2025年5月26日月曜日

イスラエルは他に類を見ない邪悪な社会

 ケイトリン・ジョンストンが掲題の記事を出しました。
 元イスラエル立法府議員のフェイグリンは TVに出演して
「ガザの全ての子ども、全ての赤ん坊はイスラエルの敵だ」、イスラエルの大量虐殺猛攻撃が完了すれば「ガザのには一人の子どもも残らない」「ガザの子ども全員、赤ん坊全員敵だ」と、言ったということです。
 まさにパレスチナ人民の絶滅を目指す言葉です。
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イスラエルは他に類を見ない邪悪な社会
                マスコミに載らない海外記事 2025年5月25日
火曜日、元クネセト(立法府)議員モシェ・フェイグリンがイスラエルのテレビに出演し、「ガザの全ての子ども、全ての赤ん坊はイスラエルの敵だ」と宣言した。
                 ケイトリン・ジョンストン 2025年5月22日

 火曜日、元クネセト議員モシェ・フェイグリンがイスラエルのテレビに出演し「ガザの全ての子ども、全ての赤ん坊はイスラエルの敵だ」と主張し、イスラエルの大量虐殺猛攻撃が完了すれば「ガザのには一人の子どもも残らない」と述べた。
 「ガザの子ども全員、赤ん坊全員敵だ」とフェイグリンは言った。「軍司令官が言う通り、敵はハマスでもなければ、ハマスの軍事部門でもない。ハマス関係者が軍事部門に所属していない限り、我々は彼らに危害を加えることを禁じられている。」
 「ガザの子どもは皆敵だ」とフェイグリンは繰り返した。「ガザを占領し植民する必要がある。そうすれば、ガザの子どもは一人もそこに残らない。これ以外勝利はない」
 ガザ地区への支援を依然イスラエルが許しておらず、何千人もの乳児の命が差し迫った脅威にさらされていると国連が緊急に警告する中、これが起きているのだ。
 イスラエルは他に類を見ない邪悪な社会だ。そう言っても、不公平でも理不尽でもないと私は思う。他の多くの国々が邪悪な行いをし、多くの国々に殺人過激派がいる。だが主流政治家が主流テレビでこんなことを言う国が他にあるだろうか 私は思いつけない。

 イスラエルのチャンネル13ニュースが発表した新たな世論調査により、イスラエル人の大半が、依然、ガザへの人道支援を自国政府が受け入れるべきだと考えていないことが明らかになった。これは指導者層だけの問題ではない。一部過激派だけの問題ではない。国丸ごと社会病質者で満ち溢れているガザでのイスラエルの残虐行為は、集団としてのイスラエル人の在り方自体の結果だ。国丸ごと、冷酷で頭がおかしいのだ。
 またもや匿名情報源による別の記事で、ネタニヤフにアメリカ大統領が「不満を抱いている」とAxiosのバラク・ラビッドが主張している、ただし今回の大統領はトランプだ。
 ラビッドは、イスラエル情報機関の内部関係者で、バイデン政権時代、当時の駐米イスラエル大使によれば、真実から程遠い主張で、大統領がイスラエル政府との関係を断ち切り、ガザの虐殺を中止させるまであと一歩かもしれないとほのめかす 記事を、アメリカ・メディアに大量に書きまくり 異常な傾向の先陣を切った人物だ。
 「ガザで続く戦争にトランプ大統領は不満を抱き、パレスチナの子どもの苦しみの映像に心を痛めており、戦争を終わらせてほしいとイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相に伝えるよう補佐官に指示した」とラビッドは報じている。
 ラビッドが下記のような記事も書いているのを思い出すまでは、これは素晴らしく聞こえる。
 「先週土曜日の両首脳電話会談のこの部分は、ガザ紛争勃発以来、バイデンとネタニヤフ間で交わされた会話中、最も困難で『苛立たしい』ものの一つだったと米国当局者は述べた。これはバイデンとネタニヤフ間で緊張が高まっていることを示す兆候だ」( 2023年12月
 「ガザ戦争に関するバイデン政権の最近の要請のほとんどをイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相が拒否したことに、バイデン大統領を始めとするアメリカ高官は益々不満を募らせている。」 2024年1月)
 「ネタニヤフ首相とイスラエルの戦争中の行動にバイデンは益々不満を募らせている。今月初め、ガザにおけるイスラエル軍の軍事作戦を『行き過ぎ』と大統領は非難し、1月には、戦争を一年も続けるつもりはないとネタニヤフ首相に明言した。」( 2024年2月
 「バイデンやホワイトハウスや国務省の多くの高官がネタニヤフの恩知らずぶりに非常に不満を抱いているとアメリカ当局者は述べている。」 2024年3月
 リストは延々、ここでもここでもここでもここでも続く。こんなお決まりのギャグがもう何ヶ月も続いている。彼は一体誰を騙しているつもりなのか? これはジャーナリズムでなくプロパガンダだ。国民に偽の安心感を与え、イスラエルが大量虐殺を完了するため時間稼ぎをしているに過ぎない。

 今、テヘランとワシントンの交渉が思うように進まない場合、イスラエルはイラン核施設攻撃を準備していると報道されている。この狂気じみた政権に対し、何らかの対策を講じなければならない。

 「バイデンは共感力の大統領だった。分断された国は彼に共感を示せるのか?」という題で「バイデンが癌と診断された今、政治的憎悪や不信感や欺瞞や嘘にもかかわらず、この国は共感する能力を持っているのだろうか?」という副題の記事をワシントン・ポストが掲載しだ。
 大量虐殺怪物に関するこれらの言葉は、私が憎む主流メディアやリベラル派や、西洋文明の全てを一括して要約している

 パレスチナ人にジョー・バイデンが常に望んできたことを私は彼に望む。パレスチナ人に皆が望んでいることを、私は皆に望む。それ以上でもそれ以下でもない。まさに彼らが望んでいることを。
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記事原文のurl:https://caitlinjohnstone.com.au/2025/05/22/israel-is-a-uniquely-evil-society/