海外記事を紹介する「耕助のブログ」に掲題の記事が載りました。
ポール・ロバートは著名なブロガーです。その彼が、グレン・グリーンウォルドがブラジル最大の新聞に、「米国民の間でイスラエルに対する反対意見が高まっていること、そしてイスラエルに対する反対意見が依然としてタブーである他の国々にとっての重要性について」書いた記事を紹介しています。
記事は、「米国のイラン攻撃はイスラエルのための戦争であり、米国はこれまでイラク、ベトナム、アフガニスタン、シリア、リビアに対して行ったのと同じことをイランに対しても行おうとしている。それは解放ではなく破壊である」と断じます。
そして50年以上にわたり、著名な米国人は、「その評判が確実に破壊されることからイスラエルを批判したり、米国がイスラエルに捧げる献身に疑問を呈したりすることを恐れてきた」のですが、「この2年余りで状況は一変し、特に若い米国人の間で顕著である。彼らは初めてイスラエルの真の姿と、それに捧げられる米国の忠誠心を見た。彼らはその実態を憎んでいる。そして米国内でのイスラエル支持は今や崩壊したのだ」と述べます。
その一方で、イスラエルに買収されたブラジルの大手メディアでは奇妙なほどに議論は封殺されたままであると愁い、いまや世界の世論は今やイスラエルと米国との共同戦争に強く反発しているのだから、ブラジルのジャーナリズムがその異議を明確に反映する時はとうに過ぎている(から)と激励します。
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アメリカがイスラエルの支配から逃れる方法はあるのか?
耕助のブログNo.2844 2026年3月19日
Is there any Escape from Israel’s Control of America?
by Paul Craig Roberts
グレン・グリーンウォルドは西洋世界に残っている数少ない真のジャーナリストの一人である。イスラエル・ロビーは米国憲法修正第1条で言論の自由が保護されているにもかかわらず、言論の自由を殺してきた。トランプのシオニスト的なアメリカではその保護は無力であることが判明している。グリーンウォルドは私が今まで聞いた中で最高のニュースを届けてくれた。彼の言うことが正しくて、アメリカ国民が、悪魔の代理人である抑制のきかない悪の国、悪魔的なイスラエルによる支配から解放されることを祈る。
米国におけるイスラエル支持は、ついに崩壊した。ついに議論が始まる
― グレン・グリーンウォルド
私はブラジル最大の新聞に、米国民の間でイスラエルに対する反対意見が高まっていること、そしてイスラエルに対する反対意見が依然としてタブーである他の国々にとっての重要性についての記事を書いた。
今朝、この記事はブラジル最大紙『フォリャ・デ・サンパウロ』に掲載された。同紙のコラムニストである私が執筆したものだ。ポルトガル語原文から英語に翻訳され、サブスタック再掲載に際し必要箇所を再構成した。原文はこちらで読める:https://www1.folha.uol.com.br/colunas/glenn-greenwald/
米国では数十年にわたりイスラエルへの絶対的支持は揺るぎない超党派の合意だった。米大統領選におけるイスラエル関連の議論とは、候補者が互いに「自分はより親イスラエルだ」と自慢し合うことだけだった。
米国は常にイスラエルのために資金援助、武器供与、外交的保護、さらには自国の兵士を派遣して戦うべきであるということは、バラク・オバマ前大統領(2014年にガザを爆撃するための武器をイスラエルに供給し、2016年には10年間で380億ドルの支援を行うことに合意)や、ジョー・バイデン、ドナルド・トランプ(10月7日の攻撃を受けて、イスラエルによるガザ破壊に資金援助と武器供与を行った)によっても確認されている。
昨年、トランプはイスラエルと共同でイランを爆撃した。そして今、トランプはイスラエルとともにイランに対して非常に危険な地域戦争を開始した。この戦争は、ニューヨーク・タイムズ紙もフィナンシャル・タイムズ紙も、イスラエルのための戦争であると正しく表現している。
