2016年11月2日水曜日

沼津市長選でも民進が「減票マシーン」に

 30日投開票が行われた静岡県沼津市長選は、無所属で新人の大沼明穂氏(57)が、3期目を目指した現職栗原裕康氏(67)=自民、公明、民進推薦=を破って、初当選を果たしました。
 
 ここでも自民、公明、民進推薦の(現職)候補が敗北しました。
 静岡新聞の出口調査によると、破れた栗原氏を推薦した自民・公明・民進支持者のうち、相手方の大沼候補に流れた票の割合は
   自民票の48%   公明票の64%   民進票の72%
でした。ここでも民進党支持者からの相手陣営への票の流れ込みが際立っていて、選挙における「減票マシーン」になっていることが証明されました。
 
 「晴天とら日和」から、沼津市長選の部分を抜粋紹介します。
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(以下 晴天とら日和 10.31より抜粋 転載 一部体裁加工)
【自民推薦はブランドに非ずだって!!】
「沼津市長選」自民・公明・民進推薦の現職が無所属新人に大敗を喫する
 
沼津市長に新人大沼氏 現職栗原氏に大差
静岡新聞 2016年10月31日
 任期満了に伴う沼津市長選は30日、投票が行われ、即日開票の結果、無所属で新人のIT企業社長大沼明穂氏(57)が、無所属で3期目を目指した現職栗原裕康氏(67)=自民、公明、民進推薦=を破って、初当選を果たした。投票率は低迷した前回選(36・21%)を上回り、40・94%だった。
  大沼氏はIT企業など成長産業の誘致や18歳以下の医療費無料化などを訴え、「沼津を変える」とアピール。現市政の批判票を取り込んだ。長年の懸案となっている鉄道高架事業についても賛否を明言せず、高架賛成派、反対派双方から一定の支持を得た。栗原氏は、主要政党に加えて産業界など幅広い団体の推薦を得て組織戦を繰り広げたが、票を伸ばせなかった。
 
  午後10時10分すぎ、沼津市本町の大沼氏の事務所に当確の一報が届くと、集まった約100人の支援者から大きな歓声と拍手が沸き上がった。花束を受け取った大沼氏は満面の笑みで「沼津を変えたい人たちの信念が市民に届いた。みんなでこれからの沼津をつくっていこう」と声を張り上げた。
 
■沼津市長選開票結果
  当43,159 大沼明穂氏(57、無新)
    24,538 栗原裕康氏(67、無現)
  ▽投票総数68,407 ▽有効67,697 ▽無効710
  
■沼津市長の略歴
  大沼明穂氏(おおぬま・あきほ)沼津市生まれ。1984年から日本IBMに勤務。その後に独立し、2003年から東京都内のIT企業社長を務めている。県立沼津東高、東京大卒。
 
 
<沼津市長選>栗原市政に「ノー」 静岡新聞社出口調査
静岡新聞 (2016/10/31 07:50)
 沼津の現状に不満を募らせた有権者が現職に「ノー」を突き付け、“現状打破”の希望を新人の大沼明穂氏(57)に託した。30日に投開票された沼津市長選の期日前投票で静岡新聞社が有権者600人に行った出口調査では、現職の栗原裕康氏(67)の2期8年間に対して52%が「評価しない」と回答した。市政刷新を託された大沼氏。今後4年間、人口減対策や中心市街地の活性化など山積する課題への対応を求められる。
  栗原氏の2期8年間について「どちらかといえば評価しない」(32%)「全く評価しない」(20%)と現状への不満を訴えた層の多くが大沼氏を支持。有権者からは「何も変わらなかったと感じる」(40代女性)「経済も子育ても、近隣市町に後れを取っている」(60代男性)など、厳しい現職批判の言葉が寄せられた。「どちらかといえば評価する」は30%で、「とても評価する」と答えた人は全体の5%にとどまった。
  栗原氏が強い姿勢で推進を訴えた鉄道高架事業について尋ねたところ、「財政面の検証をしたい」などと態度を明確にしなかった大沼氏が反対派の9割弱から支持を受けた上、賛成派の4割も取り込み、今回の選挙では鉄道高架が明確な争点にはならなかった。事業について「分からない・無回答」とした人も全体の25%に上り、都市計画事業の認可から10年が経過した現在も市民の理解が進んでいない現状をうかがわせた。
  自民党支持層の5割弱が大沼氏に流れ、主要政党の推薦を受けて組織戦を展開した栗原氏と二分する結果になった。全体の3割を占める無党派層のうち、約7割が大沼氏を支持した。
(以上 静岡新聞からの転載)
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 しかし、大笑い必定の出口調査だわねw
 自公民の推薦を受けながら
   自民票の48%   公明票の64%   民進票の72%
 が、対立候補に流れたってことは悪夢というより「お笑い」の世界なんじゃないのwww
 民進推薦なんぞ、今や、減票マシーンでしかないわけだねw

