湯の町湯沢平和の輪 2022年度 総会が17日、湯沢町公民館「会議室2」で行われ、21年度の活動報告と22年度の活動方針等について討議し、最終的に世話役会作成の原案通り決定しました。
以下に「総会次第」と「4 議事 21年度活動報告と22年度活動方針」そして「総会アピール」を紹介します(財政収支報告、役員選出結果については省略します)。
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総会次第
1 開 会 |
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4 議 事
(1)これまでの活動のまとめとこれからの活動方針について
① この1年の活動を振り返って
ⅰ 引き続くコロナ禍の下、基本となる活動を維持・継続
・引き続くコロナ禍で、春・秋の平和キャンペーンや新春平和の集いは断念を余儀
なくされましたが、月例会の開催、「通信平和の輪」の定期発行、ブログの更
新、19日行動」への参加など、会の基本となる活動については工夫をしなが
ら維持・継続をしてきました。
・コロナ禍の収束状況を見ながら平和キャンペーンや特別例会を新たな内容で再び
実施すること、月例会参加者を増やし運営改善を図ること、「通信平和の輪」
の定期発行を維持しつつ内容を魅力化すること、ブログの継続に向けて運営担
当の後継者確保・育成を図ることなどが課題となっています。
ⅱ 高校生平和大使との交流・連携などにも取り組む
・湯中出身で六高2年生の曽根俊太郎さんが高校生平和大使として活躍することに
なったことから、お互いの交流・連携の機会が生まれました(7月27日、11
月21日に「高校生平和大使・曽根俊太郎さんを囲む集い」を開催)。これから
の発展が期待されるところです。
・学問の自由を侵し平和を脅かす日本学術会議会員の任命拒否問題に注意を向け、
その撤回を求める署名にも取り組みました。(6月7目に121筆分を新潟県
9条の会あてに郵送)
・11月28日没開票で行われた湯沢町長選挙に当たっては、立候補表明をした田
村正幸、岸野雅人の2氏に非核平和に問する基本姿勢を問う質問を行い、回答を
「通信平和の輪」の号外で公開するという取り組みを行いました。
・2月24日にロシアがウクライナに侵攻した事態を受け、3月の「19日行動」に
ついては緊急に参加呼びかけのチラシを作成・運用して、特別に力を入れた取り
組みを行いました(参加者:男性7人、女性4人、計11人)。「19日行動」の
新しい展開へのスタートとなることが期待されています。
ⅲ 「平和の輪」を広げる取り組みがいよいよ差し迫った課題に
・2021年度総会では、「発足16年目に入った今年度、会の新たな発展に向けて
『平和の輪』を広げる取り組みに本腰を入れよう」との確認がなされ、5月3日
(憲法記念日)の平和アピールチラシでも「湯の町湯沢平和の輪」の活動を紹介
し入会の呼びかけを行うなどの努力を行いましたが、新しい会員を迎え入れる
ことができませんでした。
・一人ひとり個別・具体的に、心を込めて入会の働きかけを行っていく取り組み
が、いよいよ差し迫った課題になってきた状況です。「今年度こそ!」の思いを
共有し、協力し合いながら地道な努力を重ねていくことが必要と思われます。
② 私たちの課題と活動の方針について
ⅰ 憲法9粂を守り生かすことが、喫緊の大課題に
2月24日ロシアがウクライナに侵攻を開始し、2度にわたる世界大戦の惨
禍を経て築き上げれた平和の国際秩序が踏みにじられ、大きな試練に直面する
事態が生まれました。
ロシアに戦争を止めさせ、「戦争違法化」に基礎を置く国連憲章と国際法を
軸とした平和の国際秩序を守りぬき、強化していくことが出来るかどうか、大
きな人類史的課題になっています。
こうした中、「われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免か
れ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。」(日本国憲法前文)
という基本理念を体現した憲法9条を守りぬき生かしていく課題が、今を生き
る私たちの“未来への責任”として喫緊の大課題となっています。
ⅱ 求められている、実質・明文の両面での改憲を阻む一層の取り組み
安倍・菅政治を引き維いだ岸田政権は、昨年10月末の総選挙で改憲推進の
勢力が衆議院の3分の2を超える議席を得たことを受け、また、強まってい
る米中対立や新たに生まれたロシアのウクライナ侵略などの事態を利用して、
実質・明文両面で改憲の動きを活発化させています。
日本維新の会や国民民主党がこうした流れを積極的に推進する動きを強め
ていることも大きな特徴となっています。
安保法制の下での「敵基地攻撃能力」保有論、核兵器禁止条約に逆行する
「非核3原則見直し論や核共有論、果ては「専守防衛」原則の見直し論まで
跳び出す実質改憲の動きと並行して、その「合憲化」をめざす明文改憲の取
り組みも本腰を入れたものとなっています。
実質・明文の両面で、改憲を阻む取り組みが一層強く求められています。
ⅲ 7月の参議院選挙で、「戦争する国」づくりNO!のキッパリとした審判を
憲法を守り生かすことが喫緊の大課題となり、実質・明文の両面での改憲を
阻む取り組みが一層強く求められている状況の中で、7月には参議院選挙が
たたかわれます。
昨年の総選挙で、改憲推進の勢力に改憲発議に必要な3分の2を上回る議
席を許したのに次いで、7月の参院選でも・・・ということになれば、一気に
明文改憲に突き進み、既に進められつつある実質改憲が「9条の制約」から
解き放されて大手を振って具体化されていくという恐るべき状況になること
が、強く懸念されます。
戦争か平和か 一 日本の進路が根本から問われる参院選。「戦争する国」
づくりNO!の審判をキッパリと下さなければ、私たちぱ未来への責任”を
果たすことができません。
平和への思いを―つに、ここ一番、力を合わせて頑張りましょう!
総会アピール
戦争NO! 平和を |