安倍政権の憲法96条改定への反対を掲げ、アカデミズムを代表する学者たちが「96条の会」を結成(代表 樋口陽一東大・東北大名誉教授(78))し、「96条の会」発足シンポジウムが14日、上智大学で開かれました。
シンポジウムは「熟議なき憲法改定に抗して」をテーマに、樋口陽一代表が基調講演。杉田敦、長谷部恭男、小森陽一、山口二郎、岡野八代の各氏が議論しました。
以下にTBSニュースを紹介します。
憲法学者らが「96条の会」 改正に反対
TBSニュース 2013年6月14日
憲法96条改正に反対する憲法学者らが「96条の会」を発足させ、14日夜、都内でシンポジウムを開きました。
96条の会の代表には、日本の憲法学者の重鎮で東大・東北大で名誉教授を務める樋口陽一氏が就任しました。
安倍政権は憲法を改正しやすくするために憲法改正の発議要件を国会議員の3分の2から過半数に改めることに意欲を示していますが、樋口氏は講演の中で「立憲主義を破壊する」と96条改正への動きを批判しました。
96条をめぐっては、改憲派の立場の学者からも「勝手にルールを変えるのは本末転倒だ」などと疑念の声が上がっていて、シンポジウムでもさまざまな分野の専門家から批判の声が上がっていました。