20日(13:30~15:30)に、湯沢公民館3階で「新春平和の集い」が開かれました。
集いには江戸里神楽を舞っていただいた山口節子さんを含めて13人が出席しました。
◇基調報告
はじめに代表世話人の笛木さんから、年末の衆院選の結果を踏まえた「新しい情勢」に関する基調報告がありました。
概要は以下のとおりです。
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(レジュメより抜粋)
新しい情勢のもと心新たに
1 総選挙での自民「圧勝」で強まり見せる9条改憲の動き
(1) 第46回総選挙の結果概要
自民党が衆院の単独過半数、与党で衆院の2/3以上
当選者の9割が改憲賛成、8割が集団的自衛権行使容認
(2) 第2次安倍内閣がやろうとしていること
①
解釈改憲の総仕上げ ― 集団的自衛権行使の容認
国家安全保障基本法の制定
日米防衛協力のための指針(ガイドライン)の改定
②
明文改憲の具体化
96条(衆参各院2/3以上の賛成で発議)
今夏の参院選で2/3の確保
その他
村山談話・河野談話の見直し
教育再生への取り組み
人権の制約(国家・社会を支える責務)
(3) 第2次安倍内閣の改憲への本気度と「改憲連合」の危険性
①
改憲推進内閣
13人が「日本会議議連」、8人が「新憲法制定議員同盟」、「創生日本」
②
日本維新の会、みんなの党 = 積極的な改憲推進
2 総選挙結果の実像をつかむ
― 民意を反映していない「虚構の多数」
(1) 得票率と議席占有率の異常な乖離(「民意の反映」を歪める小選挙区制の下で)
(小選挙区では43%の得票率で79%の議席)
対有権者得票率は 比例区で15%、小選挙区で24%で 61%の議席
(2) 6割を切った戦後最低の得票率(59.32%)
“民意の行き場”を奪ったマスメディアの否定的役割
3 展望はここに
― 「改憲ノ―」・「9条守れ!」が国民多数の声
多数であっても「虚構」はやはり虚構―そこに改憲勢力の矛盾と弱点がある!
朝日・毎日新聞世論調査では、9条改定に反対する声 53%~52%
(添付資料①~⑤
は省略)
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報告は、こうした新しい情勢のもと「9条の会」・「平和の輪」の役割はますます重要性を増しているので、心新たに、油断せず、恐れず、展望と確信を持って意気高く! 進みましょう
と結ばれました。
◇江戸里神楽の舞
そのあと、山口さんからオカメの面をつけた「江戸里神楽」を舞っていただきました。
舞いのあとで山口さんから、本来は秋の収穫を終えた時期に田や畑の傍の空き地に車座になって舞うもので、座敷で舞うような上品なものではいけないのだと解説がありましたが、とても上品で優雅な踊りに見えました。勿論オカメの持つユーモラスさもありました。
みなさんは大変に感動して、舞いのあとにはいろいろ質問が相次ぎました。
オカメの他にヒョットコの舞いもあって、山口さんは当初は二人で舞う予定だったのですが、相手になる人がOKしなかったので オカメ1人の舞いになったということでした。その点は惜しいことをしました。
◇茶話会
茶話会では色々な感想・意見・希望が出されました。
以下に主なものを列挙します。
・マスメディアの偏向に対しては単に静観しているのではなく、その都度多くの個人から放送局や新聞社に抗議のFAXを入れることをシステム化するのが大事ではないか
・広島・長崎の平和集会に中学生の代表を派遣する件は一度町の教育長に断られているが、派遣費用をカンパで集めるなどの行動をしながら再考を求めることを続けてはどうか
・山口さんに江戸里神楽を正式に習ってから例えば秋の収穫祭に会で披露したら、アッピールするのではないか
・町の各所に小水力発電装置を取り付けるという構想があるようだが、町として取り組めるものを探してタイアップしていくという進め方もある
・これまでも努力はされてきたようだが高校生の参加がないのはやはり寂しい
山口さんから5月18日に澤地久枝さんを招いて行う集会(代々木青少年センター)の紹介もありました。
◇くじ引き大会
会の最後に小宮山さんが密かに準備して来た「くじ引き大会(外れなし)」が行われ、出席された全員に豪華賞品が渡りました。(^○^)