2020年7月3日金曜日

小池都知事が都知事選のため陽性者数を操作し東京アラート解除の疑惑!

 小池都知事と安倍首相は、3月24日に東京五輪が延期になることが公表された途端に、俄かに新型コロナの感染拡大に取り組みだしました。それまでは自分たちの再選やいわゆる政権の浮揚を東京五輪開催に託すべく、コロナの流行を隠しておいた点で二人は全く「瓜二つ」でした(2人の相性は良くないそうですが (^○^))。

 ところでその時点の貴重な成功体験は、和歌山県の仁坂吉伸知事の判断による済生会有田病院の院内感染の「抑え込み」でした。仁坂知事はPCR検査抑制の国の方針に「従わない」と明言し、大阪府にも協力を要請、600人以上もの検査を実施することで見事に抑え込みに成功しました。
 まさに真の英断でしたが、安倍氏は勿論小池氏もそれからは何も学ぶことなく、検査の拡充もせず、都合の悪い点は隠蔽しながら、ただただ国民や都民に「やってる感」を演出することに努めてきたのでした。

 国も都もコロナ禍が一応「収束」に向かったとして5月25日に緊急事態宣言を解除しましたが、その後は見るべきものは何もすることなく現在に至り、ついに2日、東京都の新規感染者数は107人/日に達しました。このまま推移すれば早晩 国民に「休業・自粛」を要請した事態に至ります。
 実はその前日の1日には67人/日に達したのですが、記者会見の直前に報道陣に囲まれた小池都知事が、「今日もかなり多いと報告を受けている。60人台に乗せると聞いています」と発言しました。この「乗せる」という表現は普通あり得ないので物議を醸しています。それは都が数字を修正して発表しているのではないかという疑惑です。
 要するに「フロイト的失言」(「言い間違い」は無意識下の本人の「願望」や「隠しておきたい真実」が顕れたもの…とする「精神分析学」創始者のフロイトの説)ではないかというものです。
     ⇒ 臆測呼ぶ小池都知事の「60人台に『乗せる』」発言 宇都宮陣営は「数が操作されているのか」(東スポ)       https://news.yahoo.co.jp/articles/ee61ea7d165b76dc55daed9b332d7d9785a03a73

 都も国も、いま思い出すべきは和歌山県の仁坂知事の成功体験です。それしかありません。
 LITERAの記事を紹介します。
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小池百合子都知事が都知事選のため陽性者数を操作して東京アラートを解除していた疑惑! 本日の新規感染者100人以上との速報も…
LITERA 2020.07.02
 本日7月2日の東京都の新型コロナ新規感染者数が100人を超えるとの速報が飛び込んできた。内訳など詳細は明らかになっていないが、昨日まで6日連続で50人を超えていることを考えても、感染が再拡大傾向にあることは間違いないだろう。
 新型コロナ感染拡大の中心地となっているにもかかわらず、6月30日の会見で休業再要請など警戒を発するための数値基準を示さないと発表した小池百合子都知事。その理由について小池都知事は「数字だけでは全体像をつかみにくい」などと説明したが、では「東京アラート」と称してレインボーブリッジや都庁を真っ赤にライトアップしたのは何だったのか。しかも、現在は旧数値基準と照らし合わせると東京都は休業再要請の目安を超えているのだ。
 ようするに、この数値基準なしの指標見直しによって、今後は最終的にはエビデンスもなく小池都知事の判断によってすべてが決まることになる。いや、そればかりか、都知事選挙に大きく影響を与えることになるであろう休業再要請などを出さずに済ませようというわけだ。
 政治的思惑によって新型コロナ対応が恣意的に変更される──。じつはここにきて、この問題にかんして、小池都知事に大きな疑惑が浮上した。
 それは、都知事選出馬に合わせて「東京アラート」を解除するため、陽性者数を恣意的に操作して発表していたのではないか、という疑惑だ。
 その疑惑をぶつけたのは、都知事選に立候補している宇都宮健児氏。宇都宮氏は昨日1日、小池都知事にこれまでの新型コロナ対応について公開質問状を提出し、緊急記者会見を開催。その質問状では、こんな疑問が投げかけられているのだ。