02- TPP審議 安倍首相のデタラメ答弁

 衆院TPP特別委員会での採決は2日午後に行われる見通しで、衆院通過は4日以降に延期されましたが、与党は早速会期の延長を画策しています。どうしてもこの臨時国会でTPP協定を批准したいというわけです。
 
 それではその前提となる委員会の審議はどのように進んでいるのでしょうか。
 「くろねこの短語」氏は「安倍晋三は合意文書を理解していないどころか、読んだこともないに違いない」とするブログを発表しました。要するに協定の条文に書かれていないことを、自分勝手な思い込みに基づいてデタラメに答弁しまくっているということです。
 
 また同ブログは国連人権委員会の「独立専門家」デ・サヤス氏の 「TPP協定に関する声明」を紹介していますので、末尾に添付しす。
 デ・サヤス氏は声明の中で、貿易協定は透明性と説明責任を含む国際法の基本原則と合致しなければならない、世界中の市民社会が圧倒的に反対しているにもかかわらず、TPP参加の12カ国が条約に署名しようとしていることを憂慮している、秘密裏の交渉でつくりあげられたTPP協定には根本的な欠陥があるので署名や批准をすべきではない、またISDS仲裁条項は根本的に不均衡かつ不正・不当なもので、投資家と国家の間に重大な非対称性があるとしています。
 そしてもしTPPを発効させようとするのであれば、国際法に合致しているかどうかについて国際司法裁判所で争われる必要があり、そうすれば同裁判所はすぐにでも勧告的意見(是正勧告)を出すことができるだろう、世界中の監視団はTPPに反対していると述べています。まさに不正の結晶であるというわけです。これがTPP協定が徹底して秘密主義で進められている所以です。
 
 もしも安倍首相がいうような結構な協定であるならば、なぜ、そこから離脱するには「参加国全員の承認を要する」などいうヤクザも顔負けの条項があるのでしょうか。一度捕らえた「(日本という)獲物」は絶対に逃がさないという意図に他なりません。TPPの目的が日本を標的にしたものであることは当初から言われていました。
 
 31日には共産党の畠山和也議員が、日本の薬価制度についてアメリカから「米国のルールに合わせよ」と要求される可能性を糾しました。
 日米間の交換文書で、中医協審議会などに「外国を含む全ての利害関係者の出席や意見書提出を認める」よう求めていることや、本文の25章、26章に「意見を提供する継続的な機会を与える」との規定があることを挙げて、「米国の製薬企業が日本の公定価格に対してどんどん口を出して変えていくことがないと言い切れるか」と確認したのですが、安倍首相は「米国が変えろと言っても、われわれが了解することはない」と述べるのみで、「日本の薬価制度」は対象外と明言せず、米企業の介入の可能性を否定できませんでした。そもそも米国の強い要求を絶対服従の安倍内閣が蹴った例などないのではないでしょうか。
 
 「TPPを批准させない!全国共同行動」は31日も、衆院第2議員会館前で座り込みを行いました。ニュージーランドのジェーン・ケルシー教授が参加して、「TPPは企業の利益のための協定であることは明らかだ。TPPは、食の安全、暮らしを守るルールを私たちから奪う」と述べました。
 
 TPP協定はこの無知の首相のもとで強引に批准されることになるのでしょうか。
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脳内お花畑満開のTPP国会質疑・・・
安倍晋三は合意文書を理解していないどころか、読んだこともないに違いない
くろねこの短語 2016年11月01日
 TPP強行採決はどうやら4日まで持ち越すようだ。それにしても、TPPに関する国会質疑のなんと不毛なことよ。
 
 昨日も、国内の医薬品の価格決定に関してアメリカの製薬会社によって価格が左右されるんじゃないかという質問に、ペテン総理は「米国から要求されたとしても、今の仕組みを変えることはない」と答弁している。さらに、輸入食品の安全性についても「TPPがわが国の(食品の安全に関する)制度に制約を加えるものではない。安全でないものが一般家庭に届けられることはない」と強弁している。
 
