何故か常に薄ら笑いを浮かべている米国のトップは、昨年10月7日から開始されたイスラエルの大虐殺を擁護し支援することで世界の良識人から非難されています。正しい理性を持っているのでしょうか。
米国の若者のなかでイスラエルを擁護し続けるバイデン米政権に怒りが広がっています。
ワシントンで13日に開かれた即時停戦を求める集会には全米から多くの若者が集まり、パイデン政権の姿勢を批判しました。北東部ボストンからバスで来た女性は、「ガザの人たちは私たちと同じ人聞なのに、あんなひどい目にあわされて･･･」と涙で声を詰まらせました。
停戦を求める米議会の若手スタッフらは集会で、「みなさんの抗議が功を奏して流れを変えつつあります。力を合わせれば政府の姿勢を変えられます」と訴えました。
また12月半ばにニューヨーク・タイムズ紙が発表した世論調査では、米国の18～29歳の若者の約７割が、また30～64歳の年齢層では約6割がイスラエルによるガザに対する軍事作戦の中止を求めており 逆に「賛成」としているのは26～30％でした。
世界中の良心的な人たちの間で米英の道義的価値が地に堕ちている中で、米国の若者たちが健全な感覚を持っているのは救いです。
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米若者の怒り広がる イスラエル擁護の政権に批判
しんぶん赤旗 2024年1月19日
【ワシントン＝島田峰隆」パレスチナのガザを軍事侵攻するイスラエルを擁護し続けるバイデン米政権に若者の怒りが広がっています。首都ワシントンで13日に開かれた即時停戦を求める集会には全米から多くの若者が集まり、パイデン政権の姿勢を批判しました。
「国連総会では１５３カ国が停戦決議に賛成した。米国民の過半数が停戦を支持している。この声を聞けないのならホワイトハウスから出ていけ」
主催者団体の一人が壇上から訴えると集会参加者は「ジェノサイド（集団殺害）のジョー（・バイデン）」 「いますぐ停戦を」というコールを一斉に繰り返しました。パレスチナの旗やプラカードを振る人の多くが10～30代の若者です。
北東部ボストンからバスで来たアレイナ・ディーナーさん（28）は「ガザの人たちを見ていると居ても立ってもいられません。私たちと同じ人聞なのに、あんなひどい目にあわされて･･･」と涙で声を詰まらせました。
一方でディーナーさんは 「それでも励まされるのは米国で世論が変わってきたことです。若者はＳＮＳを通じて軍事侵攻の実態を良く知っています。米政府が続けてきたイスラエル支援は問題だと話題になっています」と語ります。
停戦を求める米議会の若手スタッフらが登壇し、連邦議員の事務所や政権のスタッフの間で声を上げ始める人が相次いでいると紹介。「みなさんの抗議が功を奏して流れを変えつつあります。力を合わせれば政府の姿勢を変えられます」と訴えました。
バイデン政権に抗議して国務省を退職したジョシュ・ポール氏は、政権スタッフ８００人以上が署名したという停戦を求める声明を読み上げました。
集会でよく聞かれたのが 「ジェノサイドを支持する大統領や議員にはもう投票しない」という声です。４年前の大統領選では若者の支持がバイデン氏勝利の決め手の一つになりました。今年の大統領選で再選を目指すバイデン氏には厳しい目が向けられています。
中西部インディアナ州から来た大学生（20）は「ガザを見て何もしないわけにはいきません。大統領選で若者の怒りを示したい」と話していました。
米若者７割｢軍事作戦中止を｣
しんぶん赤旗 2024年1月19日
【ワシン,トン＝島田峰隆】昨年12月半ばにニューヨーク・タイムズ紙が発表した世論調査では、米国の18～29歳の若者の約７割がイスラエルによるガザに対する軍事作戦の中止を求めています。 65歳以上と対照的です。
米国の若者がイスラエルに批判的になっている背景について、
▽子どものころに2000年の第２次インティファーダ（対イスラエル民衆蜂起〉以降
のイスラエルによる度重なる軍事侵攻のニュースに触れた
▽米国内で人種差別への抗議行動が盛り上がるなかで抑圧者とたたかう人への共感が広
がっている
▽大手メディアではなくＳＮＳを通じてガザの情報を直接得ている
－ことなどが指摘されています。
イスラエル・パレスチナ紛争へのバイデン政権の対応
| 年 代 | 18～29歳 | 30～44歳 | 45～65歳 | 65歳以上 |
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| 悪 い | 72% | 61% | 61% | 40% |
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| 良 い | 20% | 26% | 30% | 52% |
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| その他 | 8% | 13% | 9% | 8% |
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