〈あなたは、6月11日に「いずれも目安を下回った」として、東京アラートを解除されました。しかし、我々が入手した資料によると、6月11日の、感染症法に基づく「発生届」数は少なくとも36人であり、東京都が発表した同日の陽性者数22人とは大きく乖離しています。その他の日も、都の発表数と「発生届」数には乖離が見られ、「直近1週間の平均感染者数」を「発生届」数で計算すると22人となります。目安の20人を超えることとなり、東京アラートの解除基準が満たされていなかった可能性が濃厚となります。〉

 宇都宮サイドが根拠にしているのは、おそらく「しんぶん赤旗日曜版」7月5日号も調査していた区ごとに集計している「保健所に届けられた発生届」の総数だと思われる。「発生届」とはコロナ感染の診断をした際に、感染症法にもとづきその保健所を経由して都道府県に提出される感染者の情報で、「赤旗」は都内の各保健所に6月1日以降の「発生届数」を聞き取り調査していた。「赤旗」によると、都内31保健所のうち、豊島区の保健所を除く30保健所が回答したという。
 ところが、その発生届の総数を集計してみると、豊島区分の回答がなかったにもかかわらず、都の発表している感染者数よりも発生届の総数がはるかに多かったのだ。とくに、「東京アラート」の解除された直前1週間(6月5日〜11日)の平均感染者数は、都の発表の17.9人から22人に跳ね上がり、「東京アラート」の解除基準である「直近1週間の感染者数が20人未満」を満たしていなかった。

都知事選のため東京アラート解除、対象期間の陽性者数を低く抑え込んでいた疑惑が
 なんともあ然とする調査結果だが、さらに宇都宮氏は、小池都知事にこう畳みかけている。

〈あなたは、東京アラート解除の翌12日に都知事選への出馬を表明されました。政治的思惑から、恣意的な対応を行ったとすれば重大です。結局のところ、東京アラートの発令とその解除は、あなたの都知事選出馬のための政治的都合を優先し、恣意的に判断されたものではありませんか。明確にご説明ください。〉

 小池都知事は11日に「東京アラート」を解除、12日にカラオケやマンガ喫茶などの休業要請を解除する「ステップ3」に移行させ、その日に東京都知事選への出馬を表明した。本サイトでも当時〈「東京アラート」の解除や休業要請の緩和を自分の出馬表明に露骨に利用した〉と批判をしたが、宇都宮氏は、小池都知事が都知事選のために陽性者数の数字まで操作していたのではないか、と指摘したのだ。
 実は区が発表している発生届の総数と都が発表している感染者数にはズレがあることは以前から指摘され、それは集計方法の違いやタイムラグの問題だと説明されてきた。宇都宮氏も質問状のなかで〈東京都福祉保健局健康安全部感染症対策課は、「発生届けの確認作業に時間がかかり、実際の発生届と都の発表にタイムラグがあるため」と説明しています〉と、都側の説明を紹介した上で、〈設定されていた基準自体の科学的根拠が問われることになります。感染症対策は、あくまで科学的根拠に基づいて行われるべきです〉と批判していた。
 だが、問題はたんに数字がズレているということではない。実は都の発表する数字には、区の保健所では把握できないデータも含まれており、時期によっては、区の集計する発生届より多くなるケースも珍しくない。実際、板橋区は感染者数を公表している区HPに〈板橋区保健所が把握できない場合があるため、東京都が公表する患者数のほうが多くなります〉という注記を掲載しているほどだ。
 ところが、「東京アラート」の解除を判断した6月5〜11日の数字を見ると、ほとんどの日で、都の発表感染者数は、区が集計した発生届の総数より低いのだ。
 6月 5日  発生届の集計25  都の発表20
 6月 6日  発生届の集計31  都の発表26
 6月 7日  発生届の集計13  都の発表14
 6月 8日  発生届の集計  9  都の発表13
 6月 9日  発生届の集計19  都の発表12
 6月10日   発生届の集計22  都の発表18
 6月11日   発生届の集計36  都の発表22
 とくに、出馬会見の前日である11日は、3分の2以下にまで低くなっている。これを見ると、都知事選出馬を踏まえて、都が発表する数字を恣意的に低く抑え込んだのではないか、もしくは低く出た期間を恣意的に選んだのではないか。そんな疑惑が頭をもたげてくるのだ。