 どちらの答弁も、何を根拠してのたまってくれちゃってるんだろう。これってあくまでもペテン総理がそう思っているだけのことで、TPP合意文書のどこにそんなことが書かれているのだろう。医薬品の価格なんか、アメリカの製薬会社が米国式ルールに合わせろって訴えたらどうなるんだ。それこそがISDS条項の恐さなんであって、そんなことになったら日本の制度なんてひとたまりもありませんよ。
 
 ISDS条項については参考人質疑で「敗訴した場合、外国企業が相手国の(訴訟)費用も負担し、手続きの透明性が確保されているなど乱訴防止の規定がある」って楽観論を展開した学識者もいるようだが、甘いにも程がある。アメリカ企業がISDS条項を使って訴えようとしたら、どんなことしたって仕掛けてくるだろう。なによりも、TPPってのはアメリカのルールを世界に押し付けるのが目的で、そのためにISDS条項ってのはあるようなものなんだからね。
 
 国連がTPPに署名も批准もするなって各国政府に呼びかけていたという話もある。このままだと、国破れて山河もなしってことになりますよ。
・ヒラリーもトランプもTPP反対なのに日本だけがなぜ強行するのか? 安倍政権のTPPインチキ説明総まくり
 
 
日本の薬価制度 TPPで米企業介入招く
畠山議員追及 「現制度維持の保証ない」衆院特委
しんぶん赤旗 2016年11月1日
 日本共産党の畠山和也議員は31日の衆院環太平洋連携協定(TPP)特別委員会で、日本の薬価制度についてアメリカから「米国のルールに合わせよ」と要求される可能性について追及し、「危険なTPPは批准すべきでない」と主張しました。
 
 日本の薬価は、厚生労働省の中央社会保険医療協議会(中医協)が決める事実上の公定価格です。アメリカでは製薬会社と保険会社が自由に決めます。
 畠山氏は、TPP協定に関連する日米間の交換文書(サイドレター)で、中医協などの審議会のあり方について“外国を含む全ての利害関係者の出席や意見書提出を認めること”を求めていると指摘。「中医協も日本の薬価制度も、米国のルールに合わせよ、ということではないか」とただしました。塩崎恭久厚労相は「(サイドレターに)法的拘束力はない」と否定しました。
 
 畠山氏は、協定本文にも企業の介入を認める規定があると指摘。その26章には「利害関係者が規則の案を評価し、意見を作成・提出」する規定があり、25章「規制の整合性」では、薬価に限らず利害関係者がルールの統一のために小委員会で「意見を提供する継続的な機会を与える」との規定があります。畠山氏は「米国の製薬企業が日本の公定価格に対してどんどん口出し、介入して変えていくことがないと言い切れるか」とただしました。
 安倍晋三首相は「米国が変えろと言っても、われわれが了解することはない」と述べるものの、「日本の薬価制度」は対象とはならないと明言せず、米企業の介入の可能性を否定しませんでした。
 畠山氏は、協定本文27章「TPP委員会の設置」で「3年後から協定の見直し」が明記されていると指摘。全てが見直しの対象になるため「今は現制度が維持されても将来に保証はない」と述べ、さらに追及する考えを述べました。
 
 
TPP強行阻止へ座り込み 企業のためでなく、私たちのための経済ルールを
しんぶん赤旗 2016年11月1日
 環太平洋連携協定(TPP)の承認案・関連法案の衆院での採決強行を許さないと、「TPPを批准させない!全国共同行動」は31日、衆院第2議員会館前で座り込みを行いました。北海道や京都府などからも市民が駆け付けました。
 呼びかけ人の一人、アジア太平洋資料センターの内田聖子事務局長は「8000ページを超える協定文のうち、翻訳されたのはわずか2400ページほど。国民に内容を示さぬまま、採決など論外だ」と批判しました。
 ニュージーランドからオークランド大学のジェーン・ケルシー教授が参加。「TPPは企業の利益のための協定であることは明らかだ。TPPは、食の安全、暮らしを守るルールを私たちから奪う。私たちのための経済ルールを実現しよう」と述べました。
 TPPテキスト分析チームが作製したパンフレットを手に衆院TPP特別委員に要請した京都市の内科医、竹内由紀子さんは「議員一人ひとりにTPPの危険性をしっかり伝えていきたい」と語りました。
 
