東京新聞 2016年1月22日
川崎市中原区の市民らが、安全保障法制に反対の声を上げるため、市民団体「小杉から平和をつなぐ会」を設立した。二十三日には活動の第一弾として、平和への願いを込めて花を配りながらデモをする「フラワーデモ」を武蔵小杉駅周辺で行う。 (横井武昭)
中心メンバーは、国会前でのデモに参加してきた区内の三十代の会社員や主婦ら七~八人。フェイスブックでつながるなどし、地元でも諦めずに安保法制に反対し平和への思いを次世代につなげようと結成した。
今回は、若い母親らから「デモで『反対』と大声を上げるのではなく、優しい形で街に声を届けたい」と意見が出たことからフラワーデモを発案。チューリップやガーベラの花一輪に、平和を願うメッセージを書いたカードを添えて沿道の人々に配ることにした。花は現時点で約百本、用意している。
スタッフの長谷川三千代さん(54)は「参加自由で、平和への思いを込めたプラカードの持ち込みも歓迎です。皆で頑張りたい」と話す。
フラワーデモは二十三日午前十一時半に武蔵小杉駅周辺で四十~五十分ほど行う。また、午後一時半からコミュニティカフェ「メサ・グランデ」(同区新城五の二の一三、プリマSK武蔵新城一階)で結成集会(参加費千円)を開く。
会への問い合わせは、メール(cosukarapeace@gmail.com)で。