2026年7月16日木曜日

妄想に取り憑かれたトランプにとって、またもや刺激的な一週間になった

「マスコミに載らない海外・・・」の掲題の記事を紹介します。
 ここで述べられているトランプの滅茶苦茶ぶりはあまりにも酷くて、「刺激的な」などと形容されることに違和感があるほどです。
 ひと頃 世の中は徐々に良い方向に向かっているのでは などと漠然と考えていた時期もありましたが、それは飛んだ「世迷いごと」でした。
 そういえば滅茶苦茶なトップは日本にもいたのでした。
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妄想に取り憑かれたトランプにとって、またもや刺激的な一週間になった
             マスコミに載らない海外記事 2026年7月15日
イランが彼を殺害しようとしているという偽情報をイスラエルが流している。
                 フィリップ・ジラルディ 2026年7月12日
                        The Unz Review
 ドナルド・J・トランプが大統領であることの良い点は、普段信じられないほど愚かなことを彼が言ったりやったりするため、思わず微笑んだり、大笑いしたりしたくなることだ。だが残念ながら、その楽しさはすぐに消え去る。その狂気じみた行為がホワイトハウスやワシントンD.C.の大部分を破壊しているだけでなく、本来脅威ではない敵国との戦争に巻き込まれ、何兆ドルもの税金を浪費し、アメリカに甚大な損害を与え、更にイランで今起きているように、世界の多くの地域を破滅させる可能性がある経済的・政治的大惨事を引き起こしていることを思い出すためだ。

 先週、トランプ大統領は、イスラエル情報源に基づく「諜報」として、イランが自分を暗殺しようとしていると主張し、イランに対して、いつものように激しい非難を浴びせた。イランは、ホルムズ海峡周辺での戦闘再開後、既にトランプ大統領特有の「交渉の芸術」の標的となっており、大統領がイラン指導部を「クズ」と呼んだことがその最たる例だ。権力を持つ普通の人間なら、破滅的事態に陥る可能性のある紛争から抜け出す方法を見つけるために、いつブレーキをかけるべきか知っているはずだが、それはトランプ大統領のやり方ではない。
 トランプは暗殺説を無視し、そこで発言を止めるべきだった。イスラエルから出てくる情報は全て嘘だと認識すべきだったのだ。この場合、それはアメリカ・イラン間の第二段階の武力衝突を引き起こすための嘘で、まさにベンヤミン・ネタニヤフ首相が望んでいることだった。では、ドナルドはどう反応したのか? 彼は、もし自分がイランに殺されたら、ペルシャ人にとって壊滅的結果になると激しく非難したが、正確には、そうは言わなかった。トランプにとって、自身の「取り引きの芸術」というたわ言がうまくいかない場合には、常に敵対国を徹底的に破壊すると非合理的に脅迫する必要があるのだ。

 いずれにせよ、トランプは金曜日に自身のTruth Socialに「1000発のミサイルが装填され、イラン・イスラム共和国に向けられていること。イラン政府が、世界各地で表明した脅迫、すなわち現職アメリカ大統領(この場合は私)を暗殺する、あるいは暗殺しようとする脅迫を実行に移した場合、更に数千発直ちに発射される。命令は既に出されており、米軍は一年(延長の可能性あり)にわたり、イラン全土を完全に壊滅させる準備と意思と能力を備えている。アッラーに栄光あれ!」と書き込んだ。
 ロン・ポールのウェブサイトで、もう一つ、トランプの狂った例をカート・ニンモがメッセージで指摘している。彼は次のように述べている。「当然ながら、ME』は大文字で書かれている。なぜなら、ドナルド・トランプは、彼と、益々縮小しつつある彼のMAGA支持者連中にとって、アルファでありオメガであり、道徳と誠実さの全てだからだ。イラン最高指導者に対してマフィア風暗殺を実行した後の、自分が暗殺されるかもしれないという考え自体、露骨に悪質な行為だ。」

 対イラン攻撃に用いるべき兵器を米軍が使い果たしつつあることは広く知られているが、トランプ大統領はいつも通り、自身の攻撃能力の有効性に関し煙幕を張っているだけかもしれない。そしてもちろん、トランプ大統領にありがちなことだが、言い間違いを交えながら誇張表現が用いられる。彼は「イラン全土を壊滅させ、破壊する」と言っているが、イランのような広大で人口の多い国を標的にする場合、相当な防衛・攻撃インフラを備えていることを考えると、それは彼の能力を超えている可能性がある事実を無視している。また彼が脅迫で頻繁に使う「decimate 壊滅させる」という単語の意味をトランプ大統領は理解していないようだ。これはラテン語で「10人に1人」を意味し、ローマ軍で戦闘部隊が戦闘で効果的に戦えなかった場合に使われた。10人に1人、無作為に選ばれて処刑され、残りの兵士を鼓舞して今後の戦闘に備えさせたのだ。つまり、トランプ大統領は失敗した兵士を処刑するつもりなのか、それとも戦争犯罪にあたる行為で、捕虜にしたイラン人を殺害するつもりなのだろうか。ドナルド、一体どういうつもりだ?