五輪のために検査しなかった疑惑も! 延期決定前は4万件近い相談も検査は859件
 しかも小池都知事が政治的思惑によって新型コロナ対応をおこなっていたのではないかという疑惑は、これだけではない。それは、スタートからして政治的判断で動いてきたのではないか、という問題だ。
 宇都宮氏も質問状の筆頭に挙げている問題なのだが、そもそも東京都においては、2月の段階から「帰国者・接触者相談センター」への相談件数は激増。にもかかわらず、検査数は一向に増えなかったのだ。
 実際、厚労省によれば、2月1日~3月30日の「帰国者・接触者相談センター」への相談件数は、東京都では3万8629件にものぼっているが、対して検査実施数はたったの859件。相談件数のわずか2・2%にすぎない。
 だが、検査件数に変化が見られはじめるのが、3月後半。そう、これは3月24日に東京五輪の開催延期が発表されたタイミングと重なるのだ。
 この問題について、宇都宮氏は〈オリンピック延期決定後に、極めて不十分ではありますが、検査件数がある程度増え始めています〉と指摘。〈オリンピック開催の支障となるため、感染者数を低く抑えるために、検査件数を押さえていたのではありませんか。そうでないなら、どうしてこのような推移となったのか、合理的な理由を示していただきたい〉と小池都知事に迫っているが、これは当然の質問だろう。

 現に、本サイトでは繰り返し言及しているように、小池都知事が新型コロナにかんして最初に緊急記者会見をおこなったのは、延期決定の前日である3月23日のこと。東京五輪の開催延期が確定的になった途端、積極的に会見を開き、「感染爆発の重大局面」だの「ロックダウン」だの言いはじめたのだ。
 東京都在住者の新型コロナ感染者が確認されたのは2月13日であり、2月24日には政府の専門家会議も「これから1~2週間が急速な感染拡大か収束に向かうか瀬戸際」と発表、その2日後には都内での初の死亡者が判明している。にもかかわらず、首都の首長による初の緊急記者会見が3月の下旬に差し掛かってからというのは、あまりにも遅すぎる。この対応の遅れも、都民の健康よりも東京五輪を優先させた結果であることは疑いようもない。

 いや、小池都知事は初動対応が遅れただけではなく、その後も十分な対策をとろうとせず、その結果、救えたはずの命を守れない事態を巻き起こした。それを象徴するのが、国内最大規模のクラスターとなった台東区の永寿総合病院の問題だ。
 永寿総合病院では3月23日に入院患者から2人の陽性が確認されたが、その後も陽性者が次々に確認されるだけではなく、患者の転院先にも感染が広がった。昨日1日おこなわれた湯浅祐二院長の会見によると、これまでに入院患者やその家族ら131人と医療従事者ら83人の計214人が新型コロナに感染、入院患者の死亡者数は43人にものぼっている。

43人の死者を出した永寿総合病院の院内感染は小池百合子知事の責任が大きい
 同病院で集団感染が始まったのは3月14日ごろとされているが、湯浅院長は会見でこの時期には症状だけで感染を疑うことが難しかったこと、さらにPCR検査もすぐに受けられる状態ではなかったことなどを院内感染の原因として挙げたが、そんなことはけっしてない。その実例が、国内初の院内感染が発生した和歌山県の済生会有田病院であり、和歌山県の仁坂吉伸知事の判断だ。
 実際、仁坂知事は2月13日に済生会有田病院での感染確認例を発表すると、症状があるかどうかにかぎらず病院関係者全員のPCR検査を決定。政府は2月17日に「37.5度以上の発熱が4日以上」などという基準を示していたが、仁坂知事は「早期発見が重要。国の基準に従わない」(2月28日)と言い、独自の検査体制を実行。県内の検査機関で可能な検査数は通常時で1日80件程度だったが、大阪府にも協力を要請し、600人以上もの検査を実施したという。その結果、和歌山は見事に抑え込みに成功したのだ。
 つまり、永寿総合病院の院内感染がはじまる約1カ月前にすでに和歌山では知事の判断で徹底したPCR検査がおこなわれ、封じ込め策がとられていた。同じように、永寿総合病院の院内感染が確認されたときに小池都知事が強いリーダーシップを発揮することはできたはずなのだ。しかし、それがなかったために、死亡者43人という最悪の結果を招いたのではないか。
 