すでに両国はテヘランやその他の都市を執拗に爆撃し、彼らが「解放」したいと言うイランの民間人を少なくとも数百人殺している。米国は、イラク、ベトナム、アフガニスタン、シリア、リビアに対して行ったのと同じことをイランに対しても行おうとしている。それは解放ではなく破壊である。
50年以上にわたり、著名な米国人は、その評判が確実に破壊されることからイスラエルを批判したり、米国がイスラエルに捧げる献身に疑問を呈したりすることを恐れてきた。強力な親イスラエル団体は、イスラエルを疑問視する者を即座に反ユダヤ主義者だと非難した。それは効果があった。
しかしこの2年余りで状況は一変した。特に若い米国人の間で顕著である。彼らは初めてイスラエルの真の姿と、それに捧げられる米国の忠誠心を見た。彼らはその実態を憎んでいる。そして米国内でのイスラエル支持は今や崩壊したのだ。
50歳以上の保守派を除くあらゆる層が今やイスラエルに反対している。かつては考えられなかったこの変化は、タッカー・カールソン、メギン・ケリー、そして(イスラエルに暗殺される前の)チャーリー・カークといった主要な米保守派が、イスラエルの戦争への米支援に激しく反対している事実にも表れている。
この支持率急落は極めて深刻で、今月『フィナンシャル・タイムズ』が報じた最新のギャラップ調査によれば、「ギャラップが世論調査を開始して以来初めて、イスラエル人よりパレスチナ人に共感する米国人が上回った」という。民主党の内部報告書は最近、バイデン・ハリス政権のガザ戦争支持が若年層の投票意欲を抑制し、選挙敗北の原因となったと結論づけている。
その理由を理解するのは難しくない。世界は2年間、イスラエルがガザで家族や子供たちを焼き尽くす映像を毎日見てきたからだ[「イスラエル国防軍」が母親や乳児の頭を撃ち抜いてイスラエルを「防衛」し、トランプ政権からの抗議はゼロ、そして米納税者の血税で賄われた凶悪な戦争犯罪を]。国際法廷や数多くのジェノサイド研究者(その多くはユダヤ人、さらにはイスラエル人である)はイスラエルがガザでジェノサイド(集団虐殺)の罪を犯したと結論づけている[だが「自由な米国」ではこれを口にできない]。
しかし米国でようやくイスラエル論争が許容され始めた一方で、イスラエルに買収されたブラジルの大手メディアでは奇妙なほどに議論は封殺されたままである。ちょうど2年前、本紙で私はこの極端な親イスラエル偏向を厳しく批判し、特にブラジル最大のニュース複合企業グローボに焦点を当てた。その傾向は悪化するばかりで、当時指摘した事例は今も続いている。
ブラジルの右派もまた、イスラエルと、米国やイスラエルが仕掛ける新たな戦争に対して、実に奇妙な崇拝の念を抱いている。ジャイール・ボルソナロ前大統領の支持者たちは、イスラエルや米国の敵――ベネズエラやイラクからイエメンやイランまで――を爆撃することがいかに強力で正義であるかを宣言しながら威張るのが大好きである。しかし彼らが称賛するそれらの戦争に自ら参戦したり、自国がその代償を支払ったりすることは、どうやら決して望んでいないようだ。
スコットランドの哲学者アダム・スミスは250年前、1776年の著書『国富論』で、人々は常に戦争を支持し応援したがり、戦闘から安全な距離を保たれている限り、歪んだ興奮と目的意識をそこから得る、と警告した。ブラジルの右派は米国とイスラエルの戦争を応援する点で卓越しており、同様に、自らが負担やコストを一切負わない点でも卓越している。
他の真偽はともかく、基本的なジャーナリズムはあらゆる合理的な視点を包含すべきであり、さもなければそれは粗雑なプロパガンダに過ぎない。世界の世論は今やイスラエルと米国との共同戦争に強く反発している。ブラジルのジャーナリズムがその異議を明確に反映する時はとうに過ぎている。
https://paulcraigroberts.org/is-there-any-escape-from-israels-control-of-america/
「湯の町湯沢平和の輪」は、2004年6月10日に井上 ひさし氏、梅原 猛氏、大江 健三郎氏ら9人からの「『九条の会』アピール」を受けて組織された、新潟県南魚沼郡湯沢町版の「九条の会」です。