ANN(TV朝日)が15、16両日に実施した世論調査によると、安倍内閣の支持率は29・2%(前月より8・7ポイント減)で、「支持しない」は54・5%(同12.9ポイント増)でした。
内閣改造に「期待する」は38%だったのに対し、「期待しない」とした人は54%に上りました。
加計学園問題で、行政がゆがめられた疑いは解消されたと「思わない」とした人が74%に上り、さらに76%の人が安倍首相が説明する「必要がある」と答えました。
同じく共同通信社が15、16日に実施した世論調査では、安倍内閣の支持率は、前回6月より9・1ポイント減の35・8%で、不支持率は10・0ポイント増の53・1%でした。
安倍首相の下での憲法改正に54・8%が反対し、賛成は32・6%でした。
「加計学園」の獣医学部新設計画を巡り、行政がゆがめられたことはないとする政府側の説明に「納得できない」との回答は77・8%に達し、「納得できる」15・4%を大きく上回りました。
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安倍内閣支持率がついに20%台に ANN世論調査
TV朝日 ANN 2017年7月17日
ANNの世論調査で、安倍内閣の支持率が29.2%に下落しました。「危険水域」と言われる3割を切ったのは、2012年の第2次安倍政権発足以来、初めてのことです。
調査は、15日と16日に行われました。それによりますと、内閣支持率は29.2%で、先月の前回調査から8.7ポイント下落しました。一方で、支持しないとした人は54.5%で、前回より12.9ポイントの大幅上昇です。
安倍総理大臣は、来月初めに内閣改造を行う考えですが、これに「期待する」と答えた人は38%だったのに対し、「期待しない」とした人は54%に上りました。
加計学園を巡る問題については、先週の参考人招致でも、行政がゆがめられた疑いは解消されたと思わないとした人が74%に上り、さらに76%の人が安倍総理が説明する必要があると答えました。
内閣支持率続落35・8% 9・1ポイント減
毎日新聞 2017年7月17日
共同通信社実施 不支持率は10.0ポイント増で53.1%
共同通信社が15、16両日に実施した全国電話世論調査によると、安倍内閣の支持率は続落し、前回6月より9.1ポイント減の35.8%となった。調査手法が異なるので単純比較はできないが、2012年の第2次安倍政権発足後で最低を記録した。不支持率は10.0ポイント増で最も高い53.1%。支持と不支持が逆転した。安倍晋三首相の下での憲法改正に54.8%が反対し、賛成は32.6%だった。
学校法人「加計学園」の獣医学部新設計画を巡り、行政がゆがめられたことはないとする政府側の説明に「納得できない」との回答が77.8%に達し、「納得できる」15.4%を大きく上回った。
東京都議選の応援で問題発言をした稲田朋美防衛相を続投させる首相の姿勢について「適切ではない」73.1%に対し、「適切だ」は21.8%。71.8%が、稲田氏は辞任すべきだとした。安倍内閣の不支持理由として「首相が信頼できない」が前回比9.7ポイント増の51.6%で最多。首相が8月早々に行う方針の内閣改造に「期待する」は41.0%にとどまり、「期待しない」が57.0%に上った。
調査は全国の有権者を対象に15、16両日、コンピューターで無作為に発生させた番号に電話をかける方法で実施した。実際に有権者がいる世帯にかかったのは740件、うち509人から回答を得た。携帯電話は電話がかかったのは1069件、うち506人から回答を得た。(共同)