 日本共産党、民進党、社民党の国会議員が激励あいさつ。日本共産党からは、斉藤和子、塩川鉄也の両衆院議員が訴えました。
 
国連人権理事会「独立専門家」デ・サヤス氏のTPP 「環太平洋連携協定」に関する声明

貿易はそれ自体が目的ではなく国際的な人権体制の文脈で見られる必要がある。なぜなら、それは各国に拘束的な法的義務を課すものだからだ。貿易協定は、「孤立的な」法制度ではなく、透明性と説明責任を含む国際法の基本原則と合致しなければならない。それらは、人権条約の履行義務を遅らせたり回避したり弱体化させたり実行不能にさせたりするものであってはならない。

私は、世界中の市民社会が圧倒的に反対しているにもかかわらず、TPPに参加予定の12カ国が、条約に署名しようとしていることを憂慮している。なぜなら、それが多様な利害関係者と民主的な協議をすることなしに、秘密裏の交渉でつくりあげられた産物だからだ。したがってTPP(Trans-Pacific Partnership、「環太平洋連携協定」)は根本的な欠陥があり、署名または批准すべきではない。今のところ条項には各国による規制や修正の余地がないからだ。

議会は、 TPP署名の事前と事後に、人権・健康・環境への影響評価が確実におこなわれるようにするうえで重要な役割を担っている。またTPPから脱退しても「国家として生き残る」ことができる条項が条約の中に組み込まれていることを保障させるという点でも議会の役割は極めて重要だ。

国連「人権理事会」にたいする私の2015年報告書(A/HRC/44/30)は、貿易協定のこの時代遅れのモデルの主要な法的問題を説明し、21世紀にふさわしい総合的な貿易協定をつくりだすよう要請した。それは人権と発展を条項のなかに組み込んだ新しい型の貿易協定だ。また報告書には具体的な「行動計画」も含まれており、人権と発展を犠牲にすることなく貿易を発展させる戦略も提起されている。またその「行動計画」は、そのような貿易が持続可能となるような指針も定式化している。

国連総会にたいする私の2015年の報告(A/285/70)では、「投資家ー国家紛争解決(ISDS:Investor-State Dispute Settlement )仲裁条項」は根本的に不均衡かつ不正・不当なものだととして、その廃止を呼びかけた。なぜなら、この条項によれば、この特別法廷では、投資家は政府を訴えることができるのにたいし、政府は投資家を訴えることができないからだ。貿易と投資の紛争は、国家の司法権および国家対国家の司法体制にもとづきながら、法の支配の下で解決することができる。

ISDSをめぐる最近30年間の憂慮すべき経験は、投資家と国家の間に重大な非対称性があったことを示している。これは将来の貿易協定で繰り返されてはならないことだ。いま残されている選択肢は、 市民社会が要求しているように、現状のままではTPPに署名しないか、署名しても批准しないことだ。それが民主的に選出された議会の責任である。

もしTPPが発効すべきものであるならば、それが国際法に合致しているかどうかは国際司法裁判所(ICJ:the International Court of Justice)で争われる必要がある。ICJに要請すれば、ICJは今すぐにでも勧告的意見を出すことができるだろう。というのは、貿易協定と国連憲章との間に矛盾がある場合(これには国家の主権、人権、開発にかかわる条項が含まれている)国連憲章が優先させるべきだとICJは宣言しているからだ。

世界中の監視団はTPPに反対している。なぜなら、それは出発したときから国際人権規約ICCPR(the International Covenant on Civil and Political Rights「市民的および政治的権利に関する国際規約」)の19条および25条にたいする明確な違反であり、それがもたらす「規制恐怖」‘regulatory chill’のゆえに、国家が不当な企業活動を規制できなくなるからだ。にもかかわらず、今や企業のロビー活動家たちはTPPを署名のテーブルにまで持ち込むことに成功している。

