9日、宜野湾海浜公園多目的広場で開かれた「オスプレイ配備に反対する沖縄県民大会」には、過去最大規模の10万1000人(同時開催された宮古大会には1500人、八重山大会には500人)が参加し、オスプレイの米軍普天間飛行場への配備の即時撤回と普天間飛行場の閉鎖・撤去を要求する決議を採択しました。
これに合わせて東京でも抗議運動が行われ、およそ1万人の人たちが国会を取り囲むようにデモ行進をして、オスプレイ配備計画の撤回を訴えました。
また同じ日岩国でも、沖縄県民と連帯する集会が行われ、岩国基地周辺で「オスプレイはいらない」のデモ行進が行われました。
以下にNHKのニュースを紹介します。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
オスプレイ配備反対 東京でデモ
NHK NEWS web 2012年9月9日
沖縄県でアメリカ軍の新型輸送機オスプレイの配備に反対する県民大会が開かれたのに合わせて、東京でも抗議行動が行われ、参加した人たちは国会を取り囲むようにデモ行進をして配備計画の撤回を訴えました。
この抗議行動は、沖縄での県民大会に合わせてオスプレイの配備を巡る議論を国民全体の問題として広げていこうと、国会議事堂の周辺で行われたもので、主催者側の発表ではおよそ1万人が参加しました。
はじめに、呼びかけ人の1人でもある東京大学大学院の高橋哲哉教授が「墜落事故や緊急着陸など相次ぐトラブルは、オスプレイ自身がその危険性をメッセージとして発しているのだと思う。沖縄県での反対運動が不要になるくらい、この首都圏で運動の機運を高めていきたい」とあいさつしました。このあと、集まった人たちは国会をぐるりと取り囲むようにデモ行進をして、「オスプレイ、反対」などとシュプレヒコールを上げながら配備計画の撤回を訴えていました。
八王子市から参加した40代の男性は、「子どもの未来のためにも危険な飛行機を頭上に飛ばすわけにはいかない。政治家には、これほど多くの人が抗議行動に集まったことを真摯(しんし)に受け止めてほしい」と話していました。