 さらに、東京都が医療崩壊を起こしていたことは数々のデータからも明らかだ。
 たとえば、東京都では5カ所以上の病院から受け入れ拒否され搬送先が決まらないケースが3月に931件、4月1〜25日では1919件も起こり前年同期を大きく上回っていたことがわかっている。また、東京都の4月の死亡者数は平年の平均より1056人も増加。4月の東京都における新型コロナの死亡者数は104人だと報告されているが、1000人を超えるこの「超過死亡」は、PCR検査で感染が確認されていないコロナによる死亡したケース、もしくはコロナの影響で通常なら受けられる医療が受けられず死亡したケースだと考えられる。
 しかも、こうした医療崩壊を引き起こしていた一方で小池都知事が何に熱心になっていたかといえば、自身のPR戦略だ。
 実際、新型コロナ対策と称して小池都知事は人気YouTuber・HIKAKINの番組に出演したり、「東京都知事の小池百合子です」という挨拶からはじまるテレビCMを大量に放送。こうした広報費は総額14億円にものぼると報じられたが、「週刊文春」(文藝春秋)4月23日号によれば、小池都知事出演のテレビCMについて民放の一部の局が都知事選の告示2カ月前となる4月18日以降の放送に難色を示したという。結果としては小池都知事が出演しないバージョンのCMが放送されたが、当初は小池氏が出演しないCM制作を打診したものの〈東京都はそれを頑なに認めようとしない状況〉だったというのである。
 都民の健康や安全よりも東京五輪や都知事選を優先し、自分のPRを主眼においた広報に税金を14億円も注ぎ込む──。これこそが、小池都知事の「新型コロナ対応」の実態なのである。
 だが、その実態が都民にしっかり認知されていない。現に、大阪府の吉村祥文知事と並んで小池都知事は「リーダーシップを発揮した知事」などと呼ばれているからだ。しかし、それは吉村知事と同様、メディアに積極的に登場して「やってる感」を演出していただけなのだ。繰り返すが、都民の税金を14億円も使って、である。
 はっきり言おう。小池都知事の新型コロナ対応には評価できる点がまるでないばかりか、さらにいまも最悪の道を進もうとしている。それは安倍首相とまったく同じで、小池都知事もまた、自分のことしか考えられない為政者だからだ。それでもまだ、都民は小池氏を信任しようというのだろうか。 (編集部)

辺野古新基地の埋め立て護岸 震度2以下で多くの工区崩壊 施工中も

 19年から辺野古新基地建設予定地と海域の地質・地盤と断層問題の現地調査などに取り組んでいる沖縄辺野古調査団は、埋め立て護岸が、震度2以下の地震により、一部の工区を除き、多くの工区で崩壊する可能性の高いことを明らかにしたうえで、河野防衛相、沖縄防衛局などに「埋め立て護岸の安定性についての解析を求める」要請書を出すことになりました。

 折しも米下院軍事委員会は23日、「海底での地震の可能性、不安定性に対する懸念が高まってきた」と指摘し、国防総省に対し軟弱地盤や活断層に関する改善策、環境計画などの報告を年内に出すことを決議しました。
 これまで河野防衛相はこの問題については一貫して不誠実な対応をしていました。
 斜面安定解析ソフトを用いた解析の結果は極めて重大です。こんどこそ誠実に対応するべきです。
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沖縄辺野古調査団が解析 新基地埋め立て護岸 震度2以下で多くの工区崩壊も
“施工中も構造物の安定保てず”
しんぶん赤旗 2020年7月2日
 沖縄県名護市で強行されている米軍海兵隊のための辺野古新基地計画(沖縄県名護市)の埋め立て護岸が、震度2以下の地震により、一部の工区を除き、多くの工区で崩壊する可能性の高いことが1日、分かりました。

