自民党が19日の党大会を前に党本部で開いた憲法改正のシンポジウムで、高市政調会長は、「憲法改正に向けて自民党としても強い決意で取り組まなければならない。安倍内閣で改正できなければ、いつできるのかという危機感を持っている」と述べました。
この千載一遇のチャンスを生かしてという妄執の伝わる話で、もはや彼らには憲法に謳われている憲法擁護尊重義務などは眼中にないようです。
そして同じシンポジウムで、憲法「改正」にあたっては10項目以上の改正が必要なので、細切れにして国民投票に掛けることになるという報告もされました。これ一つをとっても、現行の憲法を根幹からひっくり返そうとする「改正」であることが分かります。
今後自民党は憲法を巡る対話集会を各地で開き、党の憲法改正草案の内容を説明し国民に理解を求めるといいます。恐るべき本気度です。
改憲阻止の闘いはこれからが本番です
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高市政調会長「憲法改正の実現を」
NHK NEWS WEB 2014年1月18日
自民党の高市政務調査会長は、党主催の憲法改正に向けたシンポジウムで、「安倍内閣で憲法改正ができなければ、いつできるのか」と述べ、安倍内閣の下で憲法改正を実現することに強い意欲を示しました。
自民党は19日の党大会を前に、党本部で憲法改正の実現をテーマにしたシンポジウムを開きました。
この中で、高市政務調査会長は、「安倍総理大臣は、年頭の記者会見でも、憲法改正に向けて強い姿勢を示していて、自民党としても強い決意で取り組まなければならない。安倍内閣で改正できなければ、いつできるのかという危機感を持っている」と述べ、安倍内閣の下で憲法改正を実現することに強い意欲を示しました。
また、保利・憲法改正推進本部長は、憲法改正の具体的な道筋について、「10項目以上の改正が必要だと考えているが、すべてを一度に国民投票にかけると、国民が十分にそしゃくできない場合もある。国民の理解を得やすい項目から、こま切れで進めていくことになる」と述べました。
自民党は、憲法改正に向けた機運を高めるため、今後、全国各地で、憲法を巡る対話集会を開き、党の憲法改正草案の内容を説明して、国民に理解を求めていく方針です。