宮内庁幹部の異動は春が通例なのですが、此度、宮内庁長官の風岡典之氏が26日付で退任し、山本信一郎次長が長官に昇格、後任の次長には官邸から西村泰彦内閣危機管理監が押し込まれることになりました。
天皇陛下のお気持ち表明に至る過程で、宮内庁の対応に不満を持った首相官邸が、人事でてこ入れを図ったものと見られます。
官邸による異例の人事介入としては、2013年8月に安倍首相お気に入りの小松一郎駐フランス大使を、内閣法制局長官に押し込んだ例がありますが、その結果内閣法制局の権威が地に落ちたのはご存じのとおりです。
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官邸、宮内庁にてこ入れ お気持ち表明で不満
時事通信 2016年9月25日
宮内庁長官の風岡典之氏が26日付で退任し、山本信一郎次長が長官に昇格、後任の次長には西村泰彦内閣危機管理監が就任する。天皇陛下のお気持ち表明に至る過程で、宮内庁の対応に不満を持った首相官邸が、人事でてこ入れを図ったようだ。
宮内庁幹部の異動は春が通例で、風岡氏も当初は来年3月末まで務めるとみられていた。政府関係者は、退任が早まった理由について「お気持ち表明に関し、誰かが落とし前をつけないと駄目だ」と語った。
陛下の生前退位のご意向が官邸に伝えられて以降、杉田和博官房副長官らは、退位の自由は憲法上認められていないと判断し、負担軽減策の検討を進めていた。そうした中で陛下のお気持ち表明の動きが表面化した。官邸は宮内庁に対し、「陛下が思いとどまるよう動くべきだった」(関係者)と辛口評価だ。
宮内庁次長には、事務次官経験者が各省の顧問などを経て就任する例が多く、西村氏の「官邸直送」は異例。警察出身者の起用は22年ぶりで、同じく警察出身の杉田氏の意向が反映されたとの見方がもっぱらだ。西村氏は、来月から始まる「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」の事務局に宮内庁を代表して参加する。
ただ、官邸サイドの思惑通りに事態が進むかは不透明だ。安倍晋三首相は政府内の検討について「期限ありきではない」としているが、風岡氏は21日の記者会見で「できるだけ優先的に対応していただきたい」と述べ、ことさら検討をせかした。別の政府関係者は「人を代えたらうまくいくとは限らない」との見方を示した。
「お気持ち表明で不満」天皇を利用してもお気持ちは無視の安倍政権
まるこ姫の独り言 2016年9月26日
なにが、「天皇陛下がお気持ち表明」で不満なのか。
天皇陛下が、一般人でいうなら、”なけなしの勇気を奮って発言したような言葉”を、頭から否定することもないだろうに。。。。
官邸、宮内庁にてこ入れ=お気持ち表明で不満
時事通信 9月25日(日)14時40分配信
長官の風岡典之氏が26日付で退任し、山本信一郎次 長が長官に昇格、後任の次長には西村泰彦内閣危機管理監が就任する。
天皇陛下のお気持ち表明に至る過程で、宮内庁の対応に不 満を持った首相官邸が、人事でてこ入れを図ったようだ。
陛下の生前退位のご意向が官邸に伝えられて以降、杉田和博官房副長官らは、退位の自由は憲法上認められていないと判断し、負担軽減策の検討を進めていた。そうした中で陛下の
お気持ち表明の動きが表面化した。官邸は宮内庁に対し、「陛下が思いとどまるよう動くべきだった」(関係者)と辛口評価だ。
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”思いとどまるように働きかけるべきだった”というのは、いくらなんでも天皇陛下に失礼だと思うが。。。。
天皇陛下は政権の人形なのか。
昔も今も、意識は全然変わっていないし、まるでかごの鳥だ。
この開かれた時代でも、天皇陛下がご自分の意思も表明できないなんて。
ただ政権の都合のよいように天皇を使う安倍政権は、どこまで恥を知らないのか。
しかも、上から目線。
憲法を守らない党が、こういう時だけ憲法を持ち出す笑止。
ご都合主義もいい加減にしろだ。
今までの政権で、天皇陛下の言動に対してこれほどまでも監視した来た政権があったのだろうか。
安倍政権は、色んな機関の監視をするようになった感がある。
マスゴミを筆頭にして、警察も検察も裁判所も、教育まで統制をするつもりなのか。
いろいろ見てきたが、政権の意向通り動くようにしている。安倍政権、怖るべしだ。
天皇に対して失礼千万の現政権に対して、右翼はなぜ怒らないのか。
記事を書いた方も書いた方だが、天皇陛下の心からの叫びを一蹴した、昔の感覚だと逆臣とも言えるような安倍政権に対して、大激怒しなければ嘘だ。