 2019年から新基地建設予定地と海域の地質・地盤と断層問題の現地調査などに取り組んでいる沖縄辺野古調査団(代表・立石雅昭新潟大学名誉教授)が河野太郎防衛相、沖縄防衛局などに発出する、埋め立て護岸の安定性についての解析を求めた要請書で明らかにしています。
 辺野古新基地の軟弱地盤、活断層問題で、米下院軍事委員会が「海底での地震の可能性、不安定性に対する懸念が高まってきた」と指摘し、国防総省に対し軟弱地盤や活断層に関する改善策、環境計画などの報告を指示する条項を可決しています。
 玉城デニー知事と県民の圧倒的な新基地反対の民意がアメリカ議会に変化を作り出しています。

 防衛省が昨年1月にまとめた報告書「地盤に係る設計・施工の検討結果」では、同新基地の設計震度を「レベル1」に設定していることに同調査団は「何を根拠に大丈夫だと考えているのか」と指摘、根拠となる解析の公表を求めてきました。
 設計震度について国土交通省は「供用期間中に発生する可能性が高い」地震動を「レベル1」、「最大規模の強さを有する」ものを「レベル2」に定めています。
 調査団は、港湾業務などの構造物設計での斜面のすべり崩壊に対する安全検討のための斜面安定解析ソフトを利用。解析の結果、完成時、施工期間中でも構造物の安定が保てないことが判明しました。
 2010年から20年までの名護市豊原では震度1以上が60回、震度2以上が13回、震度3以上が3回観測されています。それぞれの発生頻度からすれば、施工中あるいは完成時に同規模の地震を受ける確率は極めて高い、と指摘しています。
 以上から同調査団は、
(1)大浦湾の埋め立て工事の期間中に、震度1以上の地震は必ず発生し2以上の地震は非常に高い確率で起こる
(2)震度1以上の地震で少なくともC‐1‐1‐1工区は完成時に崩壊する危険がある
(3)震度2以上でC‐2工区以外の護岸は完成時に崩壊する危険
(4)震度3以上の地震で少なくともC‐1‐1‐1工区は施工時に崩壊する危険
―を指摘しています。

防衛省も解析を
 辺野古調査団の立石代表は、「これほどの事態が予想されながら辺野古、大浦湾で護岸工事を強行するのは無謀以外の何物でもない。防衛省は同様の解析を行い、結果を公表すべきだ」としています。


“イージス同様中止を”辺野古新基地 議員ら防衛局要請
しんぶん赤旗 2020年7月1日
 沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設に反対する「オール沖縄会議」と同県選出の国政野党国会議員でつくる「うりずんの会」は30日、沖縄防衛局(同県嘉手納町)を訪れ、配備計画停止となった陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」と同様に、民意を尊重して同新基地建設を中止するよう要請しました。

 オール沖縄会議の高里鈴代共同代表は、秋田県と山口県へのイージス・アショア配備計画が費用と時間がかかり「合理的でない」として停止されたことを指摘。建設費用や完成・提供までの期間が膨らむ新基地建設についても「自然や民主主義を破壊することが『合理的』なのか」と迫りました。
 同防衛局の田中利則局長は、新基地建設が米軍普天間基地(同県宜野湾市)の「危険性除去の唯一の解決策」などと、従来の主張を繰り返しました。
 オール沖縄会議の福元勇司・事務局長は「詭弁(きべん)でしかない。(普天間基地が)危険であれば即閉鎖を」と反論しました。
 うりずんの会から、国民民主党の屋良朝博衆院議員、参院会派「沖縄の風」の伊波洋一、高良鉄美の両議員が参加しました。