もし全ての関係12カ国でTPPの賛否を決める国民投票が実施されれば満場一致で拒否されることは確実だ。

各国の貿易大臣が、2016年2月4日、難問山積のTPPに署名する目的でニュージーランドのオークランドへ集まってきたが、署名式を前にして私は、TPPの当事国政府にたいして、「人権条約を遵守する義務」および「持続可能な開発目標(the Sustainable Development Goals)を達成するという当事国の最近の公約」を再確認しそれを公に表明することを、ここに強く要請するものである。
<註1>
アルフレッド・デ・サヤス氏(米国)は、国連の「民主的で公正な国際秩序を推進」に関する最初の「独立専門家」として、国連人権理事会によって任命され、2012年5月に仕事を開始した。氏は現在、ジュネーブ外交大学院の国際法教授である。詳しくは下記を参照。
<註2>
前述の通りTPPの協定文には日本語による正文がありません。しかも5000頁をこえる大部のものです。そこで山田正彦氏(元農林水産大臣、TPP交渉差止・違憲訴訟の会幹事長)や内田聖子氏(アジア太平洋資料センター事務局長)などが中心となって「TPPテキスト分析チーム」が起ち上げられました。この集団によるTPP協定文の詳しい分析は下記にあります。
アジア太平洋資料センターに掲載されている【TPP協定文分析レポート】

2016年11月1日火曜日

安倍政権のTPPインチキ説明総まくり (LITERA)

 TPP協定の実質的な国会審議はまだ始まったばかりだというのに、自民党は1日にも委員会採決を行いたいと言い出したということです。飛んでもないことです。
 TPPのもつ大変な危険性については知る人ぞ知るですが、マスメディアがそれについては殆ど報じないために国民の大半は知らないでいます。そのために国民的な反対運動は残念ながら起きていません。
 
 LITERAが、「安倍政権のTPPインチキ説明総まくり」と題して、概略ながらその危険性を明らかにしています。 
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TPP特別委 民進などの採決拒否であすも協議
NHK NEWS WEB 2016年10月31日
TPP協定の国会承認を求める議案などを審議する衆議院の特別委員会は、午後、理事会を開き、与党側が1日午後採決を行いたいと提案したのに対し、民進党などは「さらに十分な審議が必要だ」として拒否し、1日、引き続き協議することになりました。
 
TPP協定の国会承認を求める議案と関連法案を審議する特別委員会は、31日午後、安倍総理大臣も出席して集中審議を行ったあと、理事会を開き、今後の審議日程を協議しました。
この中で与党側は、「審議時間は、通常国会と合わせると、きょうで60時間を超えるなど、審議は深まっている」として、1日の午前中に一般質疑を行ったうえで、午後、採決を行いたいと提案しました。
これに対して民進党などは、一般質疑には応じる考えを示したものの、採決については、「開催を求めてきた中央公聴会もまだ行われておらず、さらに十分な審議が必要だ」として拒否しました。
このため採決の日程については、1日、引き続き、与野党で協議することになりました。
 
森山前農相「採決させていただきたい」
(中  略)
 
民進・今井氏「こんなふざけた話しはない」
野党側の理事を務める、民進党の今井前幹事長代理は記者団に対し、「われわれは『充実した審議をしよう』と言っているのに、いきなり『あす採決したい』と、こんなふざけた話はない。認めるわけにはいかず、断固抗議したい。中央公聴会を開くのは当たり前で、それをすっ飛ばして採決するなんてありえない」と述べました。
 
 
ヒラリーもトランプもTPP反対なのに日本だけがなぜ強行するのか? 
安倍政権のTPPインチキ説明総まくり
LITERA 2016年10月30日
「結党以来、強行採決をしようと考えたことはない」と言ったのは誰だったのか。──安倍政権は早ければ11月1日に環太平洋経済連携協定(TPP)承認案と関連法案を衆院で強行採決する見込みだという。
 
 しかし、一体何のために政府はこれほどまでにTPPに前のめりなのか。安倍首相は「日米関係の強化」などと述べ、政府筋も「オバマが成立したがっているのだから仕方がない」と言うが、当のアメリカの世論はTPPに批判的で、トランプもヒラリーも反TPPの姿勢を強調。さらにオバマ大統領が任期中にTPP発効の承認を議会で得ることは難しく、アメリカが批准する可能性はゼロに近づきつつある。こうした事態に自民党の茂木敏充政調会長も「TPPも通せないような大統領は、私はアメリカの大統領じゃないなと思いますね」と言い出す始末だ。
 
