31日午後2時から三条市で植草一秀氏の講演会が開かれます(主催:高橋清隆氏 なお参加は予約制です)。
講演に関連して植草氏が掲題の記事を出しましたので紹介します。
ここでは、明治維新政府の初代司法卿として司法制度確立に最大の貢献をした人物でありながら、征韓論に関する閣内論争と分裂、その後の佐賀の乱への関与のかどで、新政府のもう一方の長州勢力の巨魁である大久保利通によって惨殺された「江藤新平」について語られ、それが後年 国権にとって邪魔な存在を排除するために警察権力を全面的に活用することにつながったと述べています。
植草氏自身が、小泉・竹中政権時代に でっち上げられた犠牲者の一人です。
追記)三条講演会の概要については下記を参照願います。
(9月10日)植草事件の『知られざる真実』/謀略で沖縄知事選歪めるな
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冤罪の泣き寝入りはできない
植草一秀の「知られざる真実」 2026年10月30日
10月31日土曜日午後2時から新潟県三条市で開かれる講演会に出席させていただく。
https://x.gd/7Rlnr 精力的な文筆活動を展開される高橋清隆氏の主催。
高橋氏は私の冤罪事件について一貫して正しい理解を示され、真相解明に向けて尽力くださってきた方。深く感謝を申し上げている。
私は巻き込まれた冤罪事件について語る。もう古い事件になった。
個人的には不条理な攻撃に晒され深く傷つけられた事案。心的外傷後ストレス障害に苦しめされてきたと言ってよい。人の世は理不尽と不条理に満ち溢れている。
大きな不条理に直面したことをこの世の不条理を学ぶ機会を与えられたものだと理解してきた。しかし、事案によって人間としての尊厳が傷つけられたことは紛れもない事実。
それが卑劣な冤罪によってもたらされたものである以上、泣き寝入りすることは適切ではないと考える。
この間、20年近くの歳月にわたり、再審請求の活動を継続してきた。
卑劣な冤罪の真相を明らかにすることは依然として重要であると考える。
改めて事件の全貌を公表して冤罪の真実を明らかにしたいと考えている。
この間、多くの方々が私の説明に耳を傾け、理解し、支援くださってきた。
「雨天の友」という言葉を深くかみしめてきた。
それでも、事件の全貌について十分な説明ができてきたわけではない。事件の全貌が明らかになったことを受けて、改めて冤罪の真実を広く周知させてゆきたいと考えている。
弁護士の後藤昌次郎氏が次の言葉を遺された。
「国家にしかできない犯罪、それは戦争と冤罪」。
明治維新の功労者のなかに識見の優れた偉人が存在した。江藤新平である。明治維新の巨魁は江藤新平と大久保利通だった。
江藤は初代司法卿として日本の司法制度確立に最大の貢献をした人物である。江藤は人権尊重の思想を有していた。その視点から冤罪の防止に心血を注いだ。同時に明治新政府の金権腐敗に果敢に立ち向かった。明治新政府は金権腐敗の後進政府だった。
その金権腐敗明治政府の金権腐敗事件に厳しく斬り込んだのが江藤新平。
金権腐敗の中心だった長州勢力にとって江藤は煙たい存在だった。
その江藤が征韓論に関する閣内論争と分裂、その後の佐賀の乱への関与のかどで大久保利通に惨殺された。
江藤は江藤が創設した明治日本の新しい裁判制度での裁判を受ける権利を有しながら、全権を掌握した大久保によって江戸刑法を用いた斬首・梟首の獄門刑に処せられた。
時代を分かつ出来事が明治六年政変だった。
日本が「江藤の日本」になるか「大久保の日本」になるかの分岐点だった。
このとき日本が「江藤の日本」になっていたなら、その後の日本史はまったく異なるものになったに違いない。
人権尊重の江藤に対して大久保は国権主義だった。国権のためには人権を犠牲にして構わないとの立場。
大久保の国権重視・人権無視の刑事司法行政のDNAが現在まで引き継がれている。
大久保は内務卿として内務省を掌握。この内務省が国政全般にわたる実権を掌握するとともに、司法省にあった警保寮を内務省に移管。内務省が警察権限を掌握することになった。
後年、その内務省に特別高等警察=特高が創設された。
特高の任務は国家権力に有害な人物を排除することである。国権にとって邪魔な存在を排除する。そのために警察権力を全面的に活用することが実践されてきた。
冤罪はこの世に存在する犯罪のなかでもっとも卑劣で残虐な犯罪である。私は「魂の殺人」と呼んでいる。
国家権力に不都合な人物を排除するための冤罪が存在することを知っておかねばならない。
そして、重要なことは、冤罪を創作することが可能な「環境」を保持することが最重視され続けてきたことである。
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「湯の町湯沢平和の輪」は、2004年6月10日に井上 ひさし氏、梅原 猛氏、大江 健三郎氏ら9人からの「『九条の会』アピール」を受けて組織された、新潟県南魚沼郡湯沢町版の「九条の会」です。