03- 「コロナと共存」「7割経済」は死刑宣告(日刊ゲンダイ)

 政府も都も新型コロナ感染者の徹底検査をせずに、「コロナと共存しながら7割回転の経済で」という姿勢を見せていますが、そんなことで日本が立ちゆく筈がありません。経済的弱者は生きていけません。
 経済評論家の斎藤満氏は「感染を放置する国ほど感染者が増え経済が悪化する」と述べています。検査の徹底で感染者を洗い出して感染拡大を防止するしか、経済を回しながらコロナの感染を抑え込む方法はないということです。それをせずにただ「休業・自粛」要請を繰り返すのでは、日本は破滅に向かうだけです。
 日刊ゲンダイの「冗談じゃない! ~ 死刑宣告」を紹介します。
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冗談じゃない!「コロナと共存」「7割経済」は死刑宣告
 日刊ゲンダイ 2020/07/01
(記事サイト阿修羅より転載)
 新型コロナウイルスの感染が各地で拡大している。国内の30日の新規感染者は138人で、5月25日の緊急事態宣言解除後、最多を更新。1日当たりの感染者数は3日連続で100人を超えた。
 クルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号の乗員乗客を含めた累計感染者は1万9426人に上り、死者は987人となった。新規感染者の広がり方からいって、陽性者が急増している東京都が震源地化している可能性が濃厚だ。小池都知事が5月末に「ウィズコロナ宣言」した都内では30日、54人の感染が判明。そのうち28人の感染経路が不明だ。新型コロナとともにあるのは疑いようがなく、感染者が50人を上回るのは5日連続だ。独自の警戒情報「東京アラート」の発動中(先月2~11日)よりも状況は悪化している。隣接する神奈川では横浜市の28人を含む31人、埼玉10人、千葉7人の感染も判明。ほかに北海道13人、大阪5人などが確認された。
 小池は東京アラートを解除するまで、休業を再要請する目安を①新規感染者50人以上(週平均)②感染経路不明割合50%以上(週平均)③感染者増加比率2倍以上(週単位)――としていた。30日の発表分で再要請目安の「50人以上」が2日連続、「50%以上」は3日連続。それなのに都はなぜ動かないのか。
 都民の戸惑いの声が高まる中、コロナ担当の西村経済再生相との会談後の30日午後8時に臨時会見を開いた小池は、東京アラートの実質廃止を発表。数値基準ナシの新指標7項目を公表し、こう言った。
「どの数字まで行けばスイッチをオンにするということではなく、全体像をつかまないといけない」
 現実に即してルールを適用するのではなく、唐突なルール変更。今後の判断は医療体制を重視するなどともっともらしいことを言っていたが、圧勝再選を狙う都知事選(5日投開票)は終盤だ。票減らしに直結するコロナ対応の失敗を糊塗する意図はミエミエだが、同じく無策な政府と一体となり、いよいよ打つ手なしで国民騙しに突っ走ろうというのか。

ワクチン喧伝で五輪→V字回復の理想
 側近の河井前法相夫妻による選挙買収事件なども直撃し、内閣支持率が下落傾向の安倍首相は国会を閉じて以降はコロナ対応で存在感ゼロ。菅官房長官は30日も「感染拡大防止と社会・経済活動の両立に取り組んでいきたい」とお決まり回答で、足元の感染拡大には目もくれない。第2波への備えを万全にしなければならない時期に専門家会議は空中分解し、経済再開を急ぎ、感染者急増でも「ウィズコロナ」と嘯く政権や都知事の対応は一言、現実から目を背ける神頼みなのだ。
 政治評論家の本澤二郎氏は言う。
「日本ほどちゃらんぽらんなコロナ対策を続けている国は、世界を見渡してもそうないでしょう。安倍首相と小池知事に共通するのは、政治的思惑含みでしか新型コロナを見ていない。国民全員のPCR検査実施は陽性者急増につながって医療体制が崩壊するからとヤル気なし。一方で、ワクチン開発を盛んに喧伝し、来年前半にも接種が始まるかのように伝えられていますが、1年後の東京五輪を確実に開催して経済はV字回復するとの幻想を振りまくためです。安全性と有効性の確認が欠かせないワクチン開発は年単位の時間を要しますし、容易な作業ではない。SARS(重症急性呼吸器症候群)もMERS(中東呼吸器症候群)もワクチン開発に至っていません」
 ノーベル医学・生理学賞受賞者の京都大の本庶佑特別教授は報道番組で「日本政府は大したことはやっていないが、幸運なことに感染爆発は起こらなかった。これは世界の共通認識」と喝破していた。そんな幸運はいつまでも続くはずがない。

