、地区地区での勝手連、市民団体が一致団結して、衆院選全選挙区に候補者を擁立する。
これ一発で自民党打倒は無理でしょうけれど、民進党をひっぺ剥がすことは出来るはずです。次の次の選挙が面白くなるはずなんだけどね、…。    
てなことを思っていたら、。。。阿修羅にこんなコメントを書かれた人がいた!
       ▼
 1) 自民党という最強の党が何を弱気なことを、と思う向きもあろうが、
    自民と並ぶ 強大な党が存在する。それは「無党派」だ。
 2) 新潟知事選の出口調査でわかったこと。
    それは無党派層と民進党支持層の投票性向が似ていること。
    それはまた共産党支持層の投票性向にも似ている。
    共通項は共産党アレルギーが弱いこと。
 3) 民進党執行部が連合の意向をくんで指示を出しても従わない。
    そういう民進党支持層とは党執行部や連合とは無関係な「無党派に近い存在」と言える。
 4) 無党派層、民進党支持層、共産党その他の支持層。
    これらは「地続きの山脈」の形相をなしている。
    これはまた見落としがちな「棄権者層」という大山脈にもつながっている。
 5) 民進党執行部が次の総選挙で野党統一候補に踏み切らないなら、
    自由党の小沢一郎が「共産・自由・社民の3党で全小選挙区に統一候補を立てる。
    民進党からも希望者があれば参加させてよい」と宣言したらどうなるか。
    これこそ無党派層、民進支持層そして棄権者層の受け皿になる。
 6) 原発再稼働、TPP、保育、社会保障、増税、憲法、戦争法といった身近な諸々の
    課題に生活者の立場で親身になって向き合う、そういう大きな受け皿。
    民進支持層はこちらになだれ込むに決まっている。
    野田執行部の出る幕はなくなる。
    下村博文らが怖れているのはこれなのだ。  
                                            =以上=
無党派層をいかに動かすか。今のような、政治的乱世では、大事なのはそのことかもしれませんね。  
平穏な時代は、組織内を固めれば良かったんだけどって思うけれど。
そうよね、アベ政権は安定してるって思ってるんだワナ、下村博文って人はwww
 
新潟で何故? 自民候補が負けるのだ? その敗因も分からないようじゃぁオハナシにならないね。あのバカは、www
政権奪取は可能です。諦めるのは早いのです、。。。。。  
(後 略)
 
 
野党共闘妨害する原発推進御用組合「連合」
植草一秀の「知られざる真実」 2016年10月26日
日本政治衰退の主因が多くの主権者に理解され始めている。
私は民進党の「鵺(ぬえ)体質」が日本政治混迷の主因であることを訴え続けてきた。
鵺とは、日本で伝承される妖怪あるいは物の怪のことで、猿の頭、虎の胴体、蛇の尾を持ち、翼持たずして空を飛び、陰気な鳴き声で人々を悩ませると言われる。
このことから「何だかよくわからないもの」を「鵺的な」と表現することがある。
 
民進党は「与党」でも「野党」でもない「ゆ党」である。
野党よりは与党に限りなく近く、与党と「癒着」する「癒党」=「ゆ党」なのだ。
既得権による日本支配を維持しようと目論む勢力は、民進党を「ゆ党」体質に染め抜くことに全力を注ぐ。
そのために、与党と癒着する「御用組合」を民進党支持母体の「連合」として民進党にあてがっている。
この基本構図を正確に理解することが、日本政治刷新を実現するカギになる。
 
2009年9月に樹立された鳩山由紀夫政権はまったく異質のものだった。
官僚支配を根絶する。米国支配を断ち切る。大資本支配を断ち切る。この基本方針を鮮明に示した。
その具体化が官僚天下りの根絶、辺野古基地の県外、国外移設、企業団体献金の全面禁止の政策公約だった。本当の意味の革新政権が樹立されたのである。
 
