2014年1月23日木曜日

新成人に憲法豆本を手渡す 栃木市 九条の会 

 湯沢町では「湯沢平和の輪(湯沢9条の会)」が町に申し入れをして、一昨年から新成人に町から憲法のリーフレットを渡して頂いています。
 成人して選挙権を持ち、すべての面で大人の仲間入りをする門出の記念に、敗戦を機に平和に生きることを誓って制定した平和憲法についての資料を贈るのは、時宜に適うものと思われます。
 
 栃木市の「太平山麓九条の会」昨年から憲法の大切さを訴える豆本をつくり、成人式で配る活動を始め、今年も市内各地区で開かれた成人式で、新成人や保護者ら約千二百人に手渡しました
 昨年、京都府木津川市の「木津九条の会」が憲法の豆本をつくって新成人に配っていることを知ったのがきっかけでした
 
 贈り物にこめられた平和への願いはきっと新成人たちの心に伝わることでしょう。
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新成人に手渡した 憲法豆本 栃木市の「太平山麓九条の会」
東京新聞 2014年1月23日
 栃木市の市民グループ「太平山麓九条の会」が、憲法の大切さを訴える豆本をつくり、成人式で配る活動を続けている。今年も十二日に市内で開かれた栃木、太平、都賀各地区の成人式で、新成人や保護者ら約千二百人に手渡した。 (稲垣太郎)
 豆本は縦十センチ、横七センチほどの大きさで、八ページ。文章やイラスト、写真を印刷したA4サイズの紙を折ったりして製作した。
 「成人、おめでとう。」の文字で始まり、新成人が選挙権を持つことや憲法九条の意義を、分かりやすいように平易な言葉で説き、九条を世界に広げてほしいと伝えている。
 
 昨年一月、京都府木津川市の「木津九条の会」が憲法の豆本をつくって新成人に配っていることを知ったのがきっかけ。
 太平山麓九条の会事務局の大原悦子さん(68)は「豆本だと、ビラのようにすぐに捨てられないだろうし、後でゆっくり読んでくれるかもしれない」と直感。ほかの事務局スタッフも「自分たちもやろう」と賛同した。
 木津九条の会が、豆本の原本に太平山麓九条の会の名前を入れたファイルを、メールで送信。それを豆本に仕上げ、昨年の成人式で初めて配った。
 
 二回目となった今年は、昨年十二月に成立した特定秘密保護法に触れ、「私たちの目や耳や口をふさごうとする『特定秘密保護法』ができても、(憲法二一条が規定する)これらの権利や自由を手放してはいけないんだ」というメッセージも盛り込んだ。
 成人式での憲法豆本の配布は今後も続けていく方針。事務局の大森八重子さん(67)は特定秘密保護法についても「認められないので、廃止に向けた運動を、もっと広範な人たちと手を結んでやっていきたい」と話した。