プラス成長のベトナムと台湾は徹底抑止
 政府や都知事の旗振りに乗せられて、世の中は「コロナと共存」「7割経済」を大マジメに考え始めている。しかし、こんなのはゴマカシの末にひねり出された惹句だ。弱者には死刑宣告になりかねない。
 経済評論家の斎藤満氏はこう言う。
「ハッキリしているのは、感染を放置する国ほど感染者が増え、経済が悪化しているという事実です。IMF(国際通貨基金)が2020年の経済見通しをマイナス8・0%と予測している米国では、フロリダ州やテキサス州で経済活動を再制限する事態になり、感染拡大に歯止めがかからないブラジルはマイナス9・1%、メキシコはマイナス10・5%との予測です。日本はマイナス5・8%の見通し。かたや、抑止に成功している国・地域はプラス成長を続けている。ADB(アジア開発銀行)はベトナム4・1%、台湾0・8%と予想しています。そもそも、『7割経済』という発想は元の生活に戻ることが前提ですが、まずあり得ない。経済活動が7割に縮小される状態がズルズル続けば、持ちこたえられない企業が続出し、失業者があふれかえることになる。政府の財政状態を考えれば、補償にも限界があります」
 東京商工リサーチによると、コロナ関連倒産は294件(30日午後5時現在)に増加。経済指標は加速度的な景気悪化の実態をまざまざと映し出している。5月の鉱工業生産指数速報(2015年=100、季節調整済み)は前月比8・4%減の79・1で、低下は4カ月連続。現行基準で比較可能な13年1月以降の最低を更新した。全15業種が低下し、コロナ禍で国内外の需要が蒸発してサプライチェーンも混乱した自動車工業の落ち込みが目立ち、生産用機械工業や鉄鋼・非鉄金属工業も減少した。

7都道府県でついに求人1倍割れ
 雇用環境の急激な悪化は目を覆いたくなるほどだ。緊急事態宣言発令の影響がモロに出ている。5月の完全失業率(季節調整値)は2・9%で、前月より0・3ポイント上昇。完全失業者数は前年同期比33万人増の198万人に膨らんだ。一方、5月の有効求人倍率(季節調整値)は1・20倍で、前月から0・12ポイント低下。5カ月連続の減少で、下げ幅は46年4カ月ぶりの大きさ。7道県ではついに1倍を割り込み、ワースト順から沖縄0・78倍、青森と滋賀0・93倍、長崎0・94倍、神奈川と高知0・95倍、北海道0・96倍――という惨状だ。生活保護受給者も急増しているという。
 安倍政権のコロナ対策はずさんな作戦で多数の犠牲者を出したインパール作戦さながら、玉砕不可避のバンザイ突撃のごとく奈落の底に突き進む経済シュリンク(=収縮)に、庶民はどう備えるべきなのか。
「コロナ禍で移動や外出の自粛が強いられ、生活様式は一変した。現状の社会・経済システムを維持しようとすれば、企業、雇用、国や地方自治体の財政、いずれももちません。介護、病院、建設、運輸などの人手不足分野に労働力を移行させる。さらに発想を転換し、コロナ禍に耐え得るニュービジネスを生み出す。本来は政府が大きな絵を描くべきですが、利権ありきで国民生活を守る方向への創造性発揮は期待できない。民間主導で動き始めるしかないでしょう」(斎藤満氏=前出)

