2017年2月1日水曜日

「第3極?」維新ブームは終了か 北九州市議選結果

 今年初の大型地方選挙北九州市議選(定数57)は29日に投開票され自民党は2議席減、民進党は7議席を維持、公明党は2議席増、共産党は1議席増となりました。
 かつてメディアから「第3極」ともてはやされた日本維新の会は改選前の3議席全てを失い、維新のブームは終了した可能性があります。
 共産は改選前に議席のなかった八幡東区で新人が当選し10議席に伸ばし次期衆院選で野党共闘を協議している民進に差をつけた形になり、衆院福岡910区の候補者一本化調整に影響を与える可能性があります
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北九州市議選、自民2減 民進維持、公明2増、維新は全7候補落選
西日本新聞 2017年01月30日
 今年初の大型地方選挙として注目された北九州市議選(定数57)は29日に投開票された。自民党は改選前より2議席少ない18議席となり、民進党は改選前と同じ7議席にとどまった。公明党は2議席増、共産党は1議席増。日本維新の会は改選前の3議席全てを失った
 
 各党が年内にも予想される次期衆院選の前哨戦と位置付ける中、自民、民進の与野党第1党はともに勢力を拡大できなかった。投票率は39・20%で、過去最低だった前回の41・95%を下回った。
 定数削減で、2013年の前回よりも4議席少ない57議席を80人が争った。
 
 自民は前回より1人多い20人を擁立したが、現職2人が落選した。民進はベテラン現職と新人が落選する一方、元職が返り咲き改選前の議席を保った。全7選挙区に候補者を擁立した維新は全員が落選した。
 公明は新人4人を含む13人全員が当選。共産は改選前に議席のなかった八幡東区で新人が当選し、10議席に伸ばした。次期衆院選で野党共闘を協議している民進に差をつけた形になり、衆院福岡9、10区の候補者一本化調整に影響を与える可能性がある
 社民党、ふくおか市民政治ネットワークはともに1議席。無所属は7人が当選した。
 
 当選者は現職46人、元職1人、新人10人。女性は11人で、過去最多だった09年の9人を上回った。当日有権者数は80万2380人(市選管調べ)。