ケイトリン・ジョンストンが掲題の記事を出しました。
彼女は、「これだけイスラエルによるガザ住民への大量虐殺がほぼリアルタイムで報じられる中でも、依然としてイスラエルを支持するとは一体どういうことなのか。それは当人には正常で健全な共感力と道徳心がないからだ。そう考えるしかない」と述べます。
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2025年になっても依然イスラエルを支持しているなら、あなたは人として何かおかしい
マスコミに載らない海外記事 2025年7月24日
現時点でイスラエル支持者たちが何をしようとおかしくない。彼らは嘘をつき、人をあやつり、信じていないことを信じているふりをし、感じていないことを感じているふりをする。しかも、こうしたことを考え得る限り最悪の残虐行為を助長するために彼らはしているのだ…
ケイトリン・ジョンストン 2025年7月18日
イスラエル支持者たちがイスラエル批判をいかに激しく弾圧しているかには時々驚く。だが、この連中が子どもの大量虐殺も支持しているのを私は思い出す。私の言論の自由を奪おうとするのも、さほど邪悪でない連中の狙いの一つだ。そんなことに私は驚かない。
自分たちの声を封じ込め、仕事を潰そうとする活動に対抗するために、イスラエルの残虐行為に反対する音楽集団が互いに同盟を組み始めているのはいかに狂気の沙汰かと誰かがネット上で言うのを見た。進行中のジェノサイドに反対するために同盟を組む必要はないのだと。確かにその通り。必要などないはずだ。だが病院爆撃を容認する人々が、イスラエルを批判する音楽家の公演を中止しようとするのも驚くべきことではない。
欧米人が犯し続けている間違いの一つは、たまたま知り合いで、地域社会で交流しているというだけで、イスラエル支持者を普通の道徳観を持つ普通の人々だと思い込んでしまうことだ。彼らは我々と見た目も話し方も服装も行動も似ているので、考え方や感じ方も我々と良く似ているに違いないと思い込んでしまうのだ。
だが、彼らはそうではない。もしあなたが2025年になっても依然イスラエルを支持しているなら、あなたは人間として何か深刻な問題を抱えている。あなたには正常で健全な共感力と道徳心がないのだ。
2025年。救援センターで食料を得ようとする飢えた民間人を虐殺するよう命令されているとイスラエル軍兵士がイスラエル報道機関に語っている。イスラエル狙撃兵がガザ地区全域で、日常的に、意図的に子どもの頭や胸を撃っていると数え切れないほどの医師たちが世界に訴えている。アムネスティ・インターナショナルや、ヒューマン・ライツ・ウォッチや主要なジェノサイド専門家や人権擁護機関全てが、ガザでジェノサイドが行われていると主張している。つい先日、あの忌まわしいニューヨーク・タイムズがついにジェノサイドを認めたシオニストのジェノサイド研究者による論説を掲載したばかりだ。
もはや、これが一体何か否定する方法はない。2025年になっても、あなたが依然イスラエルを支持しているとしたら、それはイスラエルが恐ろしい残虐行為を犯しているとあなたが思っていないからではない。そうした恐ろしい残虐行為は良いことだと、あなたが信じ、もっと見たいと思っているからだ。
イスラエル支持者のほとんどは嘘をついているので、これを否定するだろう。彼らは常に嘘をついている。嘘をつくことに彼らは道徳的問題を感じないのだ。子どもを生きたまま焼き殺すことにも道徳的問題を感じないので、当然、嘘をつくことにも問題を感じないのだ。
そこで人々は勘違いをするのだ。人はそこまで邪悪になり得ないので「反ユダヤ主義」への懸念についてイスラエル支持者が嘘をついて、イスラエルの情報権益を追求するなどあり得ないと彼らは思い込んでいるのだ。だがイスラエル支持者は、ガザへの粉ミルク搬入を封鎖し、意図的に赤ちゃんを飢えさせることは構わないと考えている。もちろん彼らはそれほど邪悪だ。
反ユダヤ主義との戦いという名目で、自国政府がイスラエル批判を抑圧するための権威主義的措置を講じるよう、イスラエル支持者たちが、わざと偽の反ユダヤ事件をでっち上げたり、自国の反ユダヤ主義の人物を人為的に持ちあげたりしないはずだと人々は考えている。そんな堕落した人間などいないと彼らは思っているためだ。だが彼らはイスラエル国防軍がパレスチナ人ジャーナリストを組織的に暗殺し、真実を語らせないようにするのは構わないと考えている。もちろん、彼らはそれほど堕落しているのだ。
もちろん、彼らは我々の言論を封じようとする。もちろん、彼らは我々の子どもをイランとの戦争に送り込もうとする。もちろん、彼らは政府を操ろうとする。もちろん、彼らは山のような嘘で情報生態系を汚染する。彼らはライブストリーミング（⇒リアルタイムの放映）による大量虐殺を支持する。連中は悪い人々なのだ。
イスラエルとその行動を支持するのは、財産税やマリファナ合法化に対するあなたの立場のような政治的意見とは違う。我々自身の見解と同等に、一部の人々の見解を尊重し、扱うべきだということではない。彼らは計り知れない恐怖を伴う絶滅作戦実行を可能にしようとしているのだ。これは集団レイプと同じくらい政治的で、同様に尊敬に値する。
現時点でイスラエル支持者たちが犯しかねないあらゆる悪行を容易に防ぐことはできない。彼らは嘘をつき、人を操り、信じていないことを信じているふりをし、感じていないことを感じているふりをするだろう。そして、皆様が想像し得る最悪の残虐行為を助長するため、連中はこうした行為をするだろう。
これがイスラエル支持者の正体だ。連中は日々自分が一体何者か見せつけている。
（後 略）
記事原文のurl：https://caitlinjohnstone.com.au/2025/07/18/if-youre-still-supporting-israel-in-2025-theres-something-wrong-with-you-as-a-person/
「湯の町湯沢平和の輪」は、2004年6月10日に井上 ひさし氏、梅原 猛氏、大江 健三郎氏ら9人からの「『九条の会』アピール」を受けて組織された、新潟県南魚沼郡湯沢町版の「九条の会」です。