 国民の生命と暮らしを軽んじる政治を許せば、端から干上がっていく。首都のトップを決める都知事選の投開票は4日後。まずは東京から、デタラメを正していこう。

2020年7月2日木曜日

「日本は香港人の移住先として対応を」在日香港人たちが記者会見

 香港での中国政府への転覆や分裂行為などを禁止する「国家安全法」が成立したのを受けて、在日香港人でつくる団体などが1日、記者会見を開きました。そのなかで、登壇した在日香港人は、法律により「何も知らされないまま自由と未来が奪われた」と訴えたうえで、今後日本を目指す移住者が増えるとし、移住条件の緩和を含めた早期の対応を求めました。
 以下に紹介します。
 なお文中の太字強調部分は原文に拠っています。
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「日本は香港人の移住先として対応を」

国家安全法を受け、“犯罪者認定”覚悟で在日香港人たちが記者会見 

ハフポスト日本版 2020/07/01
香港での中国政府への転覆や分裂行為などを禁止する「国家安全法」が成立したのを受けて、在日香港人でつくる団体などが1日、記者会見を開いた。
このなかで、登壇した在日香港人は、法律により「何も知らされないまま自由と未来が奪われた」と訴えたうえで、今後日本を目指す移住者が増えるとし、移住条件の緩和を含めた早期の対応を求めた。

■黒いパーカーを深くかぶり...

会見を開いたのは在日香港人でつくる団体「香港の夜明け」と日本ジャーナリスト協会。会見では在日香港人3人が登壇し、国家安全法ついて「何も知らされないまま、自由と未来が奪われました。ですが、我々香港人は決して屈しません」と話した。
別の登壇者は「中国政府はその気があれば誰でも該当者にすることができる。ここで記者会見を行うことも国家安全法に違反しています。私たち自身が犯罪者と認定されます。私たちは覚悟したうえで記者会見を決行し、変わらず香港と共に戦います」と危険性を訴えた。実際に適用されるかは、条文からも明確な判断はできない。
また、民主派団体「デモシスト」が解散した理由について「メンバーの安全を大前提に考え、やむを得ない選択をしたといえる」と説明した。

国家安全法の38条にある規定では「中国以外の国籍でも安全法が適用される」とし、「れっきとした世界各国の国民への脅威。各国の政府や議員は直ちに対応策を」と呼びかけた。
さらに、香港人の移住先の選択肢として日本が挙がる可能性にも言及。「移民が短時間で日本に入ることになります。亡命するときも、地理的条件や政策も考慮しますが、民主主義がよく機能している日本が特に選ばれるでしょう」とした。そのうえで「日本は一気に迫ってくる移住申請を処理しなくてはなりません」とし、移住条件の緩和を含めた対応策の早期整備を求めた。
このあと、自民党の中谷元・元防衛大臣がマイクを握り「香港の人々の自由と民主主義を守るため、強権的な国家主義に激しく抗議し是正を求めたい。多くの国会議員の賛同を得て行動して参りたい」と話した。
また、自民党の山田宏・参議院議員は「日本国内の民主主義や表現の自由への直接の挑戦であり、看過できない」と法律を批判した。
続いて、国民民主党の山尾志桜里・衆議院議員は、法律施行後第一号の逮捕者が出たことに触れ「外のものが批判すると“内政干渉”とよくいわれるが、国家による自国民への人権侵害に、国際社会が声をあげることは内政干渉ではない」と主張した。

登壇した在日香港人はマスクを身につけて会見に臨み、黒いパーカーのフードを深くかぶる人もいた。写真撮影は認められたが、登壇者の名前は匿名のまま行われた。
国家安全法が適用されるリスクを犯してまでも会見を開いた理由について、3人はそれぞれ次のように答えた。
「ここで歩みを止めるのは負けだと思う。法律に怯えて民主を諦めたと思われてしまう。民主化された香港を見てみたいという思いでここにいます」
「無視することは容易いが、それでは人として何かを失う。仲間を見捨てることになるし、そんな人間になった覚えはありません」
「今は日本が好きで就職しています。香港に戻るのは困難かもしれないが、できる限りここから香港をサポートしたいんです」