下記のとおり11月の例会が開かれました。
と き 11月22日(土) 13:30~15:40
ところ 湯沢公民館 3階 「会議室2」
1 連続学習「中高生のための憲法教室」(第12回)
(「中高生のための憲法教室」伊藤真著 岩波ジュニア新書 820円 09/1/20)
第7限 憲法のもつ力
(テキスト189~203ページ)
「力と民主主義」
・自由にものが言えなくなるという萎縮を起こしては民主主義ではなくなる。
・国会の審議でも多数の横暴が目立っている。十分な審議が尽くされていない。
・国会での「数の暴力」は問題。少数派が納得できていない。
「明確性の理論」
・集団的自衛権の行使に関する閣議決定において、行使の理由に相当するかの判断基準や行使する地域が曖昧で、そのときの政府の判断に任されているのは問題だ。
・秘密保護法も同様で、違反になる行為かどうかが国・検察の判断に任されている。
・国民投票法における公務員の行為に関する制約がいまだに明確になっていない。
「外国人の人権」
・日本に居住している外国人が参政権を持つべきだという意見が90%に達している。
・日本に居住している人の2%弱が外国人で、外国人との結婚が17件に1件に及んでいることから、外国人の人権は重要だ。
・この国の市民として生存権や社会権は当然保障されるべきで、在特会の主張は論外。
・在日朝鮮人はこれまで大きな差別を受けてきた。
・外国人に国民年金や国民健康保険が保障されていないという記述(7年前)は、今は違うのではないか。
「貧困と憲法」
・25条の生存権については、単に弱者を保護するというだけの観点ではなく、国が作った仕組みの拙さや大企業優先の政策から経済弱者を生み出したという視点から、国にその義務があると考えるべきだ。
・国家が作り出した貧困であるから、国が生活を補助してやっているという考えに洗脳されてはいけない。
・著者の伊藤真氏は3つの自由として、国からの自由(個人への不干渉など)、国への自由(参政権など)、国による自由(生活保障)を挙げている。
☆次回の学習範囲はP203~212で、次回をもって終了になります。
2 相談・意見交換
(1) 次期学習テキストの選定について
“憲法の「空語」を充たすために” 内田樹著 かもがわ出版 900円+税
に決まりました。まとめて注文しますので購入希望者は12月中旬頃までに世話人までご連絡ください。 (TEL 025-785-5062 笛木さんほか)
(2) ⅰ 平和バスツアー 10月8日(水)
参加者26人+運転手1人
収支報告(詳細省略)
残金5260円は募金収入に回します。
ⅱ 秋の平和キャンペーン 10月19日(日) (準備会は10月4日)
リーフレット 700枚配布
平和のカザグルマ 200本配布
シールアンケート
「憲法9条を保持する日本国民がノーベル賞にノミネートされたことに」
A とても良かったと思う 82人
B 良かったと思う 17人
C 別に・・・という感じ 2人
(3) 憲法9条をめぐる新たな状況下における新たな取り組み
・魚沼9条の会5周年記念講演 五十嵐仁元法政大教授のレジュメ配布
・先ずは通信平和の輪の読者を中心に、9条にノーベル賞をの署名に取り組む。
・会員、「通信平和の輪」読者を広げる取り組み
(4)その他
・新潟県9条の会全県交流集会
当初予定の12月6日を来年1月17日に変更(新潟ユニゾンプラザ)
・近隣9条の会の動向
10月18日 城内9条の会が工藤和雄県9条の会事務局長を講師に招いて講演会を開催