この状況に直面して既得権勢力は驚天動地の心境に至った。
だからこそ、この新政権樹立を牽引した小沢一郎氏と鳩山由紀夫氏に対して、メディアを総動員した総攻撃が展開されたのである。
菅直人氏、野田佳彦氏、岡田克也氏は本当の意味での革新勢力である小沢氏と鳩山氏を排除するためのエージェントとして活用されたのである。
 
2010年6月政変は、このエージェント勢力による権力の強奪であった。
2010年2月に来日して小沢一郎氏と会談した米国務次官補のカート・キャンベルは、ソウルでキム・ソンファン氏と会談して、日本の窓口を小沢-鳩山ラインから菅・岡田ラインに切り替えると明言した。この機密情報がウィキリークスによって暴露された。
この基本方針に沿って、小沢一郎氏はねつ造された陸山会事件によって強制起訴された。
鳩山内閣は破壊されて、6月に菅直人クーデター政権が樹立された。
 
菅直人政権は政権発足と同時に辺野古基地建設推進と消費税増税実施の方針を打ち出し、民主党支持の主権者の総批判を浴び、参院選で惨敗した。
ここで本来は小沢一郎氏が民主党代表に就任し、小沢一郎政権が誕生するべきであったが、9月14日の民主党代表選で大がかりな不正選挙が実施されて菅直人政権が存続された。
そして、この菅直人政権の後継政権として樹立されたのが野田佳彦政権である。
 
菅政権と野田政権の特徴は、米国、官僚、大資本による日本政治支配の構造に完全回帰したことである。
実質的に政治権力は既得権勢力の側に奪還され、2012年12月選挙で正式に既得権勢力への大政奉還が行われた。
この延長線上にあるのが現在の民進党であり、この民進党を野党第一党の地位に留まらせることによって、日本政治刷新の可能性を阻止している。これが現状である。
 
したがって、現状を打破するには、民進党を解体して、共産、自由、社民と共闘を組める勢力だけを抽出して、オールジャパンの平和と共生追求勢力の連帯を構築することが必要不可欠なのだ。
同時に、連合を「御用組合連合」と「労働組合連合」に分離させることが必要不可欠である。このことに、ようやく多くの主権者が気付き始めている。
(以下は有料ブログのため非公開)

2016年10月26日水曜日

保守2大政党制を目指す「連合」それに追随する民進 野田幹事長

 弁護士の猪野亨氏がブログで民進党の支持基盤となっている連合の本質を分かりやすく説明しています。それは同時にそうした組織に依拠している民進党の救いの無さの説明にもなっています。
 民進党は早く野田佳彦に代わる幹事長を立てて脱皮するべきです。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
連合の右翼的再編の末路 民進党は連合に依存しても集票は期待できない
 連合の再編は避けられない
弁護士 猪野 亨のブログ 2016年10月25日
 新潟県知事選挙では、連合が自民党推薦候補を推し、原発の再稼働に向けた姿勢を鮮明にしました。
 私はここまで明確に連合が自民党推薦候補を支援しているとは知りませんでした。
 東京10区の衆議院補欠選挙においても連合は、民進党に揺さぶりを掛けています。
 民進党の蓮舫代表が新潟県知事選挙の応援に乗り込んだときには、連合が激怒し、野田佳彦幹事長が「弁明」するという始末です。
 
 しかし、連合が推した森候補は惨敗します。
 しかも連合による支援は、森候補への投票行動にはつながらなかったということまで明らかになっています。民進党支持層への影響はほとんどなかったということです。
 ⇒ 「民進と連合に亀裂 問われる原発問題へのスタンス」(朝日新聞2016年10月19日)
「朝日新聞社が実施した16日の知事選での出口調査によると、民進支持層で連合が支持した自公推薦候補に投票したのは14%にとどまる。」
 
