2024年11月22日金曜日

「公益通報、兵庫県対応に違反疑いの指摘も」だから百条委員会は必要なのだ

 兵庫県知事選の結果、斎藤前知事が舞い戻ることになったのには唯々呆れ返ります。候補者を乱立させた側にもそれなりの責任はありますが、選挙期間中余程デタラメな宣伝が行われた結果としか思われません。
 そもそも彼が知事を過去3年経験した中で、あるべき人間関係に関して何か「学び」があったのでしょうか。とてもそうとは思われません
 それはそのまま兵庫県の不幸です。
 まるこ姫の怒りのブログを紹介します。
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「公益通報、兵庫県対応に違反疑いの指摘も」だから百条委員会は必要なのだ
                       まるこ姫の独り言 2024.11.20
昨日の記事吉村大阪府知事が、斎藤が再任されたこともあり「兵庫前知事を巡る百条委継続に疑義」と言い出し、あたかも百条委員会は必要ないかの如く報道されていた。

そもそも百条委員会は、パワハラ疑惑やおねだり疑惑以外に、当時の斎藤県知事が公益通報制度を無視しと言うか蔑ろにしたことで、県職員が亡くなった経緯があり、人道上でも問題大あり疑いで開かれたのではなかったのか。

そうした流れだったのに、吉村は斎藤が再任されたことで、もう過去の百条委員会は必要ないと思っているかのような発言をしていたが、再任されようとされまいと、過去の斎藤の言動は取り消せない。

パワハラ・おねだり疑惑以上に、公益通報に関してかつての「斎藤県知事」のやらかした罪はとてつもなく大きいのではないか。

選挙戦のさなかに「失敗しました」では済むはずがない。

公益通報、兵庫県対応に違反疑いの指摘も 国は刑事罰導入に向け調整
    北沢拓也 井上道夫2024年11月19日 18時13分 朝日新聞デジタル
>斎藤氏をめぐる内部告発は3月、兵庫県の元西播磨県民局長(当時60)が匿名で行い、斎藤氏の県職員に対するパワハラや物品の受け取りなど「七つの疑惑」を挙げた。斎藤氏はほどなく告発の存在を把握すると、片山安孝副知事(当時)らに対し、告発者が誰なのかを特定し、調査するよう指示した。3月下旬の記者会見では、文書の内容を「うそ八百」と表現し、月末で退職予定だった元県民局長の人事を取り消したと発表。「公務員失格」などと非難した。こうした対応は、公益通報者保護法が禁じる「通報者捜し」や、告発者に対する「不利益な取り扱い」に該当する疑いがあると指摘される。

そもそも公益通報者保護制度って、公益通報者を保護するためにあるのに保護などお構いなしに通報者を特定して吊し上げする行為は、どう考えても異常じゃないのか。

全く保護していない。
犯人探しを副知事にさせると言うのも恐ろしい。

しかも追い打ちをかけるように、月末で退職予定だった告発者の人事を取り消すわ、公務員失格だとののしるわ、公開で嘘八百だと言いつのるわ。。。

言ってみれば今回の選挙選で、斎藤はパワハラもおねだりもしていないと応援し続けた立花のもう一つの恐ろしい裏の顔と、告発者探しを県のトップ・副知事が率先して行い人格否定までするという酷い仕打ちは、似ていると言えば似ている。

類は友を呼ぶではないが、思考が似ていると引き寄せられるものがあるのだろうか。

こんなことがまかり通れば、誰も内部通報などできなくなる。

全く何のための「公益通報制度」なのか・・・・
斎藤県知事が一番理解していないのも唯我独尊と言われるゆえんだ。

しかしこれが民主主義と言えるのか。
私には独裁主義者の思考にしか見えないが

そんな斎藤を、県外から来たユーチューブ界の鼻つまみ者がものの見事に、「既得権益者の代表格のメディア・県議会や県職員に迫害されて来た斎藤県知事」と言うストーリーを作り上げ美談にしてしまうと言う無双が平然と行われた。

それに流された県民がなんと多かったか。
イメージ戦略が大手を振って歩く選挙戦だった。
他県のことながら恐ろしい。

それでも明日は我が県、我が日本にならないようにする必要があるが、どうも一線を越えてしまったような・・・・・

まぁ、公益通報制度が機能するように政治に頑張ってもらうしかない。

やっぱり刑事罰は必要なのではないか。
為政者が人間的に優れた人ばかりだと思えないし。