2025年3月8日土曜日

08- 斎藤「告発文は誹謗中傷性高い」絶対に自分の非を認めない知事(まるこ姫)

 ブログ「まるこ姫の独り言」に掲題の記事が載りました。
 兵庫県の斎藤知事は、記者からの自分に都合の悪い質問には絶対にまともに答えません。その態度は先般始まった兵庫県議会でも全く同様で、自分の非は絶対に認めず、都合の悪い質問には「はぐらかし」に徹していました。あれでは質疑応答にはなりません。
 そもそも知事が一言指示すれば済む事柄を、保身のために1件3600万円も掛かるという『第三者委員会』に投げて時間を稼ぎ、しかもその結論を公開する確約はしないのでは、円滑な県政など期待出来ません。
 ようやく百条委員会の結論が出ましたが、知事はそれは「一つの意見」に過ぎないもので、パワハラの認定は司法が行うべきものとし、「違法の可能性がある」というのは、「そうでない可能性もあるということ」だと中学生のようにうそぶいて、百条委の結論を完全に無視する姿勢を見せています。無能に加えて狡猾な知事というしかありません。

 斎藤氏の問題はそれに留まりません。亡くなった元県民局長のパソコンに残っていた「非倫理的」な文章を「公開する云々」と述べるに至っては、自分の立場を良くするためには、遊びごころ・いたずらごころで書いたであろう故人の文章を公開することで、故人の人格と名誉がどんな傷つけられても構わないという、まさに独善的で〝人間失格″の所業です。
 斎藤氏は色々な意味で知事の立場にいるべき人間ではありません。

 併せて日刊ゲンダイの短い記事「兵庫県・斎藤元彦知事が『人間失格』の本性ムキ出し…百条委の報告書に会見で開き直り“告発者つぶし”」を紹介します。
 日刊ゲンダイはこれまで斎藤弁知事については取り上げてきませんでしたが、見るに見かねたのでしょうか。
 なお直近の「西脇亨輔弁護士の動画」が、百条委員会の結論に対する知事の姿勢の問題点について、分かりやすく解説しています。
 西脇亨輔チャンネル【憤怒】斎藤元彦氏に「背筋が凍る」わいせつ発言に批判殺到(7日)
  ⇒ https://www.youtube.com/watch?v=Bzkzxt19mg0 23:14
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斎藤「告発文は誹謗中傷性高い」絶対に自分の非を認めない知事
                        まるこ姫の独り言 2025.03.06
もう、この人には付ける薬が無い。
そして斎藤信者も妄想の世界に生きている。

今回、百条委員会の調査結果が出たのに、斎藤はまだ自身を正当化している。
しかも斎藤信者たちは、百条委員会そのものが怪しい組織と言う意識で斎藤を擁護している。

陰謀論で凝り固まっている人たち。

「百条委は、自治体の事務に関する疑惑や不祥事などを調査するため、地方自治法100条に基づいて設置される特別委員会で、関係者を出頭させ、証言や記録の提出を求める調査権限がある。証人喚問では、正当な理由なく出頭を拒んだり、偽証したりした場合、禁錮などの罰則が科される。」

誰かを貶めるための会でないことくらいわかりそうなものを。
なんでそこのところの理屈が分からないのだろう。

兵庫・斎藤知事、懲戒処分撤回せず 「告発文は誹謗中傷性高い」
                        3/5(水) 12:30配信 毎日新聞
>兵庫県の斎藤元彦知事らがパワーハラスメントなどの疑惑を文書で告発された問題で、県議会は5日、調査特別委員会(百条委)がまとめた最終報告書を賛成多数で了承した。告発文を作成した元県西播磨県民局長に対する懲戒処分について、斎藤氏は「告発文は誹謗(ひぼう)中傷性の高い文書であると認識している。処分内容は適切だった」と撤回の意思がないことを強調した。報道陣の取材に答えた。