「アメリカのためのTPP協調」だったならば、日本にもはや意味をなさなくなったはず。なのになぜ強行採決までして押し進めようと躍起なのか。その理由は、呆気にとられるようなものだ。
「オバマなんてたんなる言い訳で、TPPは経産省の“悲願”だからですよ。戦前、軍部が悲願のために暴走したのと同じで、走り続けてきたものをもう引き返せなくなっているだけ。とくに安倍首相の主席秘書官である今井尚哉氏は経産省出身で第二次安倍政権のTPP交渉を後押ししてきた人物。官邸も“TPPありき”で進んできたので、何の合理性もないんです」(大手新聞政治部記者)
 制御不能のフリーズ状態に陥りながら、満足な説明もないままTPP承認案・関連法案はいままさに強行採決されようとしているというのだ。国民を馬鹿にするにも程があるだろう。
 
 しかも、安倍政権は馬鹿にするだけでなく、嘘の説明によって国民をあざむき続けている。
 まず、安倍首相は「TPPの誕生は、我が国のGDPを14兆円押し上げ、80万人もの新しい雇用を生み出します」と今年1月の所信表明演説で述べたが、これは空言虚説と言うべき恣意的な数字だ。
 そもそも、安倍政権は2013年の段階では「TPPによって10年間でGDPが3兆2000億円上昇」と公表していたが、これに対して理論経済学や農業経済学、財務会計論などの多岐にわたる研究者たちで構成された「TPP参加交渉からの即時脱退を求める大学教員の会」は、同年、「GDPは約4兆8000億円減少」「全産業で約190万人の雇用減」という影響試算を出している。
 さらに、アメリカのタフツ大学も今年1月、「日本のGDPは10年間で0.12%(約56億4000万円)減少、約7万4000人の雇用減」という影響試算を公表。これらは政府とはまったく真逆の評価だ。
 
 この影響試算の食い違いについて、元農林相でTPP批准に反対してきた山田正彦氏は著書『アメリカも批准できないTPP協定の内容は、こうだった!』(サイゾー)で、政府試算は〈関連産業や雇用への影響など、ネガティブな面を考慮に入れず、地域別の試算もなされていないため国民生活への悪影響が出てこない〉ものだとし、一方の「大学教員の会」やタフツ大学の試算はネガティブな面も含めて試算された結果であることを指摘している。つまり、政府試算は〈ネガティブな面をほぼ無視した数字〉でしかないのだ。
 
 しかも、安倍首相は昨年10月のTPP大筋合意の後の記者会見で、農産物重要5品目(コメ、麦、牛肉、豚肉、乳製品、砂糖)の“聖域”を死守したとし、「国民の皆様とのお約束はしっかりと守ることができた」「関税撤廃の例外をしっかりと確保することができました」と語ったが、これもとんだ詭弁だ。山田氏は前掲書で、〈重要5品目の分野が586品目あり、そのうちに関税が撤廃されるものは174品目、残りは関税が削減されるものなので、それだけでも約3割は「聖域は守れなかった」と断定できる〉と批判する。
 
 さらに、同年11月に公表された協定案では、アメリカ、オーストラリアなど5カ国と、相手国から要請があれば協定発効から7年後には農林水産物の関税撤廃の再協議に応じる規定があることがわかった。これはあきらかに日本を狙い撃ちした規定であり、7年間の“執行猶予”を与えられただけだったのだ。
 にもかかわらず、テレビは大筋合意を政権の言うままに「歴史的快挙」などと大々的に取り上げ、「牛肉や豚肉が安くなる」「これで品薄状態のバターも安価で手に入りやすくなる」などと強調。報道によって、他方で甚大なリスクがあるという事実を隠してしまったのだ。
 
 少し考えればすぐわかるように、輸入品が増えることによって国内の農畜産物が大打撃を受けることは明々白々で、廃業に追い込まれる生産者は続出するだろう。となれば、食料自給率も低下するのは必然だ。日本の食料自給率は2015年のデータでもカロリーベースで39%と主要先進国のなかでも最低水準なのだが、農林水産省は2010年の試算でTPPが発効されれば食料自給率は14%に低下すると発表している。それでなくても命に直結する食を海外に依存している状態であるのに、もしも気候変動で農作物が凶作となり輸入がストップしても、そのとき国内に広がっているのは生産者のいない荒廃した農地だけだ。
 それだけではない。アメリカなどでは牛肉や豚肉、鶏肉などに発がん性リスクが懸念されている成長ホルモン剤を使っており、食肉だけではなく牛乳などの乳製品にも健康リスクへの不安は高まる。くわえて心配なのが、遺伝子組み換え食品の問題だ。前述した山田氏は〈TPP協定では、何とこれらの遺伝子組み換え鮭など数多くの遺伝子組み換え食品を安全なものとして、域内での自由な貿易を前提にさまざまな規定が置かれている〉と指摘し、現行では遺伝子組み換え食品には表示がなされているが、これもTPP協定下ではできなくなってしまう可能性にも言及。そればかりか、「国産」「産地」といった表示もできなくなる可能性すらあるのだという。
 
