9日、ベルギーの首相がユダヤ人追放70年追悼式で、ナチス・ドイツのユダヤ人大虐殺に協力したことについて、「痛惜と遺憾の意を表したい」と謝罪しました。
第2次大戦中、ベルギー在住のユダヤ人約2万4000人が強制収容所に送られて、生命を奪われました。
以下に時事通信の記事を掲示します。
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ホロコースト協力を謝罪=ベルギー首相
時事通信2012.09.10
【ブリュッセルAFP=時事】ベルギーのディルポ首相は9日、第2次大戦中にベルギーがユダヤ人をナチス・ドイツに引き渡し、ホロコースト(ユダヤ人大虐殺)に協力したことについて「痛惜と遺憾の意を表したい」と謝罪した。北部メヘレンでのユダヤ人追放70年追悼式で述べた。
首相は「当時のベルギーは最も忌むべき犯罪に加担した」と表明。ベルギーの責任に関する決議採択に向け議論するよう上院に求めた。
ベルギーには大戦開始時、約5万6000人のユダヤ人が暮らしていたと推定されるが、うち約2万5000人が強制収容所に送られ、生き残ったのはたった1200人とされる。