 最近再び話題になっているトランプに関するもう一つの逸話は、ホワイトハウスに関するものだ。彼はホワイトハウスを金箔で飾り立てる一方、少しずつ破壊しており、それが納税者の税金で支えられている政府の建物で、在任中の一時的な住居だという認識が全くないようだ。ホワイトハウスを「国民の家」と呼ぶ人もいるが、ケネディ・センターや平和研究所や、アメリカで最も不人気な大統領の名を冠した不要なゴルフ・コース建設のために破壊されているポトマック川沿いの古木桜同様、ホワイトハウスもトランプの所有物ではない。リンカーン記念堂からアーリントン国立墓地への眺望を遮るためトランプが建設している巨大「トランプ」凱旋門には触れないでおこう。そう、失念していたが、1968年に私のような他の全員が、大学卒業後、ベトナム戦争への徴兵対象になっていたにもかかわらず、彼は「骨棘(?)」があったおかげで、軍に服務して国に尽くせなかったにもかかわらず、軍事的功績に対して授与される議会名誉勲章をもらうべきだと、ドナルド・トランプは何度か言及していた!

 だが、ホワイトハウスの話に戻ろう。大統領は、特に印象づけたいと願う尊敬すべき訪問者に対して、特定の部屋案内する習慣があると報じられている。この行動を「常軌を逸している」と評したある証言によると、約一年前、トランプ大統領はドイツのフリードリヒ・メルツ首相をホワイトハウスに招き、大統領自身の執務室にある決議デスクの右側のドアから入る小さな部屋、いわゆる「ルインスキー・ルーム」に案内した。詳しい説明が必要な訪問者に、トランプ大統領はニヤニヤしながら案内役を務め、この小さな部屋は1990年代にホワイトハウスのインターンだったモニカ・ルインスキーがビル・クリントン大統領にオーラル・セックスをした場所だと説明した。トランプ大統領は、客に「ここはビルとモニカが…」と語っていたと伝えられている。
 現在ルインスキーの部屋はドナルド・トランプとMAGAの記念品を販売する部屋になっており、棚にはトランプの帽子や、「世界で最も権力がある男」からの贈り物として大統領が訪問者に勧める品々が並んでいる。トランプお気に入りのフローシャイムの礼装用靴箱もあり、トランプは自分で履くだけでなく、春には閣僚数名にも贈った。彼らは、トランプが任命した全員、どんなに奇妙な状況でも、大統領の「天才」に従うよう期待されているのと同様、気に入らなくても履かなければならないらしい。トランプがドイツのメルツ首相に自分とMAGAの記念品で一杯の秘密の部屋を見せた後、トランプは「好きなものを何でも選んていい」と言ったと報じられている。そしてメルツ首相とドイツ代表団の役人連中に、彼らの妻たちが、いつかこれらの品々を「数千ドル」で売って大金持ちになれるとトランプは自慢した。

 最後に、今週初めの出来事を振り返ってみよう。最近ドナルド・J・トランプ大統領は、トルコのアンカラで開催されたNATO会議に出席し、ワシントンが始めるあらゆる戦争を支援するために同盟は存在しててると主張して緊密な同盟諸国を遠ざけてしまった。NATOは脅威を与えない外国との戦争を想定して創設者たちが設立した防衛同盟でないのを彼は理解していないようだ。またトランプ大統領は、デンマーク領グリーンランド併合に関し支離滅裂な発言を繰り返し、カナダ国境を再調整したがっているとも報じられている。

 更に、トランプは、イスラエルと、そのアメリカ国内ロビー、特にミリアム・アデルソンなどのユダヤ系億万長者に依然操られており、トランプと息子たちがインサイダー取り引きで名声を得る資金源になっている腐敗行為に連中は資金提供している。トランプはベンヤミン・ネタニヤフ首相の意向に従い、壊滅的な対イラン戦争も再開するだろう。実際、トランプは既にイラン爆撃を強化している。そして今、イスラエルによるレバノンのヒズボラ壊滅を「支援」するため、アメリカが部隊を準備しているという未確認情報も出ている。イスラエルがガザ地区を制圧し、シリアのダマスカス郊外へ勢力拡大を完了した後、レバノンは次のユダヤ国家の征服地になる。そして、必然的に、イランなどに対する核兵器使用が、イスラエルとアメリカの戦略に盛り込まれつつあるという憶測も出ている。これから一体何が起きるのか楽しみでならない!

 フィリップ・M・ジラルディ博士は、中東におけるより国益に基づくアメリカ外交政策を追求する、501(c)3条に基づく税控除対象教育財団(連邦ID番号#52-1739023)国家利益評議会事務局長。ウェブサイトはhttps://councilforthenationalinterest.orgの住所は PO Box 2157, Purcellville VA 20134で、メールアドレスはinform@cnionline.org。

記事原文のurl:https://www.unz.com/pgiraldi/a-delusional-trump-has-another-exciting-week/