 連合自体は、多くの労働組合(単産)の寄せ集めにすぎず、それぞれが独自に政党(特に民進党)との関係を持っています。
 連合が右向け右といえば、加盟単産が右に向くというものではないのですが、新潟県知事選挙を見ても明らかなとおり、連合自体には、もはや組織票を動かすだけの求心力はありません。
 いや最初からなかったと言ってもよいくらいです。
 過去を辿れば日本労働組合総連合会(連合)が結成されたのが1989年ですが、当時から労働組合の右翼的再編と言われていました。
 社会党の支持基盤であった総評が解体されただけでなく、その流れの中で国労などの闘う労働組合は政府による国家的不当労働行為により潰されていきました。
 連合の右翼的再編の目的は、労働組合として構造改革を推進し、大企業の利益を擁護することです。大企業のユニオンショップ制度に守られた大単産がその中心的な役割を担っています。
 電力会社の電力総連(全国電力関連産業労働 組合総連合)ばかりでなく、その他の大企業の大単産も原発を推進する経団連とも歩調を合わせているわけです。
 しかし、基本は、このような労働組合はユニオンショップであり、経営側の後ろ盾によって組合員を確保しているというのが実情であって、組合幹部を除いては組合への帰属意識など個々の組合員にはありません。
 連合やその傘下の大企業の大単産は、決して集票マシンにはなれないということです。
 
 他方で、官公労は組織率が低下しているとはいえ、旧社会党の支持基盤でもあり、政治色は全く異なります。
 この官公労も組織率の低下や国労への弾圧などを背景に、連合結成という右翼的再編の中に巻き込まれていきます。その中で旧社会党が解体されていきます。政党版の右翼的再編です。
 その意味でも連合は、もともと政治色の異なる労働組合が巨大化することで存在意義を見いだそうとした野合なのです。
 構造改革を推進する連合にとっては、自民党か民進党(当初は新進党)かは本質的な問題ではなく、経団連と同じく、保守二大政党制こそが連合にとってのあるべき姿でした。
 結局、構造改革をよりスムーズに実現するという観点から新進党との関係を強化していきましたが、これは連合にとって必然的な結びつきではなく、自民党を支援するというのも先般の新潟県知事選挙で自民党推薦候補を推すことも何ら不思議なことではないのです。
 
 現実に民進党支持層が全く連合の思惑通りには動いてはくれませんでした。
 連合に求心力がなかったことを露呈したと言っても過言ではありませんし、連合の存在意義そのものが否定されたというべきものです。
 
 今年の4月には連合傘下の化学総連が連合から離脱しました。その理由は民進党が共産党との選挙協力(野党共闘)に踏み切ったからです。
 
 連合にとって共産党は構造改革に反対する敵でしかなく、民進党がその共産党と協力し合うというのは、絶対に許容できない一線です。単なる感情的に共産党が嫌いという次元のものではありません。
 
野田佳彦氏の構造改革路線と連合の政策は一致しているのだ
 しかし、民進党が東京10区補選などでも連合の顔色ばかりを見ていたために惨敗となりました。
 共産党側が立腹するのも当然です。
「不満を募らせるのが共産党だ。小池氏は24日の記者会見で『野党が本当の意味で心を一つに戦っているか。そこが有権者に伝われば、全く違う結果が出た可能性も大いにある』と述べ、民進党主導の共闘に異議を唱えた。」
 
 結局、民進党が連合の顔色ばかりを気にしていることこそ、政党としての政策をいびつなものにしてしまっているのです。
 民進党の中にも次のような動きが出てきたことは歓迎すべきことです。
「連合への配慮もあって自主投票を堅持した民進執行部への批判も高まる中で、ベテラン議員は「連合こそ民意と離れた対応を反省すべきだ」と指摘。閣僚経験者の一人は「連合の存在に縛られていては主張があいまいな政党であり続ける」として、関係見直しを志向すべきだと語る。
 民進の原発政策自体も今後は問われそうだ。江田憲司代表代行は知事選の応援演説で「民進党も原発再稼働を認めることは絶対にない」と明言。」(前掲朝日新聞)
 
 既に連合そのものが労働者の利益を代弁しない労働組合であり、その矛盾も大きく、政治力においても低迷するのは必至ですから、右翼的再編そのものが崩壊し、さらなる連合の再編も不可避となるでしょう。