「ガザ連帯グローバル行動デー」の13日、都心では午後2時から新宿で「パレスチナ連帯・国際アクション 即時停戦!」が、また4時半からイスラエル大使館前で「パレスチナ連帯・国際行動 イスラエルは虐殺やめろ!即時停戦!1・13イスラエル大使館前行動」が行われ、パレスチナ人をはじめ外国人も沢山参加しました。
「レイバーネット日本」と「田中龍作ジャーナル」の2つの記事を紹介します。
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在日パレスチナ人から必死の訴え!〜「ガザ連帯グローバル行動デー」に参加して
小泉雅英 レイバーネット日本 2024-01-13
小泉雅英
1月13日、英国のパレスチナ連帯キャンペーンなどの呼びかけで、「ガザ連帯グローバル行動デー」として、日本でも各地で抗議行動が行われたが、東京での二つの行動に参加した。
まず午後2時から新宿で、「パレスチナ連帯・国際アクション 即時停戦!Stop Genocide In GAZA Now!」(呼びけ:BDS Tokyo)があった。駅を出て階段を降りる所から、日本語と英語で、アピールする声が聞こえ、すぐ下の小さな広場に、大勢の人々が集まり、パレスチナの旗が風にはためくのが見えた。予想以上に、外国人の姿が多い。しかも、親子連れも何組も見かけた。
この集会では、パレスチナ人も何人も発言した。南アフリカ共和国による、国際司法裁判所(ICJ)への提訴、ジェノサイド裁判についても、支持と連帯が呼びかけられた。雨が降り始めたが、最後に、武器取引反対ネットワーク(NJAT)の杉原浩司さんから、死の商人企業、エルビットシステムズ(イスラエル)と取り引きする日本エアークラフトサプライと伊藤忠アビエーションへの抗議行動が提起された。
その後、小雨の中を麹町に向かい、4時半からの「パレスチナ連帯・国際行動 イスラエルは虐殺やめろ!即時停戦!1・13イスラエル大使館前行動」(呼びかけ:パレスチナに平和を!緊急行動)に合流した。ここでも、在日パレスチナ人から、現地の状況についてなど、文字通り必死の訴えがなされた。その後、何人か発言があり、冷たい雨と風の中で、 Free! Free! Palestine!のスローガンが、気持ちを込めて、何度も訴えられた。
今回のイスラエルによるガザ虐殺は、植民地主義と人種差別(民族排外)主義の極地であり、日本人にとっても、無関係ではない。昨年10・7のパレスチナの人々による、満を持した闘いの衝撃が、長く歴史的に未清算の課題を、私たちに提起したのだ。そのことを改めて考えながら、帰途についた。
新宿ガザ反戦デモ パレスチナ系ラッパー「死体は積み重なる高らかに」
田中龍作ジャーナル 2024年1月13日
【写真説明】エジプト出身の女性(手前)は「デモニヤフ」なる造語を教えてくれた。
=13日、新宿 撮影:田中龍作=
注.何故か写真が掲載できないので【写真説明】だけを載せておきます。
タイトルをクリックすると原文にアクセスできます。
イスラエルによるガザ攻撃を直ちに止めるよう求めるデモが、きょう、新宿であった。(主催:BDS Tokyo / NAJAT)
歯止めの効かないイスラエル軍を止めるには、ベトナム戦争で米国を追い込んだような反戦デモしか残されていないのだろうか。
世界中でうねる「ガザ反戦デモ」はパレスチナ住民にとって実に心強い。田中も現地で取材を続けていた時は勇気づけられたものだった。
イスラエルによるガザへの無差別攻撃はジェノサイド(民族浄化)にあたるとして、南アフリカ共和国がハーグのICJ(国際司法裁判所)に提訴し、11~12日と審理が行われた。
きょうのデモには、この南アフリカ共和国出身の参加者がいた。他にもエジプト、パキスタン、アメリカなどの出身者が、カフィーヤを身に着けて集まった。抵抗のシンボル、カフィーヤはパレスチナ民族の意地と誇りである。
【写真説明】会場はカフィーヤ姿の参加者で一杯だった。=13日、新宿 撮影:田中龍作=
ラッパーのDANNY JINさん(神奈川県在住・18歳)はパレスチナ人の父と日本人の母を持つ。祖父はナクバの生き残りだ。
イスラエル建国(1948年)に伴い大量(約70万人)のパレスチナ住民がマザーランドを追われた。彼らは怨念を込めて大災厄(ナクバ)と呼ぶ。
DANNYさんは自作の詩を披露した。日頃のステージではラップのリズムに乗せる。
♪ガザでは俺より若いやつが握る銃 俺は握るマイク
苦しむ神のイタズラに葛藤
また人が人を殺す
また人が死にまた人が死に 希望は閉ざされる奥底に
また人が死にまた人が死に 死体は積み重なる高らかに・・・♪
【写真説明】世界はガザを見捨てていない。パレスチナ人が見たら勇気づけられること
だろう。=13日、新宿 撮影:田中龍作=
ユダヤ系米国人の姿もあった。一人は英語教師(30代女性)、もう一人は学生(20代女性)だ。二人は口を揃えて言った。
「ユダヤとイスラエルは別」「パレスチナがやられているのは、ユダヤ人がやられてきた事と同じ」と。
『虐殺やめろ』のプラカードを手に参加したエジプト出身の女性(50代)は、アイパッドにしたためた造語を見せてくれた。画面には「デモニヤフ(デーモン=悪魔とネタニヤフ首相)」。
~終わり~
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パレスチナ取材の借金が返せぬうちに能登半島に出かけてしまいました。二重の借金苦です。
吊れる首は一つしかありません。御支援・カンパ何とぞ御願い申しあげます。