百条委員会の報告書が出たが、概ね、知事のパワハラや公益通報者へ保護違反や処分違反を指摘している。

所が、斎藤知事はいまだに自分の行為が正しかったと言い切っている。

中でも元局長の告発文は、誹謗中傷性の高い文書と断定しているが、告発された当事者が決めることなのか。
そこがまったく分からない。

斎藤は記者の質問に対しても、公用パソコンの中身が卑猥な文章だったとか、わいせつ文書だったとか何度となく言い募っていたが、個人のプライバシーを公にさらして良い理由にはならない。

しかも記者が、わいせつ文書の中身はどこで知ったのか、自分がその目で見たのかと問うと、「中身は見ていない、(部下から)そういう報告を受けた」と唖然とする様な話をしていたが、そんな自分で確かめてもいない不確かな情報を公に発信し、何一つ反論できない故人を貶める行為は、知事としての前に人間としてどうなのか。

まさか中身を見ていない・知らない知事が、元局長のPCに残されていた文書を「わいせつ文書」と断定するとは思ってもいなかった。

以前、維新の3議員の1人が「噂話」を立花に情報提供していたと会見で話していたが、斎藤はそれとそっくり同じ思考の人間だという事はよくわかった。

それにしても知事と維新の議員の言動が被りすぎだ・・・・・
反省する振りはしているが自分の非は一切認めない知事、維新議員、そしてそれをまだ陰謀論ととらえる兵庫県の一部の人たち
どこまで行っても収拾がつかないカオスの世界。

兵庫県の今日は、日本中どこの県の明日でもある。


兵庫県・斎藤元彦知事が「人間失格」の本性ムキ出し…百条委の報告書に会見で開き直り“告発者つぶし”
                          日刊ゲンダイ 2025/03/06
 兵庫県の斎藤知事に人の心はあるのか。斎藤知事のパワハラなどの疑惑を告発した文書の中身について「おおむね事実」と認めた百条委の報告書が5日、県議会で了承された。直後の会見で当の本人は「議会の一つの見解として受け止める」と他人事のような態度で開き直りに終始。あろうことか死者を冒涜する発言まで飛び出した
 文書を公益通報と扱わず告発者を特定し、懲戒処分とした対応を「公益通報者保護法違反の可能性が高い」とした報告書の指摘にも、斎藤知事は「可能性ということは他の可能性もあるということ」と幼稚な屁理屈をこねる始末。自身の対応は「適切だった」と従来の主張を曲げなかった

 告発者は元西播磨県民局長。斎藤知事は文書を把握した昨年3月の会見で「嘘八百」「公務員失格」と非難し、同年5月に停職3カ月の処分を下した。きのうも「誹謗中傷性が高い文書だった」と改めて主張。処分理由を説明する中で、回収した元局長の公用パソコン(PC)に保存されていた私的文書の内容に初めて踏み込んだ。
 業務中に「倫理上極めて不適切な文書を作成していた」とことさら強調し、自ら確認していないのに中身を「わいせつな文書」と決めつけた
「告発者を不必要におとしめていないか」「報告書を受け止めるなら、内容をさらす必要はない」と記者から批判が相次ぎ、会見は紛糾。私的文書は「告発とは無関係」として百条委の調査の対象外だった。報告書は、斎藤知事の側近だった元総務部長が県議らに私的情報を漏洩したと証言から認定。「告発者をおとしめることによって文書の信頼性を毀損しようとした」と問題視している。
 それでも斎藤知事は告発者つぶしに躍起。「公用PCは税金で買ったもの。どう使われていたか納税者の関心がある」とし、請求があれば元局長の公用PC内の情報開示を検討する考えまで示した。
 元局長は昨年7月に死亡。自殺とみられる。自身の口で弁解できなくなった後も、さらし者にするとは……。「ある意味、彼の本性が垣間見えた会見」(県政担当記者)だったが、その本性は倫理上、極めて不適切。“人間失格”ではないか