 しかし、こうした問題点は氷山の一角にすぎない。TPPをめぐる問題は、挙げ出せばキリがないほど多岐にわたる。たとえば、山田氏が前掲書で提起している問題を一部だけ取り出しても、この通りだ。
・リンゴやミカンなどの果樹農家が打撃を受け、水産業・関連産業で500億円の生産額減少
・残留農薬や食品添加物などの安全基準が大幅に下がる
・薬の臨床試験や検査が大幅にカット。また、ジェネリック薬品が作れなくなる可能性
・医薬品はさらに高額となり、タミフル1錠7万円のアメリカ並みかそれ以上に
・健康保険料が現在の2〜3倍になり、国民皆保険も解体される可能性
・パロディなどの二次創作物が特許権に反するとして巨額の損害賠償を求められるように
・政府はプロバイダを規制できるようになるため「知る権利」「表現の自由」が大きく損なわれる
・外国企業から訴えられるために最低賃金引き上げができなくなる
 
 そして、最大の問題が、「ISD条項(投資家対国家間の紛争解決条項)」だ。前述した遺伝子組み換えの食品表示などもISD条項が問題の根本にあるが、それはISD条項が企業などの投資家を守るためのものであるためだ。しかも、国内法ではなく国際仲裁機関が判断を下すISD条項は、〈最高裁判所の判決よりも、ワシントンD.C.の世界銀行にある仲裁判断の決定が効力を生じることになっている〉(前掲書より)。これは日本国憲法76条第1項「すべて司法権は、最高裁判所及び法律の定めるところにより設置する下級裁判所に属する」に反することになる。さらに〈私たちに憲法上保障されている基本的人権もTPP協定によって損なわれていくことになる。憲法25条は「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」とあるが、TPPでは貧富の格差がさらに拡大して、金持ちでないと医療も受けられず、安全な食料も手に入らなくなってくる〉のだ。
 昨年、来日したノーベル経済学者のジョセフ・E・スティグリッツ教授は「ISD条項で日本国の主権が損なわれる」と指摘したというが、この言葉通り、TPPはわたしたちのいまの生活を悪化させるだけでなく、憲法という根底さえも崩す。そう、「TPPは、グローバル企業のロビイストたちが書き上げた世界の富を支配しようとする管理貿易協定」(スティグリッツ教授)でしかないのだ。
 
 このような問題点は国会でも野党が追及、参考人質疑でも専門家から厳しく指摘がなされたが、安倍首相は「TPP協定には、わが国の食品の安全を脅かすルールは一切ない」などと大嘘をつくだけで、同じように山本有二農水相も石原伸晃TPP担当相も納得のいく具体的な説明を一切行っていない。情報開示を求められた交渉記録さえ、いまだ黒塗りのままだ。
 
 国民からあらゆるリスクを隠蔽し法案を強行採決する──特定秘密保護法や安保法制でも安倍首相のそのやり口を見てきたが、またしても同じことが、いままさに繰り返されようとしているのである。(野尻民夫)

米大統領選 トランプ当選の可能性

 日本では米大統領選はヒラリーが大差で有利ということで報じられていますが、トランプの支持率はヒラリーよりも1ポイント低いだけのようです。
 重要な州であるフロリダ州では、ヒラリーに対するFBIの捜査が報じられた28日以前の段階で、トランプの支持率が46%でヒラリーの42%を上回っていたということです。
 
 トランプは型破りなところがあるようですが、もしも日本で広まっているようなマイナス面だけの人間であるならこのように善戦出来ている筈はありません。
 トランプが大統領になれば米国がTPPを批准する惧れはなくなります。
 そうなれば日本が米国のグローバル企業の餌食になることも避けられます。
 ブログ:日々雑感とAFPニュースを紹介します。
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米国大統領選の事態の深刻さに、やっと日本のマスメディアは気付いたようだ
日々雑感 2016年10月31日
<米大統領選の共和党候補者トランプ氏が、民主党候補クリントン氏を猛追している。米大手紙ワシントンポストとABCテレビが10月30日に発表した民間世論調査によると、トランプ氏の支持率は45%で、クリントン氏(46%)に1%差にまで迫った。
 
 2人の支持率は、10月23日の段階で12%開いていた。しかし、トランプ氏が6日間で猛追。投開票日の11月8日にトランプ氏が逆転する可能性も見えてきた。トランプ氏が急追している要因の一つが、クリントン氏の私用メール問題だ。FBIが再捜査することを明らかにした。
. 2人の支持率は1%まで縮まった。世論調査は、この問題の影響についても質問した。クリントン氏に投票する可能性について、63%が変わらないと回答した。34%が「投票する可能性が減った」と答えた。
 
ABCニュースは、有権者のうち約6割が『クリントンが勝利する』と予想している現状を分析。勝負が決まったと判断したクリントン支持者が「投票に参加しない可能性がある」として、クリントン陣営のリスクを指摘した>(以上「BuzzFeed Japan」より引用)
 
 米国ではABCなど全国ネットワークは依然としてヒラリー氏を推しているが、その差は1ポイントまで縮まったとしている。しかし終始一貫自由な報道をしているFOXなどは一貫してトランプ氏有利を報じている。
 米国も大マスメディアは巨大資本が支配しているため、巨大資本はヒラリー氏を応援しているため当初からヒラリー氏有利の世論誘導をしていた。しかし実際は国民主権を訴え続けているトランプ氏が優勢に大統領選を続けていた。
 
 ここに来て、ヒラリー氏の優勢報道は破綻して、トランプ氏優勢を報じなければならない事態に到った。それはヒラリー氏の公的メールを私的に使用した新たな証拠がFBIに握られ、FBIが新しい疑惑に関して捜査することになったからだ。
 ヒラリー氏は追い詰められている。そのため心底ヒラリー氏を嫌っているオバマ大統領夫人までヒラリー氏の応援演説に駆け付けた。それほどまでヒラリー陣営は追い詰められている。
 
 日本のマスメディアは米国の支配下にあるため、そうした本当の米国の姿はなかなか伝わらない。日本国民は日本のマスメディアに騙されている。戦前・戦中の大本営発表から日本のマスメディアは少しも進歩していない。なんという情けないマスメディアに日本国民は耳を傾け続けているのだろうか。
 
 
米大統領選、トランプ氏がクリントン氏に肉薄 フロリダでは逆転  
AFP通信 2016年10月31日
【10月31日 AFP】米大統領選を9日後に控えた30日に公表された世論調査で、共和党候補のドナルド・トランプ(Donald Trump)氏(70)が民主党候補のヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)氏(69)を急速に追い上げていることが分かった。激戦州の一つフロリダ(Florida)州では、トランプ氏の支持率がクリントン氏を逆転した。クリントン氏をめぐっては米連邦捜査局(FBI)が国務長官在任中に公務で私用メールを使った問題の捜査を再開し、波紋が広がっている。
 
 米ABCニュース(ABC News)と米紙ワシントン・ポスト(Washington Post)による最新の共同世論調査では、候補4人を対象とした支持率でクリントン氏の46%に対してトランプ氏45%と、クリントン氏のリードがわずか1ポイントにまで縮まった。
 またトランプ氏が大統領選を制するには絶対に負けられない州であるフロリダ州では、米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)とシエナ大学研究所(Siena College Research Institute)の共同世論調査でトランプ氏の支持率が46%と、クリントン氏の42%を上回った。前回はクリントン氏が1ポイントリードしていた。
 トランプ氏は「われわれは多くの世論調査でリードしている。しかも、多くは(クリントン氏に対する)犯罪捜査が発表された金曜日(28日)に先立って実施されたものだ」とツイッター(Twitter)に投稿した。
 
 一方のクリントン氏は30日、フロリダ州で支持拡大に向けて2日目の遊説を実施。前日にはマイアミ(Miami)で、私用メール問題をめぐり疑いのある新たなメールが見つかったとしてFBIが調査を再開したことに「非常に迷惑だ」と反発している。
 米政治情報サイト「リアルクリア・ポリティクス(RealClearPolitics)」による全米を対象とした最新の世論調査では、クリントン氏の支持率がトランプ氏を平均3.4ポイントリードしている。 (c)AFP/